2008年1月 1~4月のスケジュール

 1月31日(木)
 『おにたのぼうし』の焦点精査の鑑賞指導授業公開予定

以下の予定で『おにたのぼうし』の授業を公開します。私の文学の鑑賞指導を是非,御覧下さい。
 教員でも保護者でもどなたでも歓迎します。お待ちしています。


  2月1日(金)3時間目に『おにたのぼうし』1時間目の鑑賞指導

2月6日(水)2時間目に『おにたのぼうし』2時間の鑑賞指導

8日(金)3時間目に『おにたのぼうし』3時間目の鑑賞指導

13日(水)2時間目に『おにのぼうし』4時間目の鑑賞指導

15日(金)3時間目に『おにたのぼうし』5時間目の鑑賞指導(これにて終了)


 明日の第47回空知ゼミ例会予定(18時30分~,美園小3-3)
 教員でも保護者でも子どもでも参加できます。お待ちしています。
 
 1 『ごんぎつね』の鑑賞指導(20分)冨樫忠浩
 2 『ごんぎつね』代案批判授業(15分)柳谷直明
 3 『ごんぎつね』代案批判授業(15分)大谷和明
 4 代案批判授業批判(5分)冨樫忠浩
 5 矢田先生の特別授業(10分)矢田広和
 5 作品評価を書かせる作文指導(10分)柳谷直明
 6 大谷先生の特別講座(15分)

 1月30日(水)
 テストの平均点
 3学期初のテストを行った。
 国語テストの平均点 『「絵文字発表会」をしよう』表の平均点90点,裏の平均点92点。

 前日に2時間,テスト学習をさせた。復習が身に付いているようだ。裏は漢字や言葉のテストだった。このような漢字テストでも,きちんと点数を取れるようになった。成長したね。
 点数が悪かった子は復習不足である。テストの前にテストのための学習をするように言っている。テスト前にはテスト勉強しようね。誰でも忘れるからね。

 
 理科テストの平均点はこうだ。12月実施『磁石』(1)表の平均点89点,裏の平均点47点。
今日実施『磁石』(2)表の平均点96点,裏の平均点43点。向上した。学力がぐんぐん伸びている。
 
 『おにたのぼうし』授業公開
 明後日の2月1日から『おにたのぼうし』の授業を公開する。公開するといっても,校内の先生方や保護者にお知らせするくらいだ。だから,誰も来ないかもしれない。それでも,毎時間指導案を書き,実践する。
 
 1時間目の指導案を書いた。これだ。指導案

 指導案を書き終えると,7時を過ぎた。
 今日は他学年のスキー学習指導で23回もリフトに乗り,へとへとになった。腰の調子も不安である。しかし,指導案を書き始めると,ついつい残ってしまった。授業が構想できたので,よかった
 
 柳谷学級も残り38日だ。是非,すばらしい子ども達を御覧戴きたい。柳谷学級の授業を参観して貰いたい。
 3学期は特に,充実の毎日を過ごしている。子ども達の心も体もよく育っている。


 1月28日(月)
 スキー学習
 3学期には,2回のスキー学習がある。今日はその1回目だった。天気が良く,温暖の中楽しい1日を過ごした。
 リフトに乗っていると「柳谷先生!」と大きな声でを掛けてくれる。有難う。
 楽しく過ごした1日だった。

     

 3学期の決意作文
 本当にかわいい子ども達だ。自分の力の無さを自覚し,その克服を目指す。それは私も同様である。まだまだ授業が拙い。人前での話も未熟である。だからこそ,学び続けたい。私の教え子である。子ども達もそのように育っている。

 

 3学期の決意

 私の理想は人の役に立つことだ。いつもみんなの役に立っていないから,役に立ちたい。

 みんなの役に立たないと役立たずだからだ。みんなの役に立って,みんなのためになりたい。毎日,みんなの役に立ちたい。

 役に立たなかったらだめだ。なぜなら,役に立つということはこうだ。みんながけんかとかしているときに注意とかをすることだ。

 2学期やることを書く。柳谷先生が美園小学校からでないように,テストで百点とるように,勉強をがんばってテストで百点とるのへレッツゴー!

 

 私の理想は,人の役に立つことだ。なぜ,この理想にしたかというと,私はしょう来,医者になるからだ。その仕事で人の役に立ちたいという心を持たないと,医者になれないと思う。だから,そういう心を今から持っておきたい。人の役に立ちたい。

 私の目的は,人の役に立って,よろこんでもらいたい。よろこんでもらえると,私もうれしくなって,もっと人の役に立つことをしようと思うだから,よろこんでもらいたい。

 私は,今からできることは,やりたいと思う。小さなことからでも,こつこつすることが大切だからだ。始めは,家族やクラスの友達などの困っている人を助けて,人の役に立ちたい。

 

 理想は,頭がよくなりたい。理由は,頭をよくしてみんなの役に立ちたいからだ。

 現実は,頭はふつうだから,頭をよくしたい。

 一番にがてな勉強は社会だ。だから一番社会をよくしたい。

 具体例は,頭をよくして新しい薬とかをつくって,人の役に立ちたい。

 3学期がんばることは,たくさんテストで百点をとることだ。とくに国語をたくさんやりたい。

 2番目にがんばりたいことはスキーだ。

 

 3学期の理想は自学を毎日することだ。私はあまり自学をしていない。だから,たくさん自学をする。

 自学を毎日して,頭をよくして人のためにはたらきたい。私は,お母さんのためになりたい。今,できることはできるだけやりたい。

 お母さんのためになることや他の人のためになることを私はやりたい。そのためには,かならず,毎日自学をする。

 私は,今日から,自学を毎日する。土・日はできる時はやって,できない時はやらない。しかし,できるだけやりたい。3学期は自学をたくさんする。

 自学をわすれないでいきたい。自学をわすれたらどんどん勉強をみんなとさがつく。

 私の目的は,自分のためだ。なぜなら,勉強は柳谷先生のためではないからだ。

 私の問題はたまにじがくをわすれていることだ。だから,わすれないで毎日,自学をやっていくのがあたりまえだ。

 私は毎日自学をする。1ページではなく,2ページやる。

 

 今の僕は,柳谷先生の役に立っていない。だから,3学期は,柳谷先生の役に立てるような自分になりたい。そのために,僕は,手伝いをしたり,いわれないで自分からてきぱきこうどうしたりしたい。

 目的は,自分のためだ。なぜなら,人に役立たなかったら,利己だからだ。だから,目的は自分のためだ。

 僕はいつも学校で,てきぱきはやく自分の仕事をしていない。だから,こんどは,人のためにちゃんと努力して,てきぱき仕事ができるようにがんばりたい。

 柳谷先生がいつも勉強を教えてくださっているから,柳谷先生の仕事もできる自分になりたい。

 3学期にその自分にぜったいなる。なぜなら,いつまでたっても,役に立たない人間にずっとなったままだからだ。

 

 今はだらだらして百点が取れない。でも,願いは違う。

 願いは自学をさぼらないてAやA゜をとり続けることだ。

 脳をこんにゃくみたいにやわらなくするからだ。

 百点をとって母に

「すごい。」

とも言われたい。

 今日はA゜だからいいが,B゜やBはだめだめだ。

 油だんしないように気をつける。

 

 私の現実は,弱くてすごくなきむしだ。いつも,けんかすれば怒られてすぐに泣く。

 そんな私の夢は,強くなりたい。なぜなら,いつも泣いている私は悔しくて悔しくて,それで強くなろうと思った。

 私は強かったことなんかなかった。私は,こんどこそ強くなりたい。強くなって皿洗いを手伝ったり,食事を作ったりしたい。いつもだらだらしているから強くなりたい。

 明日は,なんにだって挑戦して強くなりたい。 

 3学期は,ちゃんと勉強やってがんばる。

 

 私の理想は,水泳の大会で全国へ行くことだ。

 現実は,自学を忘れることだ。たまに,自学をわすれるけど,そういうくせをなおしたい。理由は,水泳せんしゅになりたいからだ。なぜ,水泳せんしゅになりたいかと言うと,ようち園の時からゆめだったからだ。

 具体的に言うと,そのために水泳の練習をしている。3学期にしたいことは,国語,算数,体育をしたい。


 1月27日(日)
 終日執筆
 今日も朝から執筆していた。3冊目に入ろうと思っていた。しかし,「授業作文」の本が気になるので,読み込んでいた。来年度からの教育課程編成のための指導計画作成方法も少し盛り込んだ。こうした一つ一つの仕事が,学級・学校経営の役に立つ。

 午前中に2冊目の校正を終えた。午後からは,3冊目に取り組んだ。『アレクサンダとぜんまいねずみ』の焦点精査の鑑賞指導である。自分の授業を起こした。1年前の実践である。1年前でも,今から見ると問題点だらけである。更に授業力を磨きたい。そう考えながら,自らの授業起こしを行った。このような仕事が自らの授業を反省できる。有難い。自らの授業を起こして,反省したことの無い教師もいるのだろうな。かわいそうに。自らの授業力を高める修業こそ,教師の醍醐味である。「進みつつある教師のみ,人を教える権利あり」


 1月26日(土)
 「授業作文」本執筆
 「授業作文」の本を書き続けている。もう完成させてよいところである。しかし,よりよい本にするために,「授業作文」メモと「授業作文」記述方法を書いた。更に,低学年の作文指導計画を書いている。このようにこれまでの仕事の一つ一つを整理して,まとめている。明日からは3冊目の執筆に移りたい。

 学級茶話会
 2月23日(土)に学級茶話会が決まった。実質的なお別れ会である。一つ一つの別れが迫ってくる。

 学級HP
 学級HPを3学期から開設している。写真が主だ。何人かの保護者が見てくれているようだ。楽しい仕事が増えた。


 1月25日(金)
 雪中サッカー
 寒いからこそ,外で遊ぶ。体育では,ポートボールと雪中サッカーをさせている。
 雪の上で遊ぶのは楽しいものだ。(沖縄の子どもたちにも体験させたい。)
 
  

 「授業作文」書き出し例
 こういう仕事ができると,自らの向上を自覚できる。これを教室に掲示した。いつも同じ書き出しではつまらない。このような例示から,選択させる。教師としても研究者としても充実しているという実感を持てる毎日だ。かわいい子どもたちのお蔭である。
 各学級で是非,使って貰いたい。
 

「授業作文」の書き出し例(作成,柳谷直明)

 

一 「日時、場」から書き出す。

 

一月三十日(火)の教室である。『アレクサンダとぜんまいねずみ』の授業が始まった。

 

 二 人物とその行動から書き出す。

 

柳谷先生がおっしゃった。

「題名から音読、始め。」

 *会話文はこのように書かせた方がよい。会話文とその前の文を分けさせる。更に、教師の行動には敬語を使わせる。

 

三 学習用語から書き出す。

 

「緩急」

 柳谷先生が黒板に書かれた。これが今日学んだ最初の学習用語である。以前から習っていた。しかし、忘れていた。「緩」は「ゆっくり読むこと」である。「急」は「速く読むこと」である。

 

 四 会話文から書き出す。

 

「姿勢を正して、礼。」

 挨拶をした。そして、授業が始まった。

 

 五 評価から書き出す。

 

私は今日、よくがんばった。なぜなら、次の五つの学習用語を学び、覚えたからだ。

 一 緩急

 「緩急」とは「緩することと速くすること」である。

 

 六 向上的変容から書き出す。

 

「『アレクサンダとぜんまいねずみ』。」

 題名を音読した。しかし、上手に読めない。なぜなら、最後の「み」を強く読んでしまうからだ。先生に何度もこう指導された。

「最後の『み』を強めない。」

 そこで「み」を他の言葉と同じ強さで読もうと心がけた。すると、先生がおっしゃった。

「よし。上手になった。」

 このように、題名の音読が今日一つ目の向上的変容である。

 

 七 成長から書き出す。

 

この時間の私の成長は何か。私の成長は次の五つだ。

 一 緩急

 上手に音読する技術を学んだ。その一つ目が「緩急」である。私は村君の音読が上手だと思った。だから、○を付けた。しかし、あやちゃんは×を付けた。わたしは驚いた。あやちゃんが言った。

「村君の音読は×です。なぜなら、最初の会話文をゆっくり読んでいたからです。」

 

 八 オノマトペから書き出す。

 

ガラガラ。

 教室の戸が開かれた。先生がいらっしゃった。りゅう君が号令をかけた。

「姿勢を正して、礼。」

 柳谷先生がおっしゃった。


 1月24日(木) 

 24日授業作文

 みみ

 今日私は四コママンガを書いた。

 私は,雪だるまを作ってわれる四コママンガを描いた。

 私は,南帆ちゃんのが上手いと思った。私も南帆ちゃんのように絵が上手になりたい。

 私は,南帆ちゃんのように字も上手くなりたい。

 

 なみ

 中国の詩を教えていただいた。

 四コママンガもかいた。

 雪だるまの四コママンガをかいた。

 「うける」はいろいろある。

 4しゅるいぐらいある。

 受ける,承ける,享ける,請ける。

 おもしろい。「うける」はいろいろないみ

 

 まさ

 今日は,四コママンガをかいた。

 ぼくは,さんぽしてゆきだるまになった四コママンガをつくった。

 たのしかった。

 また,四コママンガを作りたい。

 こんど作るときは,きれいでおもしろい四コママンガをつくりたい。

 

 今日の国語で学んだことを書く。私は,四コママンガを描いた。

 柳谷先生がおっしゃった。

「中国の詩。」

 私は,始めよくわからなかった。電子じ書で「うける」を調べた。たくさん漢字が出てきた。その中でも,承

 

 今日は,中国の詩のこうせいと四コママンガを学んだ。

 私は,たくさんでんしじしょでしらべた。起承転結だ。私は,起承転結のしょうがわからなかった。うけたまわるだった。

 次に四コママンガを描いた。私は,犬と雪ダルマの話を書いた。上手に描けた。なぜなら,絵を上手に描けたからだ。せりふも描けた。

 

今日,四コママンガを描いた。四コママンガは中国の詩からつくられた。

 1 起こす。2 承ける。3 転ぶ。4 結ぶ。それを起承転結という。電子じしょの漢字げんには,常読と書かれてある。

 

 私は今日,中国の詩の勉強をした。中国の詩は四つのきほんがある。それを書く。

 1 起こす。

 2 承ける。

 3 転ぶ。

 4 結ぶ。

 この四つが四コママンガのきほんにもなっている。

 私は四コママンガをつくった。感想,すごくみ

 

自学ノート

ものすごく向上した。ぐんぐん伸びる。すばらしい。期待に応えてくれる子ども達だ。

特に「授業作文」がとてもすばらしい。

 算数の「授業作文」を評価すると,一の位なのか十の位なのかをよく分かっていない子が多かった。例えばこうだ。(「授業作文」風に書く。)

 

柳谷先生がおっしゃった。

23×45の筆算をノートにする。」

3ます空けて,23×45と書いた。

始めは23×5だ。5×3=15である。5×20100である。合わせて115である。

次は23×40だ。40×3=120である。40×20800である。合わせて920である。

最後に115920を計算する。答えは1035である。

答えを書いて,柳谷先生に見て戴いた。

「お願いします。」

「よし。」 

柳谷先生がおっしゃった。

 

ここの20とか40のような十の位を2とか4のような一の位に書いている子が多かった。

 「授業作文」を評価すると,このような子どもの不備・不足・不十分がよく分かる。そして,次の時間に指導できる。

 

 1年生の授業作文

 棚を整理していると,1年の生活科で書かせた「授業作文」が出てきた。1年生から書かせていたんだね。だから,君達は学力が高いのかな。(^^)v

 今とは関係ないけど,面白いから書く。(これはたぶん10分間で書かせたものだろう。)

 

 ひか

 かぼちゃはメキシコさんでした。

 たのしかったです。

 じゅくんがいいました。

「ねだんのたかいおにくはなんですか。」

 店員さんがおしえてくれました。

「ぶたにくだよ。」

 こういってくれました。

 またポスフールにいきたいです。

 なぜなら,たのしくてちょうさんもできるところだからです。

 やなぎやせんせいがただのおめんをもらっていました。 

 5はんだけおにのおめんをただで,もらっていました。

 またいきたいです。

 へいくんがいいました。

「にくのきんがくはなんですか。」

 店員さんがおしえてくれました。

980円と615円と552円です。」

こんどはぺっとしょっぷにいって

 

 レポート ひか

 2月2日(木),ポスフールへインタビューに行きました。

 私は,次のしつもんをしました。

「なぜおにくがあかいのか。」

「店員さんがおしえてくれました。」

「しきそだよ。」

 こうおしえてくれました。

 私はインタビューにいって,とてもたのしかったです。

 またポスフールに行きたいです。

 

 敬体で書いている。漢字をあまり使っていない。しかし,よく書けているよね。賢い!  


 1月23日(水)
 先生のHP見ました
 隣のクラスの子が私の日記を読んでくれているそうだ。有難う。
 隣のクラスの子も読んでくれているならば,自分のクラスのことだけでなく,隣のクラスの子にも役立つように書こう。
 下のある「授業作文」を自学にするとよい。ノート1ページの半分を3分間で書く。今日の国語や算数や理科や社会での授業を「授業作文」として書く。すると4教科分でノート2ページが終わる。時間は12分間だ。このように速く書くと字が雑になる。そこで,雑にならない程度に3分間で7行を目指す。美園小3年生に使わせているノートは1行が15字なので,6行で90字程度の3年生年のよい速度だ。それ以上は多く書かなくてよい。丁寧に書く。更に12分以外の時間で,空いている所に筆算を書いたり,漢字テストを行ったりすればよい。
 下の上手な「授業作文」を見本として,隣のクラスの君も上手な自学に挑戦しよう! 日記を読んでくれて有難う。

 通勤
 私の通勤は清清しい。6時20分に自宅を出る。6時30分の電車に乗る。その時の寒さといったらものすごい。手が凍りそうだ。そんな寒い中でも鳥が囀っている。逞しい。おもわず,大きな声でがんばれ! と叫んでしまう。昨日は寒くて写真を撮らなかったが,今日は撮った。この時間帯の電車で通勤するのも,あと43日である。(実際はもっと乗るだろうが。)

   

 岩見沢駅で郵便物を投函した。そして,歩く。この歩く時間が私の脳を活性化してくれる。いろんな企画が思い浮かぶ。
 ちょうど美園に着く頃に,日の出が私を迎えてくれる。あまりにも美しいので写真を撮った。

   光が天を指していた。春光の天に届けと迫る朝 直明

 朝も楽しいひと時である。

 3分間の授業作文(1月23日分)

 毎時間「授業作文」を書かせたい。3分間の「授業作文」でも,それを書かせる時間を毎時間保障し,それをすべて評価するのはけっこうきつい。しかし,今のところ,毎時間に近いくらい書かせて,それを全て評価して返している。

 

 1月23日(水),社会科の授業作文で15字ノートの6行書けなかった子は4名だった。15字ノートで6行はだいたい90字だ。これを3分間で書かければAだ。更に,内容もよければA゜だ。3分間で90字なので,1分間30字くらいになる。1分間30字は中学年としてよい速さだと考えている。

一番たくさん書いた子は13行だ。3分間で195字くらいだ。3で割ると1分間65字だ。10分間で400字詰め原稿用紙1枚半くらいの速度だ。大人並みの速さだ。よく育っている。

 

「授業作文」はすばらしい。このような言語活動を各教科等で扱う必要が有ると提案している。そして,実際に3学期から一戦している。これこそまさに,学力向上の効果的な方法である。忘れるからできなくなる。だから,忘れないように何度も復習させればよいのだ。このような言語活動を国語科だけでなく,全教科等で行うというのが新学習指導要領で求められる。

3年3組は最先端の授業に挑んでいる。(^^)v

 

「授業作文」を5分間でさせようかと考えていた。しかし,3分間で十分である。3分間でノート1ページの半分くらい書けるからだ。速い子は3分間でノート1ページを書く。その後,「授業作文」からクイズをつくらせたり,発表させて褒め合わせたりと書かせた後の活動を工夫している。更に,毎時間回収して,5分間くらいで全てを評価している。

昨日より,ずいぶんと書ける子が多くなった。このように書ける子ども達であっても,毎日書かせていなければ書けなくなる。書かせていれば,書けるようになる。

後は,自学でもう一度「授業作文」を書けばよい。このように何度も繰り返すと学力が定着するのは間違いない。学校で書いた「授業作文」と同じ内容を書いても復習になる。他の内容を教科書やノートを思い出して書いても良い。

 

 つよ

柳谷先生がおっしゃった。

「北には何があるか。」

 僕は答えた。

「市立病院があります。」

 東にはがっこうなどがいっぱいある。たとえば,光陵中学校や教育大学がある。

 西には,北しょう館などがある。

 僕が見学へ行ったのは北だ。北にはいろいろなものがあった。僕の家も北にある。

 

 ゆう

1月23日(水) 社会

 今日は,社会で学習ちょうに地図をかいた。

 北には,NISSANや市立病院などがあった。町たんけんの時に行った。たくさん歩いた。

 それを地図にかいた。

 南には,グリーンランドのかんらん車があった。おくじょうから見ても,すぐにわかった。南に

 

 なほ

今日の理科で学んだことを書く。

 2つの磁石の同じ極どうしを近づけると退け合うということを感度も復習した。

 方位磁針の色が付いている方がNで,くぎの引き付けている方がSということがわかった。

 

 ゆう

今日は,理科で磁石を学んだ。

 2つく同じ極どうしをくっつけると退け合う。ちがう極どうしは引き合う。

 くぎを磁石になったかたしかめる方法は,他の鉄にくっつける。

 私は,くぎにつけると書いた。今度は,何こぐらいつながるかをやってみたい。

 

 わたしはきょうさんすうでかけざんのひっさんをやった。41652×8だ。わたしはびっくりした。

 104052×20だ。これもおどろいた。とてもおもしろかった。32×22はまず,2×2をする。つぎに,2×30をする。すると64になる。つぎに,20×2をする。つぎは20×30をする。すると640になる。たして704だ。すごい。こたえはまちがっているときもある。でもあっているときもある。とてもおもしろかった。

 52×28はまず8×2をする。

 

ゆか

柳谷先生がおっしゃった。

52×28をする。」

 8×2をする。8×50をする。繰り上がりの1を足す。

20×2をする。20×50をする。足す。答えは1456だ。

 

テキスト ボックス:  52
×28
416
104 
1456

 

 

 

 

 

 

 柳谷先生がおっしゃった。

「前に合っていた問題を何度もノートにする。」

 私は問題を2回ずつぐらいやっている。

 かけ算の筆算のやり方だ。例えば,52×28だ。

 まず,8×2をする。×2は16だ。次に,8×50をする。8×50400だ。足すと416になる。(ここまで3分間。以下,付け足した。)

 更に,20×2をする。40だ。最後に20×50をする。1000だ。十の位のかけ算は1040だ。これらを全部足すと,1456になる。このように答えが出る。

 

 2008123

 

 今日学んだことを書く。

32×22の答えを持ってくる。」

 柳谷先生がおっしゃった。

 私は答えを書いて柳谷先生の所へ持って行った。

「おねがいします。」

 私が言った。

「せいかい。」

 柳谷先生がおっしゃった。

「ありがとうございます。」

 私が言った。

 

 たい(家庭学習)

 今日は理科をした。柳谷先生がおっしゃった。

「N極とS極は引き合うか,退け合うか。」

 私は引き合うとノートに書いた。そんなことは知っていた。

 柳谷先生がおっしゃった。

「S極とS極はどうなるか。」

 私は心の中でぜったいこれだ,と思い,退け合うとノートに書いた。

 正解だった。

 


 1月22日(火)
 原稿依頼
 『授業研究21』6月号の原稿依頼を頂戴した。有難い。
 特集・「発言」の取り上げ方で授業は変わる 3・「発言」の取り上げ方――国語科の場合(4人中3番目)

 6月号なので,その頃の教材を意識したら『わすれられないおくりもの』だろうな。時期を考えなければ,『おにたのぼうし』で書きたいな。
 どちらにしても,このすばらしい3年3組の子どもとの実践を発表させて貰う。

 3学期2日目,ということはあと43日
 寂しいね。子ども達との別れが毎日毎日迫ってくる。子ども達との思い出をネット・カプセルとして残すことにした。そして10年後,2018年3月31日のクラス会で見てみよう。楽しみだ。貴重な毎日を楽しませよう。今日は中庭で雪ダイビングをして遊んだ。雪の中に飛び込むだけだが。
 明日は行き遊びの計画を立てさせる。ただ雪にまみれて遊ばせていた低学年とは違い,雪でどのように遊ぶかを計画させる。そして,グルーピングさせて,実行させる。総合的な学習のように進めさせる。雪像をつくりたいな。

 『おにたのぼうし』研究開始
 節分が迫ってきた。折角なので,節分の時期におにたの授業をしよう。2月は『おにたのぼうし』の焦点精査の鑑賞指導,『おにたのぼうし』の「授業作文」指導を行う。ゆうちゃんは〈アレクサンダとぜんまいねずみ〉の「授業作文」を400字詰め原稿用紙で59枚書いた。3年生のゆうちゃんは何枚書くかな。楽しみだ。全員に20枚以上かく醍醐味を味わわせよう。
 今日は冬休みの思いで作文を10分間で書かせると,5名が10行から15行以内だった。しかし,22名は15行を超えた。多くの子が10分間で20行,400字詰め1枚を終えた。すてきな子ども達である。2月が楽しみだ。

 「授業作文」の本校正
 少し校正してから寝よう。今月中に完成版にして,野口先生へ送ろう。 


 1月21日(月)
 向上的変容を保障する学級経営
 このページのリンクが外れていた。ホームページのデータをCドライブからDドライブに移したときからだ。いつだったか忘れた。夏か。
 とりあえず、小学1年生と3年生のページは復活させた。http://www17.plala.or.jp/naoir2006/2007keiei_3.htm
 小学1年生の新年度準備計画は使える情報である。
 来年度は本格的にHPをきちんと整理しよう。

 新学期
 新学期が始まった。子ども達は元気で全員登校してきた。
 始業式で校長先生が話されていた話を教室で尋ねた。誰一人として,2つのお話を覚えていなかった。このように評価すると,いかにきちんと聞いていないかが分かる。まあ,これからだ。(^^)v

 5分間で自由研究スピーチメモを書かせた。そして,10分間でスピーチの個人練習をさせた。十分全員ができた。自由研究スピーチは明日からさせる。これで一旦終了。その後,冬休みの思い出スピーチ,作文メモを書かせた。5分間の予定だったが,10分間くらいかかった。だらだら書いている子には,次々進ませるのだ。次のラベル欄,行動と心情を書く。全員起立。その思い出のときに,自分がどんな行動をしたのかを決める。決めたら座って書く。子のように,一人も残さず作業をさせる。全員参加の保障である。そして,10分間で思い出スピーチの個人練習をさせた。

 その後,休み時間は体育館で一緒に遊んだ。久し振りに鬼ごっこをした。外はマイナス10度くらいだろうか。相当寒い。しかし,子ども達と遊ぶと汗が出る。楽しいときである。なぜ,こんなに楽しいのに,子どもと一緒に遊ばない教師がいるのか不思議である。

 3時間目はスピーチである。全員が冬休みの思い出スピーチを行った。全員をビデオに撮った。今年度は1学期の始め,2学期の終わりにスピーチビデオを撮っている。これで子どもたちの変容がはっきり分かる。しかし更に,面白くスピーチをさせないとだめだな。私もそうだが,野口先生の話術に学ぼう。そして,聴いてくれている人を楽しませよう。会話文で声を変える。これでずいぶんと面白くなる。(^^)v 
 そのまま同じメモで作文を書かせようと考えていた。しかし,スピーチタイムをたっぷり取ったので書けなくなった。明日書かせる。

 放課後は自由研究を貼った。ほとんど子ども達で貼っていた。しかし,貼る所がなくなったので,廊下の天井から貼った。ものすごく驚く自由研究ばかりである。さすが柳谷学級の子ども達だ。一番驚いたのは学習用語辞典を作った子だ。これは全国の多くの先生が求めているものである。先の修業講でも,学習用語辞典がほしいという先生がいらっしゃった。私も数年前から,日本言語技術教育学会の先生方で学習用語辞典を作った方がよいと提案している。私一人では,到底無理だ。しかし,そのような大きな仕事もこのような一人の子どもの仕事をヒントに始められるかもしれない。驚いた。

 すばらしいこの子達と過ごせるのもあと44日である。大切な1日1日だ。
 自由研究メモ(『プランくん』のラベル欄,見出しのような四角を私が書いた。ブランチ欄,ラベル欄のしたの罫線部分を子どもに書かせる。誰でもスピーチが簡単にできる。ラベル欄を決めるのが難しい。先生が決めるとよい。なれたら自分で決めさせる。『確かな国語学力を育てるマスターカード』明治図書を見るととよく分かる。http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/shosai.html?bango=4%2D18%2D370314%2DX)

 壁は埋まった,天井から下げた。  模造紙に国語の学習用語をまとめた作品。驚いた。
 


 1月20日(日)
 「授業作文」指導計画
 3学期の授業を考えている。3学期は『おにたのぼうし』で「授業作文」を書かせる。ゆうちゃんは『アレクサンダとぜんまいねずみ』で400字詰め原稿用紙59枚の「授業作文」を書いた。今度は100枚くらい書くかな。「授業作文」指導の方法を少し書いた。これで,多くの子は30枚くらいの「授業作文」を書くだろう。楽しみだ。

 久し振りに一日じゅうパソコンを打っていた。このように仕事をするのは全く苦にならない。しかし,腰が気になる。1日10時間くらい座っているから,腰に悪いだろうな。仕事に没頭すると,体の心配をしていられなくなる。いいのか悪いのか。

 始業式
 明日は3学期の始業式である。かわいい教え子との再会である。楽しみだ。どんな自由研究を作ってくるかな。先生は冬休みで2冊の本を書いた。これが自由研究だ。今月末までに,あと1刷を書きたい。研究会にもたくさん参加した。先生くらい学んだ教師は少ないだろう。(^^)v


 1月19日(土)
 スケジュール管理
 来年度は自己管理能力が問われるだろう。まずは仕事に終われないためにもスケジュール管理体制を整えた。来年度のスケジュールの枠を日記に貼り付けた。日記の枠も1年以上分リンクした。日記,スケジュール管理,仕事の実行というこれまでのHPでのマネージメント体制を更に強化する。

 今日も子どもの作文を読もう。子どもの作文は楽しい。


 1月18日(金)
 学年通信
 午前中は学年打合せをした。来週の予定,スキーのクラス分け,卒業生を送る会の提案文書の検討などを行った。
 学年通信を書くのに,何時間もかけて毎週打合せをしている。その学年通信をあまり読んでいない保護者もいるようだ。しっかりと読んで貰いたい。今週は私が書いたので,リンクしておく。土・日で私の日記を読まれた保護者は,来週の予定を子どもに語れる。ちょっとお得。少し変えてある。学年通信 来週の予定
 
 年度末反省会議
 午後からは,びっしり会議である。1年間の反省なので,時間がかかっても仕方がないだろ。運動会の反省に時間がかかったかな。小学校にとって,運動会は重要な行事なのだ。
 月曜日のスピーチメモや作文メモの準備をしたり,通信の準備をしたりして退勤した。

 冬休み終了間近
 あと,土・日の2日間で冬休みが終了する。きちんと自由研究と予定表の反省を書いて持って来るんだよ。予定表の反省を書いていない子がいつもいる。
 冬休みが始まったと思ったら,もう終わりだ。仕事をしなかった日は休日を入れても数日しかないな。明日も明後日も働こう。そして,明後日はかわいい子ども達と元気に再会しよう。お土産を楽しみにね。(^^)v

 雪だるま
 岩見沢駅を出ると雪だるまが並んでいた。誰が作ったのだろうか。

 寒中見舞い
 保護者から寒中見舞いを戴いた。いつも有難い。美園の保護者は協力的だ。そして,積極的だ。


 1月17日(木)
 いよいよ始まる
 今日はいつものように6時30分の電車に乗った。岩見沢駅に着くと7時である。ものすごく寒かった。マイナス10度を超えていただろう。それでも,歩いているうちに暖かくなる。
 学校に着くと,鍵が開いていなかった。そこで教頭に鍵を借りて,入った。グラウンドに朝日が昇った。きらきらしている。
 学校は冷え切っていた。しかし,午前中は分掌会議,午後からは年度末反省会議だった。会議終了後,学年・学級通信を書いた。
 いよいよ新学期が始まる。子ども達との出合いを考えただけでわくわくする。
 私は学校がつくづく好きなのだと思う。そして,子どもが好きなのだ。速く,授業がしたい。
 小学校入学前から,小学校へ早く行きたかった。そして,今でも早く学校へ行きたい。小学生時代の理想は重要である。
 来週から,新学期だ。元気なかわいい子ども達との45日間の3学期が始まる。たった45日間で終わるという何とも悲しい話である。それだけに毎日を充実させよう。 


 1月16日(水)
 感謝の夕べ
 今日は橋田校長先生,原田先生の感謝の会が開催された。いい会だった。このような会を開催できるのは美園小学校がすばらしい学校だからである。本当にいい学校に勤めさせて貰っている。有難い。

 第12回国語修業講業務終了
 今日で修業講の業務が終了した。礼状,報告書などの事後実務はややこしいものである。しかし,このような仕事もきちんとできる人間になりたい。できれば,このような実務は後輩に引き継ぎたい。しかし,引き継げる後輩は少ないものだ。野口先生と出合った10年前は私は朝まで働いていたものだ。世の若者よ,苦労を買ってでもした方がよいぞ。(^^)v イベントや執筆で教師修業をしたい若者よ,連絡をくれ。共に,力を付けよう。


 1月15日(火)
 誕生日
 今日は誕生日だ。今日で47歳だ。47歳まで生き続けて来られた。有難い。これから何年生きるか分からない。したがって,一年一年を大切に生きていこう。今年は飛躍の年だ。そうみんなに言われる。自覚せよ。(^^)v
 教え子や保護者から誕生日のお祝いメールが届いた。有難い。冨樫さんから戴いた〆張鶴で祝う。(冨樫さんの御両親に感謝します。)


 1月14日(月)
 今日も執筆
 今日も執筆していた。今日は特に,『アレクサンダとぜんまいねずみ』の「授業作文」を書いていた。ゆうちゃんの文章を打っていた。何せ,59回の原稿用紙なので,とても終わらなかった。3学期が始まったら,借りている原版を返す。よくもこんなに書いたなあ。感動する。
 明日は出勤だ。午前中は雑務を終わらせて,午後からは講習会だ。
 明日は誕生日だ。


 1月13日(日)
 修業講,御礼
 第12回国語修業講(旭川会場)に御参加戴いた皆様,心から感謝申し上げます。
 今回も参加者の皆様と共に,野口芳宏主宰と学び合えました。有難い時間でした。

 イベント開催は我々の教師修業の一つです。イベント運営者として,更に講座講師として全力で努力致しました。少しでも皆様のお役に立てて戴ければ嬉しい限りです。
 アンケートをたくさん書いて戴きました。1枚1枚を拝すと,今回も有難い評価を戴きました。しかし驕らず謙虚に,更なる向上を目指し,努力し続けて参ります。

 いよいよ来年(20年)度から,学校現場は大きく変わります。主に次の3点です。
 1 北海道では,20年度4月から教職員評価が始まります。
 2 21年度から免許更新制講習が始まります。(23年3月31日時点で満35歳,45歳,55歳である旧免許状所持者は23年3月31日までに免許更新を修了するのです。)
 3 新学習指導要領での教育課程編成が始まります。20年度は教育課程編成計画立案,21~22年度は移行措置,23年度は完全実施です。そんなのは教務の仕事だ,と言うのではなく全教職員で取り組む大切な仕事です。そこで来年度の国語修業講では,教育課程編成方法とその具体案を提案します。国語が教育課程編成の柱になるからです。

 このように,学校現場の仕事は増え続けています。しかし,いくら仕事が増えても肝心の授業が疎かになっては本末転倒です。したがって,来年度も野口主宰に学び続けて参りましょう。そして,授業力を向上的に変容させましょう。
 「進みつつある教師のみ,人を教える権利あり」です。学び続けている我々一人一人が教育という崇高な仕事に取り組めるのです。野口主宰に学んでいる我々が自信を持って北海道の教育を向上的に変容させて参りましょう。
 
 次回は函館でお会いしましょう。再会を楽しみにしています。


 1月9日(水)
 いよいよ修業の旅
 今日から旭川へ修業の旅だ。今日,明日は原部さんの会で野口先生に学ぶ。11日は第12回国語修業講だ。
 このように,存分に学べる身に感謝している。存分に学び,3学期子ども達に還元する。
 全道各地,遠くは愛知から一級の先生を迎える。共に学ばせて戴く。楽しみだ。
 学ぶというのは最高の贅沢である。

 第12回国語修業講に参加される皆様へ
 お気を付けてお越し下さい。スタッフ一同,お待ちしております。新学習指導要領で求められる言語活動力育成に全力で取り組みます。


 1月8日(火)
 午前中は教材研究。午後は研修会。4月からの教職員評価を学ぶ。帰宅後は修業講準備。なぜか,仕事に追われている。


 1月7日(月)
 今日から出勤
 いよいよ2008年の始まりだ。気を引き締めて働こう。健康で仕事ができるのは有難い話である。

 私の好きな道 美園小

 1月6日(日)
 明日から出勤
 明日から出勤する。本当は明日は自宅研修にしようと考えていた。しかし,一つ仕事ができたので出勤する。その仕事を終えると,明日は指し迫った仕事は無い。教室の荷物を片付けようか。野口先生の雑誌原稿を読もうか。大谷さんから借りた雑誌がある。それを読もう。そして返却せねば。借りている本もお返ししよう。明日の仕事が決まった。明後日からは,忙しくなる。明後日は教員評価の研修会がある。明々後日からは旭川の研究会である。明日帰宅してから,明々後日の準備をしよう。
 気が付くと冬休みはあと2週間である。早いものだ。

 自分との戦い
 明日からあまり時間が無くなる。したがって,今日は存分に執筆しよう。『アレクサンダとぜんまいねずみ』を読む。そして,授業実践の本を書く。なかなか進まない。しかし,一枚一枚書き進める。本の執筆は投げ出したくなる自分との戦いである。

 御満職
 昨日は北師の御勇退激励会及び新年会が行われた。お世話になった先生が4名御勇退される。北師の会長が「御満職」という言葉を使われていた。そういう言い方もあるのか。退職や勇退だと,退くという感じがする。現職を満足して終える。そして,新しい道を歩む。したがって,満職という言葉の方がよい感じがする。大先輩が一人ずついなくなる。勤務校でも2名の先生が御満職である。寂しい限りだ。

 鍛国研HP
 鍛国研HPを試作した。ビルダーを上手く使えないので,スケジュールが3月だけだ。もう夜になったので,これでアップしておく。鍛国研キーワードの解説をアップしたかったのでよしとしよう。http://www17.plala.or.jp/naoir2006/tankoku_index.html


 1月5日(土)
 焦点精査の鑑賞(読解)指導法
 今日は標記をまとめた。以前から修業講で提案している文書を校正した。
 国語科の鑑賞(読解)指導は「全文精査主義」から「焦点精査」へとの転換が必要である。1月11日の旭川修業講で提案する。
 今日はこのくらいで仕事を終える。『アレクサンダとぜんまいねずみ』の本は遅々として進まず。


 1月4日(金)
 早く寝て,早く起きた。朝4時からお湯に浸かる。誰もいないお湯に一人で浸かっていた。今回は腰痛にはならなかった。
 露天風呂初雪数え一人居る 直明
 新川のコーチャンフォーへ寄った。広い書店である。しかし,それほど本の種類が多いとは思わなかった。私の本では,『作文力マスターカード』だけが置いてあった。
 明日の夜は同窓の新年会である。今日も早く休もう。
 ホテルで本の校正を少しした。 
 子ども達は日記を書いているかな。初夢はやはり子ども達と遊んでいる夢だった。


 1月3日(木)
 『みらい君の広場』に掲載
 大くんの作文が道新の『みらい君の広場』に掲載された。おめでとう。ダルビッシュ選手が読んでくれるといいね。

 昨夜,久し振りに親類と再会した。賑やかな一日だった。素直ないい子達に育っている。皆,元気で何よりである。午後から定山渓へ行った。
 湯の町に人集い来る正月に 直明


 1月2日(水)
 年賀状は届いたかな
 子ども達や多くの方から年賀状を頂戴した。有難い。かわいい子ども達と遊んでいる夢を見た。初夢は明日の朝かな。
 子ども達は写真入の年賀状を喜んでくれたかな。
 先生のHPを見ている子は日記を書いているかな。先生もたくさん書いた。下の日記を書くのに,午前中が無くなった。先生の午前中の自学である。
 きれいな自学の手本を2学期の通信で紹介した。あのような自学をやろう。何をやったらよいか迷っている君,2学期に学んだ国語,算数,理科,社会,音楽,図工,体育の授業作文を各教科ノート半分に書けばよい。そして,毎日2ページを目指す。教科書やノートを開き,2学期は柳谷先生に何を学んだかを思い出すのもすばらしい自学だ。読書日記を書くのもよい。
 テレビを見たり,ゲームをしたりする前に,きちんとノート2ページに上手な自学をしよう。
 一年の計は元旦にあり。今年がんばることを作文するのもよい。みんなとの再会が楽しみだ。

 朝から執筆

 休みに入ると生活リズムが崩れる。今朝というか夜中に目が覚めて,そのまま執筆していた。書きたい構想が浮かび,そして目が覚める。したがって,そこから無理に寝るよりパソコンに向かった方がよい。今はとにかく執筆したい。なぜだか分からないが,今年は本を書きたい。これまでの仕事をある程度まとめたい。今朝から書いているのは2年生の作文指導の本だ。

 

 新学習指導要領では,「言語活動の重視」が求められる。そこで,各教科の指導計画に言語活動を位置付ける必要がある。

 以下,以前の日記と重複するが更に書き加える。このような話を修業講でする。

 

 「教育内容に関する主な改善事項」(『「審議のまとめ」パンフレット』文部科学省,5ページ)を見るとこうある。

 

  各教科等においては、国語科で培った能力を基本に言語活動を充実することの必要性を十分に理解し、言語活動を各教科等の指導計画に位置付け、授業の構成や進め方を改善する必要がある

 

 これは私が主張している「『言語活動』を適正にするために『学校生活全体で』育てる」(柳谷直明著『〈学習用語のカテゴリー化〉で〈国語学力〉を育てる』明治図書出版,110ページ)と同じ発想である。教科間の言語活動の系統化を計画すると「言語活動を各教科等の指導計画に位置付け」ることができる。

 学校全体で必要な言語活動を国語科で指導する。そして,国語科で指導した言語活動を学校生活全体で系統的に扱うという主張である。(来年度の修業講では,教育課程編成講座を入れる。)

例えば次の手順で,言語活動を各教科に位置づけた教育課程を編成する。

ア 各教科で必要な言語活動を各教科の各単元で洗い出す。

イ アの言語活動を各教科のどこに位置付けるかを計画する。

ウ アの言語活動を各教科で扱う前に,国語科で扱う国語科の指導計画を立てる。

このような方法で,来年度から教育課程が編成できる。新教育課程の編成例とその方法は来年度の修業講で提案する。

 

ア 各教科で必要な言語活動を各教科の各単元で洗い出す。

次が参考になる。

「国語科言語活動系統(本シリーズで扱う教材名一覧)」(野口芳宏監修,柳谷直明著・鍛国研空知ゼミ著,『確かな国語学力(基礎・基本)を育てるマスターカード』明治図書,200510月)

 例えば小学1年生でも次のような言語活動を国語科で指導する。

インタビュー,スピーチ,メモ,説明スピーチ,ポスター・セッション,鑑賞発表,作品紹介スピーチ,作戦会議,授業作文

小学1年生にインタビューができるはずがないと小学1年生を担任した経験がない教師は言うだろう。しかし,生活科の教科書にはインタビューという言語活動が紹介されている。そして実際,お店へ行ってインタビューをさせる場面はある。もちろん,小学1年生レベルのインタビューである。だが,小学1年生でもできるようになる。

 

イ アの言語活動を各教科のどこに位置付けるかを計画する。

 各教科に位置付ける言語活動を大きく次の3つに分ける。

(ア) 授業の導入や展開場面で情報交流をさせるために位置付ける

(イ)授業の終末場面に学習をまとめさせるために位置付ける

(ウ)単元の導入や終末場面に学習をまとめさせるために位置付ける

 以下,詳述する。

 

(ア) 授業の導入や展開場面で情報交流をさせるために位置付ける

 次のような言語活動位置付けは誰でも行っているだろう。例えば,算数科授業でのグループで学び合うための言語活動(話し合い)である。更に,いくつかの情報交流のための言語活動(発表)である。このような言語活動は集団で学び合わせるために効果的な言語活動である。教師が一方的に教え込むより効果的な場合がある。

発表ができない子ができるようになる。話せない子が話せるようになる。そして,言語活動を通して学びが定着する。このような価値が言語活動にある。

これまで行ってきたように情報交流や学び合う場面に言語活動を位置付ける。

 

(イ)授業の終末場面に学習をまとめさせるために位置付ける

 このような言語活動の位置付けが,これまで行われていない。私は10年以上前から,国語授業の最後にまとめ作文を書かせている。または学びスピーチを発表させている。すると,授業で何を学んだかを評価できる。更に,子どもの学習内容が定着する。このような言語活動を国語科以外でも行う必要がある。すると,各教科での学習内容が定着する。例えば,算数科や社会科でも,学び作文(今は「授業作文」と呼んでいる。)を書かせる。すると,その時間の学習内容が定着する。

各教科で毎時間「授業作文」を書かせる。または,「授業作文」を家庭学習でさせる。すると,何を復習してよいか分からないという学習内容の選択にも困らなくなる。

最終的には文章化しないと伝え合えない。したがって,これまでのような話し合い活動や発表活動だけでなく,「授業スピーチ」や「授業作文」を毎時間に取り入れる。

 

(ウ)単元の導入や終末場面に学習をまとめさせるために位置付ける

 これは今までも各教科で行われているだろう。行われていなければ,それは古い授業観である。理科や社会科の教科書を見ても,単元の始まりには関心・意欲を喚起する言語活動があり,単元の終わりには学習をまとめる言語活動が紹介されている。教えたら覚えて置け。このような授業観は私の子どもの頃のそれである。そんな教師は今時いない。例えば,単元の終わりには,次のような言語活動が向いている。

 

 レポート,新聞,スピーチ,ペープ・サート,ポスター・セッション,パネル・ディスカッションなど。

 ペープ・サートが言語活動か。ペープ・サートは物を使ったスピーチと考えれば言語活動でよい。そうすると,他にも劇化なども含まれるだろう。

低学年の生活科では,学習した内容をこのようないろいろな言語活動を選択させて発表させている。その発展を3年生以上の各教科でも行えばよい。他の言語活動もあるが,このくらいにしておく。

 

 このように効果的な言語活動をなぜ、これまで各教科の授業で扱ってこなかったのか。なぜなら,言語活動が適正でない場合には,言語活動の学習効果が無いからである。総合的な学習の時間同様に,這い回る活動主義になっている場合である。だらだらと同じような発表が続いたり,いつも同じ子が話し合いの中心になったりしているのでは,時間の無駄である。効果的ではない。したがって,言語活動を適正にさせる必要がある。

有名な教師の算数での授業実践の本を読んでいると,子どもの発表が適正でないのに驚く。それは教師自らが適正な話し方をしていない証拠である。教師が適正な言語活動モデルにならなければ,子どもの言語活動を適正にできない。(今年の年賀状にこうあった。「この2年間,先生から学ばせていただいたことがたくさんあります。中でも『指示(言葉)は短く,簡潔に!』が私の中で常に生きています。これからも多くの努力をし,活動していきます。」このような謙虚な教師はすてきである。)

このように,各教科の指導計画に言語活動を位置付ける。すると,学習内容が定着する。

 

ウ アの言語活動を各教科で扱う前に,国語科で扱う国語科の指導計画を立てる。

言語活動を扱いたい。適正にできない。したがって,各教科で扱う言語活動は各教科で指導する必要がある。しかし,それでは各教科の指導時数が減るだけだ。そこで,言語活動は言語活動として取り立てて指導する必要がある。それが国語科の使命である。

国語科できちんと言語活動の方法を指導すればよい。しかし,国語科の指導時数もそう多いわけではない。教科書教材だけに追われている教師もいる。したがって,短い時数で効果的に言語活動を適正にする必要がある。その方法が学習用語の明示,指導,評価,行為化である。子どもにとって必要な学習用語を指導する教師が厳選する。そして国語科で指導する。国語科で指導しただけでは,適正な言語活動にはならない。そこで,その言語活動を使う教科でも指導を重ねる。

このように,国語科以外で使う言語活動を国語科で上達・進歩させる。そのためには,各教科で必要な言語活動を使う教科で使う前に国語科で指導する。そうすると,国語科の教育課程が編成できる。当然,教科書教材だけの教育課程では,このような教科間の言語活動を系統的に計画できない。

国語教科書の読解指導は1教材5時間以内に終わらせる。そこで指導した学習用語を国語教科書教材以外の読解指導で使わせる。すると,読解という言語活動が系統的に指導できる。他に,書いたり,話したりという表現活動である言語活動を国語科から書く教科へと系統化させる。すると国語科で学んだ学習用語が各教科で使える。

ここでは特に,授業作文という言語活動の指導を書く。授業作文を各教科で書かせるために,国語科でどのように指導するかである。適正な速度で授業作文が書ければ,各教科での学びを定着できる。かなり効果的であり,必要である。


 1月1日(火)
 謹賀新年 御一家皆様の御多幸を心からお祈り申し上げます。

旧年中,大変にお世話になりました。衷心より感謝致します。

有難いことに,私はこれまで以上に,幸せな日々を過ごしております。

思う存分働き,思う存分学ぶ。

思う存分に過ごせる日々こそが幸福なのだと実感しております。

教え子,保護者,教員に貢献したいという一心で働き,学び続けている毎日です。

授業のための教材研究,教え子や保護者のための国語学習会開催,多くの教員のための執筆活動や研究会開催など充実の日々です。

北海道では,今年から教員評価が始まります。免許更新制も数年後に始まるでしょう。学習指導要領が改訂されると教育課程編成作業も始まります。このように,教員の仕事は増える一方です。しかし,これらは我々の教師力を向上させるチャンスなのです。

今年も最善を尽くして働き,学びます。変わらぬ御教導の程をお願い致します。合掌。

 

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12回国語修業講(旭川会場)2008年1月11日(金)昨年に引き続き連続開催!13回国語修業講(函館会場)2008年8月4日(月)新学習指導要領での教育課程とその編成方法 http://www17.plala.or.jp/naoir2006/2007.tirasi4.htm(御案内)