2007.2.1UP
    

 2月27日(火)
「授業作文」の実践(ゆうちゃんは現在,原稿用紙20枚!)

 『アレクサンダとぜんまいねずみ』の読解指導を5時間で終えた。その後,「授業作文」を書き続けさせている。メモに1時間,1時間分の「授業作文」に2時間使っている。

 「授業作文」1時間目に,1時間目のメモを書かせた。(以下,「授業作文」風に書く。)

 

「姿勢を正して,礼。」

 私はこう発問した。

「『アレクサンダとぜんまいねずみ』の1時間目に何を学んだかを発言する。」

みんなはこう答えた。

「音読です。」

「学習用語です。」

「向上的変容です。」

更に私は言った。

「もっと詳しく言える人。」

言えそうな子もいたが,先に進めた。

「せっかく先生が授業で教えても,すっかり忘れる。確かに,忘れるのも頭を休めるのに大切だ。しかし,授業でも学びを覚えておいて貰いたい。そのために,どうするとよいか。」

「『授業作文』を書く。」

 『授業作文』を書くことはすでに知っていた。だからこう発言する。

「そうだ,『授業作文』を書く。『授業作文』を書いて授業を思い出せば,学びが頭に残る。書きたいでしょう。」

「はい。」

一部の子がすばやく反応する。

「書きたくない子も,書くと賢くなる。『プランくん』のメモから始める。」

私が『プランくん』を配る。

「はい,どうぞ。」

 子どもはこう言う。

「有難うございます。」

 このような丁寧話し方を授業では指導している。最近,乱暴な話し方でよく注意されている子がいる。

 乱暴な,雑な話し方は授業でも授業以外でも注意しないと矯正できない。

 

 *以前にもお知らせしましたが,2年2組の学年末参観日と懇談は3月6日です。


 2月24日(土)
 『鍛える国語教室』12号完成
 この10日間くらいは,最近で最も多忙だった。計画的に仕事をしなくてはと反省する。
 今日は久しぶりに自由である。懸念だった歯科へ行った。上手な歯科医で,あっという間に修正してくれた。有難い。
 本屋へ行き,ぱらぱらと眺めてきた。まだ,じっくり本を読む気になれない。頭が疲弊している。
 ドーナッツを購入し,帰宅する。こんな普通の時間を久し振りに過ごした。学校,自宅,学校,自宅の往復だった。そして,『鍛える』の編集に追われていた。
 これで『鍛える』の発行をやめようかと思っている。一つの区切りが付いたような気がしたからである。
 野口先生に,次のようにおっしゃって戴いた。

 今まで続いたのが奇跡的だった。よくやってくれたよ。 
 
 有難い師である。
 12号は過去最高の冊子である。自信を持ってお勧めする。申込み受付を開始する。 http://www17.plala.or.jp/naoir2006/2007.2con2.htm
 今後,『鍛える国語教室』を新たな形で刊行させたい。現在,検討中である。

 『授業研究21』7月号の執筆依頼
 帰宅すると標記が届いていた。「3 『つまずき』を生かした名人技に学ぶ C 野口芳宏に見る『つまずき』の生かし方」である。野口先生からの学びを書かせて戴ける機会が増えてきた。有難い。「子どもの不備・不足・不十分」があるから授業が必要なのだ(仮題)このような内容で書こう。

 『現代教育科学』5月号の執筆
 締切りが過ぎている。今日こそ書き上げよう。

 雪遊び
 昨日は小雨の中,グラウンドで雪遊びをさせた。
「雨が降ってきたら火,雪遊びを止めて『授業作文』を書こう。」
「ええ!」
 ゆうちゃんだけは書きたい書きたいと言っていた。まあしかし,雪遊びをさせたかったので,小雨の中を仕方なく遊ばせた。
 坂から転がったり,そりで滑ったり,雪合戦をしたりと夢中になって遊んでいた。

 『作文力マスターカード』で育った子ども
「私は作文を書きたかったあ。」
 ゆうちゃんだけはこう言っていた。彼女右派『アレクサンダとぜんまいねずみ』の1時間目終わりまでだけの「授業作文」で400字詰め原稿用紙10枚を書いた。内容もしっかりしている。作文の天才である。
 『作文力マスターカード』で育てると,誰でも書けるようになる。(明治図書,3月1日刊行予定)

 鍛国研ML開設
 野口芳宏先生のお誕生日から鍛国研MLを始めた。全国の先生が参加して下さっている。国語科での教材交流,指導法交流を行っている。


 2月12日(月)
 『鍛える国語教室』12号編集作業
 今日は一日,『鍛える』の編集をしていた。釜谷さんが打ってくれた宇佐美先生の玉稿を校正し,お手紙を書いて宇佐美先生へ校正のお願いを送った。宇佐美先生の玉稿には,また多くを学ばせて戴いた。
 更に第9回国語修業講の野口先生の模擬授業批評を起こした。途中で断念した。何はともあれ,このようにパソコンを打ち続けている毎日は有難い。
 明日こそは野口先生の講座起こしを完成させよう。

 12号の拙稿
 12号に拙稿をどんどん書きたい。しかし時間が無い。せめて『お手がみ』を完結させたい。

 2007年2月7日
 『作文力マスターカード』近刊予告

 今日,「鍛える国語教室」研究会の編著が明治図書の近日刊行予定に掲載されました。

 http://www.meijitosho.co.jp/shoseki/mikan.html

 作文の学習用語を使って,誰でも作文指導ができます。授業マニュアルも載せました。
作文の学習用語の行為化で誰でも作文が書けます。音読,メモで作文が楽々書けます。

 野口芳宏先生,江部満編集長,「鍛国研」の仲間,美園小の子ども,保護者,同僚などなど多くの皆様のお蔭様で完成しました。有難いの一言です。
是非,御覧下さい。そして日本じゅうの小・中学生の作文力形成を保障しましょう。

 2月1日(木)
 第2回空知大会前日
 昨日は雨の中,スキー学習をしていた。結局午前中に帰校した。お蔭で午後から授業検討が出来た。午後からと言っても他の仕事もあり,6時くらいまでかかった。

 私は普段は4時に退勤している。しかし最近はイベントの準備でこのくらい遅くなっている。遅くなってもこのくらいだ。今回はイベントの成功に向けて,寝食を忘れて取り組んだ。イベントのお蔭で,普段以上に集中して仕事が出来る。教材開発が出来る。有難い数日間だった。こうして自らを追い込むと仕事が進む。(^^)v
 
 明後日の釜谷氏の授業検討を職員室で学年3人で行った。授業を引き受けてくれた釜谷氏には,心から感謝している。しかしもともと実力があるのですから,更に教材開発力,授業技術を伸ばす絶好の機会だった。
 「教育とはチャンスを生かすことだ。」
 こう野口先生は,よくこうおっしゃる。我々の周りにはチャンスはごろごろ転がっている。それに挑むか避けるかで全てが決まるだろう。

 釜谷氏はここまでの授業を創るのが大変だったと思う。しかし,だからこそ子どもにとって価値ある授業になる。皆様も釜谷さんのように授業に挑み,向上してみよう。

 子どもにとって価値ある授業は,多くの先生にとっても価値有る授業となる。鍛国研では,多くの先生にとって価値ある国語授業を形として残していきたい。

 全国初のマスターカードを開発した学習用語を指導する詩の創作指導である。これをそのまま出版したい。
 
 釜谷氏の授業記録,野口先生の授業記録,野口先生の講演で一冊が完成する。野口先生と釜谷氏の共著として書き上げて貰う。

 野口先生の模擬授業は,釜谷さんのマスターカードの批評を通して,詩歌の指導をどうするかを語って戴く。これは釜谷氏の詩歌マスターカードの序文になる。

 このように鍛国研では,野口先生との共著の企画や教材開発の企画が続々ある。皆様も是非,出版企画,模擬授業に立候補して貰いたい。全てが教師修業である。お待ちしている。

 2月2日金曜日の10時40分,導入で釜谷氏が何を語るのかを私は楽しみにしている。
 これまで2年間,楽しいときを過ごさせてくれたすてきな子どもへの感謝の一日としたい。

 今日,野口先生を千歳空港まで迎えに行く。いよいよ始まりだ。気を引き締めて臨む。皆様もお気をつけて御参加戴きたい。