「国語修業講」の意味

鍛国研(「鍛える国語教室」研究会)主宰 野口芳宏 


 

さて,「国語修業講」の意味です。「修業」という言葉に触れておきたいと思います。「修業」には2つの字が有りまして,この「修業」というのは技を修めるという意味です。もう一つの修行は行いを修めるという意味です。1行目2行目の行くという字を書く修行というのは,もともと仏教用語であります。立派な僧侶になるために,立派な仏徒となるために仏道を修めることを修行といいます。

私どもは,教師という一つの職業的な職能形成をテーマにするので,仕事の「業」を使っています。「講」というのは集まりという意味です。国語の指導力を高める,そういう力をつけるための集まりが「修業講」の意味です。これは後で,午後の講座2の中でお話を戴く大谷和明先生の銘々であります。私の思いをよく汲んで下さった銘々だと思って感謝しております。

さて,それでは残った時間で3人の方の模擬授業について,私なりのコメントをさせて戴こうと思います。

司会の方から,代案の模擬授業を伴った批評とありましたが,ちょっとそこまではいきませんので,お許し戴きたいと思います。

2007年2月日(土)第9回国語修業講(札幌会場)札幌ホテルユニオンにて。