『鍛える国語教室』空知ゼミ第38回例会報告(矢田広和氏記)

■第38回例会■を行いましたので、報告します。

 7月6日(金) 18:30〜20:00 岩見沢市立美園小学校にて小学生6名,保護者1名,教員3名 計10名で学び合いました。参加された皆様に感謝します。以下,概要です。
 
 1 冨樫忠浩氏〜詩「あいたくて」(工藤直子)の読解指導
 主発問は「誰に会いたいか分かっているか?」「会えることをあきらめているのか?」 「会いたいのは誰だと考えますか?」といった詩の主題に迫るものであった。(正確に記憶していない感じが・・・誤っていたら冨樫さん、訂正下さい(^_^;)面白かったです。教材研究を深める上でも、なかなかいい詩ですね。

 2 矢田広和〜詩「あいたくて」の音読指導
 マスターカードで「雨にも負けず」の音読指導をする予定でしたが、変更。「題名読み」「作者読み」「本文読み」「カエ」「緩急(間)」「昇調」「降調」といった音読の技術指導を一通り行った。教室音読で今まで「昇調」「降調」の指導を怠ってきたことを今更ながらに気づいた次第。

 3 釜谷いずみ氏〜「人物の気持ちの読み取り」マスターカード
 「赤ずきん」を若干アレンジした「青ずきんちゃん」(^_^;)の文章で読み取りを行った。会話文、リーダー、ダッシュを中心に問題文を構成してあった。リーダーやダッシュを 低学年でもきっちりと指導しておくことは必要なことですね。対象学年は2年。参加者はそれ以上の学年だったので、全員すいすいと解いていました。

 4 冨樫忠浩氏〜「場面の様子の読み取り」マスターカード
 実話に基づく「私たちも一緒だよ」の文章で読み取りを行った。「場面」(時、場所、登場人物)「話者」「会話文」についてなどを問う基礎編。さらに、「事件」「中心事件」「主題」についてを問う応用・発展編。対象学年は2年と表記されていたが、5年でもいいという声も・・・(^_^;)読解力マスターカードの基本的な構成は、これでいいのではと思わされました。

 TOPIC:教員採用試験を終えました。「全力を尽くしました!」との力強い言葉。結果は、神のみぞ知るといったところでしょうか。とにかくお疲れ様でした。 ちょっと一息ですね。(^_^;)