妹背牛小学校後期行事予定


 270205 6年生へ贈る言葉
 6年生への卒業を祝す言葉を書いた。 

 堂々と我が夢咲かす若桜 直明

 六年生へはこの一年間、全校朝会や行事で校長先生の心を伝えてきた。始業式では、相手が喜ぶことをするとそれぞれのバスケットが満たされる幸せのバスケットの話を通して、みんなの幸せが先生方の幸せであると伝えた。運動会では、勝つまで負けるなと呼び掛けた。負けない人は必ず勝つのだから、諦めるなと。
 学芸会では、ノーベル平和賞を受賞したマララ氏の話をした。全校朝会でも話した。学校がない。勉強したくてもできない。そんな子供が世界にはたくさんいることをマララ氏は教えてくれた。まさに教育は世界を変える。世界を変える、世界の平和に貢献する人に育ってほしいと、シュバーツアー氏のような人になってほしいと話した。
「自信を持って、自分によいところがあると言い切れる人!」
 何度も何度も全校朝会で尋ねた。なかなか全員の手が挙がらなかった。よいところは誰にでもある。なぜならば、みんなは親の宝、地域の宝、日本の宝、世界の宝なのだからである。宝であるのに、よいところがないはずがない。恥ずかしいという気持ちでの遠慮があったのだろう。しかし、自信を持って自分にはよいところがあると堂々と挙手してほしい。それどころではない。よいところはたくさんあると自信を持って言い切ってほしい。
 君たちは一年生に優しくしてくれた。休み時間も下の学年の子供たちと遊んでくれていた。心が広くないと下の学年の子どもとは、遊べないものだ。心優しい、そして勉強や少年団で大いに実力を伸ばしているすばらしい子供たちだ。温泉へ行くと、君たちが描いた上手な絵が展示されている。いじめ撲滅のポスターでも、入賞していた。折り紙の縁で新聞で紹介されていた。大活躍の六年生である。
 郷土妹背牛に生まれたから自分がいる。郷土である妹背牛を愛し、家族を愛し、自分を愛し、そして、大切にしても自信と誇りを持って生きていこう。君たちには、希望あふれる未来がある。なりたい自分を決め、なりたい自分を目指し、なりたい自分になろう。やりたい仕事を決め、そこを目指して努力し続け、夢を超える人生を歩んでほしい。そのためには、勉強や読書はもちろんだが、他の人が喜ぶことをしていこう。他者への貢献が自らを幸せにする。自分がしてほしいことを人にしよう。それが幸福への最短距離である。
 楽しかった修学旅行を思い出しながら、お祝いの言葉とする。卒業おめでとう。

 今日は国語塾だ。(^^)v