2006.9.17

 『鍛える国語教室』空知ゼミ第6回例会報告

第6回は40名くらいいらっしゃいました。楽しそうに集まってくださいます。有難いことです。だんだん視聴覚室でも限界になってきました。次回,私は論破の授業を行います。子供が熱中する授業を目指します。皆様の御参加をお待ちしております。先生方の飛び入り授業もお待ちしております。10分間完結型の楽しい国語授業をお待ちしております。御参加戴ける方は6時30分の少し前に3階視聴覚室へいらっしゃってください。参加者多数の場合には机がないこともあります。御了承ください。

以下,報告です。
 7月1日(金)6時30分,視聴覚室で「鍛える国語教室」研究会空知ゼミ第6回例会を実施しました。御参加戴いた皆様,有難うございました。もともとは教師が学び合うために始めた学習会です。しかしお子様も保護者も大歓迎です。我々教師の授業力を向上させるために行っている学習会なので,実際にお子様や保護者の皆様へ授業をさせて戴けるのは有難いことです。この学習会で盛り上がった授業を自分達の学級で行うのです。そのために学び合う会なのです。今回は授業者の先生が始めには,いらっしゃいませんでした。そこで私1人で70分間の授業を行いました。70分間連続の授業なのに1年生も飽きずに一緒に勉強していました。70分間といっても,いくつかの活動を行っているのでつまらないことはなかったと思います。
 以下,授業の概要です。

1 「マスターカード」での読解授業 

初めての子もいるので,もう一度「マスターカード」での読解指導を行った。「題名,筆者,本文」という学習用語を教えた。更に本文には「会話文,地の文」があることを指導した。文種によって「筆者,説明文,要旨」という言い方と「作者,文学,主題」という言い方があることも指導した。文章の種類によって,使う言葉が違う。6年生でも「筆者と作者」の違いがわからなかった。教えられていないのだ。更に主題という言葉が美園小の高学年のあゆみでは使われているが,子供も保護者も全くわからない。

 2 スピーチ・メモ 

『プランくん』を配った。初めて見た子もいるだろう。ラベル欄に「お母さんのよいところ」と書かせた。3つのよさを決めさせた。保護者には我が子のよさを決めて戴いた。そしてブランチ欄に書く。他のラベル欄にこう書く。「1つ目」「2つ目」「3つ目」である。それぞれ2分間くらいで書かせた。1年生は書けていなかったが,速い子が遊ぶので全員止めさせた。「まとめ」とラベル欄に書かせる。

「このように〜,これで〜,お聴き戴き,有難うございました。」

このようにブランチ欄に書かせた。そして最初と最後の言い方を練習させた。

「みなさん,こんにちは。私は〇〇です。これから私のお母さんのよいところを3つ紹介します。」

「このように私のお母さんのよいところは〇〇,〇〇,〇〇です。これで私のお母さんのよいところの紹介を終わります。お聴き戴き,有難うございました。」

 個人練習を2回させて,4年生を前に出してスピーチをさせた。

1年生2人,3年生2人,4年生4人,5年生1人,6年生2人,保護者2人がスピーチした。じゃんけんして勝った人が行った。みんなよくできていた。

今回はメモを見てもよいことにしたが,3年生1人だけがメモを見ないでスピーチをしていた。私の教え子である。

6年生のスピーチは,さすがによかった。「私のことを考えて,厳しく注意してくれます。」

親子愛を垣間見た。

いつものように個人練習の後,2人での相互練習をさせるとよかった。

 

3 視写 

私が作成した「マスターカード」を使って視写を行った。

1年生が数文字を書いているうちに保護者は20文字くらい書いていた。

原稿用紙での句点の位置,かぎの位置をこれで簡単に指導できる。

 

4 絵日記 

夏休みに一番行きたい場所を決めさせた。そこにあるものの絵を描く。2分間くらいでやめさせた。

題名(行きたい場所)と自分の氏名を書く。本文は行ったつもりで書く。海なら「海へ行きました。」と書く。そこで何をしたのかをどんどん書く。

これで70分間の私の授業が終わった。

今回は楽しいというより国語学力を鍛える国語教室だった。

 

5 「リンゴ,ミカン,バナナ」の授業 

中島主税先生の授業である。授業の導入は中島先生の歌である。盛り上がった。

 

6 漢字指導 

これも中島主税先生の授業である。青は払うか止めるか。多いの意味は。多いと大きいの使い分けなどである。

 

中島主税先生が途中から御参加くださり,授業をしてくださった。