2006.3.1UP

３月27日（月）　お礼　土曜日は学級の保護者との懇親会だった。大いに盛り上がった。楽しいひとときに感謝する。／　出勤　今日から年度末業務である。教室移動の準備，書帳簿の完成を目指す。時数集計，入学式準備もある。春休みは多忙である。今日は校内人事の発表だ。

３月25日（土）　別れを演出する　かわいい１年生とお別れをした。持ち上がる可能性が低いからである。終業式終了後，態度が悪かった子を注意した。そして，そのまま通知表を渡した。恵利佳ちゃん，あなたは入学式の次の日，先生が挨拶係を誰かやってと言ったとき，できないよという声が多い中，進んでやってくれた。偉かった。有難う。恵利佳ちゃんは人の役に立つという名前だよ。たくさんの人の役に立つ人になってね。こんな調子で一人ずつ語りながら通知表を渡した。ほとんどの子が号泣していた。嬉しいときは笑い，悲しいときは泣く。感情の表現は大切である。別れには涙を流したいものである。その場に適した態度を育てたい。かちこちになって歩いて来る子もいた。全員に通知表を渡してから，余っていたプリントを配った。そして完成していていない子には新聞づくりをさせた。（そういえば新聞づくりの報告書を書いて北海道新聞へ送らねば。今月末締切りである。）インフルエンザでの欠席者３名を除く全員が新聞を完成させた。これも大作である。一人一枚の模造紙半分サイズの新聞を完成させた。取材メモ１時間，記事の下書き２時間，見出し・リードづくり１時間，割付・写真構成２時間，新聞用紙への下書き２時間，清書２時間くらいで完成させた。新聞づくりの本を来年度書きたい。そこに１年生の作品も紹介したい。３年生からも新聞を貰った。これも本に入れたい。（取材メモと下書きのデータを取っていなかった。来週，生活科バックを持って来てもらおう。今日の保護者との懇親会でお願いしよう。）新聞を完成させた子は，今日も進んで黒板に私へのお礼を書いていた。自発的な姿に驚いた。最後に３分間くらい話をして終えた。来年も柳谷先生が担任の先生になったら，また楽しく学び合おう。４月６日の始業式で発表になる。柳谷先生が担任の先生にならなくても，新しい担任の先生のお話をきちんと聞く。柳谷先生ではなかったなどとは言わない。新しい先生と仲良くする。４月６日は２年２組の教室へ行く。靴を持って来る。春休みの生活に気を付ける。校長先生が仰った注意は何か。そう，川に近づかない。川の水が増えて危険だ。お店屋さんで万引きをしない。勝手に持って帰ったら泥棒だ。配ったプリントを春休みにする。みんな一年間，よくがんばった。立派な１年生だった。先生のこれまでで一番すばらしい教え子だ。さようなら。こう言って別れた。通知表を渡したときに大泣きしていたので，最後は半数くらいの子が泣いていただけだった。保護者の方が写真を撮ってくださった。転校する３年生が挨拶に来た。こうして１年間のドラマは幕を閉じた。保護者から嬉しいお礼の言葉を連絡ノートで何人かから戴いた。出された連絡ノートの全てに一言ずつお礼を書いた。最も勉強になり，最も充実していた一年間だった。この子達以上の子ども達との出合いは今後は無いだろう。子ども達，保護者の皆様，学年団の先生，共に過ごした教職員の皆様，有難うございました。このようなすてきな教育ができたのは野口芳宏先生を始めとする多くの諸先輩からの学びのお蔭である。これからも学び続ける。学び続けるからこのようなすてきなドラマが生まれる。教師は学び続けなくてはいけない。送別会後，10時頃に帰宅した。野口先生からお電話を戴いた。今年度の終了を御報告させて戴いた。有難い激励の数々を戴いた。今日は新潟にいらっしゃるようだ。／　懇親会　今日は保護者との懇親会である。子どもの成長を語り合いたい。ナースのための通信講座の話，生活科バックの話，子ども達からのメッセージの話を忘れずにしよう。それまでは原稿執筆である。『教育科学・国語教育』7月号を完成させて出稿したい。昨日は新年度の人事が発表されなかった。月曜日のお楽しみとなった。

３月23日（木）　優しい子ども達　苦しいことや悲しいことが有っても，柳谷先生が書いた言葉を見て乗り越える。通信に書いた「最後のお話」を読んでからこう言った。ひかるちゃんを見た。泣きそうになっていた。それを見て，私が出そうになった。目を合わせると泣けた。全く意図的ではなく泣けた。終業式一日前にして，涙のお別れになった。こうして思い出しても悲しくなる。「柳谷先生」というみんなの声が耳に残る。その後，清掃をした。何人かは泣きながら掃除をしていた。「さようなら」をした後，子ども達が黒板に私へのメッセージを泣きながら書いていた。自分達で進んで書いていた。こんな別れは初めてである。黒板を見るとさらに泣けた。子供と遊び，子どもに慕われる。これだからこそ教諭という仕事は，いくらしても報われる。来年度はどうなるか全くわからない。持ち上がらない場合を考えて，明日はしっかりとお別れをする。こんなすばらしい子ども達との出合いにただただ感謝する。最高に幸せな一年間だった。明日は悲しい一日になりそうだ。

３月22日（水）　楽しかったサンドイッチパーティー　昨日のサンドイッチパーティーは楽しかったね。みんなで買い物をした。春，生協まで歩いたときには30分くらいかかった。昨日は10分くらいで歩いた。速くなったね。お金を預け，買う物を決めた。班ごとに先生が言ったものを買ってきた。偉い。お母さん方が３人，お手伝いしてくださった。（準備も含め，有難うございました。）図工室へ行くと窓の前の棚の上に上がって遊んでいる子がいたので注意した。いまだに落ち着きがない子もいる。パンは１人４枚だった。それに具をはさんで食べた。マーガリン，ジャム，マヨネーズ，きゅうり，ツナ，レタス，チーズ，ハム，卵をはさんで食べた。卵は風花ちゃんのお母さんがゆでてきてくださった。有難い。一つ一つの卵を細かく切っていたね。パンやチーズなどは，全て半分に切った。一人８切れのパンに好きな具をはさんで食べた。なかなか楽しかったね。デザートのアイスもたくさん食べた。２リットルのバニラを３つ買った。十分だったね。これで一人１５０円でできた。休んだ子の分はお金を集めないので，足りない分は先生が支払った。(^^)v／　楽しかった１年生修了式　みんなに集会を考えさせた。プログラムも決めさせた。なぜかわからないが，先生と床で体操をするという意見に決まったようだ。そこで，床で体操をした。折り紙の予定は準備していなかったので中止にした。でも三四郎くんは折り紙のプレゼントをくれたよ。みんなで先生の絵を描いてくれた。７分くらいで描いたね。そして先生からのプレゼントを贈った。一人一人に言葉を書いた。「有難う／元気でね」これは全員，同じせりふにした。その前の一言をその子を思い浮かべながら書いた。そしてみんなの名前と先生のサインと印を押した。この印は石を彫って作った印だよ。一人一人，先生との一番の思い出を発表してもらった。遠足，スキー，算数，国語，体育などなどたくさんの思い出があったね。楽しい一年間だった。みんなよくがんばったよ。宇山くんが泣きそうになったので先生も泣きそうになった。でも，今日は泣かせるのを止めた。笑顔で１年生を修了しよう。最後は一人一人からメッセージを貰った。有難う。「こんどはスーパー２年生になります。」こう書いている子がいた。そうだよ，みんなはスーパー１年生だった。柳谷先生に一年間，鍛えられたのだからね。自信を持って２年生になろう。そして何にでも挑戦するスーパー２年生を目指そう。最後に，思い出の歌を歌って「１年生修了式」を終了した。／　１年生最後のお話　覚えているか。入学式に何を教えたか。「有難う」という言葉を教えたんだ。それ以来，下校するときに有難うございますという子が何人もいた。先生も有難うと言い続けてきた。今でも何人かは有難うございますと言って下校する。先生も有難うと言う。有難うは魔法の言葉だ。言われると嬉しくなる。有難うは有ることが難しいと書く。今，ここに自分がいる。そして，みんなと出合った。先生とも出合った。簡単に出合ったわけではない。こうして出合ったのは非常に珍しいのだ。その出合い，学びが有り難いので有難うと言う。有難いと感じて言うお礼が有難うだ。１の２のみんな，有難う。みんなは先生から学んだ。実は先生もみんなから学んだ。大変に勉強になった１年だった。有難う。／　保護者の皆様へ　一年間，有難うございました。数々の御協力に感謝します。まだ，人を叩いたり蹴ったりする子がいるのが気になります。言葉遣いが悪い子，意地悪な子もいます。学校ではできる限り指導してきました。各御家庭でも，言い続けてください。「嘘を言うな。人を叩くな。困っている子を助けよ。丁寧な言葉を使え。」などなどです。２年生くらいになると，どんどん嘘を言って大人をごまかそうとします。嘘は想像力の表れなので大切とも言えます。しかし，自分の悪をごまかすための悪い嘘を言わせない注意が必要です。人を楽しませる目的では許されることも有ります。例えば文学は嘘の世界です。とにかく１年間，有難うございました。最高に楽しい一年間でした。できれば持ち上がりたいところです。しかし校内人事なのでどうなるかわかりません。そこで一端お別れの御挨拶をします。これで子ども達を私の手からお返しします。私から学んだ何かが価値あるものだと保護者が判断されたら，それをこれからも継続させてください。作文なりスピーチなりは慣れです。今，上手にできていても，しなくなるとすぐにできなくなります。御家庭でも書かせたり，話をさせたり，良書を読ませたりしてお子様をよりよい大樹へとお育てください。この子達の将来が楽しみです。いつまでも私の教え子です。何か困ったことがありましたら御相談ください。来年度の役員さん，よろしくお願いします。美園小学校の発展のためにも，皆様進んでＰＴＡ活動へ御協力ください。来年度も国語学習会を続けます。よければ御参加ください。第１回目は４月21日（金）６時30分からです。何度も書きますが，１年間有難うございました。もし，持ち上がったらまた，よろしくお願いします。これで「素直」を閉じます。（名残惜しいなあ。）こんな通信を明日発行する。／　『教育科学・国語教育』８月号執筆以来　毎月毎月，雑誌原稿の依頼を頂戴している。これまた有難い出来事である。国語科で教えることがきちんと決まっていないから子ども達の国語学力が育たない。この学年，この教材で教える学習用語を厳選しよう。それを繰り返し教えよう。そして全ての子の国語学力を保障しよう。このような内容でかなり体系的に学習用語指導を提案する。全力で書く。

　３月21日（火）　１年生終了式＆お別れ会　明日はいよいよ１年生修了式を行う。スピーチができるようになった。インタビューができるようになった。作文が書けるようになった。ひき算やたし算ができるようになった。協力して動けるようになった。すばらしい子ども達を称える一日にしたい。全員への贈り物を書いた。みんな，泣くかな。／　新学期　各学校では学級担任が来週辺りから発表されるだろう。新学期には是非，マスターカードをお使い戴きたい。新１年生は『平仮名・片仮名マスターカード』と１年生用マスターカード，２年生以上は各学年のマスターカードがある。来年度に備え，マスターカードを御準備戴きたい。そして子ども達の国語学力の向上を保障して戴きたい。詳細はこちら。『確かな国語学力（基礎・基本）を育てるマスターカード』ＨＰ

　３月１８日（日）　書類整理　昨日の続きである。お礼状を更に９枚書いた。これで日本言語技術教育学会関係のお礼状を終えた。数年前なら，大会の批評を書いて理事の先生方へ郵送したものである。今はそれほどの気力はない。一枚一枚のお礼状に，少しずつ批評を書いた。言語技術教育が成立するためには用語の明示，知識の指導，知識の行為化を明らかにしなくてはいけない。そこに話がいかない授業，提案は活動主義の国語科教育の踏襲である。国語科教育改革の前に日本言語技術教育学会改革が必要のようだ。お礼状を書きながら，書類整理をしながら，こんな批評を考えていた。／　仕事　書類整理をしながら，仕事が多いことに改めて気づいた。仕事をしよう。複数の出版企画を抱えている有難い状況である。一つ一つを仕上げていく。／　新学期　新学期である。新しい学年が決まったら是非，マスターカードを購入して戴きたい。国語科の教科書だけでは国語学力を適正に育てる技術を指導するのは無理である。国語学力が明示されていないからである。そこで国語学力マスターカードを使って戴きたい。数々の楽しい国語授業のヒントがある。

３月18日（土）　お礼の葉書　やることがたくさんある。その第一はお礼のお葉書である。日本言語技術教育学会へ出席してから，多くの方から玉葉を頂戴した。その返信を書けないでいた。今日は7人くらい書いた。それで一日が終わった。何とも生産性の低い一日だった。明日は作文ワークの執筆に全精力を注ごう。／　卒業式　すてきな卒業式だった。素直ですてきな卒業生だった。歌声もよかったし，態度も立派だった。かわいい卒業生だった。／　学習会　今年度最終の学習会に20名くらいが参加してくださった。有難い。特に卒業生が３人来てくれた。来年からも来たいという子もいる。本当に真っ直ぐな卒業生である。終了後に記念撮影をした。すてきな子ども達である。私は文学の読解，方言，漢字，書写の授業を行った。冨樫さんは作文指導だった。矢田さんは詩の読解指導だった。一年間，御参加戴いた皆様に感謝する。この学習会のおかげで，授業を向上させる技術を磨いた。来年度は４月21日から行う。来年度も行うので，是非御参加戴きたい。今年度御参加戴いた皆様に，心から感謝申し上げたい。

2006年３月17日　「上手な文字マスターカード」授業記録　６年生の学級で飛び込み授業を行った。かなり記憶が薄れている。更に薄れないうちに授業記録を書く。気を付け。これから２時間目の学習を始めます。こんにちは。岩見沢市立美園小学校の柳谷直明と言います。今日は忙しい時期に大沼先生が柳谷先生に授業をさせてくださった。すばらしい先生だ。しかし大沼先生に習っているみんなは大沼先生を超えることができる。大沼先生を超えることができると思う人。７人くらいが挙手した。頼もしい。何，すでに超えている。本当か。・もう，超えているよ。第１問。国語が好きか。国語が好きな人。２人くらいか。なぜだ。誰が悪い。・国語が悪い。そうだ，国語が悪い。実は全国的な調査でも，国語が小学生に一番嫌われている。（学習研究社）なぜ，国語が嫌いか。・漢字があるから。・漢字が嫌い。・音読が嫌い。嫌いの原因の殆どが漢字と言っていた。そうか，漢字を覚えるのは楽しいよ。第２問。みんなが自信があるというとこの授業を行う必要がなくなる。自分の文字に自信がある人。０人か。誰が悪い。・先生。先生じゃないよ，国語が悪い。今日は「上手な文字マスターカード」を書いてきた。これで練習すると誰でも文字が上手になる。配るよ。貰ったら，有難うございますと言う。渡すときにははいどうぞと言う。・１年生って書いてある。それは裏。早く終わったときに，裏で練習する。少しもはみ出さないで書けるようになったら，鉛筆を上手に使える証拠だ。Ａに「もじをじょうずにかくわざ」と書く。始め。早く終わった人は裏をやる。Ｂは先生が書いた文字だ。Ｂに勝ったという人はＢをなぞらなくてよい。Ｂに負けたという人はＢをなぞる。指なぞり，鉛筆なぞり。そしてＣ，Ｄに清書する。始め。ＡとＤを比べる。Ａが始めの字。ＡよりＤの方が上手になった人は向上だ。向上した人。19人だ。向上しなかった人は向上するように丁寧に書く。①音読始め。①～。このように進めた。7つの技を２字熟語にした学習用語を板書した。①縦長②狭幅③均等④均幅⑤接着⑥余白⑦水平，垂直である。広辞苑に出ていない熟語は造語である。殆どの子は上手に書いていた。自己評価で０点だった子が１人いたくらいで，100点が多かった。大沼先生が１時間目に授業を行った。残り時間５分前に１枚が終了した。隣の人とじゃんけんする。勝った人から相手の文字を褒める。始め。・すばらしいね。・上手だね。だめ，もっと具体的に，あなたの文字のここが上手だと褒める。始め。最後に大盛り上がりで授業を終えた。子ども達は大沼先生の授業も含めて，２時間文字を書き続けた。それでも１人も止めずに書き進めた。すばらしい集中力の６年生だった。学級経営のすばらしさが現れている。「上手な文字マスターカード」の効果は抜群だ。　

３月１７日（木）　空知ゼミ学習会への礼状　６年生が卒業する。卒業生４名が卒業前に礼状を持ってきてくれた。空知ゼミ学習会は今年度から始めた。つきに２回なので準備に追われたときもある。２学期以降は，毎回のように言語技術教科書の授業を行っていた。１年生から６年生の子どもが参加してくれ，保護者も参加してくれる学習会は１年生担任としては授業の腕を磨く貴重な機会だった。１年生は何をやっても喜んでくれる。それだけに授業技術が，そう磨かれるとは思えない。しかし１年生から６年生までを前にしての授業は授業技術が磨かれる。教師相手の模擬授業より磨かれると私は思う。まだまだ授業は私の授業は稚拙だ。しかし論破の仕掛け方や学習用語の提示のし方は少しずつ見えてきた。来年度も，己に負けずに挑み続けたい。来年度は全学級へ案内を出そう。以下，かわいい６年生から頂戴した学習会へのお礼である。「１年間，とても楽しい授業をしていただきありがとうございました。どんなTV番組よりも，柳谷先生の勉強会のほうが，楽しかったです。（中略）中学校へ行っても勉強会には行くので，今後もよろしくお願いします。」／「勉強会でいつもおせわになっております。勉強会ではとても勉強になり，先生のすごさがわかります。それにそれほど固くないので楽しんでいけます。行っていたおかげで前より上手に文章が書けるようになりました。本当に感謝しています。いままでありがとうございました。」教師冥利に尽きる。／　明日は空知ゼミ例会　明日は今年度最後の学習会である。文学の読み，上手な文字マスターカードの授業，方言の楽しい授業を予定している。時間があれば漢字の新しい学び方を提案する。／　飛び込み授業へのお礼　今年度，６年生の学級で何度か飛び込み授業をさせて貰った。漢字指導，説明文指導，作文指導である。他の学年での授業は自らの授業感覚を磨くことができる。有難い機会だった。論説文の授業を国語教育に書いた。作文指導を国語教育７月号に書く。授業が終わっても，多くの子が更に書きたいと言って原稿用紙を持って帰った。驚くべき現象である。私の拙い授業でこんなことが起きるとは信じられなかった。そこで今，一人一人に作文の批評を書いている。実にかわいい６年生である。担任団の学級経営がよい証拠である。その飛び込み授業を行った６年生の子から礼状も貰った。紹介する。「柳谷先生へ　先生が授業をしてくれて文章を書くのが少し好きになりました。ありがとうございました。」／　「柳谷先生様　すばらしい授業，６年生では２回でしたが，どうもありがとうございました。『小説は心を書く』この言葉をモットーに生きていきます。（後略）」明日はこの子達とのお別れの日である。立派な卒業生である。

３月12日（日）　国語教育７月号　昨日は国語教育７月号の原稿を書いた。今回は同僚の釜谷氏の実践も掲載する。よい実践なので紙面を半分提供した。新しい試みでおもしろいと思うが，編集長はどう判断されるだろうか。楽しみである。１年生で２ページの自学を行う。毎日である。その技を紹介する。１年生でここまできるのは技術をきちんと保障しているからである。子どもの向上は嬉しいものである。／　ナースのための文章添削講座　宇佐美寛先生がお手紙をくださった。その中で『ナースのための文章添削講座』が紹介されていた。さらに昨日，宇佐美先生からお手紙を戴いた。『ナースのための文章添削講座』のチラシが同封されていた。宇佐美先生が監修され，宇佐美先生の弟子，岡本明人先生が講師をされている。2006年４月30日開講である。もちろんナースでなくても受講できる。４ヶ月の添削講座で25200円である。おもしろそうである。申し込み先は株式会社テクノ　コミュニケーションズ，03（5273）3120。／　学級経営7月号　大谷さんの本が売れている。やはり学級崩壊で困っている先生方が多いのだろう。心を育てる学級経営の依頼は「子どもに嫌われていると感じた時」という重たい課題である。１年生の担任は幸福である。朝，柳谷先生！　と子ども達が駆け寄ってくる。子ども達から毎日，手紙を貰う。休み時間も体育館へ引っ張られる。子供達は先生が大好きである。では，これまでの学級経営で子どもに嫌われたときは無かったか。私を嫌っていた子どもはいただろう。全ての子に常に好かれているわけではないからである。さらに言うと子供に好かれる状態を望む必要は無い。仮に子どもに嫌われても，言うべきことを言う。教師は子供に嫌われてもよいのだ。良薬口に苦しと言うではないか。何でもかんでもいいよいいよなどと言っているようでは，教師の職務に専念していると言えないだろう。嫌われてもよい。だめなものはだめと言う。スピーチが下手なら下手と言う。それで嫌われても気にする必要は無い。できない状態をできる状態に変容させるとよいからである。子どもにおもねるな！　嫌われてもよい。私は言いたいことをはっきりと言う。だめなものはだめと言う。しかし子どもの向上のために授業で勝負する。その上で慕ってくれる子ども達である。有難い毎日である。子どもに嫌われるのは悪くないという論調になりそうだ。／　上手な文字マスターカードの開発　昨日は試作を２枚開発した。片仮名マスターカードと平仮名マスターカードである。このようなマスターカードを何枚も書けば子供達の文字は上手になるだろう。来週，早速１年生で授業する。これまでの書写ワークより，たくさん練習できるワークである。市販の書写ワークは文字数が全く足りない。／　読書　久しぶりにコーチャンフォーへ行った。絵本，日本語関係の本，教育書を買い込んだ。文章を書くのも楽しいが，文章を読むのも楽しい。おもしろい本をいくつか見つけた。売れる本を書かなくてはいけない。

2006年３月10日（金）　親子レク　22日11時から親子レクを行う。11時図工室集合。子供達とサンドイッチパーティーを行う。持ち物はアイスを食べるスプーン，深皿，飲み物，アイスのトッピング。私と保護者数名と子供達が朝から買い物に行く。パン，パンにはさむ具を買ってくる。一人200円以内を予定している。参加者数が決まってから，金額を決定する。１１時～13時くらいまでパーティーを行う。その後1年2組修了式だ。一人一人に修了証書を作ろうかな。それを一人一人に渡したら涙が出るだろうな。思い出を語り合う修了式にする。作文を書いてもらうかな。保護者に感謝状を作ろうかな。保護者にも修了証書を書いてもらうかな。もう少し子供達と話し合おう。／　坂滑り　東山公園へ行き，坂滑りをさせた。団子になって滑っていた。今日も楽しく遊んだ一日だった。１年生の担任は幸せである。／　授業研究　冨樫忠浩氏の授業を参観した。『おにたのぼうし』である。音読指導はよかった。向上的変容を保障する授業だった。問題は隣同士で音読をさせたときに向上したという反応が半数しかいなかった実態である。隣同士で音読させたときに，「練習する。」というような指示で開始したからである。学習用語で評価すると言ったのだから，こう指示すべきだ。「じゃんけんで勝った子から音読する。負けた子は学習用語で評価する。学習用語ができていなかったら向上するまで何度も音読させる。始め。」このように音読の相互評価をさせたいものである。論破の定型も冨樫氏の授業批評を書きながら考えることができた。今日の授業は60点くらいだ。あと４時間で子供達と共に冨樫氏が向上的変容を遂げてほしい。私も一緒に学ばせてもらいたい。三読法で授業しようと考えていた冨樫氏の授業を徹底的に批判した。その変容の軌跡はこれから教師になる人達の範となるだろう。記録を望む。よく勉強している。　

2006年３月８日（水）　日本言語技術教育学会のお礼　模擬授業をさせて戴きました。関係の皆様に心から感謝申し上げます。野口先生は一番よかったと仰ってくださいました。有難い師です。しかしまだまだ稚拙な授業です。御批判もたくさん戴きました。有難うございました。教師修業第２ステージの開幕です。丁寧なお礼状まで戴いております。恐縮しております。更なる教師修業に励み，子供達に貢献する道を歩み続けます。始めの１歩です。次は５月に全国大学国語教育学会で発表してきます。野口先生が御主張されている学習用語を指導すると１年生が10分間で400字を書くという実践研究です。／　楽しかった卒業生を送る会　卒業生を送る会がありました。昨日です。1年生は呼びかけと歌を発表しました。歌は『ビビディ・バビディ・ブゥ』でした。振り付けを子供と一緒につくりました。これがなかなかの好評でした。センスのよいりゅうくん，たくさん褒められましたね。／　雑誌原稿　私だって以前は原稿依頼を戴いたら，すぐに書いていた。最近は締め切り近くならないと書けない。書かないのではなく，書けない。他の仕事があるので，締め切りが離れている仕事に手が付かない。同僚の雑誌原稿を書いていた。職場で雑誌原稿を読み合うなんて，有難い職場だ。いつか校内研究で一冊の本にするぐらいの気概で仕事をしたい。／　サッカー　子供達と雪原でサッカーをした。雪渡り状態である。雪渡りの季節は２月と野口先生に伺ったような気がする。確かにこの時期の雪原はキックキックトントンである。一緒に遊んで楽しんだ。この子達と別れるとなると，かなりさびしい。

2006年３月３日（金）　保護者会　昨日も楽しい保護者会でした。お子様の成長を語り合いたいと考えていました。しかし，親子レクの話し合いで終わりました。私は保護者とお話ができたので楽しませて戴きました。御出席，有難うございました。今年度の役員から，活動報告をして戴きました。随分とＰＴＡ活動がわかりやすくなったと好評でした。来年度の役員も決まりました。よろしくお願い致します。／大阪出発　これから大阪へ行きます。私にとっては大阪春の陣です。日本の国語教育がよりわかりやすくなり，日本の未来を左右する子供達の国語語学力形成に貢献するために努力し続けます。学習用語を明示することが国語科を改革するのです。500名（程度か）の参加者の前で授業してきます。これまで御協力・御批評戴いた皆様にお応えすべく，15分間の授業に集中します。この授業をつくるのに半年かかりました。更に言うと私の10年間以上の研究成果を15分に凝縮します。楽しみです。

2006年３月１日（水）　今日から３月　今年は学年打ち合わせの内に学年通信を作成してしまう。おまけに学年懇談の資料も作成した。明日は今年度最後の授業参観および保護者懇談である。子供達の１年間の成果を語り合いたい。こんなことができるにようになって驚いたことを発表し合いたい。ＨＰを御覧戴いている保護者の方は我が子自慢を御用意戴きたい。／　明後日に飛ぶ　４日の日本言語技術教育学会大阪大会の授業をこれから更に練る。オッカムの剃刀と接続助詞の悪を主に提案する。オッカムの剃刀は宇佐美先生の受け売りである。接続助詞の悪は日本初の提案になるか。空知ゼミで明日例会を行ってほしいな。明日しかない。模擬授業をしたい。指導案は今日こそ完成させたい。大阪大会でお会いできる皆様，よろしくお願いします。厳しく御批評ください。