第44回鍛国研空知ゼミ例会
 11月16日(金) 第44回例会報告
 教員4名,小学生6名,保護者1名の11名で学びました。以下,概要です。

 1 物語文の読解指導(柳谷,45分間)
 『わらぐつの中の神様』を45分間で指導した。1人でこんなに時間を使ってしまった。その結果,釜谷さんと冨樫さんの授業ができなかった。大変失礼した。情景,人物,話者,主題を指導した。なぜ,大工さんは何度も買いに来たのか。ここから大工さんの心情を読ませた。そして,主人公の心情を抽象化した主題を提示した。

 2 説明文の読解指導(柳谷,15分間)
 『一秒が一年をこわす』の初めの部分を15分間で指導した。平成14年版の光村出版の教材である。現行教科書からは消えている。面白い教材なので,この教材を使った批判読みを指導した。批判読みの始めの段階の要約指導を行った。批判読みの初期段階では,言葉を削らせる指導が必要である。

 3 詩の鑑賞指導(大谷,30分間)
 『素朴な琴』の指導である。動詞の複合語を指導し,琴を読み解かせた。見事な鑑賞指導だった。

 終了後は大谷邸にて懇親会を行った。体育の研究会の話題で盛り上がった。このような学びの場があるお蔭で,教師人生パラダイスである。次回は12月7日(金)18:30〜。私は志賀直哉で主題読解の技術を提案する。