2005.5.1UP

31日(火) 運動会の感想 今年の保護者はよく感想を寄せてくださる。実に有難い。一部,引用させて戴く。「今日の運動会,お疲れ様でした。初めての運動会,親子共々感動しました。短い時間の中,リズムや徒競走,運命走などに立派な態度で参加できたことは先生達のご指導のおかげだと思っています。これからもよろしくお願いします。」私は子供の頃から運動会はあまり得意ではありません。だから学年通信でお知らせしていることくらいで十分なので,学級通信には運動会のことを書かないでおこうと思っていました。しかしこんな感想をお寄せ戴くと,運動会の裏話を書きたくなりました。特別にお知らせします。実は徒競走は運動会の日が初めてだったのです。総練習でも徒競走を走らていません。コースで走らせたのも初めてでした。雨が続いていたので,外で練習できなかったからです。それにしては真っ直ぐ走る子が多かったですね。一人だけふらふらしている子がいて,〇〇君がぶつかって転びました。かわいそうでした。練習していてもコースから出る一年生はいるものです。しかし今年の1年生はほとんどいませんでした。驚きました。運命走も総連習のときに一度させただけです。それなのにあんなにきちんとできていました。実はリズムも外練習はほとんどできませんでした。2日か3日しか外で練習できませんでした。それなのに,あんなにきれいにできました。子供達ががんばった成果です。砂いじりをする子も今年は少なかったです。(それでも何人かは砂をいじって手を汚していましたが。とにかく少なかったです。)がんばったお子様をたっぷりほめてあげてください。「29日は初めての運動会。リレーの選手ということで楽しく見せて戴きました。〇〇は朝から,はりきってご飯をもりもり食べていきました。帰ってきてから感想を聞くと『楽しかった! 一生懸命走ったよ。』との返事でした。私が『よくがんばったね,偉いね。』というとにやっと笑っていました。その姿は自信がつき,ひとまわり大きく見えました。」よかったね。まだまだおちびさんのみんなだけど,こうしてがんばることで心も体も少しずつ大きくなっていく。「楽しかった運動会も無事終わりましたね。子供達の元気な笑顔を見れてこちらも元気をもらいました。途中お休みしたりしたので,大丈夫かな? と思いましたが,当日は徒競走やリズムをちゃんとやれたので安心しました。先生方もお疲れ様でした。」寒暖の差が激しかったので,体調を崩した子もいました。リズムは全部で10時間くらいだったでしょうか。〇〇先生が担当して指導してくださいました。短い時間で教えてくださいました。「運動会お疲れ様でした。息子はちょろちょろしているので,よく転びます。きっと運動会でも転ぶだろうと思い,前日約束をしていました。転んでも泣かないで最後まで走ること。あってはほしくないけど,やっぱり転んだ。ゴール後,口をへの字にして必死にがまんしている顔が目に入る。夜,お風呂で『今日はがんばったね。』『うん,すっごく楽しかった。僕,転んだとき,お母さんのことを思い出して泣かなかったよ。涙が出る。私からメダルとあげたい気持ちになった。『2年生になったら,もっと速く走れるようになるかな。』『うん,なれるよ』楽しい一日が終わった。」会話のやりとりが目に浮かびますね。久し振りの晴天で,グラウンドはからからになっていました。そこで表面が滑りやすくなっていたのです。転んでも仕方がない状況でした。泣かないで,がんばって走りました。「ご近所の奥さんから『最近の〇〇ちゃんは,礼儀正しくて,敬語を使うので驚いた。』と聞きました。とてもうれしかったです。これも柳谷先生のおかげです。ありがとうございます。最近の素直に学校を休んだ子のことがあり,私もかなり厳しく怒っているので,娘に聞いたところ『学校楽しい!』と言っていました。『私は柳谷直明学級だから』とか『上と下で何と読みますか?』と先生のまねをしてクイズを出したりして,肝心なことは忘れてくるのに,そういうことは覚えています。運動会の玉入れも『先生がいっぱい持って投げるといいよと教えてくれた。』といろんなことを話してくれました。家庭学習も,先生に教えていただいた通り,空書きをさせていますが,他の学習の教え方は,これでいいのだろうかと悩みます。よいアドバイスをお願いします。」人をたたいたりする子がいます。自分に都合が悪くなると嘘を言ってごまかそうとする子がいます。話しを聞いていないで勝手なことをする子がいます。そういう子には注意しています。あまりにもひどいときには保護者へ連絡しています。家庭でも協力して戴きたいからです。そんな連絡がない方はきちんと学校生活を過ごしていると判断してください。そんな注意を私からされていない,きちんとしている子ですが,朝になると泣いているようです。運動会の日も朝から泣いていました。でも,そのうち落ち着くでしょう。いくつかの対策は必要です。例えば学校では時間できちんとした生活をさせています。だから家庭でも生活リズムに気を付けさせたいものです。周りの子も心配してくれています。優しい子供達です。/ 問いと答えと式 昨日の算数の時間は問いと答えと式を漢字で指導した。「問い」という言葉を漢字を使って一度指導し,ノートに書かせた。すると全員がきちんと書いた。答えや式も書けた。驚いた。これだけ漢字をすぐに書くようになるとは,かなり漢字を覚える方法が身に付いてきている。平仮名マスターカードも自分でできるようになってきた。「空書き,指なぞり書き,鉛筆なぞり書き」である。1時間で4枚くらいを行った。6月で平仮名の学習を終わる。少し遅れているかな。/ 観察カードを書かせた。書けない子はお手本を見て,家で書く練習をするとよい。/ 楽しい学習を計画している。学年通信をお楽しみに。


30日(月) 大学の授業 今日の大学での授業も楽しかった。学生は楽しかったかな。「こんな授業だったらな。」という学生のつぶやきがあった。それは私の授業が楽しいということか。講義式の授業は受信型である。発信型にして,活動をさせると楽しい授業になる。しかしそのような授業は,北海道教育大学では少ないだろう。北海道は特に遅れていると思うが,北海道だけの問題ではない。大学の教官は宇佐美寛先生の著書を読んだ方がよい。来週の月曜日には一部の学生が授業参観に来る。自主的に来る。このように進んで授業を見たり,授業をしたりすべきだ。教育大学なのだから,現場と交流する教員養成を更に考えるべきだろう。それにしても学生の成長は目覚しい。初回にCで評定した学生のレポートも今回はずいぶんと向上している。何といっても努力の後が見られる。数ページの指導案を書いてきた学生もいる。このような学生に囲まれている大学教官は学生に感謝して,更に努力すべきだ。そしてレポートや指導案の書き方を範を示して見せるべきだ。たった数回の私の授業でこのように向上的に変容するのだから,大学教官が本腰を入れれば学生はどんどん成長するだろう。大学生の授業も実に楽しい。「授業して。」このように言い続けて授業での発話をさせた。次回は更に授業準備をしてきてもらいたい。進んで授業したい! というやる気を見せてもらいたい。HPを見ている君,自分に授業をさせてほしいという貪欲な姿勢で次回は参加するように願いたい。次回で私の教育大学での今年度の授業が終わる。早いものである。楽しみが一つ減る。


30日(月) 第4回国語学習会予告酒井式授業ライブ・版画教室案内「人生に脇役はいない」(酒井先生語録,2002年柳谷記)をUPしました。何と酒井臣吾先生が岩見沢にいらっしゃいます。酒井式授業ライブ・版画教室が7月に岩見沢市東小学校で開催されます。しかし市の教育振興会の日程と重なりました。したがって岩見沢市内の先生方は,あまり参加できません。実に残念です。保護者の皆様,お子様連れでいらっしゃいませんか。酒井先生から直々に版画を学ぶことができます。参加費などのお問い合わせは柳谷までメールをください。お待ちしております。/ 昨日は楽しい運動会 晴天のもと,大運動会が開催された。「先生,1位とったよ。」嬉しそうに報告してくれた。2組は徒競走や運命走で3位が多かった。1組や3組と比べると,1位の数が一番少なかった。しかも緑組は3位だった。3位に入らない子もいた。でもね,玉入れは一番だった。あれだけで十分楽しかったよ。幸せはね,少しあればよい。賞状をもらえなかった子は,次の学習でがんばれ! /今日は4時20分から大学で授業をする。その前に次の出版企画を完成させる。今度は読解力を育てるワークの開発だ。野口芳宏先生とは打ち合わせがすんでいるので,きちんとプロットを書いて,野口先生へお届けする。今年の夏締切りにして,来年には出版したい。今度は野口先生の編著のお手伝いとして働かせて戴く。野口先生の大恩に報いたい。


28日(土) 今日の仕事 今日は北海道新聞社へ行っていた。NIEの総会や実践発表などがあった。北海道新聞の方と少し打合せをしてきた。水曜日に北海道新聞のNIE担当の方から電話があり,NIEの授業要請を頂戴した。テーマは「市町村合併」である。来年3月に岩見沢市と栗沢町と北村が合併する。それで授業するというものだ。1年生には難しすぎる題材なので,躊躇した。しかし短い準備期間で授業を依頼できる先生が少ないようなので,次の日に承諾した。学校長に了承戴いた上である。早速指導案を途中まで書いた。HPにアップした。市役所と栗沢町へ取材に行くことにした。題材は難しいが,自分達で問いを持ち,そこから調査する課題を決め,取材し,発表するという総合的な学習の方法を今回1年生に経験させる。電車に載せたいということやインタビューに行かせたいということは学年団で話し合っていた。そこで学年でこの学習に取り組むことにした。「市町村合併」という一つの事件を理解できなくてもよい。その事件を理解するために,先生から教えられるだけではなく,自分達で調べることができる喜びを経験させたい。インタビューなどの言語活動は実学の場で育つ。これを提案として授業づくりに挑戦する。また学びの機会が増えた。有難い。


25日(水) 楽しい給食時間 なぜか給食時間に将来の夢の話になった。私の夢は看護婦さん。私の夢は女医さん。僕は虫キングのカードがほしい。虫キングのカードが夢なんて,子供だよね。じゃあ〇〇君の夢は何。そうだな,〇〇ちゃんと結婚して,キャンピングカーを買うことかな。僕,ねり消し100個でもいい。練り消しって伸びるんだよ。こんな会話が子供達だけで続く。しかし最後の台詞でなぜかシーンとなった。/ おかあさんにお尻拭いてもらってる? 先生,〇〇君ね,公園でうんちして,ちり紙持っていないからお尻拭いていなかったんだよ。本人に訊くと,そんなことはないと否定していた。すると横からきた男子が,こう言った。僕ね,おかあさんにお尻拭いてもらってるよ。どこまで本当かわからないが,本当だったらきちんとしどうしてもらいたい。/ 集金袋 お母さんね,集金袋を捨てちゃったの。どうなっているのかと思い,保護者に電話する。するとそんなことはないという。翌日集金袋は戻ってきた。(以前にお話していますが,集金袋は私が保管しています。今回は百人一首を買いたいという子に集金袋を持たせました。購入されない方は集金袋を学校へ持たせてください。必要なときに私が持たせます。そういえば生活科バックの袋もないという子がいました。全員に配っているのになぜないのでしょうか。購入希望の方は670円を持たせてください。)/ 平仮名上手 平仮名を書けないと泣いて,学校を休んだ子がいた。でも,上手になってきた。泣いていた子もきちんと書けている。自信を持ちなさい。「ひ」とか「ん」のときに雑な子が多かったので,何度かやり直しをさせた。そのくらいかな。他はほとんど上手に書けている。線書き道場の効果かな。あれを使って以来,そう雑な子がいなくなった。それにしても少しくらいやり直しをさせたくらいでめそめそするな。/ タイピング キーボードに置く指の位置を知っていた子が一人いた。3組の子だ。昨日は指の位置を教えて,タイピング練習をさせた。1年生の終わりまでにローマ字入力を目指す。その前にアルファベットの読み方を指導している。(御心配,御関心をお持ちの保護者の方はパソコン室で御参観ください。各学級を2つに分けて,2時間続けて私が指導しています。)パソコンの授業は楽しいだろう。


25日(水) 初めてのテスト 昨日は算数テストを行った。初めてのテストだったので,テストの練習と言って行った。『なんばんめ』のテストで行った。これを初めてのテストとして行わなくてよいだろうが,最近学んだところで一番難しいのであえて行った。学級の平均点は87点だった。「テスト中は一言も話さない。きょろきょろしない。終わった子は手を挙げる。」このように徹底してさせた。私も話さない。テストを見て止まっている子には「しなさい。」と言い続けた。柳谷学級の平均点としてはよくないが,初めてということで仕方がないことにする。柳谷学級の平均点は算数は90点以上が当たり前。国語は95点以上が当たり前だ。平均点が87点と言っても100点の子や40点の子がいる。90点に届いていない子は家で復習してほしい。毎日10分でよいから,今日学んだことをお母さんに伝える。そしてノートに1問でよいから問いと答えを書く。毎日たくさん学習する必要はない。毎日少しずつ復習するとよい。保護者とお話しながら,復習するのが1年生には最もよい復習だと思っている。先生の子供が1年生だったときも,毎日授業の内容を訊いた。「1時間目は何したの。」「忘れた。」「何を言ってるの。思い出しなさい。」こんな調子で,お風呂で話をしていた。学校で学んだ問いと答えと同じことをノートに書くとよい。すると頭に残る。それを保護者に見て戴いて,丸をもらう。自分で問いをつくれない子は保護者に問題を出してもらう。来週も『なんばんめ』のテストをする。「め」が付いていたら,一つだけ。「め」が付いていなければその数全部と教えている。数字の練習をするように,何人かに言っている。まだ数字なのか何なのかがわからない子がいる。保護者会のときに御参加戴いた保護者の方には1年生の算数テストの難しさを話した。1年生の始めのうちの算数テストは1年生にとっては難しい。


24日(火) 5月21日の私の講座で戴いた御質問への解答を書きました。御感想も掲載しました。御覧ください。先週からハードな毎日を過ごしている。木曜日には大学生を迎えての公開授業をした。あの授業準備に前の日,かなり時間をかけた。金曜日の午前中は岩見沢小学校へ授業を参観しに行った。午後から子供達と遊び,放課後には国語学習会の準備をした。6時30分から8時まで国語学習会で学び,9時過ぎに帰宅した。翌日9時から札幌市北区民センターで国語の研究会があった。そこで30分の授業をさせて戴いた。日曜日は締切りが過ぎていた『授業研究21』8月号の原稿を書いていた。すぐに終わると思っていたが,結局2ページを書くのに1日かかった。月曜日は学校が終わってから,4時過ぎから大学で授業をした。大学の授業も楽しい。このようなハードな数日を過ごしていた。研究会では柳谷学級の子供達のスピーチに多くの先生方が驚かれていた。まあやちゃんおスピーチを流すと,ほお,という感嘆の声が聞こえた。1年生のスピーチ指導は楽しいし価値がある。


24日(火) 学習会のお礼 5月20日(金)6時30分から,1年2組で国語の学習会を行った。正しい名称は「鍛える国語教室」研究会空知ゼミ例会である。野口芳宏先生が主宰されている「鍛える国語教室」研究会の空知支部のようなグループの例会である。現在,この会は全国的に見てもあまり活動をしていないようだ。しかし私は野口先生の国語授業に憧れているので,これまでも細々と活動してきた。そして今年度から,このような学習の場を設けた。第3回目学習会は30名の方に御参加戴いた。国語の授業をしたい先生,国語の授業を受けたい先生,保護者,小学生の集いである。小学生や保護者の方に多数御参加戴いていることに,心から感謝している。授業をした人は反省をメールで書きあっている。その中で一番多い感想は小学生への対応の難しさである。小学1年生から6年生までが参加してくれている。今回は小学生が18名いた。その小学生全員をひきつけることができる授業は難しい。しかしそうでなくては楽しい授業とはいえない。楽しい授業をいかに創造するかが私の一番の関心事なので,小学生の反応が実に有難い。楽しく,しかも国語学力を形成する授業を目指している。授業者一人の持ち時間を10分間と決めている。10分間で小学1年生から先生方までを楽しませ,国語学力を形成する授業が授業者に与えられた課題である。会を重ねる度に参加者が増えていることからみると,まあまあ楽しく学んでくださっているようである。私は今回,テストの答え方の授業をした。10分間を過ぎ,更にあまり楽しい授業ではなかった。しかしテストの答え方ははっきりと見える国語学力の形成のために大切な活動である。そこで次回もテストの答え方で授業を行う。市販の国語テストは答え方がきちんと身に付くと誰でも100点が取れる。その秘訣をあと何回かの楽しい授業で指導していきたい。今回は参加者が25名を超えたので,1年2組の机,椅子では足りなかった。そこで次回の6月3日(金)は視聴覚室をお借りする。御参加くださる方は6時30分の5分くらい前に3階の視聴覚室へいらっしゃって戴きたい。視聴覚室は机,椅子を自分で並べる必要があるからである。御参加をお待ちしている。


22日(日) 講座のお礼 昨日は堀裕嗣先生が主宰する研究会で講座をさせて戴いた。『遊び紹介スピーチ』という言語活動の授業を行った。20分程度で全員が1分間スピーチをすることができるようになった。今年度の1年生へのスピーチ指導を御紹介しながら授業をした。私の学級の子供の1分間スピーチを会場で紹介すると「すごい。」という反応を戴いた。自己満足ではなく,本当にすごい1年生だということを確かめることができた。最後5分間位で提案をお話し,資料を配り,2分前に終了した。楽しい時を過ごすことができた。5人の方から講座の御感想や御質問を戴いた。御質問の答えは今日じゅうにHPにアップする。御覧戴きたい。次の方の御感想が一番うれしかった。無記名で書くことをお許し戴きたい。「久しぶり柳谷先生の模擬授業を見れるのを楽しみにしながら今回は来ました。野口先生がおっしゃられていることを明快に実践されているように思い,いつも楽しみです。『どんな力をつけたいか』がはっきりと伝わってくる内容で,私も是非教室で実践してみようと思いました。ありがとうございました。」私の拙い授業を楽しみにして戴いている方が一人でもいらっしゃったということが何とも嬉しい。更に野口先生の実践の継承を御理解くださっている。果たしてそうなっているかどうかは別として,そう思ってくださっている方がいらっしゃるだけで嬉しい。私の理想は野口芳宏先生だからである。このような機会を戴いた堀先生にも感謝したい。/今日は仕事の切り替えの日である。私の書斎を始め,居間,和室と教材開発のための本がわんさと広がっている。明日は娘の担任の先生が家庭訪問でいらっしゃるそうだ。今回のマスターカード開発のための資料を書架へもどし,次の仕事のための準備をする。その前に『授業研究21』8月号の依頼原稿を書かねば。締め切りを大幅に送れている。これまでは遅くても締切日には原稿を送っている。しかし今回は本の校正が最優先だったので,雑誌原稿を後にした。久し振りに高学年の依頼である。書きたいことはたくさんあるので,すぐに書けるだろう。この原稿を書くために『学級を「学習する集団」に育てよう』の私の実践を再読した。我ながら実によくまとめている。まだお読み戴いていない方は,是非お読み戴きたい。国語科と総合的な学習の関連や音声言語活動の教材開発方法がよくわかる。自画自賛である。(^_^)v ソープルの原稿,空知ゼミ例会の報告,学級通信なども今日書く。特に空知ゼミ例会のお礼をきちんと書きたい。何と金曜日の国語学習会には30名の方が参加してくださった。有難いことである。


19日(木) 楽しかった公開授業 1年生の作文の題名ようだ。実に今日の公開授業は楽しかった。参観くださった先生方,学生も楽しかったとの感想を寄せてれた。保護者の方の感想を戴いていないが,保護者の方も楽しんでくださっていたようである。ときどき笑顔が見られた。子供の顔を見ているが,参観されている方の空気を感じる。笑っているな。重たそうだな。そんな空気である。子供もさすがに30分を過ぎた辺りで重たくなった。そこでいっきに活動に突入した。最期は参観者にスピーチを評価して戴き,きっちり45分間で終えた。とにかく音読がかわいい。「題名を大きく,筆者を小さく」ということを教えると『スピーチの仕方』(大きな声で),「柳谷直明」(小さな声)とすぐに変化する。なんともかわいい子供達である。文節読みもかなり上手になってきた。まだ文章を読ませて何時間もたっていない。そろそろ一人一人の音読を個別評価しよう。4時間目は『五色百人一首』で盛り上がった。上の句で取る子が何人もいる。たった1週間しかたっていないのに驚くべき1年生である。大学生もなかなかよいところと見ていた。「柳谷先生の授業の『じらす』ところを学びました。」いいところを見ている。大学生との学びも実に楽しい。一緒に給食を食べた。大学生も1年生も一緒に輝いていた。


18日(水) 保護者の感想 次のような感想を連絡ノートで毎日のように戴いている。有難い。「毎日楽しんで学校へ行ってくれてうれしいです。この間『花』と『川』という漢字を空書きで書いて教えてくれました。車で道を走っていても,ずいぶん読める字が増えて,とても成長(したこと)を感じます。参観のときも,まちがっても発言ができ,それをみんなが聞いてくれるという環境にもびっくりしました。なんかとっても楽しい授業ですね!!また参観を楽しみにしています。」できるだけ楽しい授業を毎時間心掛けています。しかし楽しいだけではありません。「平仮名が書けないので学校へ行きたくない。」と言っている子もいました。確かに1年生の子供達にしてみれば,毎日,毎時間が驚きの連続でしょう。今まで知らなかったことを次々とさせられます。平仮名もかなり進みました。音読もどんどんさせています。今週の月曜日には「1分間スピーチ」を指導しました。「保護者に聴いてもらいなさい。」と伝えてあります。リズムも8時間くらいの指導で終わります。昨日も粘土で作品を作ることができなくてないている子がいました。「できなくて当たり前。できないことができるようになるために学んでいる。できなくてもめそめしない。」このよう指導しています。それにしても1年生の学習能力には毎日驚かされます。『五色百人一首』は先週から始めたのに,もう上の句で取る子が何人もいます。できないことに挑戦する強い心を育てながら,楽しく学習させたいと毎時間努力しています。掃除も上手になりました。何人か,一年生の今から忘れ物が多くて驚きましたが,減って来ました。1年生の忘れ物は保護者の責任です。子供にさせて,必ず点検してくださいね。不通は自分でするようになってから,忘れ物が増えるものです。楽しい毎日です。こんなことを通信に書きたい。なぜ「書きたい」という弱気なのか。これから明日の公開授業の指導案と教材を書くので,通信を発行することができないかもしれないからである。以前もそうだが,通信より日記の方に本音を書いている。だから通信を読むより日記を読んで戴いた方がよい。特に隣の学級の保護者の方には私の通信を配布しないので日記を御覧戴いて,どんなことに2組は取り組んでいるのかを知って戴けると有難い。昨年も隣の学級の保護者の方が私の日記を御覧くださっていた。今年もそうである。パソコンを学年全員に私が指導しているが,私のHPを見せると見たことがあるという子が隣の学級それぞれにいた。驚いた。現在18持だ。これから明日の授業準備をする。そして時間があったら通信を書く。どのような授業にしようかまだ迷っている。文章の読解による受信,そして伝え合う発信の授業にしたいと考えている。説明文では討論の教材が思い浮かばないので,明日は読解とスピーチ指導にする。明後日は岩見沢小学校へ4時間に行く。授業を参観させて戴く。学びの日々は実に楽しい。/ 3年生に色紙を書いている。「先生,まだですか。」と催促されている。実にかわいい教え子達である。色紙をあげた子の笑顔がすてきだ。


17日(火) 校正完了 昨日夜,8冊目の校正を完了した。本日朝,妻に発送してもらった。大幅に遅れたことを関係の皆様にお詫び申し上げる。感無量である。/今日は学年の顔合わせをした。顔合わせというにはかなり遅いが,初めて学年で食事をした。9時に帰宅するという健全な懇親会のお蔭で,仕事をすることができる。木曜日の公開授業の指導案を一文字も書いていない。教材の構想はできているので,教材さえ完成すれば指導案はすぐにできる。今朝は発問を考えながら岩見沢駅から学校まで歩いた。発問と指示は違うのか。確かに違うとは言えるが,そう変わらないとも言える。テクストの言語を答えさせる発問とテクストの言語を問う発問にわけることができるな,などと考えながら歩いていた。『教育科学・国語教育』9月号で国語科では何を問うとよいかを発表する。有難い原稿依頼である。これは仮説だが,国語の授業は言語操作だということを前提にすると発問は誰でも簡単に作ることができる。教員経験だけではなく,誰でも楽しい国語授業を作ることができるようにしたい。そのためにはまず私自身が楽しい国語授業を創造しなくてはいけない。そんなことを考えながら朝,通勤していた。7時半に出勤し,教室で3年生に贈る約束をしてある色紙を書いていた。「私もほしい。」と1年生が言っていたが,「いつかね。」と誤魔化した。色紙を一枚書くのに10分くらいかかる。3月に渡す約束だった色紙をまだ書いていない。校正が終わったので,たまっている仕事を一つずつ解決していく。今日は8枚くらい書いた。あと28枚くらい残っている。毎日少しずつ書こう。/ 音楽の授業で詩の読解指導をした。1年生は実に反応がよい。3クラスのそれぞれの反応を見ていると更に面白い。たった一月だけど,子供達はすっかり担任に似て育っている。私は神経質ではないが,神経質な子供が私の学校に多いのは気のせいか。今日も楽しい一日だった。職員室にいらっしゃっていた保護者の方が知り合いの保護者の方だとは気付かなかった。熱心な保護者には頭が下がる。親の姿勢は子供に影響する。


16日(月) 7冊完了,本日発送 いよいよあと1冊になった。今年の秋には書店に私のシリーズ教材が並ぶ。どきどきである。昨日の日記を見ると14:30に6冊目を終えた。そして6時ごろに7冊目を終えた。7冊目は数時間しかかっていない。やや心配だが,もう送る。あと1冊は今週中に仕上げる。この教材に着手したのが一昨年の12月である。12月のサークル例会で,楽しくないという御批判を戴いた。そこから私の教材開発の修業が始まった。研究仲間がいるということは実に有難いことである。今週金曜日に,第3回目の学習会がある。今回は国語テストで点数を取る方法の授業を楽しく行う。学びの日々に感謝する。/ 「先生が作った教材『りんちゃん』の『音読マスターカード』と『討論マスターカード』はなかなか好評だった。先生方の研究会で使っても討論が起きた。金曜日にもう一度読ませると,10日の授業のときよりすらすら読んでいた。実は,もう2枚『りんちゃん』の文章で教材を作っているので,今週授業をしたい。先生はこのように自分で書いたお話で授業をしたいという夢を持っていた。しかしこれまでは実現しなかった。なぜなら教材を書くのが大変だからだ。しかし今は次に出す本の計画がある。それは自分で書いた文章で教材を作るという計画だ。この仕事のお蔭で自分で教材を書くチャンスを得た。だからどんどん教材を書いていきたい。教科書ももちろん使う。でも教科書だけでは教材が足りない。だから自分で書く。それがいつか本になる。こんな夢のような話である。さて今回は倫ちゃんの家に家庭訪問した際に伺ったお話から『りんちゃん』を書いた。今度は他の子のお話を書きたい。こんなよいことをしたよ,というお話を是非聴かせてほしい。自分のお話を作ってほしい子は,お母さんとかお父さんとかに連絡ノートに書いてもらって。楽しいお話よりも,こんなにがんばっているんだというお話がよい。心に残るいいお話で次の本を書きたい。木曜日の公開授業では先生が書いた説明文で授業をする。説明文の授業でも討論になると先生は考えている。先生の大学での教え子が来る。授業を楽しみにしていてね。(保護者の皆様も19日木曜日3時間目にお時間がありましたら,授業参観にいらっしゃってください。20日金曜日は6時30分から国語の学習会です。こちらもお時間がある方はいらっしゃってください。今回は国語テストの点数を上げる方法を授業します。1年生にはまだあまり関係ないですが,1年生にでも来ます。よければお子様連れでいらっしゃってください。お待ちしております。」こんなことを今日の通信に書く。現在6時なので,今日発行できるだろ。また,通信をどんどん書こう。


15日(日) 14:30 6冊目完了 本日予定していた6冊目が完了した。これで先週の編集長との約束を守ることができる。思いの外2年生用に時間がかかった。あと2冊で完了だ。今日でどこまでできるかわからないが,あと1週間以内には確実に終わる。人生で1冊くらい本を出したいと思っていた。しかしどんどん本を書かせて戴いている。本を書くのも校正するのも,実に勉強になる。この努力を多くの子供の国語学力向上に役立てたい。あと6時間くらいで,どれだけ働けるか。とにかく充実感に満ちている。


15日(日) 5冊目完了 昨夜,5冊目の校正が完了した。3月始めから2か月半かかった。1冊の校正の締め切りは10日くらいだったが,7倍もかかってしまった。江部満編集長をはじめ,関係して戴いている皆様に御迷惑をおかけしている。今日で何とか,あと2冊を完成したい。低学年用は実際に使っていたマスターカードなので,かなり修正されている。高学年用は以前に行っていた実践から作ったマスターカードなので,大きく修正してしまった。お許し願いたい。子供が使う教材である。間違いを一つも無くしたい。かなり読み直しているが,まだまだである。しかし,そうも言っていられないので,明日6冊は送りたい。夏か秋には書店に私のシリーズ本が並ぶ。多くの皆様のお蔭である。これまで10年間くらいの実践の総集編である。次の出版企画も戴いている。次は子供の読む力を育てるマスターカードである。これは野口先生の企画で進む。楽しみである。今回の校正で学んだことを生かす。校正は実に勉強になる。文字一つ一つに気を配る必要があるからだ。今日で最後の仕上げだ!


14日(土) 有難いこと 毎日毎日,有難いことに囲まれている。かわいい1年生の子供達の囲まれ,強力な学年団の先生に囲まれ,協力的な保護者に囲まれている。家に帰れば温かい家庭と,申し分のない毎日である。昨日は隣の学級の保護者が保護者会が楽しかったという感想を寄せてくださったことを聞いた。1回目の保護者なのに参加する方が少なくて驚いた。しかし満足してくださった保護者が一人でもいらっしゃったことを伺い,保護者の皆様に感謝しなくてはいけないと思った。とにかく保護者が連絡ノートに感想などを書いてくださる。それは実に有難いことだ。せっかく私のHPを御覧戴いている私の学級以外の1年生の保護者のために,私の指導の一部を書く。昨日は20までの足し算を全員で唱えた。今年考えたことだが,1年生の足し算も唱えさせることで効果があるのではないかと考えている。かけ算のように。「+1」問題をどんどの唱えさせる。「1+1=」……「10+1=」……「20+1=」である。ノートに書くのは10までのたし算でさせた。「1行空けて,1ます空けて6+1=を書いて来る。」このような指示で,全員がノートにきちんと書いて持ってくる。一人一人に丸を付けることは向山洋一先生に学んだ。(保護者の方も是非,向山先生の大著を御覧頂きたい。7月の保護者会では向山先生の書を御紹介する。)他は我流だが全員が10までのたし算をノートに書いている。保護者の方も是非,御家庭で実践してみてはいかがだろうか。国語の学習法に関しては第1,第3金曜日の6時30分からの1年2組での学習会に御参加戴きたい。20日は国語テストの答え方を体験戴く。市販の国語テストの点数で国語学力を十分に測定できない。だからテストで100点を取るのは当たり前。その上で,言語活動をたくさんさせると国語学力が育つ。言語活動をたくさんさせるだけではなく,上手にさせるコツが国語学力である。そんなことを20日にお話する。10分間で提案する楽しい国語授業を体験戴きたい。1年生のお子様から,先生方まで幅広い方が御参加くださっている。誰でも参加可能の会だ。今日と明日で3冊の本の校正に挑む。有難い江部満編集長からの御期待に応えたい。原稿依頼も次から次へと戴いている。この一つ一つの仕事によって私は鍛えられている。原稿依頼一つで,どれだけ学ぶことができるかしれない。野口芳宏先生と江部満編集長のお蔭で今の自分がある。感謝。


11日(水) 保護者の御感想 保護者の御感想は実に有難いです。賛同でも反対でも参考になります。特に賛同の場合には疲れがとれます。昨日は連日の教材作成(あの教材作成と授業準備に10時間以上かかっています。それはそれで楽しいのですが,体が回復しづらくて弱ります。(^_^)v)とリズム体操の疲れで朝,頭痛がひどくて弱りました。しかし保護者の方からの次のような授業感想に疲れが吹き飛びました。有難うございました。許可なしでの引用ですが,氏名を公開しませんのでお許しください。「国語の授業を参観して。1年生の討論というのはどんなふうになるのだろうかと興味深く思っておりました。『なかなかどうして,授業が成立している。』間違っていても自分の考えを沢山のお母さんたちがいる中で言えるということはすばらしいことです。我が子は? と見るとやはり自信なさげ,不安げな顔をしていましたが,10回に1回でも発言することができたら,それでOK! きっと少しずつ学んでいくのでしょう。」確かに話す子はスーパーコンピューターのように瞬時に答えます。(答えが合っているかどうかは別ですが。)でも,じっくり考えて発言する子の意見も私は取り上げる教師になりたいと思います。とかく声が大きい子,発言を沢山する子が目立ちます。するとたまに発言する子を見落としがちになります。これはよくないことです。上手な授業の要素として少数意見を取り上げることが重要だと思います。私はまだまだ子供のつぶやきを拾うことができていません。(最近,目も耳も調子がよくないので。(^_^)v)だから今はあまり発言しなくても,じっくり考えて相手の心を変えるような発言をする子になるでしょう。私も最近までは話すことが苦手でした。野口芳宏先生に学ぶようになり,毎日の授業が教師修業だと教えて戴いてから話すことが好きになりました。まだまだ上手な域には到達していませんが。御安心ください。「昨日は,楽しい授業を見せて頂き,有難うございました。一方的に聴く(子供達が)だけの授業ではなく,一人一人が何らかの形で言葉を発する場があり,先生が以前言っていたことが少しわかりました。みんなについていけるか心配だった〇〇も同じペースで参加していて,決してあきらめることなく楽しんでいましたよね? 昨日の授業で入学当初心配だった面も少しホッとしました。ありがとうございました。」昔は授業での教師の言葉を削れ,と先輩教師にうるさく言われたものです。(今はうるさい言う教師が少なくなりました。だから私は言い続けたいと発言しています。)教師が1時間の中でほとんど口を開かないで子供達が発言する授業を富山県の有名な小学校で参観したことも有ります。その授業に学んでいる面もありますが,その授業もあまり好きではありません。授業検討会ではっきりと批判してきました。私はやはり野口芳宏先生の授業がお手本です。2月6日に美園小学校へお迎えしますので,楽しみにしていてください。休みをとって,一日日程で保護者の皆様も御参加ください。教師の不要な言葉を削る。毎日が冗長な話し方,冗長な文章への挑戦です。「ものすごく興奮していて,布団に入ってもパパにずっと参観日の話をしていました。」こういう御感想も嬉しいですね。情景描写という手法です。抽象的な心情を書かずに,何をしていたかを書くことで情景が目に移ります。するとよほど嬉しかったんだなということが伝わります。文学的な書き方です。「家に帰ってきてから,参観日のことを話していたら『あの時〜って言いたかったんだよな〜」なんて……。先生の授業によって自分の考えを恥ずかしがらずに言えるようになれば……と思います。それから,まだ宿題や先生の伝言を親に伝えるということができていないようで,まだ完成されていない平仮名マスターカードを親が見て,『あれ? これ,家でやるんじゃないの?」と聞いて『あ,そうだった!」と慌ててする始末……。子供いわく『帰ってくるとき,歩き出すたんびに忘れるんだよな。」と変な言い訳に思わず笑ってしまいました。こんな息子ですが,これからもよろしくお願いします。」討論は思考を鍛えるのです。これまでの国語科の授業は思考を鍛えるどころか,思考を止まらせている場合が多いのです。黙って座っていると授業が進むからです。先生の話を聞いてるのかいないのかという評価もされずに教師の説明が淡々と続く授業は話になりません。大学の授業ですら,講義式の授業は批判され始めています。講義したところで頭に入らない。月曜日から教育大学岩見沢校での私の授業が始まりました。授業参観も入れて7回の授業です。1回目の授業はレポートの書き方とスピーチの仕方を指導しました。指導はおよそ3分間です。その後2分間くらい考えさせて,自己PRスピーチをさせました。さすが大学生なので,2分間くらいの準備で4人が楽しいスピーチをしました。そして指導案の書き方などを対話形式で話し合い,90分間を終えました。私にとって小学1年生の授業も大学3年生の授業も変わりはないのです。内容は変わりますが,学習者に考えさせる。学習者に活動させる。そして学習者に楽しませる。活動をさせ,それをさらに向上させるためにどうするかを考えさせることで思考が鍛えられるのです。受け身の授業では十分に育たないし,楽しくないのです。受け身の授業を受信型と呼び,活動する授業を発信型と呼んでいます。受信型から発信型の国語教育改革に取り組んでいます。その学生達が19日(木)3時間目に私の授業を参観に来ます。保護者の皆様も是非いらっしゃってください。我が子の変容振りを御覧戴けると思います。「先生の努力に,工夫に応えられるよう親として頑も張ろうと思います。」連休からずっと仕事の毎日です。さすがに昨日はへとへとでした。しかし今度は来週の公開授業の準備に入ります。昨日の教材を子供達は楽しんでくれていましたが,少し長かったです。しかも横書きなので,高度でした。横書きの教材にも慣れさせたいと考えて自作しました。月曜日,大学の授業の前に市内の国語の先生方にもこの教材を発表しました。市内の国語の先生にも好評でした。今度はもっとやさしい説明文を書こうと考えています。このマスターカードで学習すると国語テストの点数が上がるというワークを開発します。20日の国語の学習会でもその教材で授業したいと思います。よければいらっしゃってください。1年生用に作成しますが,他の学年の子供でも国語テストの点数をあげることができる教材を目指します。是非,他の学年の子供にもお使いください。そして効果を教えてください。「『討論』の授業,実は〇〇もけっこう人の前で話すことが苦手だったと(本人の話では……)言っていました。いろいろに話し方があるのでとのことです。昨日のように途中で終わってしまった場合は次の授業で続けて行って,答えを出して終えるのでしょうか?」今回は5時間で指導する計画です。しかしそんなに時間をかけないで終わります。なぜならいろんな文章に触れさせたいからです。国語学力を十分に育てるためには現在の国語教科書では不十分なのです。『教育科学・国語教育』7月号(明治図書)に書きました。更に今回の討論の授業を『教育科学・国語教育』9月号に書きます。ここに書かせて戴いた文章なども雑誌に氏名無しで引用させて戴けると有難いです。その際は直接お電話で御確認させて戴きます。今回の写真は『授業研究21』9月号に掲載させて戴きます。(まだ戴いていない方もいらっしゃいますが,多くの方の写真の許諾を戴きました。有難うございました。)。まだお寄せ戴きましたが,このくらいの御紹介にさせて戴きます。子供と楽しく授業ができ,保護者の方に御感想を戴けるなど教師冥利に尽きます。有難うございました。


10日(火) 保護者会のお礼 1年生初めての学年保護者会がありました。御出席戴いた皆様には,御満足戴けたでしょうか。学習面,生活面での情報提供をさせて戴きました。出席者が少なく,驚きました。担任教師が保護者とお話できる少ない機会の一つなので,保護者会へは是非いらっしゃってください。大切なお子様のことを御一緒に話し合いましょう。教師はたくさんお伝えしたいことが有ります。しかし限られた時間なので,できるだけ大切なお話だけをさせて戴いています。昨日も楽しい保護者会でした。次回は皆さん,お待ちしております。/ PTA親子レク 学級懇談会終了後,1時間以上かけて各学級の学級レク担当の方で話し合いを持ちました。お蔭様でほぼ決まりました。次の通りです。学級レクは学級で話し合って決めることになりました。学年レクを7月1日(金)保護者会の日に行います。(親子レク終了後,参加者全員で保護者会へ出席しましょう。夏休みの課題などをお話しします。)集合は9時頃です。体育館で学年ゲーム集会を行い,その後焼肉をします。おにぎりとお飲み物を御持参ください。金額などの詳細は担当の保護者方から後日お知らせ致します。雨天の場合にはおにぎりを食べてから保護者会に出席しましょう。(^_^)v その場合,お肉は各自にお持ち帰り戴きます。参加可能の方は連絡ノートでお知らせください。役員の皆さん,4時過ぎまでの有意義な話し合い,有難うございました。/ 校外生活の問題 学年懇談会でお話したばかりでしたが,一人の子が行方不明になりました。保護者の方が電話をしたり,1時間以上探したりしてくださいました。私は話し合いが有ったので,電話連絡をしていました。児童館の館長さんも探してくださっていました。校長先生が学年懇談会でお話してくださいました。学校は子供を預かる場所ではありません。子供を教育する場です。全くその通りだと思います。ある一定の学力を保障するのが公立学校の使命です。食事のマナー,友達との遊び方,登下校の通学などは保護者の責任で教育してください。我が子と買い物へ行った際に,マナーを何度も言うとか,友達との遊び方を見て問題が有れば注意するなど気を付けていきたいものです。御一緒に,御子様をよりよい方向へと育てて参りましょう。こんなことも学年懇談会でお話したばかりでした。懇談会へ御出席ください。/運動会のリズム決定 かわいい子供達のリズム体操を齋藤先生が決めてくださいました。早速,2時間練習しました。楽しく練習を進めています。お楽しみに。/ 公開授業 公開授業を行った。どうも自分では善かったのか悪かったのかがわからない。明日学年の先生に感想を戴こう。子供はよく発言して,討論は成立していた。写真もたくさん撮れたので,『授業研究21』9月号のグラビアの編集は大丈夫だろう。「鍛える国語教室〜1年生の音声言語を学習用語の指導で鍛える〜」というタイトルにしよう。これも楽しみ。『教育科学・国語教育』で発表してもよい,提案性のある授業だった。自作マスターカードである。毎日楽しいことがたくさんある。(^_^)v 


9日(月) 大学の授業 今日の1番の授業は1年生の1時間目だ。スピーチ指導をした。1分間スピーチを数名ができるようになった。1年生でも育てると育つものだ。2番目は大学生の授業だ。大学生3名に自己PRをさせた。3分くらい考えさせると3名ができた。さすが大学生である。やはり授業は小学生の方が難しいということになる。小学生はとても3分間くらいでは自己PRをつくれない。3番目は振興会の国語部会での発表である。自作教材に対して,共感を戴いた。更に問題点をいくつか御指摘戴いた。実に有難い。明日の公開授業が楽しみだ。明日は保護者会で話をする。学習の話,軽度発達障害の話を20分間にまとめる。このように毎日毎日が私の話す力を鍛えてくれる。更に楽しい話に挑戦したい。明日の保護者会では盛り上げることができるか。楽しみだ。25名中23名くらい参加予定である。有難いことである。学年で50名は超えるだろう。机が足りない。嬉しい悲鳴だ。せっかく来て戴くので,貴重な情報提供の場にしたい。一つ一つの話す場面が教師修業である。毎日修業できる教師という職業は有難い職業だ。大学生の皆さん,さっきは少し脅かせたけど教師はとてもよい職業だよ。(^_^)v/ 「先生,今日も青空ないの。」最近忙しくて通信を発行していない。明日は作成したい。保護者の皆様の励ましに感謝します。


8日(日) 終日校正 ついに3冊目が終了しなかった。あと少しである。無理して,明日帰宅後に5年生版を完成させよう。4年生版を持ち歩き,校正を始めよう。何とかあと2週間で校正を終わらせる。そうしないと次の仕事に皺寄せが行く。『授業研究21』の原稿を何も書いていない。この2週間で著書の校正を終わらせてから雑誌原稿に着手したい。これ書きたい内容なので,すぐに書ける。それなら先に書いた方がよいではないかと逡巡する。とにかく校正に集中する。明日は振興会での発表,大学の授業と多忙である。指導案や授業準備はできているので,どこへ行っても模擬授業をする。明後日は公開授業,保護者会である。保護者会では「軽度発達障害」のお話をする。これも準備できた。価値有る情報提供に全力を傾ける。


7日 『マスターカード』,指導案執筆 『音読マスターカード』と『討論マスターカード』を4枚書いた。自作の物語で作成した。5月10日に1年生にあげる。そして5月10日の学習指導案を書いた。月曜日に再度修正することにして,今日はここまでにしておく。そして明日は校正の仕事を進める。5年生版を終わらせて,4年生版に着手することが明日の目標だ。20時,仕事を終える。食事し,入浴し,就寝する。今日も存分に働いた。指導案は以下の公開授業計画にリンクした。御批判を戴きたい。マスターカードは自作の物語が恥ずかしいのでリンクしない。(^_^)v 


7日(土) 空知ゼミ第2回例会報告 大谷さん,角銅さん,矢田さんを始め,多くの先生,保護者の皆様,お子様に御参加戴きました。有難うございました。私は国語の学習ができるだけで有難いです。今回は大人10名,子供8名の合計18名の御参加を戴きました。有難いことです。私の教え子とその保護者の方とその兄弟のお子様の御参加です。子供の参加は実に有難いです。評価がはっきりしています。しかも自分の今の教え子だけでなく,他の学年の子の反応も見ることができるので有難い修業の場です。昨日は大体次のような流れでした。第1授業 柳谷直明の漢字指導 10分間で2つの新出漢字を指導し,全員の丸付けをしました。昨年2年生の学級では15分間で5つの新出漢字の指導から書きテストの丸付けまでを終えていました。今日は1年生もいたので10分間で2つにしました。1年生も1つずつ2年生の新出漢字を書いていました。第2授業 角銅隆先生(日の出小学校)の漢字指導 前回に引き続き,みんなを引き付ける授業をしてくださいました。2年生で習う一番画数の多い漢字,5年生で習う一番画数の多い漢字,全ての漢字での画数の一番多い漢字などを楽しく教えてくださいました。先の2つを〇〇さんのお子様が答えていました。驚きました。なぜ画数が多い漢字がわかるのでしょうか。第3授業 矢田広和先生(三川小学校)の俳句指導 谷口蕪村「菜の花や月は東に日は西に」の授業です。指導すべきことを指導されていて,楽しい授業でした。『俳句鑑賞入門』(山口誓子,創元社,1967年)では次のような鑑賞文が書かれています。「菜の花が野をしめている。西に目をやれば没する前の日輪が見え,東に目をやればでてきたばかりの月輪が見える。一天に日と月とがかかっているのである。しかも野に菜の花の黄を敷きつめ,黄なる空気のなかに日月が相対しているのである。」日輪,月輪,菜の花との3点の緊迫こそ,この俳句から読ませたいものです。第4授業 柳谷直明の音読,視写,聴写の指導。6年の教科書に登場したい漢文に少し触れ,1年生教材『けんかした山』での「文節読み」の授業をしました。こういう読み方を私は大谷先生から教えて戴きました。これは低学年には何よりも重要な音読指導です。それを保護者や他の先生方に知って戴くために扱いました。その後,視写,聴写の簡単な方法を紹介しました。第5授業 角銅さんの漢字指導 凸凹の筆順を考える授業です。皆さん,真剣に考えていました。盛り上がりました。第6授業 大谷和明先生(札幌市立もみじ台南小)の「日本語のリズム」の指導 『けんかした山』をその場で使って俳句,短歌の学習用語を指導されました。そして1年生から保護者まで俳句や短歌を作って楽しみました。以上,今回は少し時間が伸びて1時間30分の例会でした。しかし中身の濃い,楽しい例会でした。次回は20日(金)に行います。是非皆様,いらっしゃいませんか。お待ちしております。御参加戴いた皆様,重ねてお礼を申し上げます。有難うございました。次回は「国語テストの答え方」などを授業します。これを知っていれば,国語テストは100点を取れるという技術です。お越しください。/ 昨日朝マスターカード中学版の校正を終え,明治図書へお届けしました。ようやく1冊終了。あと7冊を2週間以内に完成する。今日は月曜日の振興会の提案と大学の授業準備と火曜日の公開授業の準備と保護者会の準備をする。たくさん準備をするように見えるが,火曜日4時間目の授業公開用の準備をすると大方の仕事が終わる。これを今日じゅうに終わらせて,明日は5年生版マスターカードの校正を完了する。そして4年生版,3年生版へと仕事を進める。ようやく少し先が見えてきた。


5日(木) 終日校正 昨日も終日校正である。中学生版が昨日完成した。そして夕刻から5年生版に取り掛かっている。夕方野口先生からお電話を頂戴する。田植えが終わったそうである。本の執筆に取り組まれると仰られていた。早く新しい本を拝見したい。宇佐美寛先生から玉稿を頂戴した。これぞ批判という批判を頂戴した。有難い限りである。今日も朝から5年生版の校正である。5年生版を今日じゅうに終わらせて,明日3冊を編集長にお届けしたい。次の連休で4年生版に着手する。今月中には全巻の校正を終了したい。仕事がたまってきた。たまればたまるほど自らの能力が開発されるととらえて全力で臨みたい。そんなことはないか。一つ一つの仕事が雑にならないように気を付けたい。明日は久し振りの学校である。1年生は全員元気に登校してくるかな。明日は空知ゼミ学習会。更に大学へ資料を届けなくては。月曜日から大学の授業。月曜日には振興会の提案もある。指導案を書かねば。火曜日は保護者会。授業ワークを作成せねば。楽しい子供の日である。娘よ,許せ。(^_^)v 


3日(火) 終日校正 中学生版の校正2日目である。鉛筆書きの確かめ,漢字指導の筆順を午前中で終えた。少し勢いがついてきたか。しかし中学生版はルビが少ないので,その確かめが少ない分助かる。昨日と今日の2日で終えたい。午後から怪しい所を読み直して,終わりにする。中学生版はルビを確かめない。友人社の校正もしっかりしているので大丈夫だろう。この本は友人社の方に大変御苦労をかけただろう。更に赤を入れてしまったので,再度校正をお願いしたい。これまでにない国語学力を育てる教材のために,御協力をお願いしたい。多くの方のお蔭で完成に至る。有難いことである。野口先生に奥付の確かめをして戴いた。学年,学級経営案と10日の研究授業の指導案を息抜きに作成し,午後からの校正に着手する。


2日(月) 4〜5ページでの討論 今日は教科書4〜5ページで討論した。こんなにゆっくり進んでいる1年生もいないだろう。しかし平仮名はかなり進んだ。同じようなものか。この討論は録音した。「かくれんぼしている。」この意見に固執する子が多くいた。1年生の討論は楽しい。詳細はどこかにいつか書く。生活科で虫捕り大会をした。「いや! 虫触れない。」とふざけたことを言っていた女子も含めて,全員が蟻を触った。「初めて触った。」と言う子がいた。放課後は学年打合せをした。来週の予定,保護者懇談会での話をそれぞれ確かめた。「あいさつ」のページでの模擬授業をした。「五色百人一首」を学年で買うことが決まった。早速注文した。帰宅後は校正を続けて就寝した。


1日(日) 終日著書校正 6年生用のマスターカードの校正をした。この本はかなり時間がかかっている。何日かかったか知れない。漢字のルビの確認,漢字指導の筆順の確認,怪しい表現の修正などなど2週間以上かけた。この日は目次の作成で一日が終わった。ようやく6年生用の校正を終えた。次は中学生用に取り組む。中学生用と6年生用は類似の教材があるし,校正しやすいからである。これまでひと月くらい校正から離れていた。公務多忙なためである。したがって校正に取り組む勢いに欠ける。編集長から_励ましのお葉書を見ながら,勢いをつける。