『鍛える国語教室』空知ゼミ第37回例会報告(矢田広和氏記)

■第37回例会■を行いましたので、報告します。
 6月15日(金) 18:30〜20:00 岩見沢市立美園小学校にて小学生7名,保護者1名,教員4名で学び合いました。参加された皆様に感謝します。
 以下,概要です。
 
 1 大谷和明氏〜指示語・接続語の作文ワーク
 「文章の中の指示語や接続語の役割と使い方に注意する」という形成学力が明確な授業だった。授業を受けてみて、指示語が指している言葉というのは案外迷うものである。 本体では、教科書を使って、作文指導も含めて行うつもりであったが、タイムリミットでできなかったとのこと。次回が楽しみである。(^_^;)。

 2 冨樫忠浩氏〜国文法マスターカード
 格助詞「の」は次の6つのうちどれかを示すことを明示した。@主格(主語)、A連体修飾語、B並立、C準体言、D疑問(終助詞)、E断定(終助詞)。そして、どの「の」なのかを選ばせる授業であった。「の」を意識させることで、言葉・文の意味も明確になるものである。読み手に「の」を意識させる意義は大きい。

 2 釜谷いずみ氏〜「人物の人柄の読み取り」マスターカード
 「桃太郎」を若干アレンジした文章で読み取りを行った。登場人物、中心人物=主人公、脇役を明らかにし、会話文の主を読み取る。さらに、「犬は、どんな人柄か。」を問う流れであった。言動を元に人物の人柄を読み取るという流れは、わかりやすかった。子どもから「(おもしろくなってきたから、)8時30分までやりたい!」という声が聞かれていた。

 例会後に、やはりよく使っている『杉の子』で反省会。柳谷さんは不在でしたが、滞りなく例会を終えました。お疲れ様でした。(^_^;)