2006.10.21

 『鍛える国語教室』空知ゼミ第27回例会報告

 2006年10月20日(金)第27回鍛国研空知ゼミ例会を行った。
 お子様10名,保護者1名,教諭5名の16名で学び合った。(御参加戴いた皆様に,心から感謝申し上げます。昨日も有意義な学習会を行うことが出来ました。)
 以下,概要報告である。

 1 聴取メモの授業(柳谷直明)
 聴取メモの授業は,日本の国語科でほとんどなされていないだろう。聴取はブランチ欄→ラベル欄の順で行う。『プランくん』の発展版を使って,聴取させる。国語学力マスターカードにも聴取メモは書いてある。聴取メモを高学年用に教材化した。国語学力マスターカードを普及させる必要がある。10分くらいで終了。

 2 スピーチ・メモの授業(柳谷直明)
 新人教諭のために,楽しい授業を紹介している。しかし,なかなか新人君は参加しない。学ぶ意欲に欠けている。教える仕事に就く我々自ら学ばなくてはいけない。それがわかっていない教員は多いものだ。スピーチ・メモはいつもの調子である。しかし,『プランくん』をアウトライン式にしたので書きやすいだろう。(^^)v この授業を2月の修業講(札幌会場)で行う。授業マニュアルとして提案し,参加者のお土産にしたい。
 夢を語り合った。長ちゃんの夢には涙が出そうになった。10分間強かかった。

 3 テストの答え方マスターカード(柳谷直明)
 昨日,3時くらいからずっと書き続けて,6時くらいに完成した教材である。構想は朝の電車で30分くらい行った。1教材に4時間くらいかかるとは,驚いた。時間のかけ過ぎである。この教材の授業を1月の修業講(旭川会場)で行う。この教材だけだと少ないので,あと2枚くらい作成し,参加者のお土産にしたい。これまで同様のことを指導してきた私の教え子の2年生も出来ること出来ない子がいたので,テストの答え方を身に付けるのは難しいのだろう。しかし,これらの約束を低学年で身に付けるとテストで点数が取れる。20分間くらい。長かった。

 4 作文力マスターカードの授業(冨樫忠浩氏)
 私は3分間で原稿用紙1枚を書いた。私の作文も発表したかった。このような欲求に応えるために,私はスピーチでも作文でも,せめて隣の子と発表させ合っている。グループや隣人との発表の場で,全員を満足させたい。指導法には問題はない。言葉も削られていた。20分くらいかかった。やや長い。2月の修業講(旭川会場)では,15分くらいで音読,視写,メモ,作文を完成させ,さらに評価させ,発表させて貰いたい。(^^)v

 5 要約指導(成瀬聡氏)
 光村教科書を使った要約指導だった。笑顔で授業を行っていた。教師が楽しそうに授業を行うと子どもも楽しくなるだろう。20分くらい。さらに言葉を削れる。

 6 説明文の読解指導(柳谷直明)
 説明文とは言えないだろうが,説明的文章として考えている『みすゞさがしの旅』を15分間で指導した。11月2日の視察の際に5年生の学級で飛び込み授業を行う。その準備である。それにしても,5年生教材の授業で,初見の2年生が堂々と自分の意見を主張していた。それも2名の教師に対してである。育っている2年生もすごいが,2年生でも発言できる私の読解力マスターカードの威力でもある。15分くらいかかり,8時を過ぎた。長くなったが,盛り上がった。(^^)v

 終了後は,みんな帰っていたが,冨樫氏が残っていたので『かわ兆』へ行った。2月の旭川会場での授業打ち合わせを行った。かにがおいしかった。

 次回は11月2日(木)に行う。別海から太田さんが参加される予定である。(皆様の御参加をお待ちしております。)