2007.1.1UP
 
 1月31日(水)
 編集長からの玉葉
 『漢字マスターカード』全3巻を明治図書へ送った。最終的に目次や書式の校正を終えたのは今週の月曜日だった。
 4月から開発を始め,毎日のように書いていた。ほぼ一年かかった。
 今日,編集長からお礼の玉葉を頂戴した。有難い。
 次は『読解力マスターカード』に着手する。夏までに書き上げる。
 1月29日(月)
 ホテルユニオンでの最後の修業講
 この数日間,2月3日のイベント準備に奔走していた。参加者は80名を超えた。大阪から参加して下さる方もいらっしゃる。有難い。2月3日は札幌ホテルユニオンで行う最後の修業講になる。これまでお世話になった皆様にお知らせしたかったところだが,出来ない。この場を借りて,ユニオンでの最後の修業講だとお知らせする。来年度の鍛国研空知ゼミのイベントは函館,釧路,旭川で予定している。来年度も是非,御参加戴きたい。
  
 1月21日(日)
 終日『漢字マスターカード』の執筆
 第9回のイベント準備が迫ってきた。しかし,『常用漢字マスターカード』が最優先である。これを今終えなければ,2月中旬まで手を付けられないだろう。これに2月中旬までかかったら,『鍛える』国語教室12号はどうなるのか。何とかなるものだが,やはり『常用漢字マスターカード』を完成させたい。凡例,授業マニュアルを書いた。更に編集長への依頼文章も書いた。明日の帰宅後に宅急便で送れるように準備する。

 『国語学力マスターカード』の授業
 明日は自分の授業のビデオ撮りである。『国語学力マスターカード』の実践ビデオが必要だからである。これで『国語学力マスターカード』の使い方を一人でも多くの方に知って貰おう。授業プランはできていない。(^^)v

 第9回国語修業講御予約のお礼
 第9回の参加予約者が65名を越えた。有難い。何と大阪や青森からも御参加下さる。読解力指導では,日本の最先端の研究会と自負している。学習用語を明示,指導する焦点精査法の指導を参観者と共に学び合いたい。お気を付けていらっしゃって下さい。お待ちしております。
 

 1月18日(木)
 3学期初の漢字指導
 この子達への漢字指導も後わずかである。一日一日が貴重である。
 今日は漢字テストを実施した。
 2年生の新出漢字は全て10月くらいで終了した。そこで3学期は,全部を網羅できるテストを実施する。
 今日は5問テストである。1問が1文になっているので,やや難易度は高い。
 
 先日野口先生と漢字指導の最終確認を行った。その際に唱え方が大きく修正になった。
 「学ぶ」という漢字を唱える場合には,「まなぶのガク」と言う。そして筆順を唱える。
 筆順の唱え方は大谷氏の主張が野口先生に採用された。曲げ,撥ねなど,方向が変わる場合には全て長音にする。
 例えば「学ぶ」だとこうなる。「まなぶのガク,いち,に,さん,し,ごお,ろおく,しいち,はち」
 実はこの訓,音の唱え方には違和感があった。そこで何度か野口先生に修正を提案した。しかし,野口先生はこの方がよいという御主張である。そこでこうなった。
 今日,初めて子どもに指導した。

 これまでのように「きくのき」ではなく「きくのブン」というように,訓読みの唱え方になっている場合には,音読みも言う。すると訓と音の両方覚えられる。

 子どもの順応性がすばらしいのか,私の教え子がすばらしいのか。この唱え方で難なく進めている。

 1 掌書きで書きを確かめる。
 2 空書きで誰かに確かめて貰う。
 3 班の中で練習し合う。

 こんな調子で15分くらい練習させてから,漢字テストを実施した。丸付けは私が行った。野口先生は子どもにさせるべきだとおっしゃる。
 もう少し慣れてから,そうしよう。

 点数を今は記録していないが,100点で無かった子は,1と2を再度徹底的にさせる。そして残りの30分間で全員が100点にした。
 今日は一回目だったので,慣れればさらに時短で切るだろう。
 漢字習得方法の習得と学習集団の効果である。

 今日もかわいい子達とたっぷり遊んだ

 自由研究発表は何も練習させなくてもきちんとできる。楽しいスピーチを聞かせて貰っている。
 休み時間はグラウンドの雪の中に飛び込んで遊んでいた。明日は長靴が必要だ。


 1月17日(水)
 始業
 今日から3学期が始まった。2年生代表だったゆうちゃんのスピーチはばっちりだった。メモを持たずに,自由研究で書いた新聞を紹介しながらスピーチを行った。『確かな国語学力を育てるマスターカード』を使うと誰でもこのようなスピーチ指導ができる。是非,御活用戴きたい。
 
 たくさんの自由研究を見せて貰った。
「柳谷先生,見て見て,こんなの作ったんだよ。」
 誇らしげに見せてくれる。かわいい子達である。
 
 校長先生も子達の元気な挨拶を褒めて下さっていた。
 すばらしい子達との短い3学期を楽しく過ごしていこう。
 忘れられない子達である。

 第9回国語修業講情報
 今日は大阪の先生から申し込みを戴いた。有難い。
 野口先生の講座は全国各地で行われている。それにもかかわらず、わざわざ北海道まで来て下さる。
 理由はわからないが,焦点精査法の読解指導を集中的に行っているのは全国でも空知ゼミだけだろう。
 読解指導が注目を浴びている。その読解指導を真正面から扱っているのが焦点精査法である。
 読解指導がよくわからない先生は是非,2月3日の国語修業講へ御参加願いたい。
 野口芳宏先生の文学を3時間で読むという衝撃的な読解指導の御提案がある。私が前座で焦点精査法を解説する。
 その他にもマスターカードを使ったスピーチ,作文,読解指導がある。
 国語学力を全員に保障する授業を鍛国研で学び合おう。お待ちしている。
 

 1月16日(火)
 昨日は46歳の誕生日だった。これといったイベントも無かったが,静に食べて,静かに飲んで,静かに眠った。

 野口先生から教材開発の件でお電話を頂戴した。有難い。

 昨日から出勤した。久しぶりの勤務で,体が慣れなかった。しかし,体を動かすのはやはりすっきりする。通勤の1時間徒歩は止められない。
 今日も会議だった。昨日も会議である。

 ゆうちゃんが明日全校児童の前でスピーチする。本当は作文発表である。しかし,みんなの前で作文を読ませるのは好きではない。作文を読むのを聞いていると疲れる。相手意識に欠けるからである。下を見て,または原稿を見て話されるのを気にしながら,注意深く聴き取らなくてはいけない。

 しかしスピーチだと顔が見える。顔が見えると,安心して聴いていられる。どんな気持ちで話しているのかな。恥ずかしそうに話している姿を見ていると,それだけで楽しくなる。顔が見えないとさびしいものだ。

 こんな理由から,去年からメモ無しでスピーチをさせている。
 昨日はゆうちゃんがお母さんとスピーチの練習に来た。3学期にがんばることは2学期の終わりに話し合って決めたけど,冬休みの楽しかったことは決められなかったから聴きたかった。そこで,練習を兼ねてきて貰った。もちろんメモ無しで,立派にスピーチができていた。すばらしい。全校児童の前での緊張してスピーチするゆうちゃんが楽しみである。(^^)v

 オノマトペの詩を終業式に書かせた。文集美園っ子に載せるためである。急がせて書かせたので,短い詩が多かった。悪くは無いが,もう少し言葉を加えてもよい。そこで明日,加えさせよう。
 
 3学期の予定をいくつか考えた。国語は『アレクサンダとぜんまいねずみ』,『ありの行列』で読解力を更に伸ばす。漢字の書きテストも行う。しっかり身に付けて3年生へ進級させる。
 算数は2年生全部の復習をする。かけざん九九は全員覚えた。後は,すばやく言える練習である。更に,順序を変えていえる練習である。文章題で,足し算か引き算かかけ算かを選ぶ問題も復習する。
 雪遊びもたくさんしよう。美園フェスティバルでは,みんなも店を出そう。1年生が喜ぶようなお店にしたい。
 スキー学習もある。リフトに乗る練習をしただろうね。

 3学期始めの集会,節分集会,2年生お別れ集会も行う。思い切り楽しんで,先生との楽しい思い出をたくさん作ろう。
 2月2日(金)には野口先生がいらっしゃる。みんなは授業を受けないが,授業を見て貰いたいね。出来ればみんなも授業を見れるようにしたい。(保護者の皆様は是非,参観にいらっしゃってください。)
 
 めだか2匹,どじょう1匹が冬休みもがんばって生きていた。偉い。

 雪道で危険がいっぱいだ。でも,車で送って貰わないで,しっかりと歩いて通おう。歩くのは体によい。


 1月14日(日)
 『第2回 国語授業の正統技術を学ぶ会』での学び
 漢字指導を提案させて戴いた。常用漢字マスターカードは野口流の漢字指導という御確認を戴いた。有難い。いくつか問題点が話し合われた。今後,赤を入れていく。
 次の野口先生の御発言が心に残った。
「私の国語教育は輿水実がベースになっている。」
 輿水実氏の漢字指導の次の2つを紹介されていた。漢字テストの予告と文脈アタックである。
 更に漢字指導に必要な次の3つの観点を御紹介された。
1 自覚的・意識的理解 自分の名前は誰でも覚えられる。
2 構造的理解 部首で教える。
3 視覚・頻度的理解,常用化 網膜に焼き付ける。 

 野口先生が新卒のときに勤められた小学校は貞元(貞元)小学校である。そこでは,事後研が活発になされていた。

 塩原経央氏の本を読んだ方がよいとおっしゃっていた。

 1月13日(土)
 学びの3日間でした。有難うございます。
 旭川で3日間,徹底的に学んできました。まさに国語修業講でした。
 全ての教師がこのように学ぶべきです。そして,学びを子どもに還元すべきです。学ばない教師は教壇に立つ資格などありません。
 私は授業が下手です。もっともっと授業が上手くなりたいのです。だから,このようなイベントで自らの授業を磨いています。
 今後も教師修業を共に歩みましょう。鍛国研の仲間を募っています。

 第8回国語修業講御参加のお礼 
 第8回国語修業講に御参加戴いた皆様,本当に有難うございました。
 今回もまた,たくさん学ばせて戴きました。野口先生を始め,皆様のお蔭様です。御参加戴いた皆様に,心から感謝申し上げます。学ぶ意欲がある先生がいらっしゃるお蔭様で多くの皆様と共に野口先生と学び合えることができます。重ねてお礼を申し上げます。

 今回は焦点精査,マスターカード,語彙指導などなどでの新たな学びがありました。
 国語科教育研究最先端の提案ばかりでした。

 大谷さんの講座は平仮名・片仮名マスターカードの使い方がよく分かりました。新たな発見がありました。有難うございます。
 冨樫さん,太田さんの授業もとてもよかったです。お二人の努力なさった跡が窺えました。

 私の授業は隙だらけでした。第9回は更に襟を正して皆様に情報提供致します。

 次は『ごんぎつね』と『海の命』の素材研究を始めます。学びの毎日が面白くて仕方がありません。
 有難うございました。2月の札幌での再開をお待ちしております。


 1月10日(水)
 第8回国語修業講へ出発! (^^)v
 いよいよ第8回国語修業講が明後日となりました。
 皆様,お気を付けて御参加下さい。
 特に車でお越しの方は交通事故に十分注意をして御参加下さい。
 一級の先生方だからこそ,絶対無事故で御参加下さい。そして,職場の先生方へこの冬の学び,野口先生からの学びをお伝え下さい。

 間もなく私は電車で出発します。
 皆様のお蔭様にて学び合えますことに感謝しております。
 会場で柳谷を見かけましたら,お気軽にお声をかけてください。

 個人的な話ですが,一年くらいかかった常用漢字マスターカードの目次1945字が完成しました。1945字を部首ごとに分類しました。
 これは明日の原部さんの会で発表します。一年後には出版されるでしょう。

 一つの仕事を終え,明日の教材を作りながら北へ向かいます。(^^)v
 事務局の皆様も,よろしくお願いします。
 


 1月7日(日)
 1月9日の仕事
 9日は集中して働く。忘れないように仕事を列挙しておこう。
 互助会の券を貰う。 
 パソコンを持つ。
 カメラの電池の充電。
 本の運搬。
 12日の教材作り。
 12日の配布資料作成。
 謝金の準備。
 座席表,領収書作成。
 参加者名簿,座席表作成。
 「鍛える国語教室」研究会案内作成。
 空知ゼミ案内作成。
 著書紹介作成。
 『鍛える国語教室』PR作成。
 第9回修業講散らし作成。

 仕事一覧表作成,スタッフ・マニュアル作成。
 ネームプレートなどの事務用品準備。
 会場の備品確認。
 デジタル・カメラ,カセットレコーダ準備。
 ビデオ・テープ7本,カセット・テープ5本準備
 ネーム・プレート70
(うち30個は首から提げる物)
 
 このくらいかな。教材作りに一番時間がかかるだろう。

 1月12日辺りの動向
 1月修業講の行程です。 

 1月10日野幌発14:59‐旭川着17:11
 旭川ターミナルホテル(0166−24−0111,駅直結)にチェックイン。互助会を利用して一泊4000円。
 18時30分から旭川勤労者福祉会館にて野口先生の家庭教育懇談会。参加費500円。
 
 1月11日9時30分,同上にて『国語授業の正統技術を学ぶ会「第2回」』。
 参加費4000円,弁当600円。
 
 夜,懇親会。私達も御一緒させて戴きます。5000円くらいでしょうか。
 
 12日国語修業講。当日朝,会場が何時から使えるかを確認していませんが,8時集合で予定しておいてください。
 袋詰めを前日夜にできれば,当日朝は9時集合でも大丈夫でしょう。
 
 12日夜は野口先生と軽く会食。一人3000円くらいでしょうか。
 旭川発21:40‐岩見沢着22:33‐野幌着22:58

 1月5日(金)
 新年を迎えたかと思ったばかりなのに,もう1週間が過ぎる。時の流れはますます速くなる。
 9日には出勤して,12日の準備を行う。旭川のイベント準備である。イベントも大切な教師修業である。抜かりなく準備したい。
 準備するものは多いが,何と言っても教材である。当日使用する読解力マスターカードが完成していない。完成していないばかりか,作る時間も無い。時間がほしい。
 
 けっこうだらだらと仕事をしていることがある。それを見直せばよいか。
 締切り間際になると,集中力が増す。しかし,締切りがまだ遠いと思っているとだらだらしてしまう。だらだらするというのは,今行っている仕事に集中できずに,他の情報も拾ってしまう事態を指す。視野が狭いと私はよく言われるが,視野は狭い方がよい。とかく視野を広げると一つの仕事に集中できなくなる。

 年を明けても漢字ワークの校正を続けている。同音異義語や異字同訓がこんなにたくさんあるのに,日本人はよく漢字を使いこなしているなと思う。特に異字同音はもっとすっきり使い分けを書きたいものである。漢字テストには同音異義語や異字同訓を間違えないように注意している。これがなかなかややこしい。しかし,これをクリアーするだけでも,画期的な漢字ワークになるだろう。もっともっと私自身,異字同訓の使い分けを意識して,学んでいきたい。これは十分におもしろい教材になる。

 旭川会場に,教え子だった4年生が一人参加してくれる。旭川へ転校した子である。このイベントはゆくゆくは保護者や子どもも対象にしたい。だから,子どもの参加は実に有難い。小学生が参加してつまらないような研究会ならば,実際に授業に使えるはずが無い。小学1年生から参加できる研究会をこれからも志向したい。再会が楽しみである。

 保護者から年賀状が届いた。有難い環境である。有難いこの環境を大切にしていきたい。
 
 ようやく今日,床屋へ行った。
 


 1月1日(月) 

 謹賀新年 晴れやかな新春を迎えました。皆様の御健勝・御多幸をお慶び致します。

昨年も大変にお世話になりました。お蔭様で充実した日々でした。有難うございます。

私は2年2組のすばらしい子達に囲まれ,幸せな毎日を過ごしておりました。

 新年を迎え,今年は更に,決意を新たにしております。今年は昨年以上に,子どもの国語学力形成,国語教育改革のために努力致します。具体的には,次の3点です。

 

1 鍛国研(「鍛える国語教室」研究会)MLの開設

学習用語(具体的な国語学力)を明示し指導する野口流国語を多くの教師と学び合います。そして全国の教師と情報を交流し,多くの子の国語学力形成に努力致します。

2 第8回(1月12日旭川),第9回国語修業講(2月3日札幌),第2回鍛国研空知大会(2月2日岩見沢)の開催(http://www17.plala.or.jp/naoir2006/index.html

授業を鍛える場を設けます。そして多くの教師の授業力向上に貢献致します。

3 『作文力マスターカード』(全4巻,柳谷直明編著,明治図書)の出版

誰でも作文が指導できる教材です。これで全ての子の作文力を保障できます。このような教材開発に更に努力致します。そして国語学力を形成しない授業に挑戦し続けます。

 

 職場での貴重な教師修業の他に,このような修業の場を設け,自らを鍛え続けます。御指導・御鞭撻をお願い申し上げます。皆様の御健勝・御多幸をお祈り致します。

  2007年1月                                   柳谷直明