2301日記

 23年1月23日 明日から『故郷』の授業
 
 明日から中3『故郷』の授業を依頼された。ここ数日,素材研究,教材研究,授業研究に没頭した。10年以上前,堀氏に依頼された模擬授業が『故郷』だった。あのときが私の教師修業の再出発である。自らの授業力の無さを学ばせて貰ったよい機会だった。あのときには,想像もしなかった道を今は歩いている。野口芳宏先生を始め,多くの方に学ばせて貰っているお蔭様である。まだまだ稚拙な国語科指導案である。しかし,今の私の全力で書いた。学習用語指導が国語学力を向上させるという提案を含んでいる。

 明日からの授業が楽しみである。全力で学級全員の国語学力向上に挑む。これから,後2時間分の指導案を書き,全5時間の指導案を完成させる。


 23年1月16日 ものすごい雪だった。

 今日はセンター試験だった。昨夜から降り続いた雪がものすごかった。しかし,朝はそれほど降っていなかったので,受験生は会場に着けただろう。それでもこの雪で会場に着けなかった人もいるかもしれない。全員が受験できたと信じたい。受験生,お疲れ様。努力は必ず報われる。

 鍛国研第3回全国大会業務を行っている。かなり決まってきた。来週には,公表できるかも知れない。学ぶ意欲ある先生との出合いは実に嬉しい。このような出合いで一人でも多くの先生の授業改善に貢献できれば,それ以上の喜びはない。

 宇佐美寛先生から,お手紙を頂戴した。本当に有難い先生である。宇佐美先生にどれだけ学ばせていただいているか分からない。私は宇佐美先生からの学びを後輩に伝えていきたい。それが私の恩返しである。そして,責務である。

 来年度から,空知ゼミ例会を再開しようかな。(*^^)v 少し企画を立ててみた。このようなイベント,そして企画に費やす時間の全ては私にとっての一つの社会貢献である。努力し続けよう。


 23年1月11日 全国大会の業務整理
 
 全国大会翌日の9日は全く仕事にならなかった。よほど疲れたようだ。
 翌々日の昨日は少し仕事をした。だが,調子が出ない。今日は朝から仕事をしていた。しかしまだ,業務整理が終わらない。
 7〜8日に全力を出し切った。なか3日では,回復しないようだ。しかし,明日から3学期準備に全力で取り組もう。残り少ない冬休みで3学期スタートの調整を行おう。
 メールの整理,次年度計画立案,野口先生の講演整理を少し行った。それにしても,ものすごい研究会だった。多くの方が感動してくれた。有難い。


 23年1月10日 鍛国研第2回全国大会終了の御礼

 1月7〜8日,旭川市にて,鍛国研第2回全国大会(北海道大会)を開催した。今回は100名に迫る参加者と共に学び合えた。
 国語科改革に貢献する授業,子供の幸福に貢献する授業を真剣に議論した。
 参加者の建設的な批判に我々は学んだ。そして,互いに向上し合えたと信じる。参加者のお陰様で鍛国研の授業を改善できる。有難い。

 参加者は理解して下さったと期待するが,我々は我々の真似を望んではいない。批判的に異同を明らかにし,用いられる点だけを用いて貰いたい。

 野口芳宏先生を始め,参加いただいた全ての皆様に心から感謝申し上げる。学び合える幸せを実感した2日間だった。何と学びは楽しいものか。

 アンケートを集約した。過分なる評価の数々に,兜の緒を締める。そして,次回第3回大会を更に価値ある大会にする。

 御参加いただいた皆様のますますの御活躍・御幸福をお祈り申し上げます。有難うございました。皆様の授業改善に,皆様のお子さんの幸福に少しでも役立ちますと開催した目的が達成されます。再会を楽しみにしております。


 23年1月2日 今日から休暇

 ようやく昨日で全国大会の準備をほぼ終えた。年末・年始も働き続けた。今日から3日間は休養する。例年のように温泉に浸かり,痛い膝を労わろう。
 次が今年度の講座・授業始めである。本務の仕事始めは4日だが,4日は年休を取った。5日から,出勤する。そして,6日移動である。6日は岩見沢での教頭研修会へ朝から出席し,その後,旭川へ向かう。7〜8日は全国大会へ出席し,8日夜は岩見沢で同窓会がある。いつもながらハードな始まりである。充実の日々に感謝する。仕事があるのは実に有難い。

 平成23年1月7日,鍛国研第2回全国大会(北海道大会),旭川市での模擬授業から,今年度も始まる。
 
 1 講座 学習用語指導技法
 @ 学習用語指導で国語学力が向上する理由(PISA問題,全国学力・学習状況差問題を読む。)
 A 学習用語指導の授業づくり(指導案,授業記録の書き方の提案)
 B 学習用語指導技法(授業展開)

 2 授業 小学1年生でもできるインタビューの指導技法〜『確かな国語学力(基礎・基本)を育てるマスターカード』を使って〜

 3 授業 各教科等で活用できる中学校での作文指導技法〜『作文力マスターカード』を使って〜

 これ等の提案,これらの授業を真似してほしくて行うのでは全くない。極論を言うと,真似などしてほしくない。これ等の提案,これらの授業から参考になる部分は取り出して使い,問題点を批判し合いたい。よりよい授業づくりの為にである。国語科教育学改善の為にである。
 2回目のシンポジウムでは,フロアーからの発言機会を設けている。批判し合いたいからだ。私も今回は「教科内容」と「教材内容」という用語を批判する。学習用語指導の実践は始まったばかりである。したがって,問題点だらけだ。しかし,提案しなくては改善は有り得ない。したがって,提案し続ける。

 国語科教育を改善したい。子供の国語学力形成を保障したい。困っている教師に貢献したい。この3点が私がイベントを行っている目的である。


 1月1日 元旦

 昨日も今日も全国大会での提案を書いていた。学習用語指導の授業づくりを少し書いた。我々の指導案は我々の研究成果の一つである。国語科学習指導案を批判した上で完成させた書式である。だからといって,これで満足しているわけではない。だから,押し付けたいとも全然考えていない。使いたい人が使ってくれればよい。

 現状に満足できない。だから,建設的に批判する。そして,改善する。我々は我々が唯一絶対などとは,全然考えていない。それでは研究ではない。どんどん建設的に批判し,改善し続ける。

 例年の仕事,慣例に従うだけの仕事を私は価値ある仕事だとは思わない。前年度踏襲は価値ある仕事ではない。若い頃よくいた。職員会議の提案で,例年通りです,という人が。例年とは何か。新しく来た私は提案文書すら貰えないのか。反省による改善はないのか。このように批判したものだ。さすがに今はそのような仕事をする人は少ないだろう。改善に取り組まない,工夫のない仕事をしたくないものだ。今年は更に自らの業務改善に挑もう。授業改善は後継に譲る。教師教育,人材育成も私の仕事の一つである。