2004.05.29UP

 2004年8月

 


26日(木) 2学期2週目 投稿者:柳谷直明  投稿日: 9月 1日(水)19時34分10秒

 1週間,日記を書けなかった。新学期は過ぎ去る。/ 火曜日に水泳授業があった。冷たい水の中で泳いだ。それ以来,腹痛である。風邪をひいたらしい。明日は年休をとって体調を整える。/ 教育実習生の1週間が終わる。理想的な授業など,私にはまだまだ先のことである。それだけ授業は難しい。だから最善の授業を目指している。できるだけよい授業を目指し続けたい。授業で失敗するのは当たり前である。したがって実習生は失敗を恐れずに,どんどん授業をさせてもらう方がよい。そして,できれば同じ過ちを繰り返さない。何度も間違われると子供がかわいそうだからである。あの失敗を克服するためにどうするか! と毎時間,自己分析することである。話し方が上手くいかないのであれば話し方の練習をする。板書が上手くいかないのであれば板書の練習をする。私は研究授業の前の日に,何度も板書する。子供のいない教室で何度も授業を繰り返す。板書をし,指示・発問を言いながら45分間の授業を前の日に何度も行って研究授業に臨む。それでも満足できる授業は少ない。講座などで大人向けの授業をするときには,何十回もリハーサルを行う。それでも上手くいかない。それだけ授業,教育は奥が深い。授業の名人である野口芳宏先生は研究授業の前の日に板書を薄く残していたことがあったそうである。それだけ授業とは難しいものなのである。しかし答えが簡単に出ないから,面白いとも言える。簡単に上手くいったら面白くない。人生も同じだ。がんばれ,実習生! (どこかの予備校の宣伝のようになってしまった。)

21日(土) 2学期第1週終わる 投稿者:柳谷直明  投稿日: 8月26日(木)18時38分38秒

 元気な2年生全員に再会した。すばらしい自由研究の数々に驚いた。私好みの自由研究で嬉しかった。せっかくの休みである。普段できないことに挑戦してもらいたい。模造紙に調査したことをまとめてきたものが多かった。市販のものではなく,自分で集めた木で家を作り,そのも作成方法を自由研究にしたものもあった。この手の自由研究も好きだなあ。旅行新聞や夏休み新聞なども多かった。子供達と楽しい3日間を過ごした。早速漢字学習の復習,算数での式の作り方,読書発表などの授業を進めた。有田先生がおっしゃられていたことだが,2学期になると1学期に育てたことを再び教えなくてはいけない。そのくらいの覚悟が必要だというようなことをどこかで読んだことがある。全くその通りである。子供を家に帰すと,全くできなくなると考えて臨んだ方がよい。漢字の習得方法は,すっかり身に付いたようである。それでもさせていないと出来なくなる。気を付けなくてはいけない。どんどん学習を進める。楽しい2学期が始まった。改めて小学校教師でよかったと感じた3日間だった。教師人生パラダイスである。野口芳宏先生に学んだことの一つである。

日記 8月17日(火) 投稿者:柳谷直明  投稿日: 8月21日(土)07時29分6秒

夏休みが今日で終わる! 自由研究を丁寧に完成させ,発表練習もしておこう。今週は夏休みの読書感想を発表し合う。発表する本を決めておこう。その本で読書感想文を書かせる。しっかりと読むことだ。/  夏季休業25日目 夏季休業はあと1日となった。今日も自宅で仕事をする。今日で終わりかと思うと,仕事が進む。今日は30枚の教材開発を目指す。読むこと教材が終わり,話すこと・聞くことになった。やはり話すこと・聞くことの方が指導事項がはっきりしていて作成しやすい。これまで数年間意識的に指導してきたからかもしれない。とにかく今日も働こう。教材開発が終わるまでは学級通信も書けそうにない。書きたくないのではなく,書く時間と精神的な余裕が無いからである。

16日(月) 夏季休業24日目 投稿者:柳谷直明  投稿日: 8月17日(火)09時00分15秒

 あと2日で夏季休業が終わる。冬休みはいらないから,あと15日間夏季休業がほしい。本州がうらやましい。昨日はレファレンスにつまずいてしまった。レファレンスをきちんと子供に教えるのは難しい。レファレンスだけではない。言語活動をきちんと子供に教えるのは難しい。きちんとという言葉を具体的にするのが難しい。きちんとを具体的にして教材化することを考えているのだから,確かに無謀とも言える。しかし現実には教える必要があり,教えているのである。技術を具体的にわかりやすく教える教材開発に今日も励む。少しでも全国の小学生の国語学力を向上させることに役立つ教材を開発する。明日は出勤日だが,年休を取って休む。自宅で仕事をする。明後日が始業式である。元気な子供達との再会が楽しみである。

15日(日) 夏季休業23日目 投稿者:柳谷直明  投稿日: 8月16日(月)09時28分47秒

 あと3日で夏季休業が終わる。日記を書く時間もない。しかし教育大学附属図書館のリンクを直すためにビルダーを開いた。ついでに日記を書いている。音読やレファレンスの教材ができた。これまでにない教材である。提案性が高い。しかし時間がかかり過ぎる。今日も朝から仕事をしている。毎日8時過ぎまで働いている。もっと速度を増さなくてはいけない。一日でも早く完成させたい。よい教材を作るために更に学び続けよう。それにしてもこの夏も,たくさん学ぶことが出来た。有り難いことである。/ マスターカードに関わって宇佐美寛先生から引用の御承諾を頂戴した。有り難い先生である。小学校教育に引用をどんどん取り入れよう。引用は多くの言語活動で必要な技術である。/ 教え子から手紙が届いている。丁寧に返信を書いている。

13日(金) 夏季休業21日目 投稿者:柳谷直明  投稿日: 8月15日(日)18時10分43秒

 あと5日で夏季休業が終わる。昨日,旅行から帰宅した。年休である。旅行先では何にもしなかった。本も少ししか読めなかった。もちろん原稿を書けなかった。露天風呂で寝ていて日焼けした。海へ行って日焼けした。かぶと虫とくわがたを捕まえた。北海道にもかぶと虫は生息している。毎日毎日だらだらしていた。今日から5日間,最後の追い込みをしよう。よい教材を作りたい。

9日(月) 夏休み17日目 投稿者:柳谷直明  投稿日: 8月13日(金)08時48分20秒

レトリック読みの教材を終えた。提案性は高いが,宇佐美先生にはお叱りを受けそうな教材である。なぜ,意味を問うことができるのか。しかし妥当な範囲での意味を連想させる作業を経験させたい。それにはレトリックの仕組みを教える必要がある。特に提喩と換喩は作文にも読解にも必須である。私のカテゴリー化は広く言うとこれらのレトリックの具体化である。発表が楽しみである。重たい教材を終えると気が楽になった。あと50教材くらいである。10日間もあれば終わるだろう。あと,200ページである。/ 今日から4日間旅に出る。今年はこの日程しかとれなかった。来年からは娘が中学なので,更にとれないだろう。(来年は,野口先生のお仕事のお手伝いをさせて頂きたい。野口先生のお考えを更に広く世に伝えたい。清野先生との共同研究も来年がまとめである。いずれも大切な仕事である。)例年は10日間くらい旅に出ていたが,今年は4日間である。ニセコの山にこもって仕事をする。今日から年休を取る。あとは50教材の文例・話例を作文するだけである。頭をリラックスさせ,読みやすい文章を書こう。原稿用紙50枚くらいはすぐに終わる。

8日(日) 夏休み16日目 投稿者:柳谷直明  投稿日: 8月 9日(月)08時09分3秒

 今日はレトリックの教材を終わらせたい。国語科の中で「読むこと」の教材がもっとも書きづらい。レトリックという言葉一つとっても,現行の小学校国語科教科書では扱われていない。しかし認識にしても表現にしてもレトリックは中心的な用語である。小学生の教材を通して私の考えを発表するようで申し訳ないが,私の思考の全部をこの教材に込めたい。多くの先生方に御批判を頂くところも多いだろう。それは批判的に読ませて頂きたい。16日目も仕事を始める。/ 今日は娘の学力テストの日である。これまで毎日勉強してきたのだから,全教科100点を目指せ。

7日(土) 夏休み15日目 投稿者:柳谷直明  投稿日: 8月 8日(日)07時32分49秒

 もう15日が過ぎた。うち1日だけ研究会に参加した。日本言語技術教育学会である。その他は終日執筆していた。つまり14日間書き続けている。14日間で教材をいくつ書き終えたのか。70教材くらいである。全部で130教材くらいなので半分以上を書いた。しかしあと数日で夏休みが終わる。あと15日間くらいほしい。何とか休み中に大方を仕上げたい。/ 『教育科学 国語教育』1月号の執筆依頼を頂戴した。有り難い。ここ数年間,明治図書のおかげで教師修業をさせて頂いている。江部満編集長のおかげである。今は書くことが私にとって中心的な教師修業である。特に野口芳宏先生,清野隆先生,宇佐美寛先生のおかげで,少しだけ文章を書くことができるようになった。有り難い。さらに文章力に磨きをかけたい。

5日(木) 夏休み13日目 投稿者:柳谷直明  投稿日: 8月 7日(土)20時31分7秒

 昨日は日記も書けなかった。精神的な余裕がない。今日は何とか日記を書く気になった。いずれも終日執筆である。朝8時前から夜8時過ぎまで執筆している。その後も食事をしたりテレビを見ながら新しい教科書を読んでいる。なぜ,こんなわかり辛い教材を掲載するのか。どの出版社ということはないが,どのような判断基準で読解教材を採択しているのか疑問に思う。よい教材もあるが,ひどい教材が多い。それよりも驚いたのは理科や社会の教科書である。これは新しいものではないが,ひどい文章である。しかも文章が少ない。ぺらぺらである。こんな教科書を使っていて学力が保障されるなどと思っている保護者がかわいそうである。子供の国語学力を確かに育てる教材を開発したい。今日で文学の読解教材を終えた。明日はレトリックの読解教材を作る。

3日(火) 夏休み11日目 投稿者:柳谷直明  投稿日: 8月 5日(木)17時30分2秒

 今日もラジオ体操へ行けなかった。娘のラジオ体操からの帰宅で目が覚める。昨日で低学年のあらましが終わった。目次解説は1年生用しか書いていないが,もう先に進む。3年生教材に取り組む。1日40枚を書かないと夏休み中には完成しないようだ。これからは縦へのつみ重ねなので,これまでよりは速くなるだろう。それにしても40枚とは1時間に4枚である。今まで1時間で2枚でも速い方だった。その倍である。加速せよ。/ 昨日は教育出版の方と光村図書の方に御質問をさせて頂いた。光村図書の方は,出典を明かして頂けるとよいという札幌支社の方の御返事だった。教育出版の方は,昨日教材を見てということだった。今日,お返事を頂けるだろう。まあ,問題はないだろう。読解教材には,やはり教科書教材を読解例として入れたい。このように読解するとよいという手本である。光村図書は前回の改訂で大幅に変わった。教育出版は今回の改訂で大幅に変わった。いずれも読みやすい教科書である。特に教育出版は漢字指導に力が入った。ようやく画数が入り,前年度配当漢字の筆順も掲載された。いずれも以前から望んでいたことである。有り難い。学習用語も掲載されている。後は索引が付くということなしである。昔の教科書には索引が付いていた。これは指導の際に便利だというだけではなく,子供に使わせる際にも便利である。出版社の方が御覧頂いたら,御検討頂きたい。国語教科書を読むのは楽しいものである。教材研究することができる毎日に感謝している。さあ,今日も働こう。現在7時40分である。

2日(月) 夏休み10日目 投稿者:柳谷直明  投稿日: 8月 3日(火)07時25分47秒

 働けど働けど仕事が減らず 直明 低学年版が完結しない。今日こそは低学年版を完成させたい。目次は大体できた。解説を読みやすいものにしたい。作りやすい方から3年生以上を書いていこうと考えていたが,作り辛い方から取り組もう。やはりレトリック読みの教材が一番作り辛い。しかしこの教材の価値は,いつかわかってもらえるだろう。ラジオ体操は行けなかった。教育出版と光村図書にお電話をする。著作権の確認をしたい。教材文を載せないが,読解教材を作ると苦情が来ないかどうかである。引用も少ないので問題はないと思うが。例えば読書感想文などは引用がないと書けない。それと札幌市の公文書の書き方が変わってことが気になる。だれか尋ねよう。教科書採択が決まったようである。それも尋ねてみよう。これはあまり今の仕事の役に立つものでは無いが。さあ,今日も働こう。現在8時前である。

1日(日) 夏休み9日目 投稿者:柳谷直明  投稿日: 8月 2日(月)07時40分20秒

 早いもので,もう9日も過ぎた。昨日は10枚程度しか教材開発をすることが出来なかった。2日遅れで今日1,2年生のマスターカードを完成したい。目次,解説も付けて完成したい。江部編集長から仮名ワークの御承諾も頂戴した。これで全8冊になった。国語科の基礎・基本を具体的な学習用語として提案したい。/ 言語技術教育学会は,盛会裏に終了した。事務局の皆様のおかげである。心から,感謝申し上げたい。北海道の国語科教育にどれだけ貢献して頂いたか知れない。私は私の立場でできることを続けていく。まずはワークの完成に今日も汗する。