平成25年7月30日日本言語技術教育学会北海道支部を赤平市交流センターみらいで日本言語技術教育学会北海道支部を結成しました。その前年夏,当時の江部満常任理事からお声掛けいただき,北海道支部の設立を決めたのです。言語技術教育を広めたいという江部氏の意気に感じたからです。

依頼を受けた平成24年度は教頭として三笠小学校に勤務していました。その前年度,校長採用試験で校長登録されていたので,平成25年度はどこへ赴任するかが分からなかい状態でした。しかし,江部氏の要請に応えて,日本言語技術教育学会発展のために行動を起こそうと心に決めたのです。

私が校長採用された学校で支部大会を行えばよいと考えていました。しかし,諸事情で自校は使えませんでした。校長なのに,自校で研究会を開けないとは,何とも驚いたものです。北海道らしいでしょう。そこで,赤平市の施設での開催に至ったのです。赤平市のお蔭様でした。

着任した赤平市立平岸小学校は私が着任した年度末で閉校が決まっていました。そこで,閉校のための準備や初めての校長としての業務に追われたのです。しかし,それらは何ら問題ありませんでした。それより,支部設立大会の準備は初めての取り組みであり,困難を極めました。

しかし,市毛勝雄前会長,野口芳宏副会長,江部満常任理事をはじめ,多くの理事に御出席いただき,公募した児童や道内外の参加者とともに小さい会ながら盛会裏に開催できたのです。多くの皆様のお蔭様です。何より,お世話様になってきた江部氏を北海道へお迎えし,感無量でした。今では,江部氏にはお目にかかれません。実に残念です。

それから毎夏,支部大会を開催しています。第2回大会は渥美清孝氏が勤務していた釧路市立芦野小学校,第3回大会は札幌市で開催しました。大内善一現会長が提案されてきた,教師の言語技術と児童の言語技術(「学習用語」)を分けて提案してきたのです。言語技術の関連や厳選を考え続けています。

北海道支部へ御参加いただいいている方,御協力いただいる全ての皆様,各立場で多忙ながら運営してくれている役員の幸福を御祈念申し上げます。このような活動は一つの社会貢献です。社会貢献をしながら,一緒に学び続ける支部会員をお待ちしています。会費は無料です。支部会員希望者はいつでも大歓迎です。

   平成28年8月20

    日本言語技術教育学会北海道支部長 柳谷直明