6月26日(火)
 気が付けば7月
 来週の授業計画を立てている。来週から7月だ。すると来週の月曜日に保護者会がある。何とも早い。
「もう終わるの。」
 昨日の美唄での提案授業の際,こう子ども達が言った。
「楽しいときはすぐ終わる。」
 こう言って授業を終えた。
 4月から3年生の担任になり,楽しい毎日である。あっという間の3か月だった。
 
 保護者公開授業は「命の誕生」を創りたい。これまでも何度か行ったが,新しく一から授業を組み立てたい。少し勉強し直さないといけない。
 保護者会は個人懇談を行う。学力テストの結果は公開していない。しかし,その結果の分析から伝えたい情報はたくさんある。
 事前に質問事項が有れば,それも話題にしたい。
 連絡ノートに書いて貰おう。

 子どもの進行の集会も企画している。よく検討していない。明日,検討しよう。

 明日の仕事
 1 学年打合せで来週の予定を決める。特に,「命の誕生」の授業の構想を発表したい。そのためにはこれから内容を検討しよう。
 2 7月2日の準備をする。子どもの準備,保護者の参加者数確認などである。
 3 通信を発行し,個人懇談での質問を連絡ノートにとお願いする。
 4 夏休みの計画表,自由研究計画の準備をする。

 保護者参観,保護者会,親子レク詳細
 親子レクに多くの保護者が参加して下さいます。有難うございます。
 以下の日程です。よろしくお願いします。

    ☆  日時    7月()

1040 授業参観(『命の誕生』の予定)

1130 体育館で5班企画の集会を行います。障害物競走などのゲームです。動きやすい服装で御参加下さい。

1230 会食。グラウンドのプール側でジンギスカンを食べます。

1315 教室かプレールームで集会の続きを行います。

1400 個人懇談会。

        食事代 子ども400円。大人600円。(ジンギスカンの肉の代金と鍋の使用料とです。PTA補助を使い,この金額になります。)

        保護者の皆様はお子さんの班で食事をします。保護者が参加できない方は,お子さんに以下を持たせて下さい。

        持ち物

皿,箸,お握り,野菜,ジンギスカン鍋で焼く物(各自が食べたい物),飲み物(お水かお茶),敷物,手拭,タオル,上履き(保護者)など。

 ☆ 雨天時は外にテントを張ります。事前に連絡します。お手伝い下さい。天気予報では晴れそうです。(^^♪

 
 個人懇談は順番を決めません。お急ぎの方から行います。一人5分間くらいです。私は生活面や学力面での今後の取り組みを個別にお話します。その他,特に質問がありましたら,連絡ノートに金曜日までにメモを書いて持たせて下さい。連絡ノートが無ければ,便箋でもかまいません。お待ちしています。

 夏休みの課題
 総合的な学習では,自分で解決したい課題を決めさせて,調査させていきます。
 自分で決める。そして,自分で調査する。そして,自分でまとめる。
 このように「自分で」というのがポイントです。
 夏休みの自由研究も,保護者が決めるのではなく,自分で取り組みたい課題に挑戦させます。
 挑戦したけど無理だったという場合には助けて下さい。
 工作ならば,模造紙や画用紙に作り方や作る過程の写真などを貼ると楽しい発表が出来ます。
 新聞ならば,写真を貼ったり,パンフレットを切り取って貼ったりして楽しい新聞を作成させたいです。
 調べた内容をポスターにして,ポスターセッションとして自由研究を発表しても楽しいです。もちろんペープサートや紙芝居を作って楽しく発表してくれてもよいでしょう。
 長い休みです。1日や2日で終わるような自由研究ではなく,何日かかけてじっくり取り組める課題がよいですね。
 来週,自由研究計画と立てさせます。

 夏休みは友達と遊ぼう
「今日,南公園へ行く。」
 こう言っている子がいたので,さすがに止めました。
 校区外は友達同士で行かないように指導しています。
 しかし,あやめ公園や東山公園くらいならば,保護者が許可すればよいでしょう。校区に隣接しているからです。
 校区外へ子どもだけでは行かないように指導しています。
 校区で友達とたくさん遊ばせたいものです。なかなか友達と遊べない子も,積極的に連絡を取り合って遊ぶように計画を立てさせます。保護者の予定とぶつかった場合には,友達に遊べないと連絡をさせて下さい。そのような連絡もコミュニケーション能力が育つ大切な経験です。

 夏休みは本を読もう
 長い休みです。毎日2冊くらいは読ませたいものです。少なくても休み中に20冊は読破させましょう。市立図書館へ行けば,10冊くらいはすぐに読んでしまうものです。
 テレビの視聴時間を減らす。ゲームの時間を制限する。そして,読書で想像力を鍛えさせましょう。
 たくさん読む子は50冊くらいは読みますよ。

 家の仕事を手伝おう
 家庭での役割をきちんと持っている子はしっかりしています。勉強するのは当たり前です。それ以外にも,家庭での役割を持たせましょう。
 畑の雑草抜き。食事の準備。掃除,洗濯などなど。どんどんさせたいものです。

 1学期の復習をしよう
 学習の課題は出しません。1学期に学んだノートや教科書を読んで,自学に書くと記憶力が伸びます。
 毎日の自学2ページはさせいたものです。保護者も点検して,丸でも付けて上げて下さい。空白が多い場合には,日記でも書かせましょう。
 漢字テスト、計算復習もさせたいですね。
 校区の地図や家の周りでの発見なども1学期ではまだまださせたかった学習です。夏休みの課題によいです。 

 楽しかった美唄での公開授業
 昨日は美唄市立中央小学校で提案授業を行った。2年生の学級である。

『おぼえていろよ おおきな木』(佐野洋子作,講談社,1992年)の読解と論破で鑑賞指導を行った。

鑑賞指導が「話すこと・聞くこと」とどう関係するのか。この辺りを授業で提案した。元気のよい,楽しい学級だった。

授業終了後,子ども達がサインサインと並んだ。驚いた。授業が楽しかったのだろう。

その後,『国語科における「話すこと・聞くこと」の系統指導とその必要性』を1時間くらい提案させて戴いた。有難い仕事だった。

国語の授業を考えているときはかなり幸せである。拙い授業と話った。しかし,精一杯情報提供をさせて戴いた。少しでも役に立てて戴ければ幸いである。

忘れ物を無くす声賭けと点検を!

筆入れを忘れる。赤ボールペンを忘れる。定規を忘れる。図工の準備を忘れる。書写教科書を忘れる。習字の道具を忘れる。カッターマットを忘れる。毎日毎日忘れ物だらけである。

自学やハンカチ・ちり紙も含めると忘れ物が無い日が無い。

3年生くらいになると,我が子は大丈夫だと親は過信するのだろう。ところが,まだまだきちんとできない子は多い。

 3年生で忘れ物を卒業するだろう。しかし,高学年になっても,毎日毎日忘れ物をする子がいる。それは,入学してからそれまで学習準備の習慣が身に付かなかったからである。

学習準備はいつ身に付くのか。子どもによって違いがあるだろう。1年生で身に付く子もいるだろう。2年生で身に付く子もいるだろう。3年生が身に付ける限界かもしれない。

 3年生で身に付かない子はそのまま身に付かないかもしれない。そして,高学年になっても自分で学習準備が出来ない子に育つのかもしれない。かわいそうである。

 我が子に限って,そんなだらしない子に育つはずがないと誰でも思う。しかし,そうなる場合がある。現実に,そんな子を何人も見てきた。

そんな子に育てないために,次のような声賭けと点検を行ってほしい。

 @ 今日は何を学んだか。A 今日は忘れ物をしなかったか。B 明日の授業は何か。C 明日の学習用具を鞄に入れて持って来る。

 こんな声賭けと点検を一週間くらい続けほしい。そして,忘れ物が無く,準備がきちんと出来ている子は合格だ。 


 6月24日(日)
 PISA型「読解力」を育てる
 『コミュニケーション』の本を書いている。そこにPISA型「読解力」を育てる実践を書いている。
 PISA型「読解力」は国語科の問題点の克服によって育つ。それは拙著『〈学習用語のカテゴリー化〉で〈国語学力〉を育てる』(柳谷直明著,明治図書,2004年3月)で指摘した問題点である。
 したがって,野口先生がおっしゃるように国語科で「見える学力,使える技術」を指導すればよいのだ。
 『国語学力マスターカード』や『作文力マスターカード』を使うと「知識」を「理解し、利用」する子が育つ。だからPISA型「読解力」が育つ。
 文学の鑑賞指導で育つPISA型「読解力」をまとめた。
この本の出版は今年度中だろう。
 久し振りに2日間,原稿を書き続けた。最近,落ち着いて原稿を書く時間が無かった。『鍛える国語教室』を休刊したからでもある。
 文章を書くと脳が活性化する。

 講演準備
 金曜日に,明日の講演準備をすませた。したがってこの2日間はその仕事を何もしていない。授業の指導案を書き,講演計画も書いたので,後は自らの話術に気を付けるだけである。自分の授業ビデオを観ていると,もっとこうした方がよいという問題点がたくさんある。しかし,今の自分で勝負するまでである。あすの授業が楽しみである。


 6月23日(土)
 学生の授業公開
 学生が私の学級で授業を公開した。『国語学力マスターカード』を使った授業だった。
 細かな問題点はある。しかし,よく出来ていた。学生が授業に慣れるまでは,私の教材を使わせるのは効果的である。そして,発話などの問題点が無くなってから,自分で教材を選択するとよい。
 いつまでも私の教材に頼るのではなく,私の教材で授業力を向上させ,そして自分で教材開発をして貰いたい。
 このような守・破・離の授業方法の指導段階が教員養成大学での指導に欠けている。
 参観していた教師が大変褒めていた。
 8月からの教育実習が楽しみである。

 思い切り遊んだ
 昨日は久し振りに子ども達と思い切り遊んだ。もっともっと遊びのレパートリーを増やさせたい。そのためにも,一緒に遊ばせる必要がある。下校後も,7丁目公園などで子ども達が集まって遊んでいるようだ。集団行動ができる年齢である。正しい心で集団行動をして貰いたい。

 月曜日午後は美唄へ出張
 月曜日午後は美唄市立中央小学校で授業と講演を行う。有難い学びの機会である。2年生で文学の鑑賞指導を行う。講演は『国語科における「話すこと・聞くこと」領域指導での問題点とその解決策』である。90分間の時間を頂戴した。貴重な機会である。

 今日は終日執筆
 いよいよ,『コミュニケーション』本の原稿を完成させる。そして,『読解力マスターカード』の開発も加速する。


 6月20日(水)
 算数テストの平均点
 今日は図形の市販テストを実施した。学級の平均点は97点だった。よくできた子ども達である。
 いくらよくできた子どもであっても,復習しなくてはすぐに忘れる。国語の学習用語を毎日忘れる。(^^)v
 毎日の授業復習が必須である。つまり,自学が重要である。
 今日は久し振りに20人くらい自学を出していた。先生がやりなさいと言わなくても,自学が習慣になっている子になって貰いたい。

 提案授業の指導案
 来週月曜日は美唄市立中央小学校で提案授業を行う。2年生の学級である。その後,『国語科における「話すこと・聞くこと」の系統指導とその必要性』を1時間で講演する。有難い依頼業務である。国語の授業を考えているときはかなり幸せである。拙い授業と話だが,精一杯情報提供をさせて戴く。
 『おぼえていろよ おおきな木』(佐野洋子作,講談社,1992年)の読解と鑑賞指導を行う。読解と鑑賞は並ぶ言葉ではない。しかし,際立たせるために並べた。更に,読解・鑑賞指導が「話すこと・聞くこと」とどう関係するのだろうか。これが大いに関係するのである。この辺りを授業を通して提案する。指導案は次である。指導案

 明日は学生の授業
 明日は教育実習の事前指導で指導していた学生が私の学級で授業する。楽しみである。午後から90分間,学生への授業を行う。


 6月19日(火)
 花笠音頭を歌った!
 昨日18日はたき君のおじいちゃん,斎藤賢一氏が来校して下さり,民謡を指導して下さった。
 子ども達は『ソーラン節』と『花笠音頭』を歌わせて貰った。更に,太鼓を叩く体験も出来た。
 やはり日本の伝統文化は貴重である。このような文化に触れされるのは学校教育の使命とも言えるだろう。
 有難い体験だった。

 羽咋で学ぶ 
 今回,山中さんに初めてお会いした。素敵な方だった。こんな方と一緒に学び合えるも野口先生のお蔭様だ。有難い。

 野口先生御夫妻と山中さんとの4名での朝食が忘れられない。野口先生に驚かされた。(^^)v

 羽咋に着くと,待合室で野口先生の奥様がいらっしゃった。野口先生の奥様とのお話は私にとっては貴重だった。うんうんと頷きながら,楽しいお話をお聞かせ戴きました。

 以前電話でお話しした門島さんと初めてお会いした。貴重な情報を戴いた。有難い。

 私は空路なので疲れる要素は何も無かった。しかし,帰宅後は仕事になからなかった。このような生活を毎週続けていらっしゃる野口先生の気力・体力に今更ながら驚かされる。出歩く生活を日常化すると疲れないのか。今後の課題である。
  
 朝,千里浜を歩き,そこにいたたくさんの海老と戯れた。楽しい羽咋の旅だった。多くの皆様に感謝する。
 次は8月の函館,弘前でお会いしたい。

 新聞完成
 何と2日間で新聞を完成させた。すばらしい3年生である。

 自学が学力を定着させる
 昨日自学をしていない子を問うと半数いた。月曜日にも自学を促した。毎日の復習をしないと学校での学びが定着しない。

 鳳仙花育つ
 鳳仙花は上手く育っている。しかし,大豆なよくないな。

 新出漢字,間もなく終了
 もうすぐ3年生の新出漢字指導が終わる。


 6月15日(金)
 羽咋へ出発
 野口先生の学習会へ参加する。指導案を書いた。柳谷の指導案 
 今回はPRスピーチより,発言メモの指導に力を入れたい。誰でも発言できる。そのための方法として,メモの指導が必要である。
 25分間の限られた時間なので,指導案通りに進めない。いきなり本題に入ろう。
 多くの方との出合いが楽しみである。
 あと1時間で,教材を1本書きたい。

 新聞づくり
 昨日は2時間で,子ども達に新聞の下書きをさせた。半数の子は下書きを完成させた。今回は2〜3人のグループで作成させている。
 今日は4時間で完成させる。学年の先生にお願いしてきた。優秀な教え子たちなので,全員が完成させるだろう。楽しみだ。 

 車椅子体験
 昨日14日は車椅子体験をさせて戴いた。先生方で12台の車椅子を運び,準備した。ボランティアの方がたくさん来て下さった。有難い。その中に,以前にお世話になった教頭先生の奥様がいらっしゃった。懐かしかった。
 全員が車椅子に乗ったり,介助したりという体験をさせて戴いた。貴重な体験だった。
 


 6月13日(水)
 社会見学へ出発だ!

先生方の努力,保護者の協力,そしてみんなのがんばりで社会見学は大成功だった。4月から先生方で,この計画を何度も検討し,修正してきた。何度も中央バス,JR,地下鉄へ連絡を取った。そして計画が完成した。更に何度か確かめの電話を入れた。こうして実現した。
 昨日はみんな,がんばったよ。中でも,班長は特にがんばった。

班長には責任がある。先生の信頼もある。みんなのために働くという責任やこうしてくれるだろうという先生の信頼である。このような責任を果たし,信頼に応えようという努力が自分を向上させる。大変だから成長するんだ。

 1班みみちゃん,2班みずちゃん,3班かみちゃん,4班なみちゃん,5班ゆうちゃん,よくがんばった。全員がつい先日,立候補して班長になった。

 唯一の男子,かみちゃんに帰りの電車に乗る前,感想を訊いた。かみちゃんはこう言っていた。

「みんなをまとめるのが大変でした。」

 3班は行きで少し3組のみんなと離れた。しかし,同じ電車に乗るので先生は何も言わずにそのまま見ていた。かみちゃんは不安だっただろう。

 みみちゃんも帰りの電車で疲れた顔をしていた。みんなの先頭を歩くという緊張の一日だったからである。緊張感が人を育てる。先生は出来るだけ横を歩いていた。それはみみちゃん達1班に歩く方向を判断させたかったからである。

 つよ君と2人で撮りなさいと渡したカメラをかるちゃんは一人で撮っていた。たくさん撮ったね。(^^)v

 まあちゃんは行きの電車の中で,栞を開いて読んでいた。他の子はがやがやしていたときにだ。偉いね。

 2班のみずちゃんもがんばったね。たつ君がスーパードリームライドでこう心配していた。

「心臓が悪い人は乗らないでって書いてあるよ。」

 更に,帰りにせい君が先へ行こうとしたら,止めていたね。偉い。

 やはり3班は大変そうだったな。

「2人いなくなりました。」

 青少年科学館の中で,かみちゃんが先生に報告していた。大変だったね。(^^)v

 4班は青少年科学館を出発するときに一番遅かった。でも,なみちゃんがみんなに声を掛けてがんばっていたね。偉い。

 5班はゆうちゃんがしっかりしていたね。帰りの地下鉄の中でも,栞に学びをメモしていた。こだい君もみんなとちゃんと行動していた。みなちゃんはお願いをしなくても先生の荷物を持ってくれていた。助かった。もえちゃんやじゅん君もパネルを持ってくれたね。
 次に何をするかを考えて行動している子,人の役に立とうとしている子がたくさんいた。立派だ。

 少し気になる場面もあった。しかし,そう大きな問題が無く楽しめた。

 電車の中で騒いでいた子はこれから電車に乗るときには静かにしよう。他の乗客の迷惑になる。帰りの電車では,気が緩んで騒がしかった。
 先生が帰宅する際,先生の隣に座った学生らしき人達は大声で話をしていた。そんな大人にはなるな。

 札幌の小学2年生は生活科で札幌駅の地下をグループで調査するそうだ。先生はそこまでさせたかった。しかし,時間が足りなので止めた。でも,みんななら札幌駅の地下をグループで動けるだろう。先生が言わなくても,地下鉄からJR札幌駅までどんどん行っていたからね。驚いた。

 今回もきちんとグループ活動が出来たので,また外へ学びに連れて行ってあげよう。しかし,今年度はもう札幌へは行けない。本当ならば大通公園で調査活動をさせたいところだ。しかし,お金がかかる。そこで2学期は歩いて行ける所で調査をしてこよう。岩見沢駅前である。新しくなった岩見沢駅前で岩見沢市民のアンケート調査を行おう。自分達の住んでいる岩見沢をより深く知るためである。

 時間で行動できる立派な3年生になってきた。

 楽しい一日だった。


 6月11日(月)
 昨日は教職総合演習の授業を行った。楽しい一日だった。やはり授業は楽しい。
 今日は4時20分から岩見沢校での授業をする。これで岩見沢校での授業は最後になるだろう。
 昨日帰宅してから,明日の指導案を書いた。
 あさっては社会見学である。
 社会見学の新聞を事前に書こう〜『学級新聞マスターカード』(『確かな国語学力(基礎・基本)を育てるマスターカード 3年生用』49〜52ページ)の授業公開〜。6月12日指導案


 6月10日(日)
 教職総合演習
 昨日と今日は札幌で教職総合演習の授業を行っている。総合的な学習の時間の指導である。
 昨日は5コマの授業を行った。概要は次である。
 1 学生の実態把握。全員に10分間で1本目のレポートを書かせた。授業の期待,実習の有無,採用試験の有無などを10分間でたくさん書く。10分間で400字詰め原稿用紙1枚を書く学生はいなかった。しかし,全員が半分以上を書いていた。さっと中身を読み,文章の問題点を無記名で指導した。そして,私が書いた文章の書き方を使って更に指導した。最後のここまでの授業評価を10分間で書かせた。
 2 総合的な学習の時間を学習指導要領を使って指導した。そして,総合的な学習の計画作りを体験させた。課題づくり,課題交流,仮説・見通し,調査,交流,発表,評価のそれぞれにどのようなものがあるかを指導した。問いの列挙,課題の厳選,課題の交流を体験させた。課題をどのように解決するかを『国語学力マスターカード』を使って20分間くらいで書かせた。
 3 課題解決の仮説・見通しを考えさせた。この段階で,『国語学力マスターカード』での「インタビュー」の練習,自分の課題での「インタビュー」の練習,「インタビュー」へ出かける決意を書かせた。
 4 実際に学生同士で「インタビュー」をさせた。20分間くらいの予定だった。しかし,盛り上がっていたので35分くらい使った。実際に働いている学生なので,それぞれの専門からのアドバイスを行っていた。
 5 『作文力マスターカード』の「課題解決作文」を使って,課題やその解決を書かせた。学習用語クイズが見ていて面白かった。作文発表が出来なかったので,今日の1時間目で行おう。

 総合的な学習を体験を通して指導するという授業である。これだけ『国語学力マスターカード』や『作文力マスターカード』を使って授業したのは初めてである。改めてこの教材の価値を確認できた。ただし,この教材を使いこなすには,使い方の指導が必要である。
 
 今日は,いよいよ発表場面である。新聞作成やパネル・ディスカッションを体験させて,指導案を書かせる。 


 6月6日(水)
 日記を書いていないなあ。
 運動会,大学の授業,畑仕事,鍛国研の仕事,そしてまた今週の月曜日は大学の授業だった。昨日は大学の同窓の仕事が入り帰宅が遅くなった。今日は,教育実習の指導計画を書いていて遅くなった。毎日4時に退勤していた昨年度までとは大きく変わり,今年度から帰宅が遅い。春からの勤務時間の変更は体に悪い。
 今日は8時過ぎに帰宅した。それから学年通信を完成させ,日記を書いている。食事はいつものように9時過ぎる。体に良くないなあ。
 最近は学校でも楽しい事件が多いので通信を書きたいが,こんな調子なので書けない。何とか明日は発行したいものだ。

 遠足
 晴天の下,火曜日は遠足へ行った。ガーデンテラスで遊ばせた。学校の休み時間には,短い時間なので学級全体で遊ばせている。遠足では,それぞれ好きに遊ばせた。すぐに遊びをみつける子,虫の採集に出かける子,なかなか遊びに加われない子など様々である。しかし,遊びに加われない子も,少しずつ自分から声を掛けるようになってきた。声を掛けるという行為は重要である。(最近,返事,挨拶,声掛けをきちんとできない子を注意して出来るようにさせている。)
 1組のゆみちゃんが木に青虫を発見した。さすが,動物好きの子である。そこで先生も探した。そのうち,さおちゃんが一匹発見した。そして,先生も1匹発見した。枝に4センチメートルくらいの青虫がいた。キャベツ畑が無い時期には,木の葉を食べているのだ。これをゆかちゃんの飼育箱に入れて貰った。せっかく発見した青虫である。きちんと飼育したい。
 南公園とガーデンテラスでたっぷり遊んだ一日だった。

 写真
 運動会,遠足など4月から撮影してきた写真をDVDにしました。2枚を順番に貸し出ししています。お子さんの写真や動画をパソコンにコピーして返却して下さい。パソコンにコピー出来ない方は,デジカメの写真を扱っている写真屋さんへ持って行き,写真を選択して焼いて下さい。その後返却して下さい。1年間の終わりには,一人一人に1年間の写真や動画をDVDに焼いてプレゼントします。

 来週の予定
 来週火曜日の12日5時間目は『新聞づくりマスターカード』での授業公開を行います。夏休みの自由研究づくりの参考になります。是非,授業参観にいらっしゃって下さい。
 水曜日の13日は社会見学です。保護者の方も一緒に参加されてもかまいません。ただし,バスや電車は満員になるので座れないかもしれません。参加される方は,もちろん自分で乗り物の代金をお支払い下さい。札幌市青少年科学館も大人は料金がかかります。
 金曜日の15日は石川県の研究会へ出席のために休みます。子ども達は社会見学の新聞づくりをしている予定です。木・金で完成させ,月曜日には北海道新聞のコンクールへ送ります。すでに北海道新聞の新聞コンクールへ出品される方は,学校での作品は出品できません。3名くらいのグループで完成させます。金・土・日は石川県羽咋市にいますので,何か緊急な連絡がありましたら,教頭先生へお願いします。

 仕事が大好き
 先週は学校の畑仕事した。大豆とキャベツとジャガイモを植えた。スコップで掘り起こし,鍬で畝をつくった。へとへとになった。
 ほうかご,みみちゃんとなりちゃんが畑の水遣りをしてくれたようだ。偉いね。
 最近は,進んで仕事をする子が多くなってきた。
 新しい班も決まった。班長も立候補で決まった。
「班長は大変だ。」
 こう言っていた子もいた。確かに班長として,班のみんなをまとめるのは大変だ。だらだらしていたら先生に注意される。だから大変だと逃げるのか,だから取り組もうと挑むのか。大変な仕事に挑むから力が付くのだ。新しい班長,がんばれ。
 
 教員を育てる
 この土・日は札幌で大学生に授業する。教員を目指している学生に総合的な学習を指導する。朝から夕方まで,2日間の授業である。
 来週と再来週で,岩見沢校の実習生の事前指導も終わる。立派な教員をたくさん育てるために,全力で指導する。
 私の教え子の君達からも,たくさん教員が誕生すると嬉しい。もちろん,多くの仕事で活躍する人に育ってほしい。しかし,特に教員である先生としては,先生に学んだ子からたくさんの教員が育ってほしい。そして,君達から教員が誕生するときに,先生は安心して退職する。
 早く大人になった君達と教育や人生や夢を語り合いたいものだ。

 漢字マスターカード
「今日は漢字マスターカード無いの。」 
 うや君が遠足の朝,このように言っていた。先生は遠足だから準備をしていなかった。しかし,うや君のリクエストに応えて,さっと1枚書き上げた。そして,遠足の朝も自習をさせた。進んで学ぶ子は清清しい。
 50枚までの漢字を書いた。あとは1枚1枚をきちんと完成させれば終了である。あと10枚だから,6月中に小学3年生の新出漢字全部を終了する。みんなもがんばったが,先生もがんばったよ。1枚書くのに30分くらいかかる。だから,25時間以上かかったことになる。みんなは毎日30分間の家庭学習に挑戦しているだろう。先生も毎日30分の漢字マスターカードに挑戦していた。その他に通信を書いたり,他の仕事をしたりと仕事の毎日である。しかし,何とか終了できそうで嬉しい。
 今度は,今まで学習した漢字と1年生の漢字を復習する。先ずは1年生の漢字下記テストと2年生の漢字読みテストを1学期に終える。2学期は2年生の漢字書きテストである。
 2組では,毎日下校前に今日の漢字テストを実施している。昨日は16人が一度で100点だった。ずいぶんと覚える力が育ったものだ。

 学力テストの結果が来た
 やはり予想通りのよい成績だった。去年と比較して,ものすごく伸びた子と,やや下がった子がいる。やや下がった子は今年延ばす。ものすごく伸びた子は,間違いをなくさせる。満点に近い子は何人もいたけど,満点がいない。3問とか4問の間違いをいかになくさせるかが今年の先生の課題である。
 しかし,みんなよくがんばっている。そして伸びている。すばらしい3年生である。(^^)v 

 算数テストの平均点
 割り算の市販テストを実施した。学級の平均点は94点だった。今回は教科書の説き方を中心に図で解くという方法を考えさせた。これが効果的だった。余計な説明をせずに,「28÷7を図で解く。」というような課題で1時間を考えさせたりした。このような授業が奏功した。最近は図形の教材に入った。きちんと線を引けるという訓練をしている。三画定規を持って来る!

 説明文の読解指導
 『めだか』の読解指導を行っている。小段落,大段落(大段落は大きく序論,本論,結論でよい。本論を更に本論1,本論2,本論3と分けていけばよい。)話題,見出し(何を言いたいのか。大段落ごとに見出しを付けていくと読みやすい。),推測,批判を指導する。妥当な推測(なぜ,そういえるのか。),教材の不備(問題点を削る。)の批判は中学年から鍛えたい。
 
 これだけ書けば,明日は通信が書ける。


 6月3日(日)
 鍛国研の仕事
 今日も原稿を書けなかった。鍛国研の仕事をしていると一日が過ぎた。鍛国研の仕事は楽しい。しかし,他の仕事が出来ない。例えば,次のような原稿を書きたい。

 カリキュラムは教科書教材の配列ではない
 なぜ,教科書教材に依存するのか。教師に教材を開発する意欲や能力がないからである。教材開発する意欲や能力が有れば,教科書教材以上に扱いたい教材はたくさん有る。
 私は北海道の農村地帯に赴任した。札幌育ちの私は,さぞ農村地独特の教育があるだろうと期待していた。
 その学校のカリキュラムを見た。すると,教科書教材を配列しただけのものだった。
 なぜ,こんなにすてきな自然に恵まれている地域なのに,教科書教材だけで学んでいるのか。全く理解できなかった。そのカリキュラムでよしとしている教師の見識を疑った。
 先ず,私自身が農作業を学んだ。保護者に教えて貰い,スイカなどを教員住宅の畑に植え付けた。ビニルを掛け,本格的に苗を育てた。暑くなって来たら,ビニルを開けて喚起する。ビニル内はかなりの高温である。喚起をしないでいると苗が枯れる。
 2年目は,トマトの育て方,豆類の育て方を学んだ。畳10畳くらいの畑は秋には豊作だった。
 3年目,いよいよ農業を授業に取り入れた。稲作体験である。農家をしている保護者から水田を借りた。水田なので直播の蛸足は使えないが,その使い方も農協の方に指導して戴いた。水田なので,コロを使うことにした。コロコロ転がすからコロと呼ぶらしい。苗を植える印を付ける農機具である。
 稲の成長を絵に描いた。籾がどのくらいできたかを数えた。農業体験の作文を書いた。稲作体験から,カリキュラムを開発した。
 稲の成長を詩にしたり,俳句にしたりと文学体験もさせた。色の変化が特に思い出深い。
 秋になり,いよいよ刈り取りである。鎌を持ち,稲で束ねた。そして,はさに掛けた。
 脱穀は千歯こきである。体育館に青シートを広げて行った。なかなか籾が落ちなくて,子ども達は苦労していた。唐箕(とうみ)でからの籾を選別し,籾殻を石臼で取る。気の遠くなるような作業だった。
 こうして出来上がった米を臼と杵でついて餅にした。それはそれはおいしかった。
 ここまでは,よくある稲作体験である。ここから学習を深めさせた。
 4年生になり,再び農機具を農協の方に説明して戴いた。そして,それぞれの使い方を学んだ。
 3年生同様,稲作体験を行った。しかし,今度は稲の成長過程で,観察記録を残していった。それを基に,秋に班ごとに壁新聞として学びをまとめた。
 学びを表現させなくては,理解したと判断できないからである。自分で学びを表現できて初めて正しく理解したと言える。
 このように,教育は教科書だけで行うものではない。もちろん教科書は大切である。教科書には洗練された知識が詰まっている。しかし,地域の実態,子どもの実態に応じた子どもに必要な教育も重要である。こうして,地域や子どもの実態からカリキュラムは開発される。


 6月3日(日)
 家庭菜園
 昨日は家庭菜園に汗した。ぎりぎりの時期である。ようやく手を付けることが出来た。昨日は朝から畑仕事をしていた。
 ミニトマト10本,トマト2本,キュウリ6本,茄子6本,ピーマン6本,シシトウ4本を植えた。例年以上に苗を多く植えた。
 トマトは茎から根が出てくるので,寝せるように植える。枝の脇から芽が出てくるので,それを取り除く。すると真っ直ぐに伸びる。

 第36回例会報告
 以下のように矢田氏が報告して下さった。有難い。御参加戴いた皆様に感謝します。
 
 ■第37回例会■ を行いましたので、報告します。(本当は36回。私が間違えた。)

 小学生15名,保護者3名,教員4名で学び合いました。参加された皆様に感謝します。以下,概要です。
 
 1 冨樫忠浩氏の鑑賞指導
 俳句「なきがらや 秋風かよふ 鼻の穴」飯田蛇笏作の読解を行った。「鼻は息をしているか」「何のなきがらか」などを問い、討論を仕掛けた。

 2 柳谷直明氏の読み取り指導
 『文章内容の大体の読み取り(基礎・1年用)マスターカード』を用いての指導を行った。問いに答える、答えを確認するといった基礎を重んじた内容だった。

 3 柳谷直明氏の話すこと・聞くこと指導
 『インタビュー(5年用)』を用いての指導を行った。特に、反応(相槌、頷き、繰り返し、尋ね)を意識させて向上的変容を図っていた。

 4 柳谷直明氏の読解指導
 説明文『まんがの方法』を用いての読解指導。説明文は、序論、本論、結論から構成されていること。序論には、話題、問いが大抵含まれること。『まんがの方法』での本論の内容についてなどの指導を行った。

 5 大谷和明氏の鑑賞指導
 詩『ふるさと』の音読、文語体の翻訳を進めていった。「3つの連で、一番強調されている連は、第何連か」「この詩のテーマは何か」を問い鑑賞を深めた。最後に、全員で詩を音読し、授業を終えた。

 6 矢田広和の作文指導
 「ぼくのテストは、0点だった。」 の続きの文を「いやだった。」「ショックだった。」「悲しかった。」などといった気持ちを直接表す表現にせずに書かせるという指導を行った。「ぼくの頭の中が真っ白になった。」「お父さんの顔が思い浮かんだ。」などの文が出されていた。

 いつもの『かわ兆』ならぬ、その時々の『谷庵』で反省会。8月の国語修業講(函館会場)についても話題に上った。1学期も半ばが過ぎた。『読解力マスターカード』『コミュニケーション』本の原稿、『国語修業講』と企画・事業がこれから目白押しである。有り難いことでもあるが、とにかく一つ一つ手をつけていかなければと、少々焦りを感じるなあ・・・(^_^;)