2004.12.13UP





1日(水) 書写指導 書写教科書はよくできている。たく君は家庭で鉛筆なぞりをしてきた。よろしい。書写教科書の鉛筆なぞりはどんどんしてよい。(書写教科書を忘れた子が数名いた。)しかし書写教科書や書写ワークこそ,もっと文字を書かせるべきだ。漢字を何十回も書かせる必要は全くない。そんな指導を私はしない。しかし平仮名や片仮名は何十回も書かせた方がよい。更に似ている文字で書かせる方がよい。いつか私も書写教科書を書きたいと思っている。現在の構成要素で文字を配列するのではなく,類型で配列する教科書にしたい。ソンシツヒメコサン,モーツァルト,エジソン,シュバイツァーなどを教材にする。つまり単語を使って指導する書写ワークにする。久し振りに『五色百人一首』で盛り上がった。/ 教科書58ページを開く。会話文を音読する。さんはい。「おむすび,おむすび,どこへいく。」ノートに書いて持っておいで。速く書けた子は班のできていない子を手伝う。全員が終わるまで20分間かかった。途中で他の指導をした方がよいだろうが,できるまで待った。次の文も視写して持っておいで。今度は10分くらいでできた。教科書の穴抜きを埋めて持っておいで。これで1時間が終わった。会話文でつながるときは一ます空ける。これがややこしい。


31日(水) チャボの絵 暑かった。炎天下の中,チャボの絵を描きに行った。鳥インフルエンザの事件以来,鳥を触らせていないそうだ。そこでゲージの外から見て描いた。もっと触ったりさせないといけないが,無理なのでそのまま描かせた。やはり体と尾っぽの関係がわからない子が何人もいた。足を3本描いた子も何人もいた。生活経験の少なさだろう。低学年はじっくり観察することができない。だから酒井臣吾先生は低学年は観ながら描かせることはしないと仰る。しかし体感できないので描かせることにした。酒井式ではなく我流である。とさかを描く。口を描く。目を描く。尾っぽを書く。胴体を描く。足を書く。きちんといつものように一つずつ描かせるとよかった。私が10分くらいで描き上げて,子供に描かせた。指導ではなく活動である。これを活動あって指導無しという。しかし子供達は子供達なりに自分の目に見えたチャボを描いた。これはこれでよい。よくがんばった。おっきく,ふわふわのチャボになった。今日は楽しかったでしょう。はあい。お疲れさん。疲れてません。先生こそ,お疲れ様でした。有難う。素直な子供達である。/以前から反省しているが,このような活動のときには現地へ行く前の事前指導をしなくてはいけない。現地へ行ってから指導すると話を聞けない子を増やすことになる。大きく描くといっているのに2羽描いた子,羽根を一つずつ描くといったのにぐちゃぐちゃの線を描いた子,外側の線を描いた子,クレヨンが完成していないのに絵の具を使った子などなど。予想される問題点は事前指導でしっかりと話すべきだ。生活科の授業でも事前,事後指導は大切だ。/ 2学期に入って2週間目に入った。また人を叩く子が出てきた。10分くらい前に反省を言ったのにまた叩く。女の子を押して,泣かせる。何度注意してもなおらないね。かわいそうなことだ。/グラウンド60週を超えた子が何人もいる。60週ということは12000メートルだ。先生の家と美園小学校の半分くらいのところまで来た。あと60週走ったら,先生の家に着く距離だ。よく走ったね。明日はマラソン大会だ。


30日(火) 『鍛える国語教室』2005年夏号,ついに完成! 夏号コンテンツ。申し込み,受付中。申し込み方法は編集室を御覧ください。/ 200ページ,100冊の印刷・丁合 印刷は5時間くらいかかった。丁合は2時間くらいかかった。多くの方にお手伝い戴いたお蔭である。有難うございました。/ 月曜日の実践 片仮名マスターカード1枚20分。「シ」「ツ」「ン」「ソ」の4つの筆順を25人全員一つずつ評価した。そしてマスターカードの表と裏を終わらせるので20分で十分だった。@平仮名を丁寧に書く。A片仮名を丁寧に書く。・空書き・指なぞり書き・鉛筆なぞり書き・掌書き・鉛筆書き」これらを学習用語として指導した。このような言葉を子供達が身に付けると次の指導の際に行為化させることができる。/ 読み聞かせ お話対話は盛り上がった。「ふられたからあきらめる。」○が少なかった。最後はツェッペルは結婚した。みんなも大喜びだった。論破作文を書くのに時間がかかった。15分で全員が書けない。遅い。会話文の書き方,改行段落の使い方ができない子が数名いた。論破作文を更に書かせる必要がある。/ 今日の実践「二」の指導 片仮名や平仮名は漢字から作られた。ええ! 例えばこの「二」は漢字の「二」と同じだ。これだとどこから書くか。「上」を板書した。縦から。何と読む。うえ。他に。じょう。他にもある。あがる。まだある。「のぼ」るとも読む。似ている漢字でこれはどこから書くか。「土」横から。なぜ,横から書くか。ばつだから。ばつではなくて何という漢字か。十だから。そうだ,十を先に書くから横から書く。ついでなので漢字を覚えよう。空書き「上」いち,に,さん。二人に見てもらったら座る。このようにして土,下,左,右の漢字を指導した。もちろん片仮名「ミ」「ニ」「ウ」「ワ」の○付けを全員分した。速くできた子は空いているところに漢字を書く。漢字も書きました。漢字を書いたらコオロギでも書く。速くできた子を遊ばせない。全員を評価する。/ 「おじいさんはおにぎりをおとしました。」教科書を音読させた。ノートに書いたら持っておいで。できた子は班の子を手伝ってあげる。班の子が全員できたら,音読する。班ごとに音読することを教えた。班の一斉読み。役割読み。二人読みである。この1文を全員が書くまでに20分くらいかかった。文字を正しく書くのは正確な人間を育てる訓練である。あと1時間で会話文の書き方を身に付けさせる。1学期に何ども書かせているが,すっかり忘れている子が数名いる。家庭でも書かせてほしい。/ たく君,よう君がマラスンカードでゴールした。がんばったね。


29日(月) 『鍛える国語教室』6,2005年夏号完成 編集後記・次号予告 皆様のお蔭様にて,ようやく夏号を発行することができました。心から御礼を申し上げます。いつものことですが,発行が遅れてしまいました。全て私の責任でございます。お許し戴きたく存じます。渋谷孝先生には前号の玉稿と共に頂戴しておりました。宇佐美寛先生には5月の始めに玉稿を頂戴しておりました。御執筆戴いた皆様に締切り前にお届け戴きました。それなのになぜ,発行が遅れたのでしょうか。私が拙稿を重ねたからです。松本明先生だけが実践をお寄せくださいました。他の方からはお寄せ戴けませんでした。そこで私の拙い実践を書きました。一学期に書き上げるのは無理でした。そこで夏休みに入ってから書き続けました。夏休みの半分以上は夏号を書き続けていました。それは私の一学期の反省にもなるからです。1学期の実践を振り返る。そして2学期の実践を計画する。このような私の夏休みのために,夏号は貴重な機会でした。しかし書いているうちに,膨大になってきました。とても書き切れませんでした。この他にも宇佐美寛先生から頂戴している御教示に対して,私の学びをまとめたいと計画しておりました。しかし叶わぬ夢に終わりました。(宇佐美先生,申し訳ございません。2号にわたり,お寄せ戴いた宇佐美先生の玉稿により,私の授業に対する考えが変化してきております。語用論もまさに,私のために御推薦戴いていることにようやく気付きました。宇佐美先生からの学びはまた,他の所で書きます。有難うございます。)今回はここで書き終えます。御執筆戴いた皆様,本誌を御覧戴いている皆様,心から感謝申し上げます。次号でもまた,お力をお貸しください。国語教育改革のために努力して参ります。今後とも,御指導・御鞭撻を頂戴できますことをお願い申し上げます。再度,お礼を申し上げます。有難うございました。/ 次号の締切りは11月5日とします。そして11月25日には発行致します。連載をお願いしている皆様,よろしくお願い申し上げます。清野隆先生,府川源一郎先生からはすでに秋号の玉稿をお寄せ戴いております。特集もまた「読むこと」です。小学校,中学校の現場で実践されている皆様,是非実践をお寄せください。そして学力を向上させる,楽しい授業開発に挑みましょう。学習用語を明示した楽しい授業実践を待ちしております。/10月30日,岐阜大学で行われる全国大学国語教育学会での発表の機会を難波博孝先生から頂戴しました。心から,感謝申し上げます。皆様も,いらっしゃいませんか。


28日(日) 『教育科学国語教育』1月号の執筆依頼を頂戴した。野口芳宏先生の書評である。書評の依頼は初めてである。有難いことである。1月号の特集がまたすごい。戦後の論争を扱ったものだ。国語科教育を学ぶ貴重な雑誌になる。そこに名前を連ねることができるだけ有難い。夏号の執筆を早く終わらせて,次の仕事をしたい。国語修業講の企画も決定しなくてはいけない。/ 『鍛える国語教室』2005年夏号 さっさと発行しなくては秋号になってしまう。9月5日は発行できるようにしたい。今回もかなり学習用語を考えた。発問研究,教育課程研究,教材研究などなどを学習用語から考えた。新一年生の指導など,実践もたくさん書いた。私がなぜ語用論を学ぶ必要があるのかもわかってきた。宇佐美寛先生のおかげである。言語の適切な運用を考えるならば語用論を扱う必要がある。読んでいるだけではなかなかわからないが,こうして書いているとだんだんわかってくる。読むことは書くことであり,書くことは読むことである。原稿を完成させるまでに,どれだけ読んだか知れない。今日も教師修業の一日だ。


27日(土) 渋谷先生からの玉葉 渋谷孝先生から玉葉を頂戴した。地震の被害を心配していたが,何ともなかったようで安堵した。平泉の美しい絵葉書である。そこに分かち書きのことが書かれてある。低学年の教材を作成する際,分かち書きほどややこしいものはなかった。教育出版では文節で分けてあると言う。そもそも文節とは何か。考えれば切りがない。渋谷先生の御論考から文法批判を学びたい。今日も一日論文書きをする。


26日(金) 夏休みの思い出スピーチ 3人ずつ,朝のスピーチをさせることにした。金曜日はあやちゃんとかるちゃんとじゅんじ君だった。あやちゃんは3分間もお話をしていた。知床での思い出だ。仮装大会で優勝してすごいね。秋刀魚を焼いたら火が大きくなって逃げたそうだ。脂ののっている秋刀魚は火がつきやすいからね。かるやんはコンサドーレの試合を観にいったそうだ。すごいね。楽しかったようだね。じゅんじ君は函館で釣りをしたそうだ。カレイを釣ったんだって。すごいね。スピーチの後,一人2問ずつ問いを出させた。答えられない子が多かったね。聴いていない証拠だ。スピーチ問答は楽しいね。これで10分間くらい使った。/ 夏休みの思い出作文 30分くらいで氏名,日付,本文を書かせた。スピーチは「みなさん,こんにちは」という。これを何と言うか。挨拶。そう。手紙も「先生,こんにちは」と挨拶を書いた。作文では挨拶は書かなくてよい。「夏休みの思い出を3つ書きます。」こう書く。そして一つ目は何かを書く。全員起立。夏休みの思い出を3つ決めたら座る。座った子は書き出してよい。こうして書かせた。1つ目の書き出しを一ます空けることと一つ目が終わるまで段落にしないで続けることを指導した。わかっていなかった子が数名いた。ほとんどの子が最後まで書けなかった。最後は「これで夏休みの思い出を終わります。」と書けばよい。続きを書く時間を今度とる。じゅんじ君だけが書き上げた。紹介するね。みんなも完成させよう。/ 鍵盤 『きらきら星』の練習をした。「うちで練習したらお母さんにうるさいって怒られるもん。」こう言っていた。(そう言わずに,聞いてあげてください。)指が動かなくて上手く演奏できない子が3人いた。/ 集会 楽しかったね。司会の子がきちんと進めている。ゲームの説明もできるようになってきた。よいことだ。/ 草取り 掃除を進んで手伝っている子がいる。かるちゃんとりかちゃんだ。風ちゃんと歩ちゃんとかるちゃんとさとちゃんとりかちゃんとあやちゃんが草取りをしていた。偉いね。進んで働く子は仕事を覚える。仕事をする子は賢い子。


25日(木) 1年生の家庭学習 今年は私に家庭学習ノートを出す子が少ないです。家庭学習が身に付いてるようであれば出さなくてかまいません。そうでなければ毎日,ノートに家庭学習をさせて提出させた方がよいでしょう。先生に提出することを約束として毎日取り組ませるのです。他の学習などを毎日習慣的に行っているのであれば,無理に提出することはありません。要は毎日の家庭学習を当たり前に思わせることです。20年以上前のことです。私が塾で中学生の受験指導をしているときにこのような子がいました。「小さい頃にお母さんが家庭学習をさせてくれなかったら,今でも僕は家庭学習ができない。」できない自分の原因を親に押し付けている自分勝手な子です。当然,「そうではない,今からでも身に付く。」と指導しました。しかし内心は,そういう面もあると思いました。低学年は勉強などしなくてよいから遊びなさいという先生もいらっしゃいます。私は全くそう思ってはいなかったからです。北大の澤口俊之氏は言います。(『幼児教育と脳』文春新書,平成11年8月,129ページ)「0歳から八歳ころ(遅くとも十二歳)までに、多重知性の各々を発達させる環境を用意し、しっかりと教育すること。とくに公教育の現場ではこのことを強く意識してほしい。/ 幼少期よりも、むしろ十二歳以降になって厳しい教育を行なう傾向があるが、これは大きな錯誤である。幼少期こそ徹底的かつ体系的な教育を行なうべきであり、その方が教育効果ははるかに大きいのだ――なにしろ、脳内の神経回路自体(多重フレームのハード的な基礎)が大きく変容し、その変容は生涯にわたって維持されるのだから。」また『人生に必要な知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ』という本もあります。それだけ幼少期の教育は重要なのです。だからといってこれらのすべてが正しいわけではありません。子供によって様々だからです。ただし澤口氏が言うように幼少期こそ「しっかりと教育する」必要があると思います。昔から言われるように学年×10分間くらいは毎日家庭で学習するのが当たり前だという習慣を身に付けさせたいものです。学校だけが学びの場ではありません。むしろ学校よりも社会で学ぶことが多いでしょう。/ 次のような御質問が連絡ノートにありました。「毎日学校から帰ると、すぐに遊びに行こうとしてしまうので、かなならず、短い時間でも集中してドリルをやっていますが、最近、遊びたいの気持ちが強く、一度はやだと言われます。やだと思っているのに、やらせた方がいいのか、それとも休んだ方がいいのか迷ったりしています。うちに帰ってからの勉強でやるのは、一番何がいいですか。いいアドバイスまってます。」私の意見を3つ書きます。他の皆様も何か御意見がありましたら,連絡ノートにお書きください。通信で御紹介します。1 帰宅後は私ならすぐに遊ばせます。家庭学習は食事の前の時間にさせます。 2 私なら時間と内容を子供と決めて,それを守らせます。あんまりやりたがらないようであれば,食事中に学校であったことを尋ねると十分,復習になります。(通信の1号辺りから書いているような気がしますが。)今日の学びを尋ねてみてください。ほとんど言えないものです。教科名とかを話してあげると思い出します。このような対話が脳を育てます。逆に対話がない家庭では脳は育たないでしょう。脳が育たないということは学力だけでなく,心も育たないということになります。恐ろしいことです。 3 家庭学習で何をするとよいかは1学期の後半で書きました。教科書の音読,視写,聴写,ノートの読み直し,計算などです。音読や視写は国語だけでなく,算数でも重要です。算数でも教科書を音読させる。問題を音読させる。式をノートに書かせる。答えを書かせる。多くの学習は読んだり書いたりする国語の力が必要なのです。視写は最近の〇〇さんの家庭学習ノートのように保護者が時間を計って文字数を書いてあげると励みになるでしょう。昨日はたし算と引き算の文章題を作るという学習をしました。ほとんどの子は式から文章題を作って発表しました。一人だけ,他の子が言ったことすら繰り返して言えないで泣いていました。聞いたことを覚えていられないようです。要するに話をさせるというのはかなり効果的であり,重要な学習なのです。以上はあくまでも私の考えです。よければ御参考にしてください。


24日(水) 1年生のタイピング指導 私自身がキーボードを見ないでタイピングするので,子供達にも同様に指導している。1学期に全てのキーを指導した。忘れている子もいるので,最初から復習した。左手の人差し指をどこに置くの。F。そう。中指は。D。薬指は。S。小指は。A。もう一つ左手の人差し指で打つ。G。FDSAG。隣の子に見てもらって,いいよと言われたら立つ。できた子は,できていない子を見てあげる。右手。人差し指。J。中指。K。薬指。L。小指。;。もう一つ左手の人差し指指で打つ。H。この列だけのタイピング練習をさせる。指を見ない。画面だけを見て打つ。このように指導している。ほとんどの1年生が指を見ないでタイピングしている。楽しかった。/ 花火 昨日は花火を描かせた。たぷり色をつくってバックを彩色することを指導した。夜なので黒を入れる。たぷたぷの絵の具で彩色させた。クレヨンが色をはじいてきれいになった。しかし色をはじかないクレヨンもあった。そのクレヨンではくすんで見える。来週水曜日には動物を描きに岩見沢公園へ行く。水をはじくクレヨンがよい。保護者の方もお時間がありましたら御参加ください。暑いかもしれませんが。


23日(火) 2学期のお話対話実践1 1学期のお話対話は先生問題だった。先生が物語を読む。先生が問いを出す。みんなが答える。このような形だった。2学期のお話対話は少し変える。先生が物語を読む。みんなが問いを出す。みんなが答える。楽しいでしょう。始業式の日に2ページだけを読み聞かせた。灰谷健次郎『どうしようかな』(サンリード,1979年)だ。昨日も1ページずつ読んでいった。・ひこちゃんは何をして遊んでいるのですか。・なぜ,お母さんは泣いているのですか。「なぜ」という問いは答えが分かれる。・ひこちゃんが楽しそうに遊んでいるからです。・ひこちゃんがらんぼうだからです。 もう少し読むと,お母さんが泣いているわけがわかるよ・今度は何やさんになりましたか。・誰が来ましたか。・さかもとせんせいです。・さかもとせんせいはなぜ来ましたか。・遊びに来たと思います。坂本先生が遊びに来たと思う人は○。遊びに来たのではないと思う人は×。 ○の子は5人くらいだった。○の子全員に発言させた。 ・ひこちゃんの家に先生とみんなが遊びに来ました。なぜならひこちゃんが準備をしていたからです。魚の準備をして,先生を待っていました。・ふうちゃんに反対です。なぜならひこちゃんが乱暴なので,お母さんが先生に電話してきてもらったからです。・先生はひこちゃんと勉強しにきたと思います。・そんなことはないと思います。勉強は学校でするので,ひこちゃんの家には遊びに来たのだと思います。こんなやり取りが続いた。では,先生は何をしに来たのか。班で話し合ってごらん。盛り上がっていた。続きを読むよ。「ぼく がっこうに いかないよ」・ええ,そうだったの。・どっちもあってる。「あした ひこちゃんは がっこうへ いくかな。」これで終わり。・ええ! どうなるの。その後,発言していなかった10名くらいに一言だけ発言をさせた。そして論破作文を書かせた。ほとんどの子が書けなかった。だんだん書けるようになるので心配ないよ。あやちゃんが書いた作文を紹介する。ふうちゃんがいいました。「そしたら,むかえにこなくてもいいじゃないですか。」わたしは,はんたいです。なぜなら,そしたら,あそびにこなくてもいいからです。残りの10分間で学びと評価を発表させた。評価を発表する。・ひこちゃんはだめです。なぜなら勉強が遅れるからです。・ひこちゃんは学校へ行かないとダメです。・ひこちゃんはダメです。先生が待っているからです。・ひこちゃんはかわいそうだと思います。お母さんが泣いていました。次のように話して授業を終えた。そうだね。先生やみんなが待っているよね。勉強も遅れるかも知れない。しかし行きたくても行けない子もいるんだよ。私達は,こうして学校へ来れるからすばらしい。・感謝しないとね。風子ちゃんが言った。そうだね,お母さんやお父さんに感謝しないとね。こうして論破の授業を終えた。次回はどんなお話かな。楽しみにしていてね。自由研究発表スピーチ6人くらいが先生メモを見ながらスピーチしていた。メモを見てもよい。他の子は何も見ないでスピーチしていた。立派だ。みんなスピーチが上手になった。聞いていた子も質問や感想もきちんと言えたね。楽しいスピーチだった。ふつう2学期が始まるとだらだらしていて授業になりづらいものだ。しかし今のところみんな,よくできているよ。すばらしい1年生だ。今日は幼稚園の先生が授業参観にいらっしゃるらしい。楽しみだね。


22日(月)2学期開始 お見事,あやちゃん 始業式,ステージの上で一年生を代表してあやちゃんがスピーチをした。もちろんメモも何も持たずに,90秒くらいをきちんと話した。すばらしい。大体,こんな話だった。原稿を書いたわけではない。金曜日にリハーサルをした。そのときも何も書かないで練習した。先生の頭に残っているのを書く。「みなさん,おはようございます。1年2組のにしはらあやです。これから夏休みの一番の思い出と2学期にがんばることを発表します。夏休みの一番の重いでは知床の温泉に行ったことです。みなさん,知床って知っていますか。世界遺産になった所です。帰りに〇〇〇〇の滝に寄りました。水がたくさん流れていました。魚もたくさん泳いでいました。とてもきれいだったです。2学期がんばることは体育のドッチボールです。ドッチボールは1組が強いです。2組も強くなりたいです。2組に負けないようになりたいです。3組にも勝ちたいです。これで夏休みの一番の思い出と2学期にがんばることを終わります。お聴き戴き,有難うございました。」滝の名前は忘れた。校長先生も褒めてくださったね。「あやちゃん,かっこよかったね。」りくお君が言った。/ 先生が絵日記を廊下に貼っている間に,自由研究スピーチの練習をさせた。最書の言葉だけを決めて,板書した。最初は何を言うの。挨拶。「みなさん,〜。私は〜。これから自由研究を発表します。私の自由研究は〜。がんばったことは〜。楽しかったことは〜。質問や感想をお願いします。(3人くらい当てる。)これで〜。お聴き〜。」言えた。言えない。わいわいと練習していた。/ スピーチ・クイズ 2学期に楽しい授業をたくさんする。まず昨日は2つの授業をした。一つ目はスピーチ・クイズだ。班で順番を決めさせた。夏休みの思い出をスピーチする。スピーチした人が3つの問題を出せる。第一問〜。当てた人は一点をもらえる。5点以上とった子はすごい。そのあと,草取りとマラソンコース歩きをした。2つ目はお話対話だ。お話クイズと読んでもよいかもしれない。今までは先生がクイズを出していた。2学期からはみんながクイズを出してよいことにする。「先生が絵本を読む。1学期は先生が問いを出した。2学期からはみんなが問いを出してよい。では,読むよ。」こう言って1ページを読み聞かせた。数行である。さっそく先生の読み聞かせの後に何人かが問いを出した。「何を作ったのですか。」よしよし。「お話対話」の先生問題と友達問題を考えた。友達問題も楽しかったでしょう。「今日はこれで終わり。」「ええ,もう終わるの。まだやりたい。」こう言っていた。熱中していた。簡単に解決できない場合には論破になる。10月14日は論破の授業をする。/絵日記 上手に絵日記を書いてきたね。絵の具を使っている子の作品で,すばらしいものがたくさんあった。段落になっていない日記は,今度から気を付けよう。少し変わるときは改行して1ます空ける。1行日記もよく書いた。みんなの1行日記の所にお母さんの感想をたくさん書いてくださった方がいらっしゃる。2学期も連絡ノートを見るのが楽しみだ。自由研究,水彩画,作文,学習とよくがんばった。今日は御褒美に給食を山盛りにしてあげよう。


21日(日) 夏季休業25日目 今日で夏季休業が終了する。土日を入れて25日だと,自分で書いてみて実感した。10月30日に岐阜大学で話題を提供することになった。次のような話題である。小学校国語科では何をどう指導するとよいのか。小学校に赴任して以来,この問題を考え続けてきた。明治図書の雑誌広告で『日本言語技術教育学会』を知った。「技術」なので国語科で具体的に何をどう指導するかを知ることができるのではないかと期待し,北海道から一人で出席した。しかし具体的に指導する必要がある用語はわからなかった。もしかしたら私がわからないだけでなく,国語科で明らかにされていないのではないか。そこで野口芳宏先生,清野隆先生に学び,小学校国語科で指導する用語を学習用語として体系化した。『〈学習用語のカテゴリー化〉で〈国語学力〉を育てる』(柳谷直明,明治図書,2004年3月)に書いた。現在は授業で扱う言語活動にどうしても必要な基礎・基本と言える学習用語を厳選し,明示する楽しい授業開発に取り組んでいる。その一つとして『確かな国語学力(基礎・基本)を育てるマスターカード』(全8巻,柳谷直明編著,明治図書,2005年9月刊行予定)を書いた。学習用語を厳選した教材を更に開発する必要がある。このように,学習用語を厳選し,それを明示した楽しい教材を開発し,多くの小学生の国語学力向上に貢献したいと取り組んでいる。授業扱う言語活動を適正にするための学習用語を子供の実態に応じて楽しく指導するというのが私の提案である。/昨日は少し仕事が進んだ。どうも仕事に集中できない。『マスターカード』を連日書き続けていたことがうそのように集中できない。そんなことも言っていられないので夏号の校正を今日で完結する。/ 駒澤大学苫小牧校,優勝おめでとう。何度見ても感動する。夜中の再放送を録画した。そして朝,少し見た。57年ぶりの連覇とは更に驚いた。北海道がから風が吹く。/ 明日から2学期だ。みんな元気に登校してきてもらいたい。楽しい2学期に挑む。


20日(土) 夏季休業24日目 昨夜広島大学の難波先生からお電話を頂戴した。10月の全国大学国語教育学会で話題提供のお話だった。有難いお話なので,御一緒させて戴くことにした。全国大学国語教育学会では平成15年度に発表させて戴いた。それ以来,単著の執筆,ワークの執筆と続いたので発表を怠っていた。できれば参加して,学習用語の必要性を主張したいところだった。難波先生からはまさに,学習用語を考えるに至った経緯を話題として提供してほしいとのことだった。河合塾の先生と大学の先生と3人で話題を提供するようだ。一人でも多くの先生,子供に学習用語の必要性を知って戴きたいので,有難いお話である。10月第一週は千葉大学,2週は北海道国語教育研究大会での公開授業,4週は岐阜大学である。こんなに多忙な月は初めてだ。体調管理に留意しよう。/ 今日こそ夏号の校正を終える。難波先生にも御指摘を戴いた。「先生の冊子が来ないので,……」特に連載をお書き戴いた方にお詫びしなくてはいけない。ひと月以上も遅れている。今月末発行に努力する。


19日(金) 夏季休業第23日目 小学3年生「読書クイズ」の教材の指導案を書きました。そのうち教育出版のHPに掲載されます。本時案5枚,ワーク3枚を書きました。合計12枚くらいです。面白い「読書クイズ」を開発しました。次の空知ゼミで授業します。今日,国語教育の原稿依頼を戴きました。何と野口先生の本の書評です。初めての書評です。恐縮しました。このように江部満編集長に仕事を教えて戴いております。有難いことです。国語教育の1月号はものすごい特集です。今から拝見するのが楽しみです。『鍛える国語教室』6号の申し込みが1件ありました。有難うございます。しかしまだ完成していません。あとは校正だけなのですが,ものすごい量なので滞っています。土・日で何とかして,来週中には印刷したいと思います。今日は久し振りの学年打ち合わせ,やる気が出ました。始業式には私の学級の教え子がメモ無しでステージでスピーチをします。夏休みの思い出と2学期にがんばることです。今日,リハーサルをしました。1年生のスピーチはかわいいです。上手に話していました。更に歯が抜けて,かわいさが増していました。月曜日が楽しみです。


18日(木) 夏季休業第22日目 いつもの時間に出勤した。7時30分に学校へ着くとまだ閉まっていた。そこで教頭に鍵を借りて入った。9時くらいまで子供達の葉書をコンクールに出す準備をした。一枚一枚住所,氏名などを書かなくてはいけないので時間がかかった。私にくれた葉書のすべてを出す。7人くらいがくれなかった。始業式に全校児童の前でスピーチをする子に電話して,明日リハーサルをすることにした。それから90分くらいで学年通信を書いた。授業予定をすべて書き込むので時間がかかる。普段はこれは帰宅後にしている。更に通信を書いているのだから時間がいくらあっても足りない。2学期は授業記録をきちんと通信で書いていく。2学期,新しい気持ちでいこう。できないことができるようになるために学校へ来る。できないことがあっても負けない自分になろう。マラソン大会,授業公開,学習発表会と楽しいことがたくさんあるよ。10月に南小学校へ行って1年2組の授業を多くの先生方に公開する。多くの先生方,多くの子供達の役に立つような楽しい授業を考えている。みんなは立派に育っている。自信を持って,胸を張って発表しよう。こんなことを通信に書く。/ 教育出版から依頼されているHPの原稿が10枚くらいになった。指導案をわかりやすく書いたので,多くの先生方に使って戴きたい。しかしなぜかわからないが私の氏名は公開されないようだ。そんなことはどうでもよいが,かなりオリジナル実践を書いた。ようやく書き上げたが,これから校正をする。そして今日じゅうに清書してお届けしよう。ワークシートはもちろん『プランくん』である。これには野口先生のお名前を掲載する。/『鍛える』の仕事が終わらない。明日は会議がある。午後から子供のリハーサルをする。それ以降,『鍛える』の校正をしよう。何とか8月中に発行したい。/さあ,新学期。楽しく毎日を過ごそう。かわいい一年生とたくさん遊ぶ。


17日(水) 夏季休業第21日目 土・日を入れてあと5日になった。仕事が終わらない。今日は出勤する予定だったが,校外研修にした。とてもでないが,自宅での仕事が終わらない。まず今日締切りの教育出版からの依頼業務に取り掛かる。3年生2学期の教材の指導案作りである。教育出版のHPに掲載される。楽しい活動を考えよう。/次は『鍛える国語教室』である。一学期の実践を読みやすく書き直している。3年生の漢字指導,1年生の平仮名指導などだ。1年生の討論と説明文の読解は終えた。あとスピーチと作文指導も残っている。今日,書き上がるか。とにかく今週中に書き上げて,土日で印刷・丁合をしないと2学期に突入する。2学期に入ったらまた,校務以外のことができない毎日になる。私は校務以外のことができない毎日を過ごしている。普段の日は新聞のろくに読めないくらい忙しい。休み中に1学期の反省を書き上げる。本も読みたいし,部屋の片づけもしたい。夏休み,本を何冊読んだだろう。教育雑誌を入れると10冊くらいか。まだまだ読んでいない。あと5冊くらいは読みたいものだ。さあ,働こう。


16日(火)夏季休業第20日目 昨日キャンプから帰宅した。4泊5日だった。今回は温泉で仕事をすることもなく過ごした。かなり疲労がたまっている。そんなことも言っていられないので,今日から仕事をしている。午前中,1学期の反省の校正である。午後からパソコンで修正する。しかしまだ5分の1くらいである。午後から更に1学期の反省を修正する。教育出版から指導案の執筆依頼を頂戴している。これは明日締切りだ。何も手を付けていない。3年生の読書指導の実践を提案する。これも楽しみな原稿である。このような依頼のお蔭で,自分の考えを顕在化することができる。これは明日取り掛かろう。まずは一学期の反省をきちんと書き上げる。私の実践を多くの先生方に使って戴くために。書かないことには使って戴くことはできない。/10月の研究会の旅費を支払う。/新学期の教材研究をしたい。しかし1学期の反省でこの夏は終わりそうだ。/子供達の多くから葉書を頂戴した。保護者の方の御協力に感謝したい。葉書や手紙や日記は習った言葉を使わせるのには絶好の活動である。/10月14日の公開授業は保護者参観が可能だそうだ。南小学校で10時30分から授業を行う。/ 『授業研究21』9月号が発売された。希望される保護者の方に雑誌を斡旋する。


11日(木) 夏季休業15日目 『鍛える国語教室』(bU)2005年夏号の原稿をほぼ書き上げた。後は馬上先生の御批判に学ぶ,宇佐美先生の御批判に学ぶ,間時指導の授業記録の清書,古稀記念大会PR,『確かな国語学力(基礎・基本)を育てるマスターカード』(全8巻,明治図書,近日刊行)PR,後書き原稿用紙で30枚くらいなので1日で終わるだろ。全体の校正は旅先の仕事にする。16,17日で全ての書き直しをして,18,19日で印刷・丁合に取り組もう。教育出版から依頼されている原稿は旅先に持っていこう。3年生の読書指導の授業計画を依頼されている。楽しい実践を計画する。これで夏休みが終わる。2学期の準備もある。今年の夏は依頼されている原稿がほとんどなかったので暇かと思っていた。しかし結果的には原稿用紙600枚以上で1学期の反省などを書くという膨大な仕事を残した。『鍛える国語教室』のお蔭である。2学期の通信には授業記録を克明に書いていく。そして10月末の原稿締切りに備える。2学期はこんなに集中して書く時間がないからだ。今年の夏も教師修業に汗を流した。充実の夏だった。今日から年休を取り,蘭越へ行く。毎日温泉に浸かり,2学期の授業構想を練る。2学期は「作文マスターカード」と「書写ワーク」の開発に着手する。教師人生パラダイスである。15日まで日記お休み。


10日(水) 夏季休業14日目 2月の実践を見直している。3年生の学級で飛び込み授業をさせてもらった。漢字指導である。これがなかなか面白かった。子供達の表情もよい。これをまとめ,2月に行った模擬授業をまとめ,大谷さんの本に載る原稿を校正し,宇佐美先生からの学びを書き,編集後記を書いて終わりにする。午前中に原稿を書くのを終え,病院へ行き,午後から目次を作ろう。何ページになるか。100ページを超えていることを祈る。これまで『鍛える国語教室』は100ページを切ったことがない。ここ数日で原稿用紙で200枚くらいは書いたが,それでもこの冊子のページにすると25ページである。以前に書いたものが20ページくらいだ。お寄せ戴いた原稿が30ページくらいか。これでも75ページか。むむむ,どうなるだろう。乞う,御期待!/ 10月8日の野口芳宏先生の古希祝研究大会の受付番号を戴いた。3番である。かなり嬉しい。航空券とホテルの手配をした。学校から旅費が出ても出なくてもかまわない。行ってくる。9日は千葉大学で研究会である。日本の教育を考えるものだ。これに出席して,9日の夜に羽田を飛ぶ。8日は第1金曜日なので空知ゼミ例会ができない。このときだけ,前の週にさせてもらおう。2学期の空知ゼミ例会の日程。9月2日,16日,30日,10月21日,11月4日,18日,12月2日,16日の8回である。2学期の空知ゼミ例会も楽しみだ。3学期は1月20日,3日は中止にして,2月6日(月)の夜に野口先生にも参加して戴いて学習会をしたい。17日,3月3日,17日で3学期の例会が終わる。3学期は5回だ。転勤しなければ来年度も学習会を続けたい。来年度は作文ワーク,書写ワークを開発したいものだ。今の書写ワークより,もっと文字を上手にさせるワークを開発したい。夢はどこまでも広がる。2学期も保護者の皆様,お子様の御参加をお待ちしている。さあ,働こう。/ 宇佐美先生からの学び,編集後記を書くことはできなかった。浜上先生からの学びも書こう。コンテンツはほぼ完成したので,『鍛える国語教室』にUPする。何とこの夏休みで原稿用紙600枚を書いた。夏号は180ページを超えた。もう書かなくてよい。「学力向上授業マニュアル2」,『アレクサンダとぜんまいねずみ』の授業記録は秋号にまわす。これから打ち上げて,明日からの旅先で校正しよう。野口主宰の玉稿を頂戴できなかったのは残念だが,その分私の実践をまとめ,反省を加えることができた。今年の夏も働いた。明日から年休を取り,5日間のキャンプに出かける。


9日(火) 夏季休業第13日目 昨日は原稿用紙何枚を書いたかわからない。60枚以上は書いただろう。これでもまだ一学期の主な実践の記録が終わらない。したがって今日から予定していた印刷は先送りする。明日,製本に出せない。夏休み中に印刷,丁合をすることにしよう。今日と明日,更に実践記録を書き続けよう。発問の研究も少しまとめることができた。論破の実践も少しまとめることができた。あと数本,今日書こう。そして明日こそは全ての原稿を校正して,目次を作り,ページ数を入れて原稿を完成させよう。いつも反省することだが,実践を書きためておくことだ。『鍛える国語教室』用に実践を書いておくことだ。教員免許更新の前に,実践記録を書いているかを評価した方がよい。一年間で研究授業を一度もしない,実践記録一本も書かない教師が全国にどれくらいいるか知れないだろう。研究授業をして実践記録を書いてこそ,自らの授業の拙さを知ることができる。/ 9月出版 明治図書の雑誌に予告を出して戴いた。「『確かな国語学力を育てるマスターカード』いよいよ刊行!」とである。更に昨日江部満編集長から玉葉を頂戴した。「ワークは校了になりました。九月中には出版できる見通しです。今から反響を楽しみにしています。」有難い。大変御迷惑をおかけした本である。明治図書,友人社の関係の皆様に厚くお礼を申し上げたい。日本初の横書きワーク。日本初の基礎・基本を明示したワークである。批判もあろうが,子供の国語学力を育てることは間違いない。多くの先生方,保護者の皆様,子供達に使って戴けることを願う。岩見沢市の上野書店にたくさん置いて戴こう。


8日(月) 夏季休業12日目 『鍛える国語教室』6の原稿を書いている。新1年生の入門期の授業実践を記録している。これかこれで,今後新1年生を指導する際に価値のある原稿になるだろう。新1年生の入門期の指導は,かなり重要である。そのために1学期に書いた80枚あまりの学級通信を全て読んだ。何と国語の授業記録の少ないこと。国語の授業記録を残そうと当初臨んでいた。最初の頃は克明に授業記録が残っている。しかし少ない。特に公開授業の際の授業記録も書いていない。こんな通信では使えない。2学期は授業記録をしっかり書いていく。特に論破の授業記録を残して行く。これは非常に価値がある。あと数回,論破の授業を行って,10月の全道研を迎えたい。授業過程はできあがっている。後は子供達を楽しませることができるかどうかだ。論破の授業は楽しい。子供は楽しんでいる。ただし全員の学力を向上しているかどうかが鍵だ。その向上的変容の記録を授業記録から読み取りたい。1学期の公開授業の記録をテープ起こししたいところだが,もう時間がないので止める。授業記録は次号に譲る。今回は一年生の入門機の授業実践でお許し願おう。これはこれで価値があるだろう。昨日も原稿用紙30枚くらいを書いた。まだまだ足りない。あと50枚くらいを午前中に書いて,午後から校正して完成したい。明日,明後日で印刷,丁合したい。/ 昨日はエピソード2をビデオで観た。どうもこれは映画館で観たような気がする。これだけの構成をよくつなげたものだと感心した。


7日(日) 夏季休業第11日目 25日ある夏季休業のうち11日が今日で終了する。今日じゅうに1学期の反省を書き上げよう。そして明日校正し,火,水で印刷丁合である。これがぎりぎりの日程だ。10日の夕方には製本に出そう。1年生の実践を公開することで御批判を仰ごう。そしてよりよい学級経営,教科指導のために使って戴こう。多くの学級で多くの実践が公開されることにより,日本の教育はよりよくなっていくことを信じて実践を書き続ける。昨日は原稿用紙40枚くらい書いた。あと50枚くらいを今日書き上げよう。今日も修業の一日だ。/ 著者献本が届いた。『授業研究21』と『教育科学・国語教育』9月号である。『授業研究21』ではきれいにグラビアをつくって戴いた。有難い。『教育科学・国語教育』にも書かせて戴いた。1年生の実践である。学習用語の発問を提案することができた。そして何と,明治図書の雑誌に広告が出た。「『確かな国語学力を育てるマスターカード』全7巻,いよいよ刊行」と。有難い。嬉しい限りである。江部満編集長のお蔭だ。頼んでいた『授業研究21』9月号が10冊届いた。1年2組の保護者分である。このHPを御覧戴いている保護者の方,2学期に学校で斡旋する。お待ち戴きたい。/ プリンタの調子が悪かったので修理に出していた。今日戻ってきた。ついでにビデオを借りてきた。エピソード2がようやく戻っていた。デジカメの現像をしたり,葉書を出したりしていると3時になった。これから執筆に突入する。勢いがつかないとなかなか書けないこの頃である。勢いづく頃には夕食になる。とにかく書く。


6日 夏季休業第10日目(土) 昨夜は『ヒロシマ』の特番を見た。CGによる再現に驚いた。今朝は平和記念式典を見た。「(被爆者に)60回目はあるが70回目はない。」という被爆体験の方の話が紹介されていた。共に祈らせて戴いた。/ 昨日は原稿用紙50枚くらい書いた。今日も50枚くらい書こう。明日200枚くらいを校正し,月曜日から印刷に入ろう。10日には『鍛える国語教室』6を仕上げよう。早く仕事を終えないと夏が終わる。執筆も貴重な教師修業である。


5日(金)夏季休業第9日目 仕事が進まない。今日と明日で10本くらいの原稿を書く。原稿用紙にして80枚くらいか。一学期の実践記録を書かないと2学期の教材研究に移れない。7日までに一学期の記録を書き終える。そして印刷,丁合をして製本しよう。すろとお盆までには『鍛える』夏号が完成する。大きな仕事が無いはずの夏だったが,実践記録が大きな仕事だった。授業改革のために,実践記録を書く。今日は30度を越えるようだ。


4日(木) 夏季休業第8日目 いよいよ仕事を終えたい。夏休みに入ってから8日もたっているのに,仕事が終わらない。全道研の指導案は大体できた。大谷さんの本の原稿は20ページ書いた。『鍛える』の原稿も一つずつ書いている。とにかく1学期の授業記録を『鍛える』用原稿に書き,一学期の仕事を終えたい。とにかく書くことが私に課せられた仕事である。/ 午後北大の博物館へ行ってきた。以前は骸骨が展示されていたのに無くなったのが一番残念だった。図書館で文庫を眺めてきた。講談社学術文庫に読みたい本がいくつかあった。早速注文しよう。畑の野菜が例年になく育っている。温暖化の影響だろうか。国語の授業を成立させる授業技術を『鍛える国語』用にいくつか書こう。大谷さんの本用に「学力向上を保障する授業マニュアル」を書いた。この手のことを書きためたい。


3日(水) 夏季休業7日目 今日は全道国語研究大会の会議がある。9時30分からコミュニティプラザだ。そこで,それに間に合う電車に乗る。9時くらいの電車が20分くらいで岩見沢へ着く。普段は30分くらいかかるのに,ずいぶんと速いものだ。10月の指導案を昨日印刷してある。それを持って出かける。教材は論破である。論破を学ばせる授業である。話題として絵本を使う。論破に適した絵本である。適しているかどうかは実際に授業をしてみないとわからない。たぶん適しているだろうという推測で扱うことにした。1年生でも論破で盛り上がる。更に個々の学力を高めて10月に臨みたい。国語の授業では低学年から討論が必要だということを主張する。/ 大谷さんから依頼されている本の原稿を10ページ仕上げた。あと10ページくらい書きたい。出勤前の1時間で書き上げよう。/ 全道国語研究大会の会議に主席していた。昼食を挟み,9時30分から3時過ぎまでかかった。大会役員が200名近くいるようだ。ものすごく大掛かりの大会になりそうだ。そのわりには研究が拙い。指導案の形式も今日決定したようなものだ。今月末締め切りなのに遅すぎる。評価に関わる共通理解も足りない。運営の大変さもわかるが,授業をつくっている授業者の身にもなって欲しい。言いたくないが,いくつかの問題点を指摘した。もう一歩話し合うことができたら,提案性の高い大会になっただろうに。私は私で最良の授業づくりに挑む。子供達のために,日本の国語教育改革のために。大会役員は,このぐらい大きな気概を持って臨んで戴きたかった。/ 高橋伸先生と初めてお話しをさせて戴いた。私の教材開発を理解してください,有難かった。/ その後,光村出版の方とお会いした。具体的な教材のお話が楽しかった。出版者の方はよく勉強されている。/ 帰宅後,娘の勉強を少しみて,指導案を修正し,本の執筆に取り組もう。あと数ページで終わる。/ この夏は10月に使う文学の教材研究に徹しよう。それから指導案を再修正して,提出しよう。納得のいく教材研究,教材開発をしたい。


2日(火) 夏季休業第6日目 今日は8時に出勤した。午前中,パソコン室で10月の指導案を書いた。快適だった。午後は大谷さんから依頼されている本の原稿を修正した。10ページ分を完成させた。今回は学級経営の話である。数年前に私が担任していた学級崩壊学級のことを少しだけ書いた。10ページでもほんの少しである。大変だった分だけ,思い出が尽きない。みな,元気に過ごしていることだろう。4時に帰宅した。帰宅後入浴し,今日も病院へ行った。今日は整形外科である。ヘルニアの調子がよくない。マッサージを受けると,ますます重たくなった。執筆している最中の座っている姿勢がよくないらしい。背筋を伸ばして仕事をしよう。プリンタの調子も悪いので,修理に出した。修理したばかりなのにまた修理である。新しいプリンタを購入した方がよいのか。この5年間,どれだけ印刷したか知れない。よく働いてくれた。更に授業が成立しないシリーズをいくつか書いて,今日の仕事を終えよう。今日もエピソード1を観よう。


1日(月) 夏季休業第5日目 いつもより遅く出勤した。8時過ぎである。全道国語教育研究大会の指導案を書いていたら午前中が終わった。完成しなかった。明日の仕事にした。職員室の棚の書類を整理していたら3時になった。職員室の私の周辺はきれいになった。あとは教室にある私の書類をこの夏で整理する。転勤してから3年間,ほとんど整理していない。どんどん捨てて,すっきりしよう。この3年間は書類整理の余裕などなかった。そしていつもより早く退勤した。帰宅後入浴し,汗を流してから病院へ行った。その帰りにビデオを借りてきた。数年ぶりにビデオを借りた。会員証も作った。スターウォーズ・エピソード2と北の国からの遺言の後篇を借りたかったが,いずれも貸し出し中だった。仕方がないのでエピソード1を借りてきた。95円だった。日記を書き,大谷さんから依頼されている本の原稿を書き,食事をして,娘の勉強を少し見てから就寝する。