1月18日(木)
3学期初の漢字指導
この子達への漢字指導も後わずかである。一日一日が貴重である。
今日は漢字テストを実施した。
2年生の新出漢字は全て10月くらいで終了した。そこで3学期は,全部を網羅できるテストを実施する。
今日は5問テストである。1問が1文になっているので,やや難易度は高い。
先日野口先生と漢字指導の最終確認を行った。その際に唱え方が大きく修正になった。
「学ぶ」という漢字を唱える場合には,「まなぶのガク」と言う。そして筆順を唱える。
筆順の唱え方は大谷氏の主張が野口先生に採用された。曲げ,撥ねなど,方向が変わる場合には全て長音にする。
例えば「学ぶ」だとこうなる。「まなぶのガク,いち,に,さん,し,ごお,ろおく,しいち,はち」
実はこの訓,音の唱え方には違和感があった。そこで何度か野口先生に修正を提案した。しかし,野口先生はこの方がよいという御主張である。そこでこうなった。
今日,初めて子どもに指導した。
これまでのように「きくのき」ではなく「きくのブン」というように,訓読みの唱え方になっている場合には,音読みも言う。すると訓と音の両方覚えられる。
子どもの順応性がすばらしいのか,私の教え子がすばらしいのか。この唱え方で難なく進めている。
1 掌書きで書きを確かめる。
2 空書きで誰かに確かめて貰う。
3 班の中で練習し合う。
こんな調子で15分くらい練習させてから,漢字テストを実施した。丸付けは私が行った。野口先生は子どもにさせるべきだとおっしゃる。
もう少し慣れてから,そうしよう。
点数を今は記録していないが,100点で無かった子は,1と2を再度徹底的にさせる。そして残りの30分間で全員が100点にした。
今日は一回目だったので,慣れればさらに時短で切るだろう。
漢字習得方法の習得と学習集団の効果である。
今日もかわいい子達とたっぷり遊んだ
自由研究発表は何も練習させなくてもきちんとできる。楽しいスピーチを聞かせて貰っている。
休み時間はグラウンドの雪の中に飛び込んで遊んでいた。明日は長靴が必要だ。
1月16日(火)
昨日は46歳の誕生日だった。これといったイベントも無かったが,静に食べて,静かに飲んで,静かに眠った。
野口先生から教材開発の件でお電話を頂戴した。有難い。
昨日から出勤した。久しぶりの勤務で,体が慣れなかった。しかし,体を動かすのはやはりすっきりする。通勤の1時間徒歩は止められない。
今日も会議だった。昨日も会議である。
ゆうちゃんが明日全校児童の前でスピーチする。本当は作文発表である。しかし,みんなの前で作文を読ませるのは好きではない。作文を読むのを聞いていると疲れる。相手意識に欠けるからである。下を見て,または原稿を見て話されるのを気にしながら,注意深く聴き取らなくてはいけない。
しかしスピーチだと顔が見える。顔が見えると,安心して聴いていられる。どんな気持ちで話しているのかな。恥ずかしそうに話している姿を見ていると,それだけで楽しくなる。顔が見えないとさびしいものだ。
こんな理由から,去年からメモ無しでスピーチをさせている。
昨日はゆうちゃんがお母さんとスピーチの練習に来た。3学期にがんばることは2学期の終わりに話し合って決めたけど,冬休みの楽しかったことは決められなかったから聴きたかった。そこで,練習を兼ねてきて貰った。もちろんメモ無しで,立派にスピーチができていた。すばらしい。全校児童の前での緊張してスピーチするゆうちゃんが楽しみである。(^^)v
オノマトペの詩を終業式に書かせた。文集美園っ子に載せるためである。急がせて書かせたので,短い詩が多かった。悪くは無いが,もう少し言葉を加えてもよい。そこで明日,加えさせよう。
3学期の予定をいくつか考えた。国語は『アレクサンダとぜんまいねずみ』,『ありの行列』で読解力を更に伸ばす。漢字の書きテストも行う。しっかり身に付けて3年生へ進級させる。
算数は2年生全部の復習をする。かけざん九九は全員覚えた。後は,すばやく言える練習である。更に,順序を変えていえる練習である。文章題で,足し算か引き算かかけ算かを選ぶ問題も復習する。
雪遊びもたくさんしよう。美園フェスティバルでは,みんなも店を出そう。1年生が喜ぶようなお店にしたい。
スキー学習もある。リフトに乗る練習をしただろうね。
3学期始めの集会,節分集会,2年生お別れ集会も行う。思い切り楽しんで,先生との楽しい思い出をたくさん作ろう。
2月2日(金)には野口先生がいらっしゃる。みんなは授業を受けないが,授業を見て貰いたいね。出来ればみんなも授業を見れるようにしたい。(保護者の皆様は是非,参観にいらっしゃってください。)
めだか2匹,どじょう1匹が冬休みもがんばって生きていた。偉い。
雪道で危険がいっぱいだ。でも,車で送って貰わないで,しっかりと歩いて通おう。歩くのは体によい。
1月13日(土)
学びの3日間でした。有難うございます。
旭川で3日間,徹底的に学んできました。まさに国語修業講でした。
全ての教師がこのように学ぶべきです。そして,学びを子どもに還元すべきです。学ばない教師は教壇に立つ資格などありません。
私は授業が下手です。もっともっと授業が上手くなりたいのです。だから,このようなイベントで自らの授業を磨いています。
今後も教師修業を共に歩みましょう。鍛国研の仲間を募っています。
第8回国語修業講御参加のお礼
第8回国語修業講に御参加戴いた皆様,本当に有難うございました。
今回もまた,たくさん学ばせて戴きました。野口先生を始め,皆様のお蔭様です。御参加戴いた皆様に,心から感謝申し上げます。学ぶ意欲がある先生がいらっしゃるお蔭様で多くの皆様と共に野口先生と学び合えることができます。重ねてお礼を申し上げます。
今回は焦点精査,マスターカード,語彙指導などなどでの新たな学びがありました。
国語科教育研究最先端の提案ばかりでした。
大谷さんの講座は平仮名・片仮名マスターカードの使い方がよく分かりました。新たな発見がありました。有難うございます。
冨樫さん,太田さんの授業もとてもよかったです。お二人の努力なさった跡が窺えました。
私の授業は隙だらけでした。第9回は更に襟を正して皆様に情報提供致します。
次は『ごんぎつね』と『海の命』の素材研究を始めます。学びの毎日が面白くて仕方がありません。
有難うございました。2月の札幌での再開をお待ちしております。
1月10日(水)
第8回国語修業講へ出発! (^^)v
いよいよ第8回国語修業講が明後日となりました。
皆様,お気を付けて御参加下さい。
特に車でお越しの方は交通事故に十分注意をして御参加下さい。
一級の先生方だからこそ,絶対無事故で御参加下さい。そして,職場の先生方へこの冬の学び,野口先生からの学びをお伝え下さい。
間もなく私は電車で出発します。
皆様のお蔭様にて学び合えますことに感謝しております。
会場で柳谷を見かけましたら,お気軽にお声をかけてください。
個人的な話ですが,一年くらいかかった常用漢字マスターカードの目次1945字が完成しました。1945字を部首ごとに分類しました。
これは明日の原部さんの会で発表します。一年後には出版されるでしょう。
一つの仕事を終え,明日の教材を作りながら北へ向かいます。(^^)v
事務局の皆様も,よろしくお願いします。
1月12日辺りの動向
1月修業講の行程です。
1月5日(金)
新年を迎えたかと思ったばかりなのに,もう1週間が過ぎる。時の流れはますます速くなる。
9日には出勤して,12日の準備を行う。旭川のイベント準備である。イベントも大切な教師修業である。抜かりなく準備したい。
準備するものは多いが,何と言っても教材である。当日使用する読解力マスターカードが完成していない。完成していないばかりか,作る時間も無い。時間がほしい。
けっこうだらだらと仕事をしていることがある。それを見直せばよいか。
締切り間際になると,集中力が増す。しかし,締切りがまだ遠いと思っているとだらだらしてしまう。だらだらするというのは,今行っている仕事に集中できずに,他の情報も拾ってしまう事態を指す。視野が狭いと私はよく言われるが,視野は狭い方がよい。とかく視野を広げると一つの仕事に集中できなくなる。
年を明けても漢字ワークの校正を続けている。同音異義語や異字同訓がこんなにたくさんあるのに,日本人はよく漢字を使いこなしているなと思う。特に異字同音はもっとすっきり使い分けを書きたいものである。漢字テストには同音異義語や異字同訓を間違えないように注意している。これがなかなかややこしい。しかし,これをクリアーするだけでも,画期的な漢字ワークになるだろう。もっともっと私自身,異字同訓の使い分けを意識して,学んでいきたい。これは十分におもしろい教材になる。
旭川会場に,教え子だった4年生が一人参加してくれる。旭川へ転校した子である。このイベントはゆくゆくは保護者や子どもも対象にしたい。だから,子どもの参加は実に有難い。小学生が参加してつまらないような研究会ならば,実際に授業に使えるはずが無い。小学1年生から参加できる研究会をこれからも志向したい。再会が楽しみである。
保護者から年賀状が届いた。有難い環境である。有難いこの環境を大切にしていきたい。
ようやく今日,床屋へ行った。
1月1日(月)
謹賀新年 晴れやかな新春を迎えました。皆様の御健勝・御多幸をお慶び致します。
昨年も大変にお世話になりました。お蔭様で充実した日々でした。有難うございます。
私は2年2組のすばらしい子達に囲まれ,幸せな毎日を過ごしておりました。
新年を迎え,今年は更に,決意を新たにしております。今年は昨年以上に,子どもの国語学力形成,国語教育改革のために努力致します。具体的には,次の3点です。
1 鍛国研(「鍛える国語教室」研究会)MLの開設
学習用語(具体的な国語学力)を明示し指導する野口流国語を多くの教師と学び合います。そして全国の教師と情報を交流し,多くの子の国語学力形成に努力致します。
2 第8回(1月12日旭川),第9回国語修業講(2月3日札幌),第2回鍛国研空知大会(2月2日岩見沢)の開催(http://www17.plala.or.jp/naoir2006/index.html)
授業を鍛える場を設けます。そして多くの教師の授業力向上に貢献致します。
3 『作文力マスターカード』(全4巻,柳谷直明編著,明治図書)の出版
誰でも作文が指導できる教材です。これで全ての子の作文力を保障できます。このような教材開発に更に努力致します。そして国語学力を形成しない授業に挑戦し続けます。
職場での貴重な教師修業の他に,このような修業の場を設け,自らを鍛え続けます。御指導・御鞭撻をお願い申し上げます。皆様の御健勝・御多幸をお祈り致します。
2007年1月 柳谷直明