2005.12.19UP

国語科学習指導案

2005年12月 日( ) 校時目

児童 1年2組25名

指導者 柳谷直明

本時(1/1)の指導目標を具体的に把握する。[1]

(1)           目標(価値目標) 友達の優しい心,我慢する勇気を理解させる。

      (技能目標) 音読速度,物語の定型(場面,人物「行動,心情,葛藤」,中心事件)読み,技術読み(レトリック,論破,主題)を鍛える。

(2) 指導事項を時間的な順序に配列する。

時配

学習活動

(児童に培う国語の力)

教師の働きかけ

(基礎・基本――学習用語――の定着)

備考

10分

 

 

 

 

 

20分

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15分

 

 

  

 

 

 

 

1 音読

・先生と一緒に一斉音読し,先生より速く読む。

・先生と交互に読む。

・友達と交互に読む。

2 定型読み

・場面を読む。「いつ,どこで,誰が,何をした」かを理解する。

・人物を読む。主人公の行動から心情を読む。他の登場人物の行動から心情を読む。

・主人公の葛藤を読む。

・他の登場人物の葛藤を読む。

・事件を読む。

3 技術読み

・中心事件を論破で読む。

・主題を論破で読む。

4 授業作文

・自己の変容を発表する。

・自己の変容を書く。

 5 自己評価

・向上的変容の自覚する。

・話し合いを楽しんだ。

1 音読

・釜谷いずみ作「読解力マスターカード」を音読させる。

・教師が適正な速度を知らせる。

・題名,作者名,本文の読み方を指導する。

2 定型読み

・場面にカテゴリー化される「時,場所,人物,行動」などを発表させる。

・登場人物の行動や心情を発表させる。

・自分がやりたいことができないときの心を葛藤と言う。登場人物の葛藤をノートに書かせてから発表させる。

・主人公は「一緒にいてほしい。でもみんなに悪いから先に行って貰いたい。」という葛藤である。

・他の子は「走りたい。でも走れない。」だ。

・出来事を列挙させる。

3 技術読み

・坂すべりが中心事件である。〇か×か。

・坂をすべったら嬉しかった。〇か×か。

4 授業作文

・板書を元に自分の考えの変容を確かめさせる。

・自己の変容を1分間20字の速度で書く。

5 自己評価

・自分の考えが変わったか。

・回りの子の優しさがわかったか。

・我慢することの大切さがわかったか。

・今日の授業は楽しかったか。

・時間厳守。

・導入不要。

・説明無し。

・メモさせてから発言させる。

・学習用語を指導し,行為化させる。

・定型の学習用語,技術の学習用語を指導する。

・友達を大切にする優しさを主題として読ませる。

・学習用語を板書する。

・子供に板書させる。

・人の意見をきちんと引用した意見文を全員が書くことができたかを評価する。

・挙手評価。

・挙手評価。

(3) 授業の成否を判定するポイントや反省観点。

・友達の優しい心,我慢する勇気を理解させることができたか。

・物語の読み方を行為化させることができたか。



[1] 野口芳宏著「四 本時の展開法の研究」(「鍛える国語教室 教材研究のための教師向けワークの開発(下)」『教材開発48号』明治図書,1992年1月,72ページ)