2005.12.1UP




31日(土) ついに年末を迎えた。今日一日で終えたい仕事は多い。まずは賀状作成である。そして部屋を片づけたい。書斎だけでなく,廊下や今にまで本が溢れている。何とかなるのだろうか。/ 昨夜,北見に転居した教え子の保護者からお電話を戴いた。3年生で吹奏楽をやっている。がんばっている様子を伺い,嬉しく思った。教え子は声変わりをしているのかな。声が変わっていた。元気そうで何よりだ。/ 昨日のピザは大成功だった。レシピは昨日の日記にある。1人1枚で十分だ。/ 今年は働いた。自分の仕事量の拡大を感じる。野口芳宏先生がよく仰る。「来年は今年よりは忙しくないだろう。毎年こう思っていた。しかしより忙しくなっていくものだ。」そうなんだろうな。私はいつ原稿を書いているのかと問われることがある。野口先生にも「寝ているか。」と問われる。確かに寝不足が続くこともある。しかし大概はしっかり寝ている。主な執筆はこの日記である。日記に授業記録を書いておくと,原稿締切り前に編集できる。毎日少しずつ書き残すことを自分に課すだけである。この平凡なことの積み重ねを来年も大切にしたい。去年今年学び続ける教師道 直明/ 今年お世話になった皆様,心から感謝申し上げます。1年生はこんなにかわいいんだということを教え続けてくれた教え子達。連絡ノートで励まし続けてくれた保護者の皆様。学ぶ機会を与えてくださった同僚の皆様,研究仲間の皆様,研究会へ参加してくださった皆様,『鍛える国語教室』へ執筆してくださった皆様,私の文章を読んでくださった全ての皆様,明治図書の江部満編集長,そして野口芳宏先生。これまでお世話になった全ての皆様,これからお世話になる全ての皆様,大切な家族。ここに2005年を終えるにあたり,心から御礼申し上げます。2006年は更に学ばせてください。そして子供に,教育に貢献して参ります。去年今年子に尽くすこと善の価値 直明/ 今年の決意は授業の腕を上げることだった。来年の決意も変わらない。授業を磨き,腕を上げたい。子供に価値ある楽しい授業を開発することが新年の決意である。去年今年授業を磨く修業講 直明/ 明年もよろしくお願い致します。 


30日(金) TOSS/FreeTalk忘年会合宿終了 2日間にわたり学び続けた。昨日の午前10時から午後10時までである。食事の時間を除くと昨日だけで8時間の連続講座だった。今日は朝9時から12時までの3時間の4時間連続講座だった。合計12時間くらい学び続けた。国語の講座が少なかったのが残念だった。しかし私の講座を批評して戴き,有難かった。『作文マスターカード』は好評だったようだ。大阪の授業は不評だった。大阪の授業を更にシンプルに練り直す。私の授業の癖も除く。言い直さない。不要に歩かない。/ これからピザを作る。材料を買ってきた。1枚分の材料は次だ。強力粉50g,薄力粉30g,サラダオイル大さじ1,ドライイースト小さじ1,牛乳50cc,ピーマン半分,たまねぎ1/4個,ベーコン1.5枚,サラミ6切れ,チーズ100g,ビザソース100gである。作り方はこうだ。ビニール袋に強力粉から牛乳までを入れる。耳たぶの柔らかさにこねる。ビニール袋の生地はそのままにしておく。タマネギを千切りにして水にさらす。ベーコン,ピーマン,サラミを切る。生地をビニールから出し,オーブンシートの上で丸く伸ばす。ピザソースを塗る。水をよく切ったタマネギを載せる。ベーコン,ピーマンを載せる。チーズ,サラミを載せる。オーブンシートごとフライパンで焼く。弱火で10分から15分で完成だ。ふたをした方がよいだろう。1人分の材料費はサラミやベーコンの金額で変わるが,350円でできそうだ。今日は4人分を買ったら2000円かかった。余分になる材料があるからだ。/その後残りの年賀状を書く。子供達分以外が残っている。


12月28日(水) 感激の2日間 このような年末を迎えるのは久し振りだ。いつものように忙しいのには変わりがないが,感動の連続の2日間だった。26日から回想しよう。早朝から教材開発していた。低・中学年用の作文ワークの書式決定版である。高・中学版の書式はほぼ決定して執筆者に届けた。低,中学年版の書式を決定したい。原稿は書き上がっているので,書式を決定させ,それに清書すると完成である。ぎりぎりまで教材を書き,それを鞄に投げ入れて家を出た。電車には冨樫さんと釜谷さんが乗っていた。電車で野口先生へ提案する企画の説明,子供TOSSデーの教材説明をした。するとすぐに白石に着いたので乗りかえした。新札幌についてから,厚別区民センターで提案をコピーした。そして野口塾に臨んだ。野口先生は予想通り,当日の朝,飛行機で飛んでいらっしゃったようだ。お元気そうで何よりだった。午前中は演習と講座だった。演習はおもしろかった。俳句の発問を考えることとができた。さすがに野口先生の発問はわたしには思いつかない。本腰入れて野口先生に学んでいきたい。次の手紙講座もおもしろかった。私は2月6日に文種別作文マスターカードの新企画を発表する。来年度春には着手する。その中に手紙もある。この野口先生のお話はT章にそのまま使えるなあと考えながら受講していた。午後の転勤の挨拶は野口先生の直接の添削がおもしろかった。あのような野口先生のの直接の添削場面は私の添削と比較することができて楽しいものだった。野口先生の添削指導には優しさがあった。見習いたい。最後のQAもおもしろかった。野口先生の絶妙な対応を学んだ。最後の全員一言スピーチで冨樫さんが修業講のPRをしてくれた。私も簡単に挨拶した。釜谷さんも冨樫さん同様に上手にスピーチしていた。そして3人で懇親会へ参加した。懇親会では堀さんと歓談することができた。野口先生ともお話することができた。冨樫さんが初めて野口先生とお話をして感激していた。私の9年前を思い出した。私はこの9年間,野口先生に学ばせて戴いたお蔭で自分で想像もしていなかった人生を送っている。有難いの一言に尽きる。その後,お茶でも飲みながら打合せをしようと言ってくださり,ホテルまで御一緒した。全日空ホテルの26階で企画を検討して戴いた。これは江部編集長も喜ぶと言って戴いた。全ての私の企画を喜んでくださった。本当に野口先生の懐は大きい。ものすごい企画である。本を何十冊も出版する企画である。それを全て許可してくださった。横で聴いていた冨樫さんと釜谷さんも感動していた。こんなに細かく私の企画を検討してくださったのは久し振りである。いや,企画の検討をしてくださったのは初めてかもしれない。『鍛える国語教室』の特集解説や書名の検討をしてくださったことはある。しかし企画を検討戴いたのは初めてではないだろうか。シリーズ名の修正,目次の修正,編集趣意の修正などの御意見を頂戴した。26階から眺める札幌の夜景すら,この感動には比べものにならなかった。それからずっと3人で話をしながら電車に乗った。師の有難さ,仲間の有難さを胸に帰宅した。/ 27日早朝,パソコンを打っていた。講座準備である。しかしそう早くは起きられなかったので,たいした仕事ができないで家を出た。岩見沢駅に着くと,後ろから声を掛けられた。「柳谷さん」何と角銅さんだった。私が8時に学校へ行くというメールを見て,駅まで迎えに来てくださった。有難いことばかりである。8時前に学校へ着いた。室内表示を完成させ,名簿を完成させ,講座別名簿を完成させた。アンケートなどの印刷を終え,室内準備をしていると12時になった。早いものである。冨樫さんにイラスト集をお願いしていてよかった。自分で作成する時間は全くなかった。12時過ぎてから自分の講座準備をした。開催5分前まで準備を重ね,ようやく司会を始めた。百人一首の組み分けを荒谷さんが行った。手際よかった。自分の講座では『見出しマスターカード』が一番盛り上がった。今回の新聞作成講座を考えているうちに1冊の本のプロットが完成した。仕事が連動していくので助かる。幸い,みんな楽しんでくれたようだ。時間でなんとか終わり,新聞の紙を持って行ってもらった。60分では新聞記事を一本書かせて,このように新聞を書くという手順をさせて終わりだ。模造紙大の本格的な新聞の書き方を指導した。最後の講座では角銅先生の楽しい工作,荒谷先生の楽しい合唱,中島先生の感動の道徳,大谷先生の驚くべき津波の授業が行われた。ほとんどの子供が楽しかったとアンケートで回答してくれた。私も子供達の喜ぶ姿を見て感動した。このイベントの目的は何か。私は教師力の向上だと思う。教師としての力量を高めたい。だからどんどん授業したい。そこに子供がいてくれると感動が生まれる。有難い一日だった。子供TOSSデーを美園小学校で開催させて戴き,心から感謝申し上げます。TOSS代表の向山洋一先生,サークル代表の大谷和明先生,サークルの皆様,本当に有難うございました。またの開催をよろしくお願い致します。御参加戴いた皆様,有難うございました。学習が楽しいと思って戴けたでしょうか。学習は本来楽しいものです。それを体験して戴きたいと思いました。次回の開催はいかがですか。できたら次回,夏休み開催を目指したいと思います。御感想をお寄せください。お待ちしております。子供達の喜ぶ顔に疲れが飛びました。有難うございました。片づけを終え,5時過ぎに冨樫さんに駅まで送って戴いた。冨樫さんには最近,すっかり世話になっている。だんだん別れが辛くなる。/ 今日は午前中,職員室整理に出勤した。そして明日の講座準備をした。午後帰宅し,賀状作成を決意した。そしてメールの返信,日記の更新を終えた今はすでに7時である。メールの返信,日記の更新に5時間かかった。どういうこっちゃあ。明日からサークル合宿なので,いつものように家を出る。だから今日は賀状を作成したい。できるかいなか。昨年の年末はイベントの準備に追われていた。一昨年の年末は本にする教材,マスターカード1本の作成に追われていた。その前の年末は修士論文の執筆に追われていた。その前の年末はマスターシートの執筆に追われていた。この5年間,毎年年末は追われている。しかし今年ほど充実した年はなかった。今年の年末は授業づくりに追われていた。一番楽しいことに追われて終われる。


25日(日) 昨日今日 昨日は一日子供TOSSデーの準備に追われた。会場図やアンケートなどを作成した。そして講座内容に取り掛かった。講座内容を考えていると1冊の本のプロットが出来上がった。時間は60分のようだ。幼児から6年生までいる。参加者全員に満足させ,ある程度新聞の作り方をマスターさせてから帰したい。無駄な説明をしている暇はない。全て教材化する。7枚のマスターカードの下書きを書いた。「記事文マスターカード」「記事の書き出しマスターカード」「読者を引き付ける見出しマスターカード」「割り付けマスターカード」である。これを全て扱うだけで1時間になる。他に「新聞選択マスターカード」「新聞作成マスターカード」で新聞作成の流れを指導したい。最初に楽しい作業を入れると幼児のうたくんもついて来れるだろう。壁新聞を見せる。紙を選択させる。紙を折らせる。うたくんが折っている間に「割り付けマスターカード」で割り付けを考えさせる。鉛筆で割り付けプランを書かせる。これで10分だ。そして「記事の下書きマスターカード」を作成しよう。それを先に見せて,見出し,リード,記事文,イラストを学習用語として説明してから「記事文マスターカード」で記事を1本書かせよう。「記事の下書きマスターカード」を配った際に,イラスト集も配ろう。そして好きなイラストを貼ってから,記事の文字数を数えさせることにしよう。うた君はイラストを切って,色を塗っているとよい。小学生は「記事文マスターカード」で記事を書かせるが,幼児のうた君はどんどんイラストを切らせるとよいだろう。イラストを切ったり,色を塗ったりするのも大切な学習だ。ここまでで10分だ。あとはマスターカード1枚を5分ずつでさせる。ここまでで50分だ。残り10分間で先にイラストを貼った「新聞記事下書きマスターカード」に下書きをさせる。こうして一本の下書きをきちんと完成させ,後は家で割り付けから清書させる。これで60分間の限界だろう。問題は今日一日でマスターカード10枚くらいを清書できるかどうかだ。それにしても思い付きから始めた講座だったが実におもしろいことになってきた。/ 明日は野口塾へ初めて参加する。


24日(土) 新企画の構想 朝,目が覚めたか覚めないかの間に新聞づくりのことを考えていた。子どもTOSSデーの講座である。講座の進め方を考えているうちに,これ自体が本になると思った。文種別作文ワークである。大まかな企画として考えていた。2月の修業講で発表する予定だった。その構想が今回の講座のお蔭でほぼ完成した。小学校学習指導要領の「書くこと」にはかなり問題がある。その問題点を逆手にとって本を書く。小学校学習指導要領に問題がある。だから,それをもとに作成されている教科書にも問題がある。ゆえに小学校学習指導要領の問題を克服した新しい教材が必要である。このような結論になる。こんなことを書くと教科書会社から苦情が来そうである。しかし良い点を肯定し,悪い点を否定することがいけないのか。もし問題点の指摘がいけないというのなら向上は有り得ないだろう。この傾向は学習指導要領の改訂にある。改訂の度に思う。どこがいけなかったのか。どこがよかったのか。このような反省をもとに改訂されていない。少なくても現場での成果と課題をもとに学習指導要領が改訂されていない。我々から見れば雲の上でつくられているようなものだ。教科書教材を批判すると苦情が来そうなので,敢えて批判しない。小学校学習指導要領の「書くこと」を批判する。否定ではなく批判である。良い点を認め,問題点を指摘する。そして代案を教材として示す。私の日記を読んでくださっている教員のあなた,一緒に本を書こう。市販の教材にばかり頼っていないで,自分の目の前にいる子供にとって必要で効果的な教材を一緒に書こう。出版企画は次々と頭に浮かぶ。問題はそれを実現するだけの執筆者がいないことだ。もちろん私一人では実現しない。時間的な制約があるからだ。『教育科学・国語教育』2月号には野口主宰の企画での執筆者を公募した。更に私の文種別作文ワークでの執筆者を公募する。本を書いてみたいという方,経験を一切問わないので立候補して戴きたい。教員でありながら,自作教材を書けないで子供を指導できるのか。自主教材を書き,それで授業してみよう。自分も子供も楽しいものだ。いつでも大歓迎である。執筆希望! というメールを戴きたい。冬休みに書き上げる本は7冊である。これからの企画は来年の夏締切りで3月に依頼を開始する。教材づくりは勉強になる。共に学ぶ同志を求める。久し振りに頭がすっきりしている。今日は仕事ができそうだ。昨日は全く仕事が出来なかった。最近眼精疲労がひどい。


23日(金) 終業式 前日は集中して仕事をした。写真の整理,テストの処理,通信作成,出欠整理などである。遅くまでかかった。終業式の日は朝から「あゆみ,あゆみ」と子供が騒いでいた。かわいい1年生だ。体育館で合唱の練習をし,発表した。部分2部合唱を歌わせた。伴奏も式も1年生にさせた。担当者としてはかわいい限りだったが,果たして評価はいかにである。教室へもどり,校長先生の3つのお話を尋ねると覚えている子が数名だった。聞く力が育っていない。校内の文集に載せる5行の作文を書かせた。2つの段落で書く。この指示をわからない子が大半だった。そこで書き直させた。こんなことをしているうちに下校時刻になって来た。あゆみを一人一人渡し,握手して励ました。よくがんばったよ。3学期もがんばろうね。にこにこしていた。今回のあゆみはこれからのことを考えて現状を書いた。3学期には向上的に変容してもらいたい。特に返事,挨拶をしっかりできない子がいる。家庭でも指導して戴きたい。テレビやゲームなどをする時間が増えれば増えるほど,口を開く機会が減るだろう。口を開く機会がどんどん減っていくのが現代っ子の特徴だろう。親とは話ができても,友達とは話ができない。親以外の大人とは話ができない。そういう子が増えていると感じる。『〈学習用語のカテゴリー化〉で〈国語学力〉を育てる』(柳谷直明著,明治図書,2004年3月。)でも話ができない子のことを書いた。どんどん増えていくだろう。だからこそ国語科で話をさせる機会を増やす必要がある。話をさせるしか話ができる子を育てることはできない。1年生が終業式で全校児童の前でメモを持たないでスピーチをした。他の学年の子は作文発表である。去年から私の教え子は作文発表ではなくスピーチをさせている。なぜ,他の学級の子は作文発表のままなのか不思議である。作文発表もしっかりと練習させなくては実に聴きづらい。何を言っているかわからない。原稿用紙を読むと,常より速くなるからであり,声が下を向くからである。みなの顔を見て,堂々とスピーチしていた隣の学級の1年生は輝いていた。その保護者は私の日記を読んでいてくださっているらしい。有難いことである。少しの間のお別れだね。こう言って別れた。先生と会えなくなってさびしい。こう言ってくれる子供達に囲まれていた幸せな2学期だった。/ 日記といえば他にも数名の同僚が私の日記を読んでくださっているらしい。夏休みの日記を読んでいましたと昨日の忘年会の席で言われた。忘年会の席ではスピーチする場面がたくさんあった。スピーチが流行ってきているのか。楽しい会だった。これで2学期が終了した。/ 子どもTOSSデー 27日はいよいよ子どもTOSSデーである。当日申込も可能である。現在60名を越えた。100名までは大丈夫だろう。多くの皆様の御参加をお待ちしている。学習とはこんなに楽しいのだということを体験してもらいたい。学習とは楽しいものなのだ。


21日(木) 2学期に感謝 ものすごく充実した日々でした。子供達は満足してくれたことでしょう。毎日毎日,新しいことを教え続けました。学んでいる子供達は大変だったと思います。さぞ,疲れたことでしょう。新しいことを学ぶには体力が必要です。それだけに疲れるものです。本を読むのも文章を書くのも体力をものすごく使います。この長い休みで2学期に学んだことをゆっくりと復習させて,体力を回復させてください。算数テストを返却します。『大きな数』は,よくわかっていない子がいます。逆に初めて100点をとった子もいます。大喜びです。『大きな数』で100点を取った子は言語能力が高い子でしょう。かなりややこしい問題を読み,その指示で答えを書くからです。数字の操作が強い子と言語の操作が強い子がはっきりわかります。でも大丈夫です。この子達はだんだんとわかるようになります。何も心配はありません。できなかった問題を復習するように子供には言いました。数字の操作が弱い子には毎日聞いてあげてください。「〇になる数」とか,「10飛び」「5飛び」「2飛び」などです。「〇飛び」問題は2年生のかけ算に役立ちます。「〇になる数」はさくらんぼを書かせてもよいです。今日は「7になる数のさくらんぼを書いておきなさい。」こう言うと子供達はせっせと書きます。毎日の自学でいくつかの学習を続けるとすばらしいです。絵日記用紙,新聞用紙,原稿用紙をほしいという子にあげます。冬休みの予定表も持たせました。一緒に作成してください。そして冬休みが終わったら書くとこを書かせて必ず持たせてください。でも勉強をさせ過ぎる必要はありません。一日1時間くらいの学習を自分で計画させましょう。読書も一日1冊くらい読ませるとよいでしょう。「冬休みで3冊」今ことを言っている子がいました。一日1冊読んでも20冊くらいは読めるものです。ゲームやテレビで脳の動きを悪くさせるより,読書をさせて脳をどんどん使わせることです。読書や作文はどれだけ脳を動かすかしれません。後半,生活面で落ち着きのない子が数名いました。今年の1年生はずいぶんときちんとしています。しかし最近になって,人を叩いたり,私の言うことを聞かないで勝手な行動をしたりする子がいました。慣れて来たからでしょうが,注意するのに時間を取られました。3学期は1年間の完成です。全員を立派な2年生として進級させたいものです。御家庭でも大人の言うことを聞くように御指導ください。だんだん大人の言うことを聞かなくなる子がいます。そしてうそを言うようになる子がいます。これを見逃すと,どんどんエスカレートします。話をじっくり聞き,言っていることが本当かどうかを判断することが大切です。事件・事故が無い楽しい冬休みを過ごさせてください。授業参観,保護者懇談会への積極的に御参加戴きました。心から感謝申し上げます。本当に楽しい2学期でした。有難うございました。3学期も,どうぞよろしくお願い致します。(できれば3学期に2年生のPTA役員へも進んで立候補してください。お待ちしております。)


19日(月) 12月19日か20日に「読解力マスターカード」を使った授業公開をします。保護者の方もお時間があればいらっしゃってください。 指導案 / お菓子がいっぱいのクリスマス会 たくさんのお菓子を有難うございました。手づくりクッキーやケーキなど食べきれないほどのお菓子に囲まれて,子供達は嬉しそうでした。お菓子を買って来た子もいました。有難うございました。楽しいクリスマス会になりました。2人いなかったのが残念でした。また3学期にパーティーをするので,そのときには全員で食べましょう。/ 寄り道 そんな楽しかった一日の終わりは子供が帰宅していないという保護者の連絡でした。2時30分に下校し,4時近くまで帰宅していなかのです。下校途中で遊んでいました。何のために集団で下校させているのかわかりません。その子達は入学当初も私の言うことを聞かないで走って行き,迷子になりました。最近も,昨日も,遊ばないで帰ることを私と約束してて下校していました。最近,事件・事故が多いので集団で下校させています。3学級の下校時間を合わせて毎日下校させるのは大変なことなのです。清掃も全員で行っています。そのような我々の努力を全くわかっていない子です。何度も話し,約束してきたのにこれです。大人の言うことを聞かない子供に育っています。悲しい限りです。それにしても学校へ連絡をくれたことで私も他の先生方も保護者と一緒に探すことができました。我が子が帰宅途中に遊んでいることは担任に知れるのは嫌なことでしょう。それでも連絡をくれたことで指導することができました。自分達が寄り道をして遊んでいることでどれだけみんなが心配するかをかなり話したので,当分は大丈夫でしょう。しかし2度あることは3度あります。冬休み中も事件・事故があった場合には学校へすぐに連絡をください。何かの病気で入院するなどの生活上の大きな変化などを無いことを望みますが,もしあればお知らせください。先日登校途中で犬に頬をかまれた子がいます。相手はそのまま去ったそうです。とんでもない話です。それでなくても登下校は心配です。何か合ったら,すぐに連絡をください。コンビニの前にずっとすわっている不審者がいたといことも伺っています。市内の不審者情報は毎日のように学校へ連絡が来ます。冬休み中もなるべく一人で歩かせない方がよいですね。物騒な世の中です。私の知っている子で駐車場で除雪車の雪の下になって死んだ子がいます。道路わきの雪山で遊んでいて除雪車に巻き込まれて死んだ子もいます。先日も軒下で雪に埋もれて死んだ方のニュースが流れていました。雪遊びは楽しいです。しかし遊んではいけない時,場所をしっかりと指導しましょう。/ 雪遊び 3名が欠席,3名が風邪で外へ行けないという。それにしても遊んだ。靴が破れていて足が冷たくて泣いている子やずぼんしかはいていないで遊んでいる子など様々だった。相変わらず山の上から他の子を押している子がいたり,行くなという方へ行く子がいたりと様々だった。遊びの中に本来の姿が見えておもしろい。もちろん押している子などを注意したり,怖がっている子を滑らせたりと大忙しだった。先生は腰が痛いので滑らないが,楽しいひとときだった。雪が深いのに,どんどん歩いていく子もいて驚いた。雪遊びは楽しい。/ 保護者の皆様へ 何度もお願いしていますが,体調が悪くて授業に参加できない場合には連絡ノートでお知らせください。坂すべりというと休んでいる子がいます。本当に風邪ならばよいのですが,外で遊びたくないということで休まれるのは困ります。それと遊びに行く前に子供だけでは東山公園へ行って滑らないように指導しています。保護者同伴ならばかまわないでしょうが,子供だけでは危険です。道路わきの雪山や軒下で遊ばないことも何度も何度も指導しています。保護者の皆様もうるさいくらい注意してください。注意して言うことを聞く子と注意しても言うことを聞かない子がいます。今年の1年生は今ごろになって言うことを聞かない子が何人か出て来ました。下校の際に外に出ると男子数名がすぐに喧嘩をしている状況です。落ち着かない昨今です。/ 今日はあゆみを終わらせた。これで終業式を迎えることができる。間違って絵の具セットを持って帰らせてしまった。水曜日の図工でまだ使う。/ 『授業研究21』5月号の原稿依頼を戴いた。『授業研究21』は久し振りである。向上的変容を評価する方法を示す。  


18日(日) 日本言語技術教育学会第15回大阪大会 詳細を知りたいというメールを戴いた。詳細は今月号の『教育科学・国語教育』,『現代教育科学』(明治図書)の巻末にある。よい機会なので,ここに記述しておこう。日本言語技術教育学会第15回大阪大会,テーマ「『読解力の低下』問題と国語科授業の改革――言語技術教育はどう応えるか――」,期日2006年3月4日(土)9:30〜16:30,会場毎日新聞オーバルホール・毎日新聞ビル地下1階(大阪市北区梅田3−4−6),事前申込会員6000円,非会員6500円。当日申込会員6500円,非会員7000円。郵便振替口座へ振り込みます。加入者,日本言語技術教育学会。口座番号00830-5-57798。「通信欄」に氏名・住所・勤務先・連絡先・会員か非会員かを明記。2月17日までが事前申し込み。問い合わせは鈴木悟志先生へ(ced80200@hkg.odn.ne.jp)私は14:15から模擬授業を行います。俎板の鯉です。/ 来年出版する『「話すこと・聞くこと」授業マニュアル』全3巻の準備を進める。来年は続々本を出版する。このような提案の機会を頂戴すること自体,有難いことである。これまで10年間,走り続けてきた甲斐があった。どうも体調はよくないが,走り続けよう。「去年今年貫く棒の如きもの」(高浜虚子)である。いい句だ。いつものことだが,年末年始も働き続ける。 


17日(土) 空知ゼミ例会のお礼 20名の方に御参加戴きました。心から感謝申し上げます。私は昨日,2つの問題意識を持って例会に臨みました。1つ目は教材開発です。高学年版・中学生版の作文マスターカードで初の授業を行いました。さすがに1年生の学級では高学年・中学生版の授業できないのでゼミ例会は有難い場です。しかしゼミ例会に参加している私の学級の1年生は高学年版・中学生版で3分間で8行という勢いで作文を書いていました。1年生でも書ける作文マスターカードです。なかなか完成度が高いワークです。『学習用語を使うと誰でも書ける作文授業マニュアル&作文マスターカード』というタイトルでどうかと今のところ考えています。設問自体が指導言になっているので,設問を読むだけで子供が動きます。釜谷いずみ氏は昨日がゼミ初の授業でした。今週の火曜日に授業公開を打診し,金曜日(昨日の)1時間目に授業公開をしてくれました。『読解力マスターカード』を開発し,それを使った授業です。(この教材の詳細は国語教育2月号に書きました。御覧戴きたい。来年度には本にします。)春に私が作成した「マスターカード」を参考に自作してくれましたようです。1時間で読解指導を行い,授業作文を書かせる見事な授業でした。1分間視写で70文字を書いた子がいました。授業が終わっても誰一人立とうとせずに,黙々と作文を書いていました。まさに子供が熱中する授業でした。私がパソコンで授業記録を書いたので,冬号にそのまま原稿として入れてくれるでしょう。最近始まった美園ゼミとして3回目の研究授業でした。1回目は私が3年生の学級で飛び込み授業をしました。『ソメコとオニ』で授業作文を書かせる授業でした。2回目は冨樫忠浩氏の授業作文を書かせる授業でした。釜谷氏が書いた教材で私や富樫氏が授業してみたのです。教材を開発し,それを実際に授業で検証し,さらに修正を加えています。毎日が例会のような楽しい昨今です。釜谷氏には公開授業の授業の導入だけをゼミ例会でやってもらいました。進んで授業をしてくれます。私より学習用語をきちんと上手に指導しているようでした。学ぶことが多いです。2つ目は楽しい授業です。私の『マスターカード』を使った授業をどんどん行います。教材の使い方を知って戴きたいからです。2月の藤野南小学校で扱う『報告スピーチ』マスターカードの授業をしました。私の授業と冨樫さんの『インタビュー』の授業をドッキングするとよいようです。実際の2年生に行う授業なので友達インタビューをさせる必要は無いでしょう。生活科での学びを発表させる予定です。しかし生活科の学びを発表できないようならば『インタビュー』の指導も行います。一応,両方用意しておきます。子供の実態によって授業展開を変えます。昨日のスピーチは,まあまあ楽しんでくれていたようです。他に私は擬声語・擬態語の授業をしました。大谷和明氏はインターネットランドを使ったものすごく楽しい授業をしてくださいました。大谷氏は寅さんの科白や『雨ニモマケズ』を暗唱していました。驚きました。私も『雨ニモマケズ』を学級の子供と暗唱したことがありましたが,部分的に忘れていました。私の学級の1年生が『雨ニモマケズ』をほとんど暗唱していました。これにも驚きました。懇親会では授業ビデオを観ながら学び合いました。大変勉強になりました。これで今年の空知ゼミ例会を終えました。今年からゼミ例会を始めたお蔭で毎週教材開発に追われました。それだけに勉強になる有難い一年間でした。お付き合い戴いた皆様,大変に有難うございました。来年もよろしくお願い致します。来年はさらに空知ゼミの運動を拡大します。第16回学習会の予告と第15回の報告 


15日(木) 国語テストの答え方 4月からこのようなことを言っていた気がする。そういえば『国語学力マスターカード』の何年生かに書いたのだ。野口先生が書かれたテストの答え方の御論考も見つけた。もう一度きちんと指導したい。テストを行う前とテスト中に何度か答え方を指導した。それでもわからない子はわからないらしい。答えが合っているかどうかという問題ではなく,私が指導している答え方を身に付けているかどうかの問題である。次のように指導している。□に入れる問題。@□を数える。A(□の上か下にある)ヒントの言葉を見付ける。B上の文章からヒントの言葉を探す。Cヒントの言葉から答えを探す。Dこれが答えだと思ったら〇で文字数を数える。E□の数と同じ数なら写す。「うんてん手」を「うんてんし」と書いている間違いが多かった。選ぶ問題もわかっていない子がいたので指導した。後の□から選ぶ。この方法も以前指導した。しかし忘れている子が多かった。もちろん答えなど教えていない。このようなテストの方法を指導した。『はたらく じどう車』の表の読解テスト学級平均点98点。裏の言語事項テスト学級平均点98点。『のりものの ことを しらせよう』表の読解テスト学級平均点90点。裏の漢字読みテスト学級平均点98点。子供達に言った。国語のテストは100点で当たり前だ。売っているテストは易し過ぎる。だから先生は難しい教材を作っている。私の『マスターカード』を難しいという人は多い。当たり前である。今の国語が易し過ぎるからだ。だから教材を作る必要がある。美園小学校の1年生の国語学力は学年全体ものすごい。1分間スピーチをメモ無しでする。1分間で20字の速度で作文を書く。つまづかないで音読する。このように国語学力が向上したのは『マスターカード』で指導してきたからである。私だけではない。両隣の学級の子供達もぐんぐん伸びている。『マスターカード』の成果である。3学期は『読解力マスターカード』を開発する。明日隣りの1組で釜谷さんが開発した『読解力マスターカード』の公開授業がある。火曜日に声をかけて金曜日に実現した。1組の保護者の方に参観を呼びかけるとよかった。私のHPを御覧戴いている1組の保護者の方,間に合ったらいらっしゃって戴きたい。明日の1時間目に1組で授業を公開する。私は来週の国語を公開授業にする。時間が許す保護者の方はいらっしゃって戴きたい。何曜日か忘れたが,『読解力マスターカード』となっている国語である。3学期は毎週授業公開を行いたい。あと10回くらいの研究授業で私の教員生活での100回の研究授業を超えるだろう。さらに授業の腕を磨く。/ 自学スタート 家庭学習の方法を教えよう。美園小学校へ来てからは低学年ばかりを担当している。だからきちんと家庭学習の方法を指導していない。日記でも書くとよい。こう言ってきた。しかし私が高学年を担当しているときに必ず実践していたのが「自学ノート」である。自学自習の自学である。自学ノートの実践は全国にたくさんある。私は次のように指導している。見開き2ページに今日の復習をする。2ページを4つの部屋に分ける。一日4時間での学びを書く。1時間目は左上。2時間目は左下。3時間目は右上。4時間目は右下。こう分ける。今使っているます目が大きいノートでは書きづらい。1センチメートル方眼に5ミリメートルの破線が入っているノートを使う。この子達はもう十分に使える。4時間分しなくてもよい。左上は日記。左下は漢字。右上は計算。右下は顔の絵。このように分ける。漢字ばっかりとか計算ばっかりではいけない。4つの学習を毎日行う。しかも時間をかけてもいけない。1つの部屋を5分間くらいでてきぱき行う。すると20分間で2ページが終わる。全く家庭学習をしていない子がいる。そこで最近,毎日ノートにするように言っている。それでも出さない。そこでこのように家庭学習をするとよいという話をした。さっそくながちゃんやきむじ君は先生が言ったようにしてきた。何度言ってもしない子がいれば,少し紹介しただけでする子もいる。自分のために家庭学習を習慣にした方がよいよ。このように自分で何をするかを考えて進んで行う家庭学習を自学と呼んでいる。お母さんに手伝ってもらってもよい。ドリルをやってもよい。お母さんが手伝ってくれない子,ドリルも無い子には自学を勧める。冬休みは毎日30分の自学をするといいなあ。冬休みには1時間くらい勉強するんでしょう。えええ! 驚いていた。毎日午前中にいろんな学習を1時間くらいするとよい。自学ノート30分間,ドリルなどを15分間,読書を15分間とかである。来週,冬休みの予定を立てる。


14日(水) 北海道物語(紙版画の実践) 昔,北海道の川には人間よりも大きな魚が住んでいた。泳いでいるねずみやへびを飲み込んでいた。なんと,小さい子供も川を泳いでいると飲み込まれたらしい。イトウという大きな魚だ。今でも1メールとくらいのイトウが北海道の川に棲んでいる。しかし昔は2メートルを超えるイトウが棲んでいたという。みんなだったら一口でイトウに食われてしまう。ガボ! そんな大きな魚を紙で作ってみたいだろう。(作りたい)今日は魚作り名人の釜谷先生に魚の作り方を教えて戴く。では大きな恐ろしい魚の作り方を釜谷先生に教えて戴こう。こう言って版画の学習を始めた。酒井臣吾先生に7月の岩見沢市立東小学校で学んだ版画である。1年生の実践なので,人物と魚を分けてみた。魚3時間,人物3時間,船などの小物2時間で大体の子が版を完成した。数名完成できない子には朝や他の学習で余った時間にさせた。今日は朝から読書や自習にして一日じゅう刷りをしていた。教員4人で5時間くらいで50名分を刷った。1時間5人くらいである。人物と魚を分けて刷る。刷った後,構成を考えて置く。こうして一人2枚ずつ刷った。親指が水ぶくれのようになった。すばらしい作品が続々誕生した。  


13日(火) 漢字テスト 『漢字読みテスト』50問を行っている。『国語学力マスターカード』1年生用の教材である。ファイルを用意する。漢字読みテストを読む。1から音読,さんはい。10くらいまで読んでも開いていない子がいた。手伝ってあげる。全員開いた。最初から全員開くのを待っている必要はない。しかしいつまでも開けない子がいたら,開いた状態からもう一度音読させる。1から音読,さんはい。これで全員が読み出す。20くらいまで読んでから,もう一度最初に戻した。やめ。1から音読,さんはい。5でやめさせた。1から5までを2人に聴いて貰ったら座る。始め。こう言うと全員が起立する。規律と言わなくても起立することが習慣化されている。聴いて頂戴。いいよ。このように相互に評価し合う。このように5問ずつ相互評価をさせた。15問から20問のところで数名を評価した。なあちゃん,起立。15から読む。読めないときは教えてあげる。そしてもう一度最初から言わせる。何度か教えてあげて,全部言えた。始め。同じことなので,始めだけで相互評価を始める。全員座った班は,次の漢字を読んでいる。特に危ない子から聴いてあげる。危ない子から先に言わせたり,全員座ってから危ない子に言わせたりした。このように読みの練習をさせた。今日は40問で終わった。続きは次回行う。『マスターカード』の漢字読みテストは聴いてあげるとよい。/ 教科書19ページの緑の四角を読む,さんはい。今日も音読しない。橙を緑を私が間違ったからである。どうも同じ間違いをする。オレンジから音読,さんはい。これで読んだ。どのよう仲間があるのか。仲間と書いてあるので仲間と問うた。食べ物,乗り物。そう,緑で書いてある。音や鳴き声とあったので,こう問うた。鳴き声を言葉で表すときには片仮名で書くことが多い。チャイムを言葉で言って御覧。キンコンカンコン。他にはいないか。チンコンカンコン。キーンコーンカーンコーン。ほら,いろいろになる。同じ音でも聞く人によって違う言葉になる。コオロギの音をノートに書いて御覧。発表する。チチチチチ。コロコロコロ。チンチロリン。たくさんの言葉になった。学びを発表する。コオロギの音がわかりました。楽しかったです。先生が『ちいちゃんのかげおくり』を読み聞かせたときの作文もそうだったけど,悲しいお話でした。だけでは学びとは言えない。だから自分はどう変わったのか。どう考えていたのが,誰かの話を聞いてどうなったのかが大事だ。例えばこうだ。柳谷先生が仰いました。『コオロギの声の鳴き声を書きなさい。」私はこう書きました。チチチチチ。同じコオロギの鳴き声なのに,他の人は違いました。例えばコロコロコロとかキキキキキとかです。ぼくのチチチチチもいいと思います。しかしコロコロコロの方がいいと思いました。同じコオロギの鳴き声なのに,違う言葉になることを学びました。このように発言する。柳谷先生が仰いました。「コオロギの鳴き声を書きなさい。」私はチロチロチロと書きました。他にもたくさんありました。例えば,チンチロリン,チチチチチです。私はそれもいいなあと思いました。同じ鳴き声なのに,違う言葉になることを学びました。このように何人かが発言した。私が発言の定型を示し,そえを真似ただけである。しかしこのように定型を示すというのはある程度効果的である。教科書の四角に鳴き声を書く。3人くらいからどこですかと問われた。最近話をよく聴いていない子がいる。食べ物も書く。片仮名を忘れて書けない子で困っているのはたく君である。乗り物も書けないで困っていた。片仮名テストも終わった。一度は書いたので,繰り返さないと忘れるということだ。最近家庭学習をしていないようだ。毎日少しずつ書かないと文字を忘れる。明日は全員に日記か何かを少しでもよいから書いてくるようにいった。「作文マスターカード」を配る。音読する。さんはい。視写する。題名は書かなくてよい。今日はから書く。平仮名でも漢字でもよい。始め。止め。1行。数名いた。1分間視写,始め。止め。1行。0人だ。おめでとう。裏。始めの考えにさっきのコオロギの鳴き声を書く。変わった考えに,他の人の鳴き声を書く。引用に先生が言った言葉を書く。学びに学んだことを書く。こうしてメモを10分くらいで書かせた。では書くよ。全員起立。題名を決めたら座って書く。授業での学びとかか学んだこととか何でもよい。氏名を書く。では3分間で3行を目指す。用意,始め。こうして3分間で止めた。3行の子が1人だった。他は4行以上書いていた。よし,では3分間で何行かを書く。書いたら続きを書いて完成させる。作文を終わった子から外の雪で遊ばせた。生活科で外遊びをさせる予定だったからである。この授業は70分間かかった。教科書指導を作文指導になったので時間がかかった。片仮名を忘れている子に時間をかけてしまった。冬休みには復習しておいて貰おう。忘れてしまう子もいるので。


12日(月) どんどん仕事がたまっていく。いちいち書いていてはわからなくなるので,要点だけを覚えておこう。読解力,大阪,鍛えるの3つを同時進行するしかない。/ 花田修一先生,宇佐美寛先生,江部満編集長からお礼状を戴く。宇佐美先生は25日までならと書いてあった。確かに申し訳ない。気が付けばあとひと月強となってしまった。2月の修業講で完結させたいので,何としても1月15日を締切りにしたかった。お詫びとお願いの返礼を差し上げる。私の鍛える一本に仕事を絞る。/ 鍛える冬号では秋号で落とした連載を書く。さらに実践も書きたい。そこで授業記録を毎日書くことを再開する。私は誰よりも早く退勤し,誰よりも多くの仕事をしたい。野口先生の誰よりも早く退勤されていことをどこかで拝見した記憶がある。確かな記憶では無いが。どの学級よりも早く子供を返していただったろうか。/ お話対話 『幸せの王子』だ。いいお話だよ。先生がとっても好きなお話。いいなあ。こう言いながら数ページを読む。子供を焦らしていたわけではなく,本当に読んでいた。1時間で読める量かどうかを考えていた。長いなあ。読めないかなあ。どうする。読んで。では読む。こうして読み出した。いつもなら問いを発表させているが,今日はどんどん読み進めた。長いという理由と言い回しが難しいという2つの理由からである。りちゃん,ツバメはどこへ行きたかったの。わかりません。はい。えりちゃん。エジプトですか。合ってます。そうだよね。エジプトと書いてあったよね。同じ質問を同じ子に3度した。3度とも答えられなかった。エジプトという言葉を覚えていられないのか。よくわからない。なぜ,幸せな王子は泣いているの。悲しいからです。何が無くなったから,悲しくなったの。心臓です。命です。心です。全て違う。今王子は高い所にいる。だから悲しくなった。人間だった頃の何が無くなったから,苦しんでいる人が見えるようになったのか。わからなかった。壁だよ。生きているときには壁があったから,壁の外の世界は見えなかった。だから悲しくなかった。しかし今は壁がない。だから。かわいそうな人が見える。だから悲しい。そうだ。目のサファイアを取る場面では子供達も叫んでいた。嫌だ。「つばめよつばめ,小さなつばめ。」まただ,嫌だ。外は寒いのに,つばめはなぜ暖かいといったのか。王子の所へ帰ってきたから。誰もわからなかった。答えを王子が言う。「いいことをしたからだよ。」この辺りで時間になった。王子は宝石がなくなっても幸せだった。これを論題にして論破できるが,時間が無いのでしなかった。なぜ,幸せだったのか。おちびちゃんにみんなにはわからないだろうな。わかるよ。宝石を持っていたから。いや,宝石がなくなっても幸せだったんだよ。わかった,いいことをしたから。そうだね,自分のことだけを考えている人と人の役に立つ人とどちらが幸せなのかということだ。つばめが死ぬ場面まで次回は続けてみよう。少しは涙を流すだろうか。先週,『ちいちゃんのかげおくり』を子供達の前で読んで涙が出た。/ 題名を音読する,さんはい。「かたかな」これは何の題名か。学習に使うので(板書)教材の題名だ。このように問いを出し,答えを板書することが私の授業では多い。板書するときには読みながらと野口先生がお父様から指摘されたことを伺ったことがある。私は子供が読めるかもしれないので,板書したあと子供が読めなければ読む。もちろん漢字で書く。緑の四角から音読,さんはい。みんな,音読しなかった。え,どうしたのか。私の心の科白である。すぐに何か変だと考えた。四角の色が緑ではなく橙だった。オレンジの四角から音読,さんはい。今度は音読した。書いてある片仮名を聴いて貰ったら座る。起立。始め。これで上段に書いてある片仮名の読みを終える。ノートに書いたら持ってくる。ここで空書きで確かめた方がよかった。全員のノートに丸を付ける。「ル」をきちんと曲げていない子に書き直させた。パルルと書いて持ってくる。これもやはり「ル」をきちんと曲げていない子がいた。やり直させた。コの空書き,始め。片仮名コいいち,に。1人,3画にしていた子がいたので,全員に評価させた。ヤ,ユ,ヨの空書きを見てもらう。始め。これで全員が立って,誰かに空書きを点検してもらう。覚えたと思っても鉛筆を持たない。掌書き,指なぞり,鉛筆なぞり,始め。「空書き評価,掌書き,指なぞり,鉛筆なぞり」を一つの文字学習の方法として子供達は身に付けている。漢字もこれで大丈夫だ。片仮名はすでに何度も指導している。『マスターカード』1年生用にある25問テストも行っている。だからスムーズに授業が進む。初めての指導なら,もう少し丁寧にする必要がある。下の四角いオレンジから音読する,さんはい。ンとソの空書きを見てもらう。始め。見て頂戴。このように誰か2人に見てもらったら座る。班の子が全員座ったら掌書き,指なぞり,鉛筆なぞりをしている。よく見てもいないでいいよという子がいるので,そのような適当な評価をしていないかどうかを見る。1ページの指導が30分くらいで終わった。私がノートや教科書の丸を付けているときには,ポケモンを書いている。さらに問題を出した。外国から来た言葉は片仮名で書くことが多い。オーストラリア。こう言うだけでノートに書く。天才科学者,アインシュタイン。何も言わなくても,ノートに書いて持ってくる。最近は5人くらい丸を付けたら,その子たちがリトル・ティーチャーになって丸を付けてくれる。「アイ,アム,ア,リトゥル,ティーチャー」こう言っている。先生が尊敬しているシュバイツアー。これで1時間が終わった。教科書をこのように丁寧に指導することもある。5時20分に帰宅し,風呂に入り,こうして日記を書くと6時45分になった。これからさらに仕事をしてから夕食だ。今日の学校も楽しかった。子供達と雪で遊んだ。


11日(日)昨日の仕事を振り返る 朝,日記に仕事を列挙すると一日の仕事が明らかになる。昨日の仕事を振り返る。昨日はこう書いた。「今日は中学版の正式依頼を作る。」作成した。「読解マスターカードのゼミ内での分担を作る。」これはどういうことか。空知ゼミで担当する低学年の2冊の分担ということか。1年生用は美園ゼミで書くか。それをもとに2年生用と空知ゼミで書くか。読解力マスターカードの書式をいくつか作るか。分担というより,教材をどんどん開発する必要が有るだろう。分担はやめにする。「大阪の授業を再検討する。」これは今日の仕事にする。「読解マスターカードを数枚書く。」これこそしなくてはいけない仕事だ。主に3学期に書くとしても,残された2学期で何枚か釜谷さんにも作成してもらいたい。書式を作り,齋藤さんにも依頼するか。「作文マスターカード(低,中)の問題点を修正する。」これはいつでもできる。「『作文マスターカード』(高,中学)の書式を速達で送る。」完了。「『ソメコとオニ』の授業を起こす。」全くできていない。「これらを終えてから冬号の連載執筆を始める。」先の話だ。このように仕事を列挙する。そして優先順位をつける。できるだけ急ぐもの,簡単にできそうなものから並べる。これが私の仕事術である。本日の仕事 1 年賀状を作成する。 2 読解力マスターカードを数枚書く。 3 学級写真の整理。 4 部屋の整理。 5 大阪の授業を検討する。これまでの模擬授業での修正をノートに整理しよう。 このくらいで一日が終わるだろうな。残った仕事は他日にする。「読解マスターカードのゼミ内での分担を作る。」,「作文マスターカード(低,中)の問題点を修正する。」,「『ソメコとオニ』の授業を起こす。」,「冬号の連載執筆を始める。」などが残る。/この日記を書いているときに『教育科学・国語教育』1月号著者献本が届く。それを読んでいるうちに昼になる。ますます仕事をする時間が減る。(そういえば読みたい本もたまっている。)1月号では初めて書評を書かせて戴いた。野口先生の書評である。1月号の特集はすごい。「論争から学ぶ『戦後国語教育六〇年』」である。(横書きなのに漢数字というのもすごい)学ぶべき提言が多い。詳しくは書かないが,国語教育は誰が何と言っても時枝誠記の理論が底流に流れている。時枝氏の理論が前提となり,西尾実氏の理論が使われている。堀裕嗣氏が言うように「すでに決着済み」である。このような両者の理論に学ぶ点は多いが,私は時枝理論の問題点を以前から感じている。いずれまとめる。それにしても今月号と来月号は必読の書である。さらに今月号で残念だったのは輿水実氏に言及されていない点である。輿水実氏が論争に関わっていなかったということだろう。しかし戦後の国語教育を考えるには輿水実氏に触れないわけにはいかない。戦後の言語教育を実践的に確立したのは時枝誠記氏ではなく輿水実氏である。


10日(土) 読解力マスターカードの開発の必要性! 「□□□の□□□が見えます。」これは文章から抜き出す問題である。昨日の授業でこのような問題ができない子が数名いた。これまでも同様な問題で指導している。しかし最近は扱っていなかった。そこで見つけることができなかったのか。このような問題を文章にある言葉を指摘する力が必要だ。春に読解力マスターカードの開発に取り組んでいた。そのときにはこのような問題を多くさせていた。しかし忘れたのだろう。やはり言語活動は領域を偏らさないでさせる必要がある。最近は「書くこと」や漢字指導に偏っていた。今日は読解力マスターカードを作成しよう。来週,美園ゼミで取り組んでもらおう。(しかし優先順位を考えさせなくてはいけない。計画を立てさせることである)/ 昨日,ようやく作文マスターカード高学年,中学の書式を完成させたい。一昨日完成させる予定だったが,美園ゼミの打ち上げになったので完成できなかった。作文マスターカードの書名検討,秋号の完成,授業研究の打ち上げだった。楽しい時間だった。作文マスターカードの書名をどうするかは結論が出ない。『鉛筆からけむりが出る速さを鍛える「作文マスターカード」』,『学習用語の行為化を保障する「作文マスターカード」』,『「見える学力,使える技術」を保障する「作文マスターカード」』,『学習用語を明示した楽しい作文授業マニュアル&「作文マスターカード」』だんだん長くなるな。『学習用語が身に付く「作文マスターカード」〜1分間視写が君の作文力を鍛える〜』『たった1分間の視写で君の作文力が激変する「作文マスターカード」』もうやめた。/ 今日の仕事 今日は中学版の正式依頼を作る。読解マスターカードのゼミ内での分担を作る。大阪の授業を再検討する。読解マスターカードを数枚書く。作文マスターカード(低,中)の問題点を修正する。「作文マスターカード」(高,中学)の書式を速達で送る。『ソメコとオニ』の授業を起こす。これらを終えてから冬号の連載執筆を始める。冬号では秋号で落とした私の連載を復活させる。宇佐美寛先生の書評にも挑戦する。仕事が多いということは有難いことである。/ 「子どもTOSSデー」のチラシを配付した。(私の学級では配付するのを忘れた。月曜日に配付する。)早速問い合わせが来ている。楽しい一日になりそうだ。


7日(水) 第1回岩見沢市子どもTOSSデー開催計画 このように子どもと楽しめるイベントを以前から企画したかった。チラシが完成した。多くの皆様の御参加をお待ちしている。/ 1年生がローマ字入力できるようになった。まずアイウエオを何度も書かせた。そしてカキクケコまで進んだ。人差し指の位置,アイウエオの指,全員の指を見て回った。速い子はハ行まで進んだ。指を見ないで打っている。


6日(火)『鍛える国語教室』(bV)2005年秋号発送開始 帰宅するとファミリー印刷の吉田さんが秋号を届けてくださっていた。自宅まで届けてくださる。有難い。由仁町のファミリー印刷は丁寧で安い。是非,製本に使って戴きたい。140ページである。感無量である。発送を開始する。今回は特に冨樫忠浩さんにお手伝い戴いた。最後に野口主宰の玉稿を入れる際にも全部点検してくださった。有難い。このように多くの方のお世話になり一つの仕事が完成する。子供達にも与えられた仕事に真剣に取り組む姿勢を育てたいものである。/ 研究授業 5校時目に研究授業を参観した。冨樫さんの授業である。昨日,模擬授業で何度も練習していたらしい。私は昨日は通院で早退した。腰の調子が少しずつよくなってきた。導入を大切にしたい。参観者に挨拶させる教師がいるが,必要ない。いつも通りに授業を始める。実物投影機を使っていた。私が野口主宰の前で始めて授業した際にも実物投影機を使った。実物投影機で教科書の複写したものを拡大し,私は子供の発言を書き込んでいった。ほとんど私は話をしない授業である。今から振り返ると学習連盟の授業のようだ。その頃は学習連盟の研究会に参加していなかったので,私のオリジナルの授業のつもりで取り組んでいた。号令。10分間,読み鳥を教科書に書き込んでいく。私は何も指示しない。その後子供達が書き込みを発表していく。私は実物投影機に映し出された教科書に書き込んでいく。20分間の発表時間を終え,レトリックを使って作文を書くと指示して10分間作文を書かせる。最後の5分間で発表させた。これはこれでシンプルでよかったと今も思っている。しかし野口主宰は仰った。「作文の授業だね。」私は『野の馬』の読解を発表させた。子供達は自分の精一杯の読みを発表し合った。しかし作文の授業だと指摘された。それから野口主宰を追い続けた。(3年間で50回くらいの研究会で学んだ。そろそろ100回を越える頃だろう。研究授業もそろそろ100回を超える頃だろう。今が私の授業の分岐点だ。)実物投影機を使っている冨樫さんの授業を見て,私はこんなことを思い出していた。子供を挑発する術をかなり身に付けた。×の子に発言させ,○の子を挑発する。討論の授業として成立していたと私は思う。さらに人数の変容を板書するとおもしろいことが分かる。どんどん討論の授業をして子供を鍛えてほしい。去年私の授業で盛り上がっていた子は,まだ冷めている。さらに焦らしたり,挑発する必要がある。冨樫さんならできるだろう。授業作文の学習用語を板書する。学習用語の定着を評価する。つまり向上的変容をどう看取るかである。ここを私から学んでほしい。できないことができるようになったかどうかを看取る細かな技術がある。授業の終盤をどう盛り上げるかである。子供達は喜んでいた。普段なら授業に参加できない子も進んで発言していた。このような逆転現象が生まれる授業は知的である。00君が輝いていた。この子一人の変容だけで原稿が書ける。このこの発言をきちんと記録することだ。「おにの道具が奥にあるかもしれない。だから鬼は優しい。」このような発言を2度していた。私もきちんと記録していなかった。授業記録は子供発言を記録するべきだ。第1回美園ゼミ研究授業・検討会だった。お疲れ様。  


5日(月)漢字テスト 1年生もようやく漢字テストを行なうことができるようになってきた。一つずつ覚えさせた。5つの漢字を5分間で覚える。班ごとに進めさせる。2人に確かめてもらい,全員空書きができたら次の漢字へ進ませる。5分間で読みテスト。4人くらいが平仮名を書くと言ったのに漢字を書いて0点だった。他は80点60点が少しと,ほとんど100点。書きテストはノートに書いた読みを漢字に直す。読みをノートに書いていない子のために読みを読み上げる。丸付けを私がする。このようにして5問テストの読み書きを2回行って1時間が終わった。20分間くらいで5つの新出漢字のテストを行ったことになる。速い。5つの新出漢字の読み書きテストを15分間で終えることができたら昨年の2年生レベルになる。昨年は36人だった。しかし5つの新出漢字の指導と読み書きテスト終了が15分間でできた。25名のこの子達なら1年生のうちにこの速度を超えることができそうだ。明日も同じテストを行う。とうぜん速くなる。しかも点数が悪かった子もわかるようになる。今日は間違った漢字を再度ノートに赤で書かせ,空書きで点検させたので時間がかかった。慣れるまで時間がかかる。赤で書くときは教科書を見てよい。空書きができないときは教えてもらってよい。かなり効果的な漢字指導法である。/ 子供達の下校が心配なので,集団で帰した。集団から一人になる危険な場所を確かめた。全員で帰すために全員で清掃させたら10分間くらいで終了した。慌ただしいが仕方がない。子供達は全員での清掃を喜んでいた。


4日日(日)労働の一日 いつものことだが,今日も働いた。今日は次の仕事をした。空知大会の提案文書,会場借用願,講師依頼文書作成。修業講の講師依頼文書作成。『鍛える国語教室』2006年冬号のコンテンツ作成,依頼書作成。秋号のお礼文書作成。作文マスターカード高学年の執筆依頼確定版作成。このくらいだったか。働き過ぎてわからなくなる。他に一日入学の提案文書を夕食後に作成する。ゼミ例会報告も作成した。冨樫先生の授業がみるみる向上している。学ぶ意欲があれば向上するという証拠だ。2月の大会を大成功させ,3月の日本言語技術教育学会の授業準備へ集中したい。明日は秋号を発送できるだろう。ヘルニアの調子が少しよくなったが,こう一日じゅう座っているとだるくなる。健康に留意したいものだ。 


3日(土)第14回空知ゼミ例会報告 昨日の参加者は1年生4名,3年生2名,6年生1名,保護者1名,教員7名の15名だった。かなり減少しつつある。しかし1名でも参加戴けるだけ有難い。昨日の大谷和明先生の授業はすごかった。5分間で教える字体指導と呼んでよいか。私は大阪の授業に飽きているようだ,と大谷さんに指摘された。自分ではそのようなつもりは無いが,そうなのだろう。授業としては考え尽くした。ここからが正念場なのだろう。いかに話術を磨くかである。そしてせっかくなのでパワーポイントで参加者にもプレゼンしたい。昨日,学校のパソコンで試みた。しかし,うまくいかないのでやめた。冬休みの課題にしておこう。以下,授業報告である。1 マスターカードの使い方(柳谷直明) 最初は1年生が4名だけだった。そこで「生活日記」のマスターカードをさせた。習っていない漢字を1年生に指導した。「乗」,「曜」である。たった2つの漢字でも,指導に3分くらいかかる。そのうちに3年生が2名来たので,マスターカードの2枚目を音読させた。マスターカードは2枚目を音読させる。3枚目で書かせる。(メモを書かせたり,実際の活動をさせたりする)3枚目を3分間で書かせた。速い1年生は9行書いていた。このように3分間くらいで日記が書ける。毎日3分間くらい書こう。2 立会演説(冨樫忠浩) 「選挙」(板書)を読めるか。読めない。選挙を知っているか。知らない。児童会も書記局も知らない3年生以下の子供達に立会演説の授業を行った。人の授業を観ていると非常に参考になる。子供がわからないときには,さっさと教える。たくさんの意見を言ったときにも,さっさと整理する。無駄な時間を削る。私の授業には無駄な時間が多い。プリントを配るときには相手が見やすいように配る。学習用語を板書する。またはしっかり教える。学習用語を教えない授業が活動有って指導無しにつながる。這い回る国語科授業を排除しよう。活動させた後,どのように盛り上げるか。例えば今のスピーチのよかったところはどこかと問う。そして学習用語を使って答えさせる。緩急がはっきりわかりました。途中で強くしていて,聴きやすかったです。みんなの顔をしっかり見ていました。笑顔の表情がよかったです。野口芳宏主宰が秋号でこのようなことを書いてくださった。このような発言で学習用語の定着を評価することもできる。(秋号は来週届く。楽しみだ)子供の理想的な発言から学習用語,授業を組立てることもできる。導入例をずいぶんと考えてきた。終末の盛り上がりも工夫したい。冨樫さんの授業も向上している。角銅さんもほめていた。3 言葉探し(角銅隆) 五十音表から言葉を探させる。2つの音節だけである。隣にある音節でも,離れている音節でもよい。同じ音節は使わない。いくつ探すことができたかを最後に評価する。語彙力を鍛える学習である。楽しかった。4 説明文を書く(柳谷直明)いつもの授業である。楽しくできる工夫はないものか。5 字体指導(大谷和明) 5分間完結の授業である。平仮名を出すところが実にスムーズだった。パソコンではなく紙を使うことともおもしろい。紙芝居の始まり始まりといった感じである。1年生が「愛」の草書を読んでいた。大谷さんのヒントがあったからではあるが。おもしろい教材を開発された。刺激を受けた。私もおもしろい教材を考えた。更に教材開発に励みたい。楽しい学びの一日だった。/ 悲しい事件が相次いでいる。児童の登下校時の危険性は以前から指摘されている。私達教師も指導している。どのようなことが起きたかがわからないまま死んでいったのだろう。保護者の悲しみを思うと涙が出る。同じ1年生の担任としてやりきれない。御冥福を祈るばかりである。/ 対策 集団で登下校させる。低学年の教師は集団から一人になる場所を校区地図に書き出し,明らかにして下校時間に見回る。地域に不審者情報の連絡を呼びかける。「不審者を見たときにはすぐに学校へ電話を戴きたい。」保護者にも見回りの御協力を戴く。警察のパトロールを強化して戴く。自衛を更に指導する。


1日(木) 保護者参観のお礼 昨日はお忙しい中,授業参観・保護者会へお越し戴き有難うございました。授業参観はほとんどの方がいらっしゃいました。その後の個人懇談にも16名の方がお残りくださいました。最初は短い時間で行っていたのですが,だんだん長くなり,終了したのは5時半でした。最後の方になった方には失礼なことをしました。私は楽しい時間でした。子供のことを話すのは楽しいものです。記憶に残っていることをいくつか御紹介させて戴きます。「レベルアップに驚きました。」昨日は1時間で9つの活動をさせました。しかし,そんなに急がしたわけではありません。私はゆったり行ったなという実感です。ほぼ予定通りの授業展開でした。このような授業ができるのも子供達が育っているからです。すばらしい子供達と出合いました。私の教育観を一変させてくれた子供達です。こんなに一年生が育つとは思ってもいませんでした。「家庭学習の参考になりました。」結局保護者に理解して戴かないと子供は伸びづらいのです。私が話し方や聞き方,作文や音読などを指導しても,家庭でそのような話題に触れて戴けないと子供はしません。私の授業を参観してくださり,そのような方法で家庭学習もさせてくださると子供はさらに伸びます。担任が変わったときに,仮に子供が伸びなくなったとしたら家庭教育がしっかりしていない証拠です。担任が変わろうが,何年生になろうが,家庭で効果的な家庭学習をさせていると子供は伸び続けるでしょう。「更に何をさせようかと思っています。」こんなに伸びている子供達に更に何か学習をさせたいという前向きなお話に驚かされました。更に伸ばすには私のマスターカードを使ってください。マスターカードを購入された方は昨日の授業のように音読,視写をさせてください。スピーチや作文を家庭でさせるのももちろんよいです。クリスマスケーキを前にサンタさんへのお願いスピーチをさせる。大晦日に1年間で楽しかったことスピーチを家族の前でさせる。このようなことは小さいうちからさせるとよいのです。そのことをこの子達が教えてくれました。小さいうちの方が表現力はぐんぐん伸びることをです。ただ御馳走を食べさせるのではなく,スピーチをビデオに収めてから食べさせるとおもしろいでしょう。あとローマ字入力を本格的に始めています。ブラインドタッチです。このようなことは1年生では学習しなくてもよいことです。しかしこれから必要なことなのできちんと基本を小さいうちからと考えて教えています。このような発展的な学習を御家庭でもさせるとよいでしょう。新聞も上手に完成させました。新聞を書く1年生など聞いたことがありません。これも発展的な学習です。このような学習を家庭でもさせるとよいでしょう。冬休みの自由研究にも新聞を作るという子が何人かいます。自由研究は何でもよいのですが,普段できない学習をじっくりさせてください。「百科事典を買います。」こう仰る方もいらっしゃいました。10巻くらいの学習百科事典がよいですね。小・中学生が使えるようなものが売っています。パソコンを使っているという子もいました。よいことです。ただしインターネットを使う約束を決めていないと危険です。キッズサイトだけを使用させるとよいでしょう。「数がわかっていない。」私もそんな気がします。しかしまだそういう子が多いです。昨日の繰り下がりのひき算の学級平均点は89点でした。1組に負けましたね。(3組はまだわかりません。)数がわかっていないということが当てはまるかもしれません。「6+2」という問題の答えがすぐに出てこない子がいます。数が多くなるとか少なくなるということを更に物で考えさせる必要があるかもしれません。それにしても1年生の大きな山は終えました。3学期の算数はどんどん復習をさせます。「人をたたいて困る。」最近,ちょろちょろしている男子がいます。私の前では注意されるのでちゃんとしていますが,休み時間や登下校で戦いごっこをしています。今年の2月の一日入学の時にも私が言いましたが,戦いごっこをさせないで戴きたい。人をたたくなと言い続けています。「2月6日は参観で着ないですよね。」参観できます。保護者からは参加費を戴きません。是非,私の師である野口芳宏先生の授業を御覧ください。詳しくは3学期にお知らせします。参加と共に,お手伝い戴けると有難いです。まだまだ尽きませんが,この辺でやめます。