2004.12.13UP

30日(土) TOSSデーのお礼 TOSSデーに御参加戴いた皆様,有難うございました。岩見沢会場は10名を超える方に御参加戴きました。私はスピーチ講座と論文講座を楽しませて戴きました。学び合うことができる機会に感謝します。5月は堀先生に依頼されている講座が札幌であります。大学の授業,公開授業も始まります。是非皆様,共に学び合いましょう。5月6日の学習会は多くの方に御参加戴けそうです。早めに教室へお入りください。お待ちしております。楽しく,しかも学力形成を保障する授業の提供に努力致します。本日は本当に有難うございました。/ 帰宅すると江部満編集長からのお葉書が届いていた。「大至急」とある。連休で著書の校正を仕上げたい。しかし全部は無理だろうなあ。8冊だ。1冊でも2冊でも仕上げて明治図書へお届けしたい。このような学びの日々に感謝する。有難いことである。


30日(土) 今日はTOSSデー 午後からメープル小学校で岩見沢のTOSSデーがある。私はスピーチと論文の2つの講座を担当させて戴く。スピーチは10分間,論文は15分間である。この短い時間で完結する授業はとても面白い。文章やスピーチもそうだが,短いほど難しい。言葉をぎりぎりまで削る必要があるからだ。このような学びの機会を頂戴することに感謝したい。多くの方の御参加をお待ちする。集合が10時なので,9時前に出て,美園に寄ってから行こう。


29(金) 授業記録 昨日は国語教科書4−5ページで動作化を行った。「隣の人とじゃんけんをする。」「勝った子起立。好きな動物を決めたら座る。」子供はじゃんけんが好きだ。じゃんけんだけで楽しんでいる。「昨日視写したこの文(「はるだよ。」)を何と言うか。」「かぎ。」「かぎはこれだ。このようにお話をしている文を何というか。」教えたが,覚えていないようなので板書した。「会話文,さんはい。」「会話文。」「お話を書いた文を会話文という。会話をする。じゃんけんで負けた子はもぐらだよ。起こしてあげなさい。始め。」じゃんけんで勝った子は冬眠のふりをする。じゃんけんで負けた子は春が来たことを知らせる。「起きて,起きて。」「なあに。」「春が来たよ。」「交替,始め。」動作化など国語の授業に必要がないと数年前の私は考えていた。しかし楽しい授業技術の一つとしてあってもよいと今は考えている。もしかすると楽しい授業づくりの大きなヒントが動作化,なりきりに隠されているかもしれない。動作化はなりきりである。「でも,昨日のページとここは違う。大きな違いな何か。」「熊がいる。」「起きている。」「そうだ,昨日のページでは蛙は冬眠していた。ここでは起きている動物ともぐらがお話をしている。もぐらは熊に,熊はもぐらに何とお話しをしているのか。」「お見舞いに来たの。」「もぐらがお見舞いに来るはずないよ。」「もぐらは熊に春になった桜があっちの方で咲いたよって教えている。」〇〇〇ちゃんの発言だ。驚くべき頭の回転。「熊は何て言ってるの。」「そうなのって言っている。」何人かに発言させてから,次の動作化に移った。「さっき勝った子は起きている動物になる。負けた子はもぐらになる。始め。」保護者の方が2名参観してくださっていた。どんどん授業参観にいらっしゃってください。そしてできれば授業のよい点,よくない点を連絡ノートでお知らせください。まだまだ私の理想的な授業にはなっていません。もっと多くの発言をもとに授業を創っていきたいと考えています。少なくても一日一度は全員の発言を聞きたい。「このようにお母さんやお父さんと会話しても楽しいでしょう。」会話文の学習をした。学習用語は「会話文」である。国語科でこのように1時間で1つの学習用語を指導することが重要だ。/ 2時間目は体育。外で3回徒競走をさせた。/ 3時間目は生活科。岩見沢農業高等学校まで歩いた。急いで歩かせると20分で行けた。一昨年前は30分くらいで歩かせた。保護者の方が一緒だったからである。今回は保護者の方が一緒ではなかったので,急いで歩かせた。普段より付加をかけるというのが私の指導理念のようだ。だらだらしている子を置いて,さっさと歩かせながらそう思った。みんながさっさと歩いていると,後ろの子も急いで歩くものだ。だらだら歩かせるのでは教育にはならない。/ 4時間目も国語だった。ノート指導を行った。「一行空けて,一ます空けて『くし』と書いておいで。」この指示で適正に書ける子が多くなった。ノートに×が付いている子は適正に書けていない子である。何度か同じように書かせて,全員適正にしている。しかし次の日にはすっかり忘れている子がいる。(ノートに×が付いている子は御家庭でも同じ指示で書かせてみてください。)その後,『平仮名マスターカード』を2枚させた。30分間である。雑に書いている子,かがみ文字を書いている子にやり直しをさせた。ずいぶんとスムーズになった。30分間で2枚全部をきちんと書けている子は少ない。できていないところは書いてで書くように指導している。給食を楽しく食べて,プリントを配付して別れた。「先生,有難うございました。また来週もよろしくお願いします。さようなら。」この挨拶に廊下にいた3年生やその保護者は驚いていた。「今年の1年生は礼儀正しい。」(^_^)v 学年の先生と授業反省を話し合った。1年生の「討論」の楽しさを味わっている毎日である。他の学年の先生にもそのことを話すと1年団を羨ましがっていた。最強の学年団で最高の授業を提供したい。/ 組合の飲み会に組合に入っていない私も招かれた。送別会も兼ねたからである。国語授業や研究の楽しさを飲み会の席でも話し続けた。美園の先生方は明るく楽しい。優秀な先生が一人,美園からいなくなった。残念なことである。/ 明日はTOSSデーである。講座準備をし,本の校正に一日が終わる。「連休を楽しんでください。」こう保護者の方が連絡ノートに書いてくださっていた。有難い心遣いである。この連休は仕事の山である。仕事は私にとって楽しいので,確かに楽しむことができる。このように,授業感想や御意見なども連絡ノートに書いてくださる有難い保護者に囲まれている。明日のTOSSで―にも私の保護者の方が御参加くださる。保護者に信頼される教師を目指したい。


27日(水) もぐらは何をしているのか 1時間目,教科書2〜3ページを今日こそ終える。もう3時間くらいここで学習している。「もぐらは何をしているのかを寺崎君に訊いても覚えていない。もぐらは何をしているのか。もう一度話し合っておく。日付の横を一行空ける。一ます空けてもぐらはと書く。書けたら起立。」ます目の黒板に板書した。日付は授業が始まる前に書いておくことにしている。「音読さんはい。もぐらは。はと書いてわと読む。続けて書く。先生が言う通りに書く。なにをしているのか。」きちんとかけていない子もいたが,教えていない平仮名なので書けていなくてもやめさせた。「よし,鉛筆を置く。もぐらは何をしていたのか。」「春だよって教えている。」「春だよって教えていると思う子は○。違うよって思う子は×。」「○多数。×5人。よし,×の意見が大切だよ。×の人起立。意見を言ってよい。「もぐらはおもちゃで遊んでいた。」「おもちゃで遊んでいたと思う子○。」「○の子。いないの。×の子。そうだよね,花びらはおもちゃではない。自分の意見が間違っているなと思ったら,意見を変えますと言う。まだ反対できたら反対してよい。どうぞ。」「○から×に。」「違うだろ,竜次君は×から○でしょう。」「×から○に変えます。」「僕は×です。なぜならもぐらは蛙を探しに行ったからです。」「反対の人,どうぞ。」「私は順平君に反対です。もぐらは蛙の所にいます。」「蛙は冬眠しているから起こしてあげるのです。」「もぐらが蛙の所にいるから探しに行ったのは違うという意見だ。順平君,反対なら意見を言う。意見を言えなかったら負けましたと言う。」負けました。」「よし素直でよい。しかしもう少し粘れよ。先生は順平君の意見に賛成だよ。一匹のもぐらは蛙の所に行ったよね。でも蛙を探しているもぐらもいるんじゃない。だから順平君の意見も正しいと言える。」「はい,花びらを見せてあげようとしていました。」「春だよって教えるの,花びらをあげるの,見せるのどれなの。」「花びらを見せて,春だよって教えるの。」「そうなんだ。では,じゃんけんする。勝った人,起立。勝った人は好きな動物になる。負けた人はもぐらになる。国語の教科書はたくさんのお話を作ることができて楽しいでしょう。勝った人は冬眠する。負けた人はもぐらになって起こしてあげる。始め。」楽しそうに劇化が始まった。劇化を授業に取り入れることは少ないが,会話の練習になるので取り入れた。会話という学習用語を指導するのを忘れた。風花ちゃんと美結ちゃん,いらっしゃい。みんなに見せてあげなさい。」「春ですよ,起きないさ。起きなさい。」「もぐらはどうしたのと言う。」「どうしたの。」「春がきましたよ。」「拍手。では交替して始め。」楽しそうに劇をしていた。写真を撮るのを忘れていた。「感想発表。」2人くらいがもぐらになって話したのが楽しかったと言っていた。「ついでにお口の体操。47ページを開く。」すぐに読み出す子や開けないで困っている子など様々。「周りの子が手伝ってあげる。」「どのように読むんだっけ。」「文節読み。」「そうだ,題名から文節読み始め。」「なにが かくれて いるのでしょう……」「よしきちんと文節を親指と人差し指で挟む。題名から文節読み,さんはい。」「なにが……。」「よし,今のは1年生レベル。3年生レベルになるともっと速くなる。題名から文節読みさんはい。」一緒に速く読む。3〜4回音読した。ここの学習ではないので,そんなに音読する必要はない。実はここの学習を学生にさせようと考えている。だから少し読む練習を事前にさせている。「ほんとに最後。書き写ることを何と言った。」「視写。」「そうだ,さっきに続ける。一ます空けてもと書く。」もだけ板書する。全員がもだけを書けるまで待つ。「ぐらがいった。会話を書くときに何を書いた。」「かぎ。」寺崎君が覚えていた。最近ふらふらしていて注意されることも多いが,実に賢い。賢いから,じっとしていられないのだろう。「そうだ,よく覚えていた。かぎ,はるだよまるこの○のことを正しくは句点という。さんはい。」「句点。」「最後にかぎを閉じる。もぐらの会話文を書いたら持っておいで。」はじめに4人のスピーチを聴いてから行ったので,35分間の授業だった。よく話す子供達に育ってきた。よしよし。(^_^)v / 算数では1+1,2+1,3+1,4+1ついでに2+3を終えた。全員がノートに書いた。/ 生活科では30分くらい歩かせた。地図,新聞店,郵便局,道路の渡り方,川の危険などを学習させた。ついでにジャングルジムで遊ばせた。/ 音楽は学年で鍵盤を吹かせた。今日は階名と鍵盤の持ち方を指導した。全員にドレミを吹かせて,評価した。楽しい一日だった。明日は農業高等学校まで歩かせる。


26日(火) 原稿依頼 昨日,『授業研究21』9月号の原稿依頼を戴いた。何とグラビアである。グラビアの原稿依頼も大好きだ。授業での子供の表情をあれやこれやと構成することができるからだ。2年生の写真は『学級経営』3月号で発表させて戴いた。だから今回は1年生の授業風景でいこう。保護者会で許諾を頂戴する。/ 『平仮名マスターカード』を30分で2枚行っている。「鉛筆を正しく持っていらっしゃい。」「『マスターカード』をもらった子は日付と名前を書いている。」全員の鉛筆の持ち方を指導(評価)してから鉛筆を置かせる。「鉛筆を置く。」この指示で行動できない子がいる。言語と行動がつながらないのは危険な場合がある。先生の話を聴いていないのならまだよいが,先生の話がわからないのなら問題だからだ。何度も同じことで注意される子は注意力に問題がある。「〇〇君と〇〇君起立。どうぞ。」誰でも失敗することはある。だから注意する。そして注意されることにより,自分の未熟な部分が削られていく。どうすると削られるのか。「今度から手を動かしません。」このように決意させることで自分の弱点を自ら知り,自ら削っていく必要がある。しかしすぐに弱点が削られるわけではない。癖というのは病気のようだから,何度もきちんとできていないことを注意して決意させる。「先生に注意されるから学校へ行きたくない。」こう言っている子がいる。確かに注意されるのは誰でもいやだ。しかし注意されることで自分の悪い癖を直してもらうことができるという心がないと直らないよ。給食準備中に騒いでいる子,「鉛筆を置く。」という指示をしたすぐあとに鉛筆をいじっている子,椅子をいじってだらしなく座っている子を最近,注意している。昨日は学校帰りに友達の家へ行って迷子になった子がいた。「〇〇ちゃんが先に言った。」と言っていたので,2人から話を何度も聞いた。「私から言いました。」先生をだます嘘は大嫌いだ。寄り道をするな。/ 給食準備,後片付け 給食準備,後片付けのときに問題が起きる。先週も男子が牛乳を残すのに缶へ入れようとした。ベシャ。そのまま立っている。すぐに拭こうとしない。そこを〇〇ちゃんがすぐにちり紙で拭き出した。感心した。〇〇ちゃんや〇〇ちゃんもよく拭いてくれる。自分が持っているものをよく見ていない。そしてこぼす。牛乳を残す子が多い。それを缶へ捨てるときにこぼす子がいる。給食準備,後片付けのときに学級(子供)の実態が見える。(しかしかなり上手になってきたので,10日の試食を楽しみにしていていてください。20名の方が試食されます。)/ 分団総会 1年生全員が迷子にならずに各分団の教室へ行ったね。毎年迷子になる子がいるが,今年はいなかった。/ かたつむりの線 昨日で2時間目だ。次回はいよいよ絵を描かせるかな。だいぶゆっくりと線を描くことができるようになった。「先生の顔」を描いてもらおうかな。/ 5月から掃除開始 今までは3年生が毎日掃除してくれた。給食を吐いてしまったり,こぼしてしまった床をきれいに水ぶきをしてくれていた。5月からは班ごとに掃除指導をする。1班から行う。


25日(月)学習日記 今日は久し振りに岩見沢駅から学校までバスに乗った。家庭訪問で歩くから,朝は歩かないことにした。7時30分出勤。熱が出て欠席する子の保護者から連絡が入る。対面式に参加できず,残念だ。対面式のビデオ準備,学級通信の印刷依頼,授業プリントを準備していると8時になった。今年度は出勤してすぐに教室へ行っている。そして英語のCDを流している。そういえば今日は7時40分くらいに〇〇君が登校してきた。一番乗りだ。8時過ぎに再び教室へ行き,連絡ノートを持って職員室へ行く。「行ってきます。」「行ってらっしゃい。」朝の日課である。職員朝会終了後,教室へ行く。誰も立ち歩いていない。挨拶し,対面式の話をした。そして5分間授業をする。朝,5分間で楽しい授業を心掛けている。今日は6文スピーチを教えた。「先生の後に繰り返しなさい。みなさん,こんにちは。(繰り返し)私の名前は〇〇〇〇です。(同)これから私の好きな遊びを3つ紹介します。(同)1つ目はサッカーです。(同)2つ目はドッチボールです。(同)3つ目はあやとりです。これで終わり。できる人。」たくさん手が挙がった。昨日は4人の子に発表させた。毎日4人ずつくらい発表させよう。きちんと話ができる。1時間目は平仮名マスターカードを1枚行って,早めに体育館へ移動させた。平仮名マスターカードに慣れてきて,15分くらいで全員が1枚を行うことができるようになった。ただしじっくり書いている子は「言葉」のところが書けていない。書けていない所は家で書いておこう。2時間目は対面式だった。1年生が拍手に包まれて入場した。ビデオを撮っている保護者の方が何人もいた。先生も00先生にビデオを撮って戴いた。2年生から6年生の出し物がとても楽しかったね。1年生のお礼の挨拶と「一年生になったら」もよかったよ。「僕,一年生になったんだから,この歌歌いたくない。」こう言っていた子も歌っていた。校長先生が立派な一年生だと誉めてくださったね。3時間目は聴力検査だった。検査を待っている間に線を書くプリントをした。ついでに一枚宿題を出してみた。どうも宿題を忘れる子がいる。宿題というものがわかっていないのか。「宿題とは家でする学習。明日,このプリントをやって持っておいでね。」何人持ってくるか。4時間目は算数をした。「〇〇〇ちゃん。」「気を付け,これから4時間目の算数を始めます。」「始めます。」「日付を書いたら持っておいで。」先生の授業の始まりはこれだ。これしか言わない。時間は1分間にした。1分間で日付をノートに書いて持ってくる。「25」を一ますに書いていなくて×になった子が多くいた。「一ます空ける。」「一行空ける。」これを何度も繰り返し,「1+5=」を全員が書いてからおはじきに移った。「1の上に青いおはじきを一つ置く。」「5の上に青いおはじきを5つ置く。」「1と5をどうするの。」「たす。」「そうだ,たすんだ。たすとはどうすること。」「合わせること。」「準備はいいか。おはじきを合わせるよ。始め。」「合わせたら,数える。」「6こ。」「1+5=」「6」「ようし,答えを書いていない子は答えを書いて持ってくる。できた子はおはじきで遊んでよい。」2年前の算数指導のときには「+」と黒板に書くと「何それ。」と言われた。今年の一年生は早い時期に足し算を教えた。先生が1年生の指導に慣れた証拠だ。「一行空けて,一ます空けて3+3=と書いて持っておいで。」こう言うだけで,きちんと書くことができるようになった。おはじきを置いて,合わせて楽しんだ。全員合格。このように一日のことを思い出して,先生のように日記に書くと思い出になるよ。先生は日記を書いている。/ 家庭訪問終了 その後〇〇君と一緒に家庭訪問へ行った。児童館へ行くんだったのかな。「僕のうち,お坊さんがいるんだよ。」結局何のことかわからなかった。〇〇ちゃんは「先生,もう帰っちゃうの。」と言った。ほんとにかわいい子供達だ。外で立って待っていてくれる子,宝物を見せてくれる子,先生がいる間,にこにこずっと笑っていた子などなど楽しい思い出を有難う。金曜日の家庭訪問も楽しかったね。先生がいる間,熱心にドリルをしていたり,笑顔を見せてくれたりとすてきな場面がたくさんあった。兄弟で家の中を走り回っているのには驚いた。先生の子供の頃は狭い家だったので走り回ることなどできなかった。羨ましかったよ。それとけがをしないか心配だった。そういえば昨日,友達の家へ送って行って帰る道がわからなくなった子がいるそうだ。遊びに行くのはよい。しかし昨日の通信にも書いたけど,一度家に帰ってから,大人に連絡をしてもらってから遊びなさい。迷子になったり怪我をしたらどうする。このようにみんなのことをまた少し知ることができた。(保護者の皆様,お忙しい中私の計画に合わせて戴き,有難うございました。なんと時間変更の希望は2件しかありませんでした。歩いて回ったので,変更が少なく助かりました。歩いたお蔭で,ずいぶんと通学路の問題を考えることもできました。子供だけでなく,保護者の皆様にも笑顔で迎えて戴き,有難い家庭訪問でした。保護者会でまたお会いしましょう。通信もよく読んでくださっている方が多く,感謝致します。)こんなことを通信に書く。


24日(日) 校正作業再開 『確かな国語学力(基礎・基本)を育てるマスターカード』全8巻が我が家にある。著者校正である。3月初旬〜下旬に締切りだったが,3月末以降の新年度準備で全く手をつけることができなかった。1年生の入学準備には細心の注意を払う必要があるからだ。今日,4月末に至って,ようやく校務から解放される日を得た! 土曜も日曜もなく,校務に追われていたひと月だった。更に1年生の楽しい授業記録を書きたいところだが,この連休で校正を終わらせないと次の研究授業の準備に取り組むことができないので書かない。堀先生から依頼されている講座準備もある。次の本の企画もある。とにかく抱えている校正を終わらせたい。それにしても3月末から公務以外のことができる時間を作るのにひと月も必要だとは新学期はいかに忙しいかということを改めて認識した。私の教材研究の集大成が間もなく完成する。 


23日(土) 授業公開日程 現在次の日程で授業公開を予定しています。是非,御参加ください。そして御批評を戴けると幸いです。一言でかまいません。どこがよかったのか,どこがよくなかったのかを教えてください。お待ちしております。5月6日(金) 「鍛える国語教室」研究会空知ゼミ学習会,6時30分〜7時30分,岩見沢市立美園小学校1年2組の教室。第1回目はお子様にも御参加戴きました。5月10日(火)4時間目11時30分〜,保護者会の日です。私が書いた物語で「読むこと」の力を育てる授業をします。1年生の「文節読み」,「討論」を御覧頂きます。5月19日(木)3時間目10時40分〜,教育大生が授業参観に来ます。私が書いた説明文での「文節読み」,「討論」を御覧戴きます。6月14日(火)3時間目10時40分〜,教育大の学生に授業をさせます。説明文の読解指導の授業をさせます。発信型読解指導を予定しています。10月には岩見沢市立南小学校を小学校部会の会場として北海道国語教育研究大会があります。私は1年生を連れて授業公開をします。是非御一緒に学びませんか。お待ちしております。


21日(木) 対面式 1年生は何をしてもかわいい。対面式ではお礼を言う。そして『一年生になったら』を歌う。大野先生が伴奏をしてくださる。みんなの科白もかわいいし,歌もかわいい。保護者の方で,誰か録画してくださらないかな。録画してくださったらダビングしてほしい。そういえば,入学式や入学式の学級のビデオを撮っていた保護者の方がいらっしゃったらダビングしてほしい。入学式の写真はCDにした。希望される方がいらっしゃったら,お貸しする。10日の参観授業や19日の公開授業などのビデオを取る方がいらっしゃったら,ダビングして戴きたい。ビデオを観て反省することができる。/ 今日の国語はスピーチと読み取りと視写をした。「討論」の続きをした。『もぐらは何をしているのか。」〇〇ちゃんが言った。「みんなを起こしているのです。」〇〇〇ちゃんも言った。「春になったことを教えているのです。」そうだね。ここから読めることはお便りを運んでいることだ。これで決着にした。視写ではかぎを教えた。「もぐらはかぞえています。『はるだよ。』」3行で書かせた。


20日(水) 一年生の「討論」指導2回目 「もぐらは自分の巣に花びらを運ぼうとしている。そうだ,柳谷先生の言う通りだと思う子は○。違う,花びらを巣に運ぼうと思っていないと思う子は×。」○18人,×6人だった。(風邪で1名欠席。))「×の子は勇気があるよ。何だかわからないけど,○にしようと思っている子がいる。でも僕は違うと言う子は勇気がある。どちらかが正しい。×の子から意見を言ってよい。」あまりわからなかったようだが,〇〇君だけ意見を言った。「土竜は蛙の所へも行っているので違うと思います。」「では,○の子,〇〇君に意見を言ってよい。」「土竜は穴の中にいるので違うと思います。」「〇〇君,どうだ。負けたなと思ったら,負けましたと言う。まだ言いたいことがあったら言う。」「負けました。」「そうなの。何だ,〇〇君の意見が正しかったんだよ。」ここでは×が正解だ。土竜が自分の巣に持って行くということは全くわからない。〇〇君,よく考えたね。「はい,土竜は花びらをみんなあげようと思いました。」「お,そう思ったの〇〇ちゃん。では〇〇ちゃんの言うように,土竜は花びらをみんなにあげようと思ったと思う人は○。違うよ,花びらをあげようと思っていないよと思う子は×。」「決めた。では○の子,15人。×の子,9人。よし,×の子から意見をいってよい。」「〇〇ちゃんは違うと思います。土竜は見せに行っただけです。」「〇〇君に反対です。なぜなら花びらのおもちゃを蛙にあげようと思ったからです。」「蛙は病気なので,花びらを持って行ってあげたのです。」「土竜と土竜はけんかをしているんだと思います。」「土竜は花びらが大事だから,あげないと思います。」たくさんの意見が出た。「よし,他の人の意見を聞いてもまだ○だと思う子,13人,×だと思う子,11人。お,×の子が増えたね。」答えを教えようと思ったらチャイムが鳴ったので終わった。終わった後に〇〇〇さんがこっそり先生に教えてくれたよ。「先生,土竜はみんなに春になったよって教えに行ったんだよね。」一年生の「討論」はすてきだ。/ ノート指導 今日は「四月二十日(水)」と一行目に書かせた。きちんと書けていない場合には丸を付けない。時間がかかる子は書き直しもさせていない。毎日のことなので,何日かしたらできるようになるからだ。(ノートを見て,御心配の保護者の方は御家庭でも書かせてください。)/ 視写 初めて視写させた。「もぐらが花びらをはこびます。」次の2つのことを指導した。「始めは一ます空ける。」「続くときは上から書く。」一年生の段落指導だ。/ 算数指導 一ます空けて「4月20日(水)」と書かせた。これは全員がすぐに書けた。慣れてきた。「一ます空ける。」「一行空ける。」この2つのことを毎時間指導している。「ノートがきれいな子は賢い子。」まだきれいではない子も,すぐにきれいになるからがんばることだ。何度も書くとできるようになる。今日は9と10の書き方を指導した。これで全員に1から10までの書き方を指導した。4,5,6,7,8,9の筆順,0の書き順を誤っている子がいた。全員評価し,指導して修正した。(しかし誤っていないかどうか,御家庭でも確かめてください。鉛筆の持ち方と同様で,すぐに悪い癖に戻る子がいますので。)/ 音楽 体面式の練習をした。2時間目で形にはなった。「体育館でたくさんの人の前で言う自信がある子でじゃんけんをする。」班から一人ずつ決めた。でももっとやりたい子が多くいたので科白を文節に細かくした。そして10人からじゃんけんで5人に決めた。先生が決めるより,じゃんけんが公平だ。「今回負けた子も,運動会や学習発表会での出番がある。次まで待ちなさい。」「はい。」最近は返事の声が出るようになってきた。「返事をする子は賢い子。」/ 家庭訪問 毎日楽しいお話に出合います。「柳谷先生が言うように『なにがかくれているのでしょう。これを文と言う。』と何度も家で言っていました。」「先生の国語の学習会へ行ってみたいです。」「〇〇さんから先生の授業のお話を伺って楽しみにしています。」「学級で何かするときにいつでも声を掛けてください。」「学級通信,楽しく読んでいます。」有難い励ましが多いです。一昨年前の家庭訪問では何も出さないくださいと通信に書いてから家庭訪問に臨みました。そこで何も手を付けないでいました。今回は事前に書かなかったので,出されるままに手を付けています。今更ですが,何も出さないでください。出されると優柔不断な私はついつい手を付けてしまいます。今まで家庭訪問した皆様,連絡が遅れて失礼しました。/ プリント点検のお願い ノート点検もそうですが,プリントも点検してください。授業中に歩いたりたたいたりする子を注意したり,ノートに書けない子を個別に指導したりとかで全員の評価が手薄になっています。間違っていても私が見落としている場合があります。更に遅い子は途中をやっていない場合もあります。マスターカードで表1回,裏2回は平仮名を書かせて評価しています。しかし言葉の練習は遅い子はしなくてもよしとしています。全員が全部終わるのを待っていると前に進みませんので。少なくても全員がいくつかの平仮名をきちんと書いていることを点検して進めています。プリントのやり残し,お絵かきのやり残し,私の点検もれを見付けたら御家庭でさせてください。家庭学習にお使いください。一年生は20分くらいの毎日の家庭学習を習慣づけたいものです。よろしくお願いします。


19日(火) 激務の一週間 保護者参観日が水曜日に終了し,木曜日に学級名簿などの学級事務を終わらせて,金曜日を迎えた。金曜日は空知ゼミの第1学習会である。準備ももちろんだが,その前にたまっている学級事務を終わらせたかった。子供達の下校後ある書類を探した。無い。机の上はできるだけきれいにしている。(そのかわり席の後ろの棚の上は書類の山だが。)大事な書類は書類ごとに分類しておく場所を決めている。そこに無い。なんと2時間もその書類を探した。なんとロスタイムだったことか。別の分類に入っていた。カテゴリーミステイクである。カテゴリー化を誤ると大変なことになる。幸い書類が見付かり,模擬授業準備をして例会を迎えた。例会では保護者の方2名,子供4名を含めた13名で学び合うことができた。一年生の子供が1時間も一緒に学んでいた。よく飽きないで座っていた。大谷さんと角銅さんが模擬授業をしてくださった。私も新教科書のよさを授業した。次回は5月6日である。是非多くの方に御参加戴きたい。今日,岩見沢市内には御案内を配付した。/ 家庭訪問 今日で家庭訪問2日目である。家庭訪問はいつも楽しい。子供達の新たな一面を知ることができるからだ。それと1年生の家庭訪問は特に楽しい。子供が歓迎してくれるからだ。高学年になるとどこかへ遊びに行っていない。しかし一年生は必ず待っていてくれる。健康のこと,心配なことを保護者に伺う。家庭でどのように学習しているかを机を見せてもらって推測する。学校では目立たないのに,家では元気にお話をしていたり,学校では緊張してきちんとしているのに,家では親に甘えてだらだらしていたりと新たな一面を見ることができる。特に保護者と個人的にお話できるので,保護者の愛情に学ぶことができる。私はまだ出合ったばかりなので,まだまだ子供を心のそこから愛しているとは言えない。しかし保護者の子供に対する愛に接すると,保護者の愛情に感化される。そして子供が心からかわいくなってくる。保護者の力は偉大だ。うるさく走り回っている子でも子供に対する保護者の愛に触れると感化される。もっと子供を大切にしなくてはいけないと反省する。先生対25人ではなく,先生対一人として子供に接していきたいと家庭訪問で学ぶ。家庭訪問前に質問を考えておくとよいでしょう。/ 家庭訪問でのQ&A「家庭学習は必要ですか。」必要です。夕食前の10分間くらいを毎日の復習をする時間にしたいものです。今年度は宿題を出すつもりは余りありません。しかし昨日は宿題を出しました。「数字を練習してくること。」何人がやってくるのでしょうか。楽しみです。学校で何をしたのかを訪ねてください。「誰が怒られたの。」このようなことは尋ねなくてよいです。「今日のお勉強を1時間目から教えて。」「今日,先生に注意されたことはないの。」このように尋ねて戴きたいです。意外と忘れるものです。しかししつこく尋ねて覚える習慣を付けさせてください。学校内のことで問題だと思うことがあれば,御家庭でも注意してください。私は学校での問題をあまり連絡ノートに書きません。親に告げ口をするようでいやだからです。しかし誰かに怪我をさせたなども問題のときには御連絡します。できるだけ,我が子からきちんと報告を受けて戴きたいですね。「学級通信は続きますか。」続けてほしいという意味での御質問でしょう。(違ったりして。(^_^)v)続けたいと思いますが,飽きたらやめます。けっこう飽きやすい性格です。「よく覚えていらっしゃいますね。」授業記録はできれば録音テープを起こして記録したいのです。しかしそれをするとますます時間がかかります。そこで記憶を再生しています。なぜ覚えていられるのか。私は授業のためのメモを何枚も書きます。学年の先生方との打ち合わせのときにも,どのように子供に指導するかを模擬授業しています。こうして話す言葉を厳選して授業に臨んでいます。しかし大切なのは子供の発言です。そこで私が話すと子はメモを見ることにして,子供の発言を覚えるようにしています。覚えるようにしなくても,私は子供の反応から授業を組立てようと努力しているので忘れないものです。大切な発言を誰が言ったのかを忘れることもあります。これが一番残念です。そして私の授業メモを見て私の話と子供の発言を組み合わせます。これも私の授業を磨く修業です。「先生は国語で有名なのですね。」全然有名ではありません。子供にとって価値ある教師なりたい。一人も落ちこぼれの子供を出したくない。そのために毎日の授業を楽しく学力を向上させる場にしたいと努力しております。学力を向上させることには自信があります。しかし楽しい授業には自信がありません。学力を向上させて,しかも楽しい授業に今年は挑戦しています。「今日の授業は楽しかった。」こうお子様に尋ねてください。楽しかったら,どこが楽しかったのかを連絡ノートで教えて戴けると有難いです。今日の家庭訪問も楽しかった。「柳谷先生とお話するのが恥ずかしいの。」こう言って,家庭訪問中ずっと照れている子がいました。全く一年生の担任は幸せです。


13日(水) 授業参観,保護者会 今日は武器を持ってきた。全員が黒板を見る。そして一文字だけを書ける小黒板を黒板に貼る。たくさんある。昨日書いた平仮名は何。「『く』です。」今日は「ぐ」を学習する。板書。〇〇〇〇〇さん,前へ出ていらっしゃい。上手に書いてみるよ。ここから始める。(始点が中央の線上だったので右の方を指した。)横の線にぶつかった。そこで曲げる。「く」(やや開きが狭いが,書けた。)よし,昨日より上手になった。拍手。ではプリントをあげようかな。このプリントには名前が付いている。学級通信『キラキラ』に書いておいた。『平仮名マスターカード』さんはい。「『平仮名マスターカード』」これはね,先生が作った教材なんだよ。(正しくは先生の仲間が書いた教材)だから大切なんだよな。あげようかな,どうしようかな。「頂戴!」ではね,鉛筆をきちんと持っている子にあげる。鉛筆を正しく持っていらっしゃい。返事なし。やり直し。鉛筆を正しく持っていらっしゃい。「はい。」「私,私。」きちんと並ぶ。(横から入ってきて,きちんと並ばない子がいた。)きちんと並びなさい。先生は細かいから,きちんと並ばないとうるさいんだよ。(笑い。)もらった子は名前,日付を書いておきなさい。(3人くらい鉛筆の持ち方が少しよくなかった。しかし前日よりはよくなった。まだ中指が鉛筆の下になっていない。しかし全体的によくなった。〇〇〇さんの持ち方が特によくなった。ただし書いているときにはもとの自分の持ち方になるので,保護者にも注意して見て戴きたい。)〇〇〇さん,持ち方上手になったね。お家で練習したの。「はい。」(にこりと笑って,小さい声で返事をしていた。)鉛筆を置く。(このように全員を評価し,一つのことに集中させて授業を進める。これを「全員参加」という。落ちこぼさない授業である。)今日は裏から学習する。ここに「ぐ」を書く。(用意していた拡大版で説明した。)ぐぐぐぐぐ。何回言った。「5回。」賢い。よく聴いていたね。ぐぐぐぐ。「4回。」すばらしい。ここは「ぐ」を練習する所。(その横を指して)ここにくくくくと書いていた子がいる。ここは「ぐ」を練習する所ではない。「ぐ」がつく言葉を書く所。例えば,ぐりとぐら。読んだことある子。(手を挙げていない子が数名。)最後にここは何。目隠しで書くよ。「ぐ」を一つ書いたら持っておいで。やり直し。「ぐ」を一つ書いたら持っておいで。「はい。」5つ書いた子は黒板に書いていいてよい。(できた子を遊ばせない工夫である。最近の学級崩壊はできる子を遊ばせることから起きることがある。できた子を遊ばせない工夫を一時間の中で何度も取り入れている。)鉛筆を置く。(全員に○を付けたことを再度一人一人のプリントを見て回る。これを個別評価という。)よく書けた。昨日より上手になったと思う子。(多数。)よし。(これを「向上的変容」という。昨日よりも今日,さっきよりも今が少しでも向上していることを自覚させる。学習はできない自分ができるようになるという向上を目指して行われる営みである。教師は教えるだけでは駄目だ。できない子がいたら,何度もでさせる。そしてできるようにする。それが責任ある指導である。)次は「ぐ」の付く言葉を書くよ。例えば「ぐり」。(板書)。他の言葉を書いてもよい。わからない子は「ぐり」と書く。「ぐ」が付く言葉を一つ書いたらもっといで。3つ書いた子は黒板に「ぐ」の付く言葉を書いてよい。鉛筆置く。最後は何。「目隠し道場。」違う。『目隠し書き道場』さんはい。「『目隠し書き道場。』」書きという言葉の前に言葉が付いたら書きとなることがある。点々が付く。昨日教えた。点々のことを何と言った。「濁点。」賢い。目をつぶって書けたら持っておいで。『はい。」○をもらった子は色鉛筆でぬりえをしていなさい。「はい。」(全員評価)鉛筆を置く。表を見る。表を昨日どうやった。「空書き,なぞり書き。」鉛筆を持つ手を挙げる。「ぐ」と言いながら指で書く。「ぐ。」(正しくは空書き,指なぞり書き,鉛筆なぞり書きである。漢字も同様だが,指で何度もなぞらせて覚えさせてから鉛筆を持たせる。)一つ書いた子は持っておいで。保護者の皆様,今日ファイルを持たせます。この『平仮名マスターカード』を御家庭で綴じてください。毎日毎日何枚もさせます。私が全員分を綴じることはできません。したがって御家庭でお願いします。きちんとできていない所は更にさせてください。そして5月末くらいに平仮名の指導が終わったら,一度集めます。見せて戴きたいからです。それまで御家庭で保管してください。お願いします。(こんな話をして授業を終えた。楽しい第1回目の授業参観だった。)


13日(水) 1年生5日目 8時に出勤する。子供達はすでに学校へ来ていた。1年生担任は子供より先に教室へ居なくてはいけないと思っていたが,疲れて起きられない。1時間目は国語である。何をしたかあまり思い出せない。平仮名プリントを配った。四月十二日を指導した。四の漢字を書けない子が多かった。漢字指導は片仮名指導の後に行った方がよいのかもしれない。それでも全員か書かせた。指導法は昨日と一緒だ。最初は四を小さく書いて指導していたが,曲がり方を間違う子がいたので,黒板の真ん中に大きく書いた。1年生の初期の漢字指導では漢字を板書した方がよいということである。名前を書いたら1時間目が終わった。プリントを配る前に何か話をしていたのか忘れた。日付と名前だけで一時間ならば,悲しい。2時間目は音楽である。学年合同の音楽を指導した。これは楽しい授業だった。3時間目はプリントの続き。空書き,なぞり書きを指で行う。そして鉛筆でなぞり書きをさせる。空書きを相互評価させる。相手の後ろから見させた方がよいようだ。覚えるまで鉛筆を持たせないことがポイントだ。プリントは保護者に綴じて戴こう。そしてあとでもう一度学校へ持って来て戴こう。くのつく言葉を読んで書いていく。最後に目隠し道場で合格だ。3時間目で1枚を終えた。1枚のプリントに2時間かかったことになる。遅すぎる。今日は参観日である。1時間で2枚に挑戦させよう。それを家庭で綴じて保管することを参観で保護者に依頼する。4時間目は生活である。生活では3文の自己紹介をさせている。そして名前覚えゲームである。ゲームでの動きはよくなってきた。給食中に泣いている子がいた。嫌いなものがあったようだ。全部食べなさいとは言っていない。残させている。ただし嫌いなのもでもできるだけ食べていることと言っている。少ししたら落ち着いた。一人欠席した。家庭訪問をすると,お母さんと一緒に居たかったと言っていた。


11日(月) 1年生の4日目 漢字を教えた 3時間目の国語の時間,国語教科書を読んだ。(忘れた子が一人いた。お母さん,忘れないように。)表紙である。国語教科書の表紙には教科書の名前が書いてある。「ひろがる ことば」だ。更によく見ると「しょうがくこくご1上」と書いてある。「ひろがる ことば」を何人かに読ませると,きちんと読めた。ついでに五十音図で第1回目の読みテストをした。一人一音ずつ読ませた。全員読めた。近いうちに全員五十音読みテストをする。今年の一年生は全員が読めそうだ。文字を書くのは名前くらいでよいが,文字を読むことは入学前にできた方がよい。その後,漢字を教えた。「」を板書した。「読める。」「うえ。」〇〇〇さんが読めた。「漢字にはいくつかの読み方がある。まずこの漢字を覚えよう。文字を書く方の手を挙げる。うえ,さんはい。いち,にい,さん。全員起立。手を挙げる。うえ,いち,にい,さん」一緒に手を上げて空に指で漢字を書いた。空書きという。「隣の子に見て頂戴と言う。合ってるよと言われたら座る。始め。」始めはきょとんとしていたが,少しずつ座った。「うえと読む他にも読み方がある。」上がると板書した。「うえがる。」「違う。」読めないので教えた。「あがる。」「こう書くと別の読み方になる。」上下と板書した。「うえした。」〇〇〇さんが読んだ。「そう,うえしたとも読むんだけど,正しくは他の読み方がある。」「じょうげ。」誰かが読んだ。「そうだ,じょうげとよむ。教科書は上と下の2冊に分かれている。だから上と書いてある。」「ではもう一度,みんなで国語教科書の表紙を読む。さんはい。」「ひろがることば,しょうがくこくご1上」よく読めた。初めての漢字指導だった。/ 朝,先生は教室にいた。「教科書って,どれですか。」「お道具箱はどこですか。」「体育帽はどこですか。」「連絡袋はどこですか。」次から次へと訊いてくる。先生はこう言う。「周りを見て御覧。」体育帽やとび縄は廊下にかかっている。お道具箱は机に入っている。3か目に入れる所を教えた。一度教えたことをなるべく2回教えない。先生が何度も同じことを教えると,きちんと話しを聴かない子になってしまうからだ。自分で考えて思い出し,どうしてもわからないときには訊きにおいで。または友達に訊くとよい。/ 今年は泣く子が少ない。「教室がわからない。」「並ぶ所がわからない。」こうして泣いている子が以前にはいた。今年は下校のときに泣いている子を一度見ただけだ。みんなが先に行って,不安になったのだね。女子が活発だね。発言もするが,体も動く。じっと座っていられない子が2人くらいいるね。でも立ち歩くわけではないので,心配ないだろう。男子は話を聴いていない(わかっていない)子が数名いるな。/ 1回目のスピーチ指導 1時間目の国語はスピーチをさせた。その前に玄関へ並んで行った。靴の入れ方が気になる子がいたからだ。下駄箱を見ると学級の状態がわかるといわれる。靴をきちんと揃えて入れる子は賢くなる子だ。玄関で靴をぬぐときにも,つま先を入り口の方へ向けてぬぐ子はきちんとしている。玄関の靴のぬぎ方を見ると,その家庭がわかるといわれる。靴の仕舞い方の指導をした。それから帽子のかけ方,とび縄のかけ方を指導した。上着の上に帽子をかけているとすぐに落ちる。下の小さなフックに体育帽と跳び縄をかける。上のフックに上着や帽子をかける。下に落ちているのはだらしない。だらしないといえば,はんかちを持ってきていない子が2人いた。手を拭くためにはんかちとちり紙をずぼんのぽけっとに入れておく。こんな指導をしてから教室へもどった。〇〇〇さんが号令をかけた。先生が言った。「私の名前は柳谷直明です。好きな食べ物は。」こう考えていると00君が言った。「ごりら。」「ごりらは食べられるの。」「好きな食べ物はお寿司。よろしくお願いします。」「私の名前は柳谷直明です。これを文と言う。好きな食べ物はお寿司です。これも。」「文。」「そう,文だ。よろしくお願いします。これも。」「文。」3つあったので,3文だ。みんなも先生と同じように3文で話ができるかなあ。1年生だからできないよね。」「できない,できない。」すぐ,できないと言う子がいる。できないと思っていたら何にもできないよ。6人が進んで前にでてきて,3文できちんと話した。みんなの前で話すことをスピーチと言う。誰が話したかを聴いていた子に質問した。だいたい覚えていた子が2人くらいしかいなかった。聴いて覚えることがいちばん大切な学習だ。毎日6人ずつスピーチをしていこう。まずは3文でよい。「今日は先生の『素直』はない。」「どうして,みんな素直じゃないから。」「違うよ,みんな素直だよ。」こんな発言が飛んだ。そういえば,『素直』という通信の名前をどうして付けたかを2日目に尋ねたときにこう言っていたね。「みんなが素直だから素直って名前になったんでしょう。」今日も楽しい一日だった。


10日(日) 1年生の3日目 職員室で仕事をしていた。8時頃に教室へ行った。教室の前で何人かが立っていた。「ここでいいんだよね。」1年2組の教室が暗かったので,教室へ入らずに廊下にいた。「そうだよ,2組だよ。」そう言って教室を開けた。1年生の担任は子供より先に教室にいなくてはいけない。「先生,教科書ってどれ。」,「連絡袋をどこに入れるの。」いちいち訊いてくる。ほんとに知らないんだ。楽しくなる。職員朝会で教室を開ける。6年生が子供達の面倒を見てくれる。有難い。朝会が終わり,教室へ行く。みんなきちんと座っている。そこだけが気になる。6年生にお礼を言った。「有難う。」挨拶係と号令係を決めた。「号令係は一年生にできないよね。」「うんうん,できない。」こう言う子と「やります。」こう言う子がいた。「できます。やります。」このように進んで働く子は力が付くよ。〇〇さんを挨拶係にした。「起立,おはようございます。着席。」、「できます。」と言った〇〇〇さんを号令係にした。できないと思ったら何にもできない。できないかなと思っても挑戦することが大切だ。その後,プリントを配り,自分の名前を書いた。プリントを配るのに30分くらいかかった。プリントが10枚くらいあったからだ。春はプリントが多い。プリントをたたんで連絡袋に入れることができない子,自分の分を取って後ろの子へ渡せない子がいた。「初めての名前」をみんな書けた。鉛筆の持ち方を全員見た。5人が気になった。そのうちの一人はかなり変な持ち方をしていた。「鉛筆を人差し指と親指で挟む。中指を鉛筆の下にする。」これだけを覚えているときちんと持てる。ただしく持つよい癖を身に付けよう。家でも鉛筆,箸の持ち方を見てもらおう。丁寧に書くことだけを指導した。「ふうかだけでいいの。」名字と名前を書きなさいといったが,名前だけを書いていた。でも,横書きではきちんと書いていたね。縦と横の2枚書かせた。それにしても優秀だ。全員が自分の名前を書いた。今度は先生が全員の名前の手本を書いてあげる。それを見て,もっと上手に名前を書こう。それから体育館で遊んだ。先生が1,2年生を教えていた3年生が一緒に楽しそうに遊んでくれた。かわいい3年生でしょう。それから教室へ戻り,帰る準備をした。蛇口を上にしたまま水を出して水浸しにする子,隣の女の子に意地悪する子がいた。水が床に広がったとき,〇〇さんや〇〇さんが進んで床を拭いてくれた。優しい子だ。背の順一列を作るとき,男子数名が戦いごっこをしていた。女子で騒いでいる子も少しいた。さすがに3日目は普段のみんなの姿を少し見た。下校のときに走っていって迷子になった子もいる。集団で帰るときでなくても危ないから走るなと言っていた。前に転んで顔を切った子が過去にいるよ。心配して走り回り,先生はヘトヘトになった。入学式の写真を廊下に貼った。かわいいかわいい2組のみんなが写っている。先生はあまり写っていないなあ。明日からは給食だ。


9日(土) 国語教育7月号執筆 久し振りに原稿を書いている。この一週間くらいは論文を書くどころではなかったからである。1年生担任は毎日が楽しい。しかし準備に倒れそうになる。いつも4時に退勤する私だが,春休みから毎日遅くまで学校で仕事をしていた。今日からはたまっている仕事に取り掛かる。まずは雑誌原稿に着手した。久し振りに書く原稿は遅々として進まない。「言語事項を問う『定期テスト』の出し方――小学校』というテーマも遅筆の原因である。「言語事項」には問題が多い。だから学習用語を提案する必要がある。これらを整理したいと考えていた。その整理には時間がかかる。しかしその機会を得た。時間をかけて拙稿を完成させる。このように江部満編集長に私は育てて戴いていると言える。私の微かな可能性に期待してくださる。実に有難いことである。何とか拙稿を完成させ,明日から私の本の校正に着手したい。まず春休み前の環境に戻す。そして8冊の校正に挑む。 


8日(金) 今日は娘の中学校の入学式 娘は立命館慶祥中学へ入学した。自分の選択である。小学5年生辺りに言い出した。私も賛成した。自分を向上させるチャンスになるからである。娘は小学校のテストではいつも100点だった。しかし民間の学力テストを受けるとひどい結果だった。学力テストの結果を見て公立小学校での学習内容の低さに驚いた。そして小学校の学習内容とは別の問題集を与えた。6年生の夏からは本格的に受験勉強をさせた。国語では点数を取れたが,算数では苦戦していた。中学入試の算数問題は実にややこしい。方程式を使うとすぐに解けるのに,方程式を使わないので問題に応じた解法を覚える必要があった。難問が多くあった。慶祥中でどの程度の得点を求められるかはわからないが,できるだけ多くの難問に挑戦させた。塾に通わせず自分で学習させた。それだけに辛いことも多かっただろう。しかし教えられるという受け身の学習ではなく,試行錯誤で解を求めるという主体性を育てたかった。それまでは私は娘の勉強を見る時間がなかったが,さすがに冬休みには毎日問題集の丸付けをした。丸付けをして,できていない問題を一緒に考え,何度もさせた。中学入試は親子の受験だとつくづく思った。合格発表を見に行ったときの感動が忘れられない。来週月曜日から朝8時25分までに登校するようだ。通学に小1時間かかるか。7時間授業の毎日にへこたれないことを望むだけだ。さすが私立中学の教員はきちんとした話し方をしていた。通信を少し読んだが,文章もちゃんとしていた。公立学校の我々は一層努力しなくてはいけない。 


7日 次のような通信を書く。1 優しいね 下校指導で,遠くから通う子と一緒に歩いた。一番後ろを歩いていた1組の女子が転んだ。そして泣いた。先生はその子を抱っこして学校へもどった。「先生,ぼくたちここで待っているよ。」誰が言ってくれた。すごく優しい子供達だ。保健室へ行って,手当てをして戴いた。待っている子供と怪我した子供と一緒に帰りたかった。手当てをして戴いてから,抱っこして待っている子供達の所へ走った。途中で疲れた。だから,おんぶにした。みんなはこう言った。「大丈夫。」ほんと優しいんだよな。ドラマはまだ続く。横断歩道を歩いているときに,2組の男子が泣いた。すぐに先生は走っていって,手をつないだ。「大丈夫だよ。」すると先を歩いていた山内君も走ってきた。「一緒に行こうね。大丈夫だよ。」「山内君,優しいね。」先生は怪我をしていた女子も心配だったので,山内君に助けられた。優しい心に「有難う」と思ったよ。優しいね。優しい心が育っているね。 2 トイレが楽しかった 午後は先生方で熱心に授業の会議をしていた。来週から指導する平仮名マスターカードの使い方を研究していた。そこに2組の保護者の方がいらっしゃった。児童館の書類を持って来られた。そのときにこうおっしゃった。「トイレの使い方を教えてくださり,有難うございました。」先生は初めて美園小学校の女子トイレへ入った。以前の一年生を指導したときには女子は女の先生にお願いしていたからだ。今回は男子トイレと女子トイレの両方の使い方を指導した。「先生が使い方を見せてくださって,楽しかったと言っていました。」先生は和式便座の座り方を指導しただけ。「座って御覧。合格。」とか「座って御覧。もう少し前。」としか指導していない。女子の最初の子はこう言った。「ずぼんを脱ぐのですか。」「脱ぐわけないでしょう。」みんなで大笑いしたトイレ学習だった。足の位置を真ん中より前にしないと後ろに落ちる。便座の後ろの山に注意! 3 丁寧な挨拶だ 職員室へみんなで入った。 「職員室へ入るときには『失礼します。』と言うのだよ。さんはい。」『失礼します。」こう言って職員室の柳谷先生の机を教えた。柳谷先生の机の上はきれいだっただろう。そして問題は出るときだ。多くの小学生は「失礼しました。」と言う。しかし先生方に背を向ける。これではいけない。先生方の方を向いて挨拶して出る。これが正しい出方である。校長室へ入った。校長先生がいらっしゃらなかったので,ソファーに座ってから出た。事務室へ入った。〇〇先生と〇〇先生がお仕事をされていた。「よろしくお願いします。」きちんと挨拶できたね。「出るときはどうするの。」「失礼しました。」それから体育館へ行って遊んだ。1年生の2日目で挨拶の指導をした。 4 きちんとしている 「てはおひざ。」こう言うと全員が手をきちんとひざの上に置いた。幼稚園や保育園の指導がきちんとしている証拠だ。でも00君は机を倒してしまったね。おひざの手を上に挙げたのかな。プリントを配るとき,後ろの子にプリントを渡せない子がいた。でも何とか渡すことができた。「学校の楽しかったことを親に話せない。」とか「有難うって親に言えない。」と言っていた男子数名が気になった。聴いてもらおうね。元気できちんとしている2組の子供達だ。 5 先生大好き 「もう帰るの。帰りたくない。」こう言う子が何人かいたね。早速昨日,先生にお手紙を書いてくれた子がいる。「やなぎやせんせいへ,これからも,いろんなことおしえてください。よろしくおねがいします。〇〇〇より☆ミ」(この最後の星は,柳谷先生が学年通信に書いたものと一緒だった。不思議。)「いち年かんおせわになります。」スーパー一年生だ。漢字を使っている。句点,読点がある。敬体を使っている。何と賢い子なのだろうと思った。漢字を使っているところなんかは柳谷先生が一年生でも漢字を使うといううわさが流れているのかなと思った。柳谷先生は一年生でも漢字をどんどん使う。だから柳谷先生の教え子は漢字テストでいつも100点だ。〇〇君がこう言った。「柳谷先生は人気があるね。僕も柳谷先生が大好きだよ。」「有難う。先生も大好きだよ。」1年生の先生は幸せだよ。 6 書ききれない 書いても書いても楽しかった一日のことを書ききれない。鞄に下校のシールを貼った。トイレ指導をした。水飲みの蛇口の使い方を指導した。図書室で本を借りた。連絡帳やプリントを置く場所を指導した。先生のエプロンシアターを少し見せた。プレールーム下校方面に別れる練習をした。「きちんと色を覚えた子はプレールームへ行ってよい。」「先生,プレールームってどこですか。」「さっき通ったよ。」「ピアノがあったとこだよ。」誰かがこう教えてくれていた。楽しい楽しい一日はすぐに終わった。みんなが帰った後,3年生が1年生の教室を先生と一緒に掃除してくれたんだよ。有難いね。今日は学校で初めて文字を書く。 


6日(水) 入学式 いよいよ入学式だ。これまで毎日準備を続けてきた。楽しみだ。こんなことを通信に書いた。学級通信名をあれこれ考えた。未来に生きる大切な子供達なので未来にしようかと思った。一人一人が輝いてほしいので輝石にしよかとも思った。出合いが大切なので出合いにしようかとも思った。しかしみんなに一番望みたいことは素直さである。素直な子は伸びる。スポーツの世界でも素直に練習する人はぐんぐん伸びるそうだ。文句を言っていやいや練習している人はよく伸びないだろう。言われたことを素直にする人はぐんぐん伸びる。みんなは素直に真っ直ぐ伸びてほしい。そんな願いを通信名にした。学級通信「素直」だ。少しさえないかなあ。(^_^)v / 昨日まで多くの先生方がみんなの入学式のために大忙しで働いてくださった。先生も毎日遅くまで今日の準備をしてきた。お父さんやお母さん方も今日までみんなのためにたくさんのことをしてくださった。そういう多くの人に守られて今日を迎えることができた。多くの方に感謝しよう。そこで家へ帰ったらお父さんやお母さんに「有難う」と言おう。今日,先生とお別れするときも「先生さようなら」だけでなく,「先生有難うございました。さようなら」と言おう。先生も「有難う,さようなら」と言う。有難うという言葉は魔法の言葉だ。言われると嬉しくなる。「有難うございます」という感謝の心を毎日持ちたいものだ。/ 車に気をつけること,知らない人について行かないことと頭の中で言い続けよう。よい大人はたくさんいる。しかし悪い大人もいる。知らない人に声を掛けられても絶対について行ってはいけない。さらに通学中に人の家の土地に入ってはいけない。もちろん人のものを盗んではいけない。気を付けよう。/ 入学式後に一人一人の名前を呼びたい。今日まで学級が決まってから,みんなの名前を何十回と呼んだ。そして覚えた。しかし保護者の前だと緊張して忘れてしまうかもしれない。今日は先生が一人一人の名前をきちんといえるかどうかのテストの日だ。先生もこのように毎日お勉強している。/ 明日から楽しいお勉強をする。楽しみに学校へいらっしゃい。明日は学校探検をする。休み時間にはみんなで遊ぶよ。先生が楽しい遊びを教えてあげよう。楽しみにね。毎日元気に,笑顔で登校しよう。この通信に書いたことを話したいところだが,長いので無理かな。/ 子供にとって一生に一度の入学式だ。一つも問題がないように取り組みたい。楽しみだ。 


3日(日) 妻の実家へ 正月も忙しく,どこへも行けなかった。したがって一年以上ぶりに妻の実家へ行った。その後数年ぶりに背広を買った。新学期準備である。久し振りに仕事をしない日だった。 


2日(土) 終日新年度業務 他の仕事をしようと考えていたが,結局新年度業務を行っていた。TTが入るので時間割の基本形作成がややこしかった。でも作った。叩き台を月曜日に学年の先生へ提案する。(来週の時間割ではなく,一年間通して使える基本形である。)家庭訪問の予定も作った。水曜日に学年打ち合わせがあるので,次週の学年通信もだいたい書いた。これくらいの仕事で一日が終わるとは何ということだ。まあ,仕方がないだろう。激務だった一週間の疲労が蓄積している。一週間どころか,3月の始め辺りから全く休んでいないような気がする。働けるということは有難いことである。/ 学級通信の名前がすっきり決まらない。「仲間」にしようか。「輝き」にしようか。「輝石」にしようか。今年度はこれまでの教員生活の経験全てを凝縮する。今日の仕事はこのくらいにしておこう。


1日(金) 2005年度第1日目 新年度準備のための引き継ぎ,学級編成を29日に行った。午前中いっぱいかかった。そして新年度の仕事の進め方を確かめてから,年度末業務に取り組んだ。30日に指導要録完成,31日に教室移動,清掃を完成した。激務の一週間だった。31日で諸帳簿を提出し,教室移動を完了した。昨日の朝からは新年度準備に入っている。学年打合せで,新年度業務の分担,当面の仕事確認,学年通信検討を行った。学年通信検討では私はいくつかの模擬授業を行った。全てで10分間程度である。楽しかったかどうかはわからないが,少しは参考にして戴けるだろう。ワークの指導を次回の学年打合せへの宿題とした。学年打ち合わせに90分くらいかかった。学年通信第1号の検討に時間がかかったので仕方がないだろう。せめて50分間終了を目指したい。その後,終日新年度準備に追われた。予定通り進んだ。あとは4日月曜日で完了させる。学年団の先生方がよく協力してくださるので,実にスムーズに準備が進んだ。最強の学年団である。


1日(金) 新年度開始 今日から新年度が始まった。今日一日で大方の仕事を終える。そして土日は別の仕事をする。楽しみだ。