2008年10月日記
☆ 歌志内では,10月下旬には,寒暖の差が激しくなり,朝,このような霧が発生する。
☆ 10月中旬,職員旅行で十勝へ行った。楽しい2日間だった。
☆ 十勝平野の眺望は最高である。
☆ 昔はこのように馬で耕作していた。
☆ カヌー体験は思いの外楽しかった。
☆ おいしい料理が並んでいたレストランである。
☆ 鉄道員(ぽっぽや)駅員で使われたセットらしい。
☆ 歌小学芸会が盛大に開催された。完成度の高さに驚いた。
10月5日(日)
学芸会である。7時に自宅を出た。7時15分に出勤した。すでに,体育館の入り口に保護者が並んでいた。7時45分まで開かないので,30分も寒い外で待たせる。実に申し訳ない。しかし,そう予告しているので仕方がない。
コーヒーを飲み,来賓を受け入れる準備を少しした。
45分に公務補さんと一緒に体育館玄関を解錠する。30人くらいの保護者が入場される。寒い中,有難い話である。
学芸会は順調に進んだ。私を除いた9名の職員で,手際よく進行していた。適正な運営だった。実に無駄がない。感心した。
学芸会終了後,気になっていた人事記録簿を読み返した。以前にも高橋揆一郎の人事記録簿を探した。その際,高橋揆一郎で検索していた。更に,上歌小に勤めていたと聞いていた。そこで,上歌小の枠の中で高橋揆一郎を探していた。歌小の人事記録簿も読んだ。しかし,高橋揆一郎で調査していたので調べられなかった。
ところが前日,高橋揆一郎は16歳に決めたペンネームだと知り,本名が良雄だと知った。これは探せると思った。そこで,学芸会終了後に歌小の人事記録簿を調査した。すると,すぐに見つかった。これは貴重な記録である。高橋揆一郎との縁を感じた。
早速,郷土館へ連絡した。そして,発見を報告した。帰宅途中に複写を渡した。喜んで下さった。
いつか,高橋揆一郎を生んだ歌市内の教育を書きたいものだ。
☆ 秋の遠足へ行った。
☆ 秋の歌志内小学校である。美しい季節である。
☆ 三笠市博物館へ行った。たくさんのアンモナイトに感動する。
31日(金)
互助会レクでミニバレーには参加しなかった。腰痛が心配だったからである。しかし,背広で懇親会に参加したら顰蹙を買ったようである。虻川さんにも,ジャージの方がよいようなことを2次会で言われた。
日本酒を調子に乗って飲み過ぎ,訳分からなくなった。気がついたら,木村さんと池田さんに肩を持たれて家まで送られていた。平川さんと松浦さんも一緒だったような気がする。どうもならん。シャープ1本だけなくした。鞄をなくさなくて幸いだった。2次会には出るなという教訓である。今年になって,3度目の泥酔である。いい加減にせよ。事件・事故が有ったか無かったかも分からない。教育委員会の人達と他校の先生方もいた。恥ずかしい限りである。なんとも。最悪の月末だった。しかし,よい教訓として今後に生かそう。
使いたい季語
雪かきの道具揃えて日記買う
雪遊び
玄冬
鐘冴ゆる
東天に真っ直ぐ歩む冬の朝
確か中学校の校訓を思い出す。「朔風に耐えて立て」
これを使うと面白い。
朔風に向かいて立てり年惜しむ
除夜の鐘
年越しの蕎麦を啜りて音もなく
煤払い
年賀状に使いたい句
初茜家族と迎えし笑顔咲く
今朝の春
去年今年
明けの春
三箇日渓谷の湯に温まり
幸多き年迎えおり初茜
歌志内市民文化祭に出した句
時空超え願い届ける寒昴
東天の日差し眩しや神無月
最期まで声惜しまずに螽斯
稜線が空を切り取る夏木立
鶯の声に包まる我が校舎
28日(火)やや遅くなった。起床に時間がかかる。室温9度。学校の廊下は12℃くらいだった。職員室はそれよりは暖かいので,15度くらいか。『お手がみ』の執筆を再開する。
27日(月)本の執筆を再開する。この半年間,ほとんど書けなかった。それは生活環境に適応できなかったからである。ようやく最近,適応してきた。夜は仕事ができない。疲れてしまうからだ。そこで朝,仕事をしている。朝は仕事がはかどる。
アンケート集約,修業講散らし配付準備等,どんどん終わる。今日は『お手がみ』実践集の校正を少しした。ひと月も有れば,書き上がるだろう。楽しみである。
□修業講の郵便物100件郵送
□『ちいろば先生物語』読書後就寝。
26日
10月3日(金)
午前中,学芸会の来賓紹介の準備をする。想定できる来賓名を書き出した。学芸会の中で来賓紹介があるからでなく,今年度来校下さった来賓を確認したかった。すると,入学式にお越し戴いた方の中で,学芸会の御案内を出していない方もいた。確認できてよかった。
来年度は入学式を始め,学校にお越し戴いた来賓の方に年間通して,行事案内や学校通信を送付しよう。行事や学校通信の宛名を行事ごとに修正する必要がある。
来年度は学芸会案内と10月の地域参観日の案内を一緒に送付しよう。そして,一緒に回覧して貰おう。
枚数が増えるが,学校通信も一緒に回覧したいものだ。確か,回覧している地域があったような気がする。統合後の課題である。
午後,新入学児童の健康診断が公民館であった。来年歌小に入学する13名に出合った。かわいい子ども達だった。視力検査,知能検査を私が行った。
夜,岩見沢市立美園小学校で鍛国研美園ゼミの学習会があった。歌志内発4時半のバスに乗った。砂川発の特急に乗り,岩見沢駅から歩くと,6時半に美園小に着いた。
夕方,じゅ君からメールが来ていた。
「学習会へ行きます。」
そのじゅ君に会い,他にも懐かしい4年生に会った。
私は接続詞の授業と「爪上の砂」の授業をした。「爪上の砂」は荒削りの授業である。しかし,このような授業を通して,子どもに言いたいことを言語操作させながら読ませていく。これはPIZA型でもあり,国語の言語操作でもある。国語の授業は言語操作こそ扱うべきである。
終了後,江別へ帰宅した。家族との時間がかけがえない。
> B 柳谷直明氏『表層義・深層義』〜学習用語:表層義・深層義・字義・原義・主題・使命 等
>
> 「爪上の砂」という言葉(柳谷氏自作)から、表層義と深層義を探る授業。そこから『プランくん』へメモを起こし、スピーチするという内容だった。子どもへのメッセージの詰まった授業であった。
新学習指導要領での新事項に対応する授業です。慣用的表現に慣れさせ,語彙を増やす授業を考えています。
この前に,語彙の抽象性の授業をした。
10月4日(土)
午後から俳句会だった。そこで,早くに江別を発った。朝食を食べ,出立した。歌志内に帰宅してから,俳句を書いた。そして,句会へ行った。結果はよくなかった。80歳を超えている方の句が素晴らしかった。各句を10回以上書き直したそうだ。私は自らの研鑽不足を反省した。
以下,駄作である。(10月の季題は次だ。小春,神無月,冬すみれ,寒昴,干菜汁,炬燵)
1点 紅葉す鮮紅桜ぽつねんと
3点 灯下にて学ぶ夜長もまた楽し
1点 傘閉じたまま歩きたし秋時雨
3点 鰯雲かもいの山に迫り降る
1点 落葉踏む音楽しくも寂しくも
上の句を書き直す。
鮮やかな紅葉桜ぽつねんと
灯下にて学ぶ夜長を過ごし居り
秋時雨傘閉じたまま歩きたく
鰯雲かもいの山に届き下り
10月の句の初稿
炬燵に入って,パソコンで句を打つ。 暖かくて,楽しいものだ。
パソコンを炬燵に上げて句を捻り
これではつまらない。炬燵の温もりを書きたい。
独り居は炬燵の温もりも悲し
これも主観と怒られるかな。しかし,人間が書いているのだから,完全なる客観などは有り得ない。
寒い夜,空を見上げると星が瞬いている。寒いがゆえに,星の瞬きがきれいである。あそこに見えるのは,昴だろうか。
時空超え願い届ける寒昴
私の出勤時,東天から太陽が昇る。その太陽に向かって歩く。その眩しさにやる気が充満される。太陽に向かい出勤する楽しい朝である。
東天の日差し眩しや神無月
干し菜汁か冬すみれのいずれかで句を書く。ところが,いずれでも書き難い。そこで電子辞書で他の季語を探す。鮟鱇鍋に目がとまる。鮟鱇鍋を食べたい季節だなあ。しかし,鮟鱇は手に入らないだろうな。そんなことを思いながら一人で酒を飲む。本当はパソコンの前で想像しているだけだけど。(*^^)v
鮟鱇の鍋懐かしや独り酒
懐かしいはだめかない。家族と食べた楽しさと独りでいる寂しさを対比させたいな。家族で食べた鍋は楽しかったな。
おでん食む団欒思い独り酒
独り酒鮟鱇鍋を思い出す
独り酒石狩鍋を食べた過去
寄せ鍋の団欒思い独り酒
この辺で今日は止めよう。
九月の句
☆6点 最期まで声惜しげなく螽斯(きりぎりす)
「最期まで声惜しまずに螽斯」に変えよう。
0点 二十三夜の月待ちし願い人
1点 蟋蟀は記憶の底の宝物
1点 窓外に広がる虫のラブレター
2点 独り居へちちろ虫の音招き寄せ
二十三夜の月は願いが叶うのだ。分かって貰えなかった。(*^^)v
8月の句
0点 夜の秋静かな闇に沈んでく
0点 赤色の夏に染められミニトマト
0点 我が部屋に夏鶯の声届く
0点 キリギリス過ぎ去りしとき惜しむ声
2点 庭先にトノサマバッタ羽音立て
修業講準備でばたばたしていたときに書いた句である。全く駄目だった。
7月の句
3点 歌志内夏鶯や深き山
☆4点 稜線が空を切り取る夏木立
0点 囃子の音踊る心に祭り来る
0点 冷し酒なみなみ注いで君祝う
2点 遠くから手を振る子等の汗光る。
稜線の句は歌志内をよく見ている人だと褒められた。歌志内の山々は本当に浮き出て見える。きれいな山並みを捻りたかった。
「君」はよくないと指摘された。
6月の句
1点 虹懸かる季節外れの霰解け
1点 独活を煮て食べる独り身風の音
3点 闇の中威風堂々山涼し
1点 迫る闇突如引き裂く蛙の音
4点 花うばら可憐な君を愛で置きし
毎月,単身赴任の侘しさが句に出ている。特に,独活の句は寂しいなあ。威風堂々の句は上五,中七,下五が切れていてよくないと指摘された。確かにそうかもしれない。
かもい岳温泉へ歩いて行き,真っ暗な中歩いて下っていた。その際,真っ暗な闇を切り裂くように蛙が鳴き出す。驚いた。その光景を蛙の句で書いた。
歌志内の道を毎日歩いている。歌志内中学校の陸上記録会からの帰路,道端にきれいな花が咲いていた。つい,摘んで持ち帰りたかった。しかし,そのままにしておいた。そこで,いつまでもきれいに咲いていてほしいと思った。そこで花うばらの句を書いた。「君」という呼び掛けがよくないと指摘された。
5月の句
3点 賑やかに辛夷咲く山子らの声
0点 知らぬ顔していた桜笑み零る
0点 チューリップ自分の色に蕾色
☆5点 鶯の声に包まる我が校舎
2点 笹の子を浮かべしうどん湯気啜る
4月の句
2点 入学の子等や陽光降り注ぎ
5点 転勤し別離の涙鳥帰る
4点 転勤の道から眺む雪解山
2点 うっすらと肌を染めつつ山桜
1点 水温む山道歩み頂へ
郷土館『ゆめつむぎ』に寄った。そして,JR歌志内線の特別展示を拝見した。学芸員の方が20年前に撮影した電車からの風景を拝見した。よくぞ撮っておいたと感心した。そのときにはまだ,郷土館に勤めていなかったそうだ。歌市内には,このような人がたくさんいる。高橋揆一郎の年譜を確認して帰宅した。
10月6日(月)
執筆
今日は朝からパソコンを開いて書き続けた。日記,俳句,高橋揆一郎の人事記録等である。
昼はジャガイモを入れたお好み焼きを食べた。ジャガイモ1つ,刻みキャベツをたくさん,ミニトマトのみじん切り,ねぎ,お好み焼きの粉,小麦粉,卵,水を少し入れ,こねて焼いた。ジャガイモは茹でたものである。マヨネーズとソースを掛けて食べた。ジャガイモを入れるともちもち感があってよい。なかなか美味だった。しかし,もっとかりかりに焼いた方がおいしいだろう。このようなよく分からない料理を作って食べている。
午後はこれまでの俳句を整理した。4月から歌志内に住み,句会に参加させて貰っている。
句会への参加は10年振りくらいである。その前は10年間くらい句会に参加していた。
仕事が忙しくても,句会に参加していると句作が義務付けられるので何とか書ける。そうでなければ,毎日の忙しさに句作など忘れ去る。国語教師である以上,句ぐらい捻れなくてはいけないだろう。ここ数カ月の句を読み返すと,多忙さがよく分かる。もともとよい作品は書けない。仕事に心を奪われていると更によい作品が書けない。
このような書く機会を得て,有難い状況である。夕方は学力形成塾や国語修業講の準備をした。やりたい仕事がたくさんある。本もたくさん読みたい。仕事に集中できると,独り居の侘しさから解放される。
明日から,学校のハード改革に挑む。まずは,校内文書保存規約を作成する。
10月27日(月)
この半年間,単身赴任生活に慣れなくて,すっかり執筆できないでいた。しかし,庭野先生は教頭での単身赴任生活で読書記録を開始された。野口先生だって,教頭時代に大量に執筆されている。私もいよいよ執筆に着手する。日本の国語教育改革のために,子ども達の国語学力向上のために,寝る間も惜しんで働こう。まずは『お手がみ』共著本を完成させる。仕事はたくさんある。
26日(日) 皆様,『読解力マスターカード』が近日刊行になりました。是非,お使い下さい。学習用語を指導する読解教材集です。
今朝は寒かった。(*^^)v これから子どもと約束していた釣りに行く。寒そう。(*^^)v
冬に行う国語修業講(旭川会場)の内容が確定しました。また一緒に学び合いませんか。
前日も当日も野口先生と懇親会を行います。(*^^)v
楽しく,有意義に学びましょう。申し込みをお待ちしております。
25日(土)第14回国語修業講(旭川会場)の散らし,再修正した。今回は100の市町村に発送する。
亀田商店でパンでも買い,温泉へ行き,読書して寝る。
『天意重夕陽 人間尊晩晴』の読み方が分かってよかった。野口先生から戴いた色紙の言葉である。
「てんいせきようをおもんじ,にんげんばんせいをたっとぶ」
読み方が分からないくて,困っていた。(*^^)v
「晩年は平安に暮らすことを尊ぶべき』とは何と有難い言葉か。有難い師だ。
24日(金)
朝からアンケート集約をした。ようやく完成した。北斗市教育委員会へ報告書を送った。
『読解力マスターカード』がついに近日刊行になった。有難い話である。
11日(土)今日は,高文連での清田高校の演劇を観に行きく。午後,教育文化会館。歌志内出身の高橋揆一郎作『観音力疾走』の上演である。招待状を戴いた。昨日は特別支援教育地域連携セミナーへ出席した。お蔭で大変勉強になった。岩見沢市立病院の先生の事例報告に驚嘆した。