『鍛える国語教室』空知ゼミ第40回例会報告(矢田広和氏記)

■第40回例会■を行いましたので、報告します。

 9月7日(金) 18:30〜20:00 岩見沢市立美園小学校にて小学生8名、保護者1名、教員4名、教育実習生6名 計19名で学び合いました。
 参加された皆様に感謝します。以下、概要です。

1 柳谷直明氏〜「語句の性質や役割に気づく」マスターカード
 基礎編で、名詞や動詞とは何かを理解できるようにする。さらに、名詞の種類についても学習する。応用・発展編では、動詞の活用についても学習する。これで、対象学年が2年生。ハイレベルだと感じた。

2 清水氏(教育実習生)〜「論破作文」マスターカード
 15分間の模擬授業に教育実習生が挑戦。鍛えられますなあ(^_^;)。先生が「ゲームは、この世からなくなればよい。」とおっしゃったことを引用し、結論+根拠の形で論破作文を書くといった授業だった。スムーズに行っていた。子どもに書かせているときには、静かに助言した方がよい。

3 冨樫忠浩氏〜「修飾・被修飾の関係に気づく」マスターカード
 基礎編で、修飾語、被修飾語とは何かを理解できるようにする。応用・発展では、修飾語をある程度使いこなすことを目指したマスターカード。このマスターカードの対象学年も2年生だが、高学年でも十分使える。

4 矢田広和〜「場面の様子を想像した読み取り」マスターカード
 基礎編の一部を活用して授業をした。登場人物の行動から心情が読める。では、星のピカリのどの行動からか。その行動から、どのような心情が読めるか。不満、怒っている心情を行動で表した一文を書くといった流れだった。

5 柳谷直明氏〜「大造じいさんとがん」の読解の授業
 「大造じいさんは、なぜ、銃を降ろしたか?」の発問に対する答えを考える。発言内容に対して反論・論破するといった流れであった。教育実習生と児童とが積極的に意見の やり取りをし、楽しく盛り上がった。おまけとして、授業スピーチも行った。

 今回は、教育実習生も参加して、いつもより賑やかな例会となりました。夜遅くによく参加してくれたものだと感心しました。柳谷さんの影響力によるものでしょうか。 とにもかくにも、お疲れ様でした。