2006.5.23notuke

国語科学習指導案

『文学の読解指導』

～『川とノリオ』（教出小６上，76～87ページ）～

2006年５月23日（火）

児童　別海町野付小学校６年生　名，授業者　柳谷直明

本時（１／５）の指導目標を具体的に把握する。[1]

（１）指導事項　音読の学習用語「題名，作者名，本文，大小，間」，物語の学習用語「場面（時，場所，登場人物），事件（伏線，中心事件，結末）,登場人物の心情（喜怒哀楽）」，討論の学習用語「結論，根拠」を指導し，行為化させる。

（２）指導事項を時間的な順序に配列する。

時配

子どもの言語活動

教師の指導事項（学習用語）

備考

３分

10分

７分

20分

４分

１分

１　メモ

・メモで分類して読むことを知る。

・ナンバリング欄とブランチ欄の使い方の違いを知る。

　２　音読

・一斉に音読する。

・音読の学習用語を学ぶ。

・題名，筆者名，本文で読み分ける。

・適正な読み方を知る。

・学習用語を覚える。

・適正な速度を知る。

　３　物語で読む内容

・話題を知る。

・場面,事件，登場人物の心情を学習用語として読む。

４　中心場面決定

・中心場面を決める。

・根拠を決める。

・結論と根拠で発言する。

・反論する。

・③が妥当だと知る。

５　学習用語クイズ

・『プランくん』に書いた学習用語で近くの子とクイズを出し合う。

６　自己評価

・向上的変容を自覚する。

１　メモ

・『プランくん』のメモの仕方を指導する。

・ラベル欄,ブランチ欄，ナンバリング欄，を学習用語として指導する。

・ブランチ欄に言語活動，ブランチ欄に学習用語を書かせる。

　２　音読

・『川とノリオ』（76ページ）を題名から音読させる。

・題名を大きく,作者名を小さく,間を空けて本文から音読させる。

・１名に音読させる。その子の向上的変容を保障する。

・６秒間で60字に挑戦させる。

３　物語で読む内容

・物語は人間との出合いを楽しむ。

・場面（時，場所，登場人物），事件（伏線，中心事件，結末）,登場人物の心情（喜怒哀楽）などとブランチ欄に書く。

４　中心場面決定

①「八月六日」（81～83ページ），②「おぼんの夜（八月十五日）」～「冬」まで（83～85ページ），③「また、八月の六日が来る」～最後まで（85～87ページ）で討論「結論，根拠」させる。

５　学習用語クイズ

・メモ，音読，物語，討論での学習用語を確かめさせる。

・クイズの出し方を助言する。

６　自己評価

・学習用語を覚えたことで向上したことを知らせる。

・時間厳守。

・導入不要。

・学習用語をメモさせる。

・読みの学習用語は書きで行為化させる。

・「76ページ，題名から音読，始め。」このように短くはっきりと言う。

・高学年の評価規準である

・メモ作業で全員参加を保障する。

・中心場面を討論させる。③を結論として指導する。

・自分の意見を決めることが重要だと指導する。

・学習用語を使って発言させる。一つの行為化である。

・挙手で評価する。

[1]　野口芳宏著「四　本時の展開法の研究」(「鍛える国語教室　教材研究のための教師向けワークの開発（下）」『教材開発48号』明治図書，1992年１月，72ページ)