国語科学習指導案
「言語活動の充実」を保障する5年生での「スピーチ」指導
平成23年4月12日(火)1時間目,三笠小5年2組児童20名,指導者 柳谷直明
(1)指導事項(本時1/1)
各教科等で使える言語活動,ここではスピーチを通して,スピーチを適正にする「学習用語」(以下,「学習用語」に網を掛ける)を習得・活用させる。
(2) 指導事項の時間的な順序
時配 |
学習活動 |
教師の働きかけ |
備考 |
4分 7分 7分 7分 10分 10分 |
1 意欲喚起 言語活動の必要性を実感する。 2 メモ スピーチにメモが効果的だと知る。 主題,話題,技術をメモする。 3 独話 1分間で300字程度の適正な速度を体験する。 自分のメモ内容で独話する。 4 対話 隣や数名でメモを見ながら対話する。 慣れてからメモ無しで対話する。 5 スピーチ 皆の前でスピーチする。 聴衆は全員の感想・評価をメモしながら聴く。 6 授業作文 授業作文で自己評価する。そして,発表する。 |
1 意欲喚起 スピーチの得意・不得意の実態把握。 言語活動の必要性指導。 2 メモ 抽象的事項から具体的事項へとメモする表現活動の一般的方法を指導する。 貴重な時間を全員が共有する為,価値ある話題こそ扱わせる。 3 独話 教師のモデルを真似させて,適正な速度を体験させる。ここでは担任PRをさせる。 速度の緩急の他,高低,強弱,視線,表情,態度の適正さを学習用語として指導する。 4 対話 @ メモ有りスピーチ A メモ無しスピーチ この順で練習させる。スピーチ原稿は書かせない。原稿を読むのはスピーチではない。 5 スピーチ ここでは全員を発表させられないので,できなかった子は次時にさせる。 一人一人のスピーチを真剣に聴かせる。 6 授業作文 本時での自らの向上的変容を作文で表現させる。自己評価を発表させる。 |
メモ用紙『プランくん』を用いる。 ・柳谷提案1 未習漢字も使う。新教科書では,未習漢字も使われている。無理に書かせず漢字に慣れさせる目的である。読めればよい。 ・柳谷提案2 言語活動を上達させる学習用語を指導。ここでは,メモの技術,スピーチの技術を黄色で板書する。 ・柳谷提案3 子供達の表現活動を指導した学習用語で評価する。子どもにも評価させる。 |
(3) 授業の成否を判定するポイントや反省観点
スピーチを通して,スピーチを適正にする「学習用語」を習得・活用させたか。