第11回国語修業講(釧路会場)の御礼(2007年11月23日実施)

 拝啓 向寒の候 先生には,益々御清祥の段,何よりの慶事とお慶び申し上げます。
 此の度は第11回国語修業講に御参加戴き,心から感謝申し上げます。多くの皆様のお蔭様にて,今回も皆様と野口芳宏主宰との有難い時間を過ごさせて戴きました。イベント開催は私達の教師修業の一つです。イベント運営者として,更に講座講師として学ばせて戴きました。
 参加者のアンケートにこうありました。
「鑑賞力を高める指導法が分かった。」
 野口主宰のお蔭様です。学習用語の指導法を学べました。深層義と表層義の読みも,大変分かりやすく教えて戴きました。書かれていない深層義を妥当な範囲で読ませるのです。これこそが主題や要旨を読ませる方法です。『川とノリオ』では,現実と非現実を揺れ動くノリオの悲哀と不変を象徴している川の価値を学ばせて戴きました。
 いよいよ新学習指導要領では,我々が主張してきた言語活動の系統化が求められます。各教科で必要な言語活動を国語科で扱うのです。そして,各教科で更に言語活動を適正にさせるのです。これらが一つの系統化です。来年度は,国語科から各教科へ系統化させる言語活動の指導法をテーマに修業講を開催します。是非,御参加下さい。
 鍛国研(「鍛える国語教室」研究会)では,学力形成を保障しない国語授業,生活に役立たない国語授業の改革を目指しています。向上的変容の喜びの連続保障が子どもを国語好きにします。そうすると,子どもも教師も国語授業が好きになるのです。
 主宰に学んでいる我々が,国語好きの子どもを育てる授業,学力形成を全員に保障する授業をそれぞれの学校で提案していきましょう。主宰からの学びを多くの先生,多くの子どもへと伝えるのが主宰に学んだ我々の使命です。一回一回の学びを大切にし,我々が後世へ伝えていきましょう。どうか,皆様のお力添えをお願い致します。
 今回も野口先生を始め,皆様のお蔭様にて,成功裏に開催できました。有難うございました。再会を楽しみにしています。次回もお待ちしています。頓首