2007.5.19

『鍛える国語教室』空知ゼミ第32回例会報告

 珍しく教師が子どもの数を超えていました。(^^)v 大谷氏,冨樫氏,中島氏,成瀬氏,鬼澤氏,柳谷,小学2年生1名,4年生2名,保護者1名の10名でした。空知ゼミ例会としては,かなり少ない方でした。大谷さんが言っていたように,数年前の「鍛国研」小学部ゼミを思い出しました。あの頃は3人くらいで何時間も授業し合っていましたから。御参加戴いた皆様,有難うございました。 
 概要は以下です。

 1 授業評価表の使い方−柳谷
 2 読解力マスターカードの開発例(小2「叙述に即した正しい読みとり」)−柳谷
 3 リフレインの指導(香水の商品コピーを使って)−成瀬
 4 なりきりスピーチの指導(『国語学力マスターカード 6年生用』を使って)−冨樫
 5 作者,話者,隠喩の指導(田中健太郎氏の詩『事務屋の魂』を使って)−柳谷
 6 主題の指導(田中健太郎氏の詩『事務屋の魂』を使って)−大谷
 7 漢字を使った道徳指導(「右,左,友」を使って)−中島

 こう振り返ると,いつもながら濃い中身でした。特に中島さんの授業は面白かったです。このような教材を開発し,1冊の本に出来そうですね。

 田中健太郎さんは以前,北海道大学の図書館司書をされていました。10年くらい前でしょうか,文部科学省へ移動となり現在に至っています。
 一昨日贈られて来た詩集『海底探索艇』はとてもすてきな本でした。今後,これを使わせて貰い,教材開発しようと思いました。