2004.07.10UP

 2004年6月の日記


30日(水) 音読を鍛える 投稿者:柳谷直明  投稿日: 7月 2日(金)10時30分33秒

 7時30分出勤。授業準備をする。1時間目は国語である。『鳥のちえ』の音読をさせた。一人一文ずつ読ませた。大体の子は上手だが,つまずく子もいた。2時間目の学習だったが,家庭で音読していない子がいる。たった5分間くらいで音読することができる教材である。言われる前にする子に育てたい。つまずき,文字の脱落,誤読などを指導しているうちに時間となった。この時間で全文を3回読んだ。もう一時間くらい音読指導をする。2時間目は体育である。縄跳びをした。30秒間跳び続ける子は少ない。3時間目と4時間目は図工である。今回は,自分の旗のデザインをさせた。マジックの使い方を丁寧に指導した。楽しい作品ができた。夜,娘の英語塾から電話がきた。英検に合格したと言う。よくがんばっている。研究業績を整理した。

29日(火) 先生,2000ページ終わったよ 投稿者:柳谷直明  投稿日: 7月 1日(木)04時15分2秒

 いつものように7時25分出勤。今日の研修会議で提出する文書を作成した。公開授業の反省会が
ある。1時間目は国語である。1年生の漢字書きテストをスキルで行った。間違った漢字を赤でノートに書かせてから,友達に確かめさせた。他もやろうと思ったが『声とお口の準備体操』などの練習をすると時間になった。『早口言葉』の暗唱は,あと2人になった。2時間目は音楽である。『かっこう』の鍵盤テストを行った。一人一人の指使いも見ながらテストした。20名ほどが合格した。来週末を締め切りにする。休み時間はサッカーである。ふらふらしてる子に声をかけながら走った。楽しい休む時間だった。3時間目は算数である。前時の復習ページである。わざと復習に残しておいた。やはり忘れている子が数名いた。そこで100と10と1のかたまりの数え方と書き方を復習した。習熟率は高い。最後に長さの問題を1問させた。7cm5mm+2cm2mmである。少し程度を上げてノートに書かせた。全員では無いが,ほぼできた。4時間目は国語である。『すみれとあり』のテストを実施した。前回,保護者から先生に教えてもらったのだろうと言われたようだ。何度も見直しなさいとか,問題と答えを読んで見直しなさいなどの注意をしているが,答えを教えるはずがない。そこで今回も,一切教えないことを宣言して始めた。何度も見直しなさい,わからない問題で止まっていない,わからない問題を飛ばして後から考えなさい,裏からやりなさい,漢字ははねとか出るところが出ていないとばつになるなどとは言った。しかし答えに関わることは言っていない。試験監督が行うテストだったら,これらの注意も言ってはいけないのだろう。しかし,小学2年生である。この程度の注意をしながらテストをするのは許されるだろう。今回の平均点は表が98点,裏は99点だった。この子たちの過去最高だろう。5時間目は生活科である。『岩見沢探検隊』のクイズ大会のクイズ作りをした。リハーサルをする予定だったが,止めた。当日は子供達も楽しめるように秘密にした。この子たちはリハーサルなしでもできるだろう。総合的な学習の自己評価をさせて終了させた。放課後,研修会議があった。私の授業へは貴重な御質問を頂戴した。研修係の提案は,私が美園小学校へ来てから最もよい提案だった。研修係の努力が見られた。これまで批判してきたかいがある。批判から新たな価値が生まれる。批判し合わなくては向上は有り得ない。美園小学校の総合も,ようやく見えてきた。今後もよりよい実践を目指したい。エフエムはまなす,岩見沢駅に礼状をお届けして電車に乗った。暑い一日だった。

28日(月) 先生,600ページ読んだよ! 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月29日(火)20時08分55秒

 今日は7時25分出勤。朝,書類整理を行った。毎日毎日,配付する書類が多い。それにもかかわらず無くしたとか忘れたという子に対応しなくてはいけない。何度決意させても保護者に連絡しても忘れ物をする子は,それが身に付いているのだからしょうがないのだろう。保護者の管理能力を疑いたくなる。今日で早口言葉の暗唱がかなり終わった。あと5名くらいになった。口をしっかりと動かして暗唱している。かわいいものである。「先生,こんなに読んだよ。」こう〇〇さんが読書カードを見せてくれた。600ページくらいになっていた。金曜日に渡した読書カードなのに,もうこんなに読んだのだ。すばらしい。ゲームなんかしていないで,多くの本を読むのがよい。本をたくさん読んで,心を育ててほしい。1時間目は書写だった。漢字の読み書きを確かめて教科書をなぞらせワークに書かせている。2時間目は国語である。1年生の漢字復習をした。明日がテストなのでテストに出ている漢字にも触れておいた。もちろんテストに出ている通りではない。テストに出ている漢字を使って,熟語を作ってテストを行った。平均点は86点だった。1年生の漢字をやや忘れてきているようだ。しかし先週実施したスキル63ページは平均点94点だった。まあまあである。最近は,新出漢字の書き指導を15分間行うと平均点95点を超える。1学期最後の新出漢字指導では平均点97点だった。それにしても,いまだに書きでは漢字だけを漢字に直して漢字と平仮名で書き,読みでは漢字の部分の平仮名だけを書くことを間違う。書きテストとはどこまで漢字にすることができるかの判断も求められる。つまり送り仮名の判断である。したがって漢字書きテストといっても,送り仮名も書く必要がある。しかし読みテストは漢字の読みの部分の平仮名し書かない。この話題は1年生用のマスターカードに使えそうである。休み時間は,外に出て鉄棒をした。3時間目は生活科である。ジャガイモの観察カードを書かせた。どうもきちんと見れない子が多い。ジャガイモの茎を描く。茎は葉で隠れていて見えない。「葉を一枚一枚描くのだよ。」こう指示しても,茎から描く。これはとうきびの観察でもそうだった。とうきびの葉で茎は下の方しか見えない。それにもかかわらず,大木のように幹を描く。今日は,途中から教室で私が黒板に描いて指導した。4時間目は体育だった。前転,後転,倒立をさせた。今年度始めてだったので,まだまだである。5時間目は算数である。100より大きい数も終わる。今のところ,直線を書くところでつまずいている子がいる。ミリメートルまで書くのは難しい。体調がよくないので,これにて早退した。病院を3箇所回り,薬をもらいリハビリをしてきた。整形は去年の6月28日から一年ぶりのリハビリだった。少しは体調がよくなったか。指が痛いのには参る。パソコンの後遺症だろう。

27日(日) マスターカード7枚 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月28日(月)18時08分52秒

 宇佐美寛先生の『大学授業の病理―FD批判―』(東信堂,2004年6月。)一気に拝読させて頂いた。すてきな本だった。さすが宇佐美先生である。私も早く,このような文章を書けるようになりたいものである。大学教諭に役に立つのは当たり前だが,小学校教諭にも大いに役に立つ。教師が適正に授業を行わないで子供の学力が伸びるはずがない。適正な授業をどう進めるかが書かれている。面白くて読みやすい。このHPを御覧頂いている教諭は,すぐに注文して読むことをお薦めする。とても勉強になる。/ 今日は朝からマスターカードを書いていた。6年生の『レシピ作文』と4年生の『聴写』を書いた。レシピは『簡単ピザの作り方』である。2学期に保護者と一緒に作りたいと考えている。4年生の『聴写』はローマ字指導のためのマスターカードである。ローマ字指導はアルファベットから始めた方が良いと考えている。そこで,そのようなカードを作った。もっと改良できるが,教科書よりはわかりやすい。作成時間1枚1時間では,時間のかかり過ぎである。しかし自分で使いたい教材をどんどん開発することができる。よいものを丁寧に完成させる。

26日(土) 多読のマスターカード 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月27日(日)23時27分15秒

 昨日は読書指導を行った。学校図書館の利用指導,読書記録などである。読書記録は「多読」のマスターカードを作成した。1ページで1つの○を塗るという記録である。これが意外に受けた。子供たちは読んだページ数をどんどん塗っていた。「先生,100ページ超えたよ。」こう何人もの子が報告してくれた。感想など書かなくてよい。まずは,どんどん読ませることである。多くの本に触れさせ,自分にとってのかけがえのない出合いを見付けてほしい。/昨日,子供たちと一緒にやった鉄棒とサッカーの疲れで,今日は仕事にならなかった。肩が痛い。明日は,まとまった仕事をしたい。マスターカードの開発が予定より遅れている。/7月8日の授業研究会が決定したので,その指導案も書きたい。7月8日(木)13:05〜岩見沢市立美園小学校2年2組北海道国語教育研究会岩見沢大会事前授業。「黙話」の授業を行う。創意ある言語活動を提案する。保護者の方もよければ御参加頂きたい。

24日(木) 家庭教育力を考える 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月26日(土)19時49分6秒

 保育園の先生が言っていた。保育園にお金を払って預けているのだから園の中であったことの責任は園にあると言われる。子供たちの喧嘩で怪我なんかさせたものなら怒鳴られる。確かに管理責任は保育園にあるだろう。しかし自分の子どもが殴り合いの喧嘩をして怪我をした場合,園だけの責任と言えるのか。例えば小学校で子供どうしが喧嘩をして事件が起きたとする。もちろん管理者である校長や担任の責任になる。しかし管理していても事件が起きた場合はどうか。例えば授業中である。授業中に担任は授業を行っている。まさに管理していると言えるだろう。その際に喧嘩が起きて,誰も止められなかったとする。つまり担任が管理していたにもかかわらず事件が起きたとする。この場合,担任だけに責任を追及することができるか。授業中にもかかわらず喧嘩をするような子供に育てた親の責任は問われないのか。そのような事件が新聞などで報道された場合,担任と親のどちらに世間の関心が向くのか。明らかに親である。事件を起こすような子供を育てた親の責任が問われるからである。親が見ていようがいまいが,子供が事件・事故を起こした場合に親に責任がある。我が子をどのように育てるのか。我が子のどこに問題があるのか。少し冷静に評価してみる必要が親にはあるだろう。仕事が忙しく考えている余裕がないということを言っていられないだろう。特定の子に振り回された一日だった。

23日(水) 東小学校の授業研究会 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月24日(木)19時05分43秒

 今日は東小学校の研究会へでかけるので,車で出勤した。車だと常よりゆっくりと出勤することができる。そこで通信を打ってから出勤した。8時15分出勤である。子供たちが私を待ってくれている。全くかわいい子供たちである。1時間目は,問いを発表し合った。発言力の差がはっきりしてきている。発言しない子も,どんどん当てて発言させる。しかし自ら挙手して発言してもらいたいものである。なぜ,ピチッピチッと音がするのかという問いが面白かった。視写,聴写もさせた。1分間で20字を聴写させる訓練をした。半分以上の子は書くことができる。速い子は,25秒くらいで20字を書く。2時間目は体育である。逆上がりのテストをした。補助具やタオルを使って34人が合格した。1名欠席だった。3時間目と4時間目は,旗の図案を考えた。一人一人の旗を作る。そして給食を食べないで東小学校へ伺った。30人くらいの参観者だった。よくできた子供たちだった。きちんと育っていた。研究協議では,やはり「創意ある言語活動」を批判した。問題なのは,言語活動を通して指導していないということである。言語活動を創意あるものにする必要があるのか。例示されている言語活動すら扱っている教師は岩見沢市には少ないだろう。小学校学習指導要領すら,きちんと読んでいないからである。そのような教師の実態なのに,「創意ある」を求めることができるのか。子供にとっても,言語活動をきちんと指導されていないのに,「創意ある」などという段階を求めることができるのか。本心は反対ではない。「創意ある」言語活動を工夫したい。しかし,岩見沢大会でそれを望めるのかということを問題にしたいのである。だから,あえて批判している。しかし,もう2度とこのような発言をしない。私は言うべきことを言った。後は研究部で検討して頂きたい。夏の検討会も忙しいので失礼する。全ての授業が,ある程度の合意を持った上で研究大会を行いたい。そして,全力で北海道国語教育に対して空知として提案していきたい。谷口廣保(国語教育研究所編『国語教育研究大辞典 普及版』明治図書,1991年7月,249ページ)によると言語活動はこう定義されている。「人間のいろいろな活動のうち,言語による行動・活動を『言語活動』という。一般に,聞く,話す,読む,書くの二対四面の活動をいう。」また,湊吉正は,こう言う。(田近洵一・井上尚美編『新訂 国語教育指導用語辞典』教育出版,1984年10月,252ページ)「言語活動には,『話す』『聞く』『書く』『読む』の『一般的言語活動』と,その主体の身体の内部だけで言語が使用される『内的言語活動』(または『内言』)とがみとめられる。」この説明だけを読むと,後者が優れている。私は言語活動を」思考」,「話し言葉」,「書き言葉」に分類している。これはヴィゴツキーの援用である。内言としての思考状態の言語活動もある。外言として表出される言語活動もある。久し振りに言語活動を考えることができた。このように考えること自体が私にとって楽しいことである。

22日(火) 筆算の引き算テスト平均点 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月23日(水)17時50分53秒

 算数テストを金曜日に実施した。筆算の引き算での業者テストである。今回は90点を切った。表の平均点は89点だった。裏の平均点は43点(50点満点)だった。単位を忘れる子,くり下がりがあるものとないものを間違う子などが続出した。算数は,このような小さなミスをなくさなくてはいけない。家庭での復習をしていない子がいたので30分間でよいから毎日復習するように指導した。学習日記10分間,算数復習5分間,漢字復習5分間,教科書音読5分間くらいは毎日の家庭学習の習慣として身に付けたいものである。『すみれとあり』を家庭で音読していない子が数名いた。文章を書く速さも差がついてきた。書く時間を計って学習日記を書き続けている子は,書く速度が速くなっている。授業でもノートに書かせる作業を取り入れている。聴写に時間がかかる子が多い。鍛えていくしかない。今日は説明文の読解指導を行った。問いを作らせて,それを解決する授業を行った。物語文のときにも行ったが,説明文でも自ら問いを作り,それをみんなで解決し合う授業は楽しい。このような形で国語を進めていきたい。生活科では探検クイズを作った。なかなか面白いものができた。保護者参観で保護者に答えてもらおう。音楽での鍵盤指導が面白い。保護者参観で聴いて頂こう。鉄棒の逆上がりも,タオルを使ってもできない子は4人になった。子供の成長は楽しいものである。算数では長さが学習が終わる。単位をノートにきちんと書くことを何度も指導した。

20日 北海道新聞コンテスト 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月22日(火)19時31分26秒

 今日は予想通り娘の新聞づくりの手伝いで一日を終えた。北海道新聞に出すと言いながら,全くできていなかった。そのおかげで私は,新聞づくりを考えることができた。しかしマスターカード3枚とは生産性の低い日曜日だった。土曜日は生産性が低い。頭の切り替えや残っている校務の処理があるからである。しかし日曜日には,やりたい仕事に没頭したいものである。今日は没頭できななった。後60日くらいで7冊の本を完成させたい。勢いがある今しかできないだろう。『教育科学国語教育』10月号の原稿は,ほぼ書き上げた。評価を提案することができる。

19日(土) 校務  投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月20日(日)22時15分3秒

 自宅では校務をしたくない。しかし,そうもいかない。学級通信を自宅で書いている。これも校務の一つである。今日は朝から教育実習生受入計画を作成していた。万全の体制で受け入れたい。14時に完成した。昨年度は,このような実習生の受入体制を知らなかったので教育実習生の事前指導者としてはよくなかったのだろう。今年度は,かなり学生を鍛えたので大丈夫だろう。それにしても指導案の書き方くらい大学で指導できないのかと思う。現場の教師が大学で指導する価値は,指導案の書き方を指導することだけではないだろう。大学教官は現場に学んで頂きたい。そして指導案の書き方くらいきちんと指導してもらいたい。現場教師は指導案の書き方よりも子供たちの実態を学生に知らせる必要がある。現場教師から学生は子供の実態を学ぶべきである。どのような子供がいるのか。その子に対して,どのように指導しているのか。教員養成系大学の現場との乖離が問題である。

18日(金) 漢字指導考 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月19日(土)14時02分45秒

 今日は新出漢字5問の指導と評価終了までに30分間かかった。もっと速くできるが,時間のかかる子に合わせるとこうなる。時間のかかかる子に合わせても,時間がかかる子は漢字を再生できない。したがって時間がかかる子に合わせる必要がないとも言える。しかし,それだと全く認知させることができなくなる。したがって,その子たちにも覚えたと言う実感を一度体験させたい。その上でテストする。テストで再生できないのは仕方がないだろう。何度か繰り返すしかない。本当ならば15分間で5つくらいを覚えさせたい。2年生の学級でも,多くの子はこの速度で可能である。しかしこの速度について来れない子もいる。そこで30分で5つでもよいではないかという気もする。なぜならば週1時間,漢字の時間にするとよいからである。年間35週ある。週1時間で35時間の漢字指導時数になる。最低1時間で5つの新出漢字を扱う。指導しテストして再度指導しても45分あれば十分である。そして月に一度,20問テストを行うとよい。それで2年生の学年配当漢字160字を指導し,身に付けることができるだろう。このような提案にしよう。『教育科学国語教育』10月号で評価を提案させて頂く。

17日(木) 総合的な学習での調査 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月18日(金)18時55分20秒

 7時20分出勤。探し物をして見付かったので一人喜んでいた。最近,落ち着いて考える間もなく動いている。したがって忘れ物をしていたことにすら気づかないでいた。それが見付かって安堵した。今日は全員が揃った。8時40分にバスが到着し,45分には出発した。すると9時前に岩見沢駅に到着した。時間があったのでコミュニティープラザを歩いた。その後『エフエムはまなす』へ行った。9時20分から質問をさせて頂いた。放送局の中を見学させて頂いた。有り難い対応に感謝したい。1組が早々と来たので,2組は移動したい。『中央バスターミナル』では〇〇〇〇さんのお父さんが説明してくださった。詳しく教えてくださり,バスの中をじっくりと拝見させてくださった。バスの中を実際に触ってみることで,多くの問いが生まれた。帰りに資料まで頂いた。有り難い。最後に『岩見沢駅』を見学させて頂いた。質問に的確に答えてくださった。駅構内を歩かせてくださった。丁度電車が着き,そこに乗せてくださった。保護者の方が数名,参観されていた。時間が余ったので,班ごとに20分間自由見学をさせた。まあまあ自分たちで歩けたようである。多くの方の御協力で,このような価値のある学習を体験させることができた。皆様,有り難うございました。/ 5時間目はレポートを書かせた。速く書ける子とそうでない子の差が激しかった。3文で構成する段落指導の必要性を感じた。今後の課題である。楽しい見学だった。このような調査活動が、子供たちにとって大切な経験になると私は信じている。このような学習が2年生に必要なのかと問われたら必要であり価値があると言いたい。

16日(水) 子供を知る 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月17日(木)19時13分9秒

 7時20分に出勤。朝顔を日向に移して学校へ入った。どうも日当たりも発芽しないことに関係がありそうだからである。土が悪いということと雨が多かったことも原因なのだろうが。いっそのこと朝顔ではなくて,さやえんどうにしようと思う。朝顔が発芽しない子は,さやえんどうを植えよう。1時間目は国語である。漢字指導を行った。教科書巻末の漢字指導が定着してきた。2時間目は体育である。鉄棒の練習をさせた。腕立て後転を見せると喜んでいた。3時間目と4時間目は図工である。今日は「友達の顔」の彩色を行った。今回の「友達の顔」は班全員友達にした。2名欠席していたので班の子に協力させて完成させた。協力性を問う意味でも,班で作品を完成させるのも面白い取り組みだった。放課後は2学期以降の実習生関係の書類を作成した。来週の学年打合せを行って,退勤した。明日見学させて頂く『エフエムはまなす』と岩見沢駅に質問のお願いをしてから電車に乗った。明日の見学が楽しみである。/ 今日は休み時間子供たちと外で遊んだ。最近,学級内で事件・事故が多いので子供たちと遊ぶことにした。子供たちと遊ぶと,子供の目線でものを見ることができる。ぶらんこにぶつかっている子や追いかけられて困っている子など,子供を少し知ることができる。それでも教室に戻ると女子が喧嘩をしている。人間関係力を身に付けているのだろう。少しの間,じっくり観察してみよう。

15日(火) 振興会国語部会 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月16日(水)18時25分43秒

 今日は,朝起きられなかった。7時の電車に乗り7時50分に出勤した。出勤してから振興会の資料を作成した。今日が美園小学校の提案なので,その準備をした。1時間目に歯科検診があった。虫歯が無い子は4人だけだった。あとの子は虫歯だらけ。永久歯が虫歯になっている子もいた。日本は学校教育が整備されているので,我が子に対する保護者の関心が低いのではないかと考えた。そういう我が家も,娘の虫歯を学校の歯科検診で発見して頂いたようである。我が子のことをしっかり見なくてはいけないと反省した。2時間目は国語テスト。ほとんどの子が100点だった。平均点を計算していないが,表も裏も95点を越えるだろう一人だけ私が付いて助言を与えた。助言だけで答えを自分で探していた。成長している。3時間目は音楽。リズム唱と階名唱をした。音符の名前を復習した。音楽の授業を参観日に行いたい。かなり楽しい。4時間目は算数だった。算数では,子供を前に出させて説明させた。特に確かめ算を復習した。これは一昨年に5年生でさせていた指導方法である。これも保護者に見せたい授業だった。今日は4時間授業だった。傘で怪我をした子がいて,朝からその対応に追われた。悪口を言ったりうそを言ったり怪我をさせたりと忙しい2年生である。大きな怪我にはならなかったが,危なく目にぶつかるところである。昨日は美園小学校前で自転車に乗っている高校生が車にはねられた。頭から血を流していたようである。自転車で転んで2針縫った子もいる。事件・事故が多いので注意させたい。その後中央小学校の国語部会へ行った。私は基礎・基本と学習用語を使ったマスターカードを提案した。来年度の全道国語大会では「基礎・基本」も扱う。扱うのならば,これまでなされている「基礎・基本」の提案を勉強しなくてはいけない。もっともっと勉強し合って,全道国語大会を迎えたいものである。教育王国空知を復活したいものである。

6月14日(月) 学生の研究授業 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月15日(火)18時35分51秒

 7時25分出勤。学級通信を印刷した。大量に発行した。子供の学習課題など,保護者にお知らせしたいことも多かった。1時間目は書写。漢字指導を行った。教科書を使った漢字指導である。教科書巻末を読む。私は新出漢字を板書する。読めるにようになったら座る。次の漢字に進む。こうして4つの漢字を扱った。1年生に習った「白い」を入れて5つの漢字読みテストを行った。その後書き練習である。板書してある漢字に筆順を入れていく。空書き,掌書きで書けたら座る。座った子どうしで確かめる。板書の漢字に読みを書く。こうして,さっき自分が書いた読みの下に漢字を書く書きテストである。鳥を間違う子が多かった。点数は記録していなので,後で調べる。このような教科書巻末指導を確立したい。2時間目は算数である。プリントで習熟の時間にした。3時間目は生活科である。岩見沢探検隊の質問練習を行った。12人が一つの場所で質問する。質問順とはっきり話すことを指導した。練習だけで1時間が終わった。メモの指導ができなかった。これまでのやっているので大丈夫だろう。4時間目は体育である。縄跳びを行った。大繩ではつまずいて転ぶ子がいた。5時間目は学生の授業公開である。大変よくできた授業だった。他の学生も感心していた。教師の発話が少ない。指導事項が明確である。子供の活動を指導していた。学生には,何度も指導案を書かせた。その結果がこの授業だった。子供たちもよく育っている。段落を付けなさい,という指示で番号を振って行く。何に気を付けて読みますかという発問で,意見が続く。題名は大きく。始めは静かに。文節読みをする。声をそろえる。このような発言が続く。これまでの指導が身に付いている。その後90分間,学生への授業を行った。今日の授業反省とその検討。学生の提出物検討。これまでの授業での質問。算数の授業方法。この4つを行った。いつもそうだが,90分間では短い。もっと,長い期間で教育実習生の指導を行いたいものである。学校における教育の全体計画を何と言うか。このような問いに対して,何も答えられない学生たちだった。現場で使えることが指導されていない証拠である。確かに研究は大切である。しかし教育大学は現場の教育の研究をすべきだろう。現場で使えない研究を重ねたところで,現場の子供たちの役にはたたない。少なくても授業は,子供たちの実態から始めることを大学では指導してほしいものである。私が指導した学生は,この辺りのことを何度も聞かされた。大変な面も多かったと思うが,学生の授業に見られたように向上的変容を保障した。私のクラスだった人達は,自信を持って実習に臨んでほしい。困ったことがあれば,いつめでメールを頂きたい。これで今年度の大学での授業が終了した。

6月13日(日) 紀伊国屋書店(札幌)に感謝 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月14日(月)19時22分55秒

 冬眠から覚めても目が開かないでいた亀の目が,目を開けた。遅い目覚めである。ようやく元気にえさを食べていた。そんな夢を見たばかりだったので驚いた。/今日は久しぶりに床屋へ行った。これまで忙しくて,それどころではなかった。今でも忙しくなくなったわけではないが,頭の回転が鈍いので少し頭を休ませることにした。プラトー状態である。午後からスピカへ行った。『人体の不思議展』に家族と出向いた。どこからきたのかわからない人間の標本が並んでいた。どう見ても日本人ではないだろう。脳の輪切りには少し感動した。腎臓や肝臓と変わらない切り口の肉塊が感情を生み出す。思考する肉塊に,改めて畏れを抱いた。/ 紀伊国屋書店へ行った。妻から聞いていたが,拙著を平積みで置いてくださっていた。有り難いことである。夏休みに少し売れるだろう。『学級を「学びの共同体」にしよう』は,再版になっていた。有り難い。札幌の紀伊国屋書店2階教育書売り場にお立ち寄り頂きたい。

6月12日(土) マスターカードの提案 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月13日(日)18時11分29秒

 昨日は実習生の最終日だった。私は実習生の担当でもあり,学年の学級に実習生を受け入れた関係で昨夜の打ち上げに参加した。久しぶりに学年で飲んだ。4週間の思い出を語り,楽しく飲むことができた。今日は頭が働かなかった。それでも学校図書館の利用指導のマスターカードを4枚くらい書いた。授業反省も考えた。総合的な学習でも指導が必要である。そのことは何度も主張していたことだが,いざ自分の授業となると指導しないで進めようとしてしまう。全く拙い公開授業だった。手本を示す。そして活動させる。このようなマスターカードの使い方もきちんとしていなかった。課題を決めさせる。だから自己で考えさせる。そして集団で考えさせる。そのような時間を取った。問題点はもっと活動時間を保障すべきだったことにある。更にメモの仕方,話し合いの仕方を指導すべきだった。話し合いの仕方は一人一人が発言して,同じ問いがないかどうかを確かめさせるとよかった。「私は,〜を質問したいと思います。同じ質問の人はいますか。」いたら次の人が質問する。いなかったら,その質問で決定する。このような話し合いの仕方を指導すべきだった。このように新たな学びがあるから,授業は楽しいのである。思考が学習対象になる授業は子供の反応を想定するのが難しい。
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6月10日(木) 総合的な学習の授業公開 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月12日(土)21時13分19秒

 忙しい一週間だった。昨日,校内の実習生の研究授業と検討会を終え,本日私の校内研究授業を終えた。教育実習の指導計画が私の分掌なので,指導教官とともに授業づくりに参画した。その準備で,毎日遅くなった。出勤と退勤が一番に近いくらいの私にとって,退勤時間が遅いというのはめずらしいことである。退勤時間が遅くなると帰宅後の仕事も遅くなる。それで頭の回転が鈍る。その結果が,今日の授業公開だった。自己評定は10段階の6である。子供の思考や活動に,校内の先生方は驚いただろう。しかし私の思考の切れ味が悪かった。それでも,目的である総合的な学習でも指導と評価が必要だということと課題づくりは子供の興味・関心から始めることを提案することができた。総合的学習の提案としてはよくできている。来週月曜日の大学生の授業公開用の指導案を準備して退勤した。事前指導で私が指導してきた教育大生の授業公開である。ずいぶんと鍛えた。楽しみである。さすがに昨日は,日記を書けなかった。今日は来週の学年通信をこれから書いて,ゆっくり寝ることができる。現在19:00。
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6月8日(火) 校内研修会   投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月10日(木)18時56分24秒

 今日も7時25分に出勤。すぐに印刷,丁合に取りかかる。7時50分くらいで10日の指導案の印刷を終了した。その後,丁合が8時25分の打合せまでかかった。朝から多忙だった。この資料で研修会議の際に提案した。辛辣な私の発言に対しても,応援してくださる先生がいらっしゃった。有り難いことである。10年以上も美園の研究は話にならないものだったらしい。しかし今は,力ある先生が多いので,今後は期待できるだろう。私はいつまでいるかわからないが。/ 〇〇先生が来週からいなっしゃらなくことを子供たちにお話した。するとお別れの作文を放課後に書いている子がいた。その心が大切である。〇〇先生がいらっしゃらなくなる。何かお礼を書きたい。このように考えるのが,相手を大切にすることである。

6月7日 今年度,最後の大学での授業  投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月 8日(火)23時11分20秒

今日は大学での今年度最後の授業だった。言いたいことがたくさんあったが,特に指導案の話をした。指導案は案である。問題は目の前の子供である。目の前の子供の実態を教師が知り,向上させるにはどうしたらよいかと思案をめぐらすのが指導案である。教材のことだけを書いた指導案など子供にとって必要であはない。子供の実態を診断し,評価し,指導を加える。see-do-planである。評価から授業が始まる。このことをわかってもらいたくて,多くの例を引いた。私の本に書いたことの多くも「学習者の実態評価から授業を始めよ。」である。よい教師になって頂きたい。そのために私の本を始め,多くの実践を書いた本を読んでもらいたい。今日受理したレポートはとてもよく書けていた。嬉しい。明日は,研修会議での提案である。これから指導案を修正する。更に依頼状を3通書く。忙しいことを喜べる広い心を持ちたい。(^_^)v 

6月6日(日) マスターカード開発の1日 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月 7日(月)20時20分23秒

 今日は,午前中で8枚のカードを書いた。30分で1枚を書かないと夏休み中に終わらない。何とか夏休み中に完成させ,全国の小学生に3学期から使ってもらいたい。今日は,4年生用の読書感想文の書き方カードを書いた。さらに聴写のカードを書いた。このカードを使うと2年生でもすぐに原稿用紙の書き方,区切り符号の使い方が身に付くだろう。教材開発は,まさに産みの苦しみである。しかし,この努力により使いやすい教材が一つでも生まれると苦労が報われる。やはり,日曜日には仕事がはかどる。この調子で,後16枚を今日の目標にしよう。4つの言語活動用のマスターカードである。テストの「答え方」に着手する。
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6月5日(土) 頭の切り替え 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月 6日(日)12時30分49秒

 生産性の低い一日だった。校務から執筆までの頭の切り替えに時間がかかる。半日くらい,頭が思うように回転しない。最近の土曜日は頭の切り替えに苦しんでいる。今日の完成稿は6枚である。何たる少なさ。後,何10枚残っているのやら。しかし「読書感想文」の書き方をまとめることガできた。明日は,20枚の完成稿を目指そう。全てが小学生の国語学力向上のためである。「いつもパソコンを打っていて,楽しいの。」という質問を過去の同僚にされたことがある。楽しいとか楽しくないという問題ではない。これが教師の仕事である。確かに文章を書くことが好きな私でも,書きたくなくなることもある。しかし,書き続けることができることに感謝している。

6月4日(金) 授業公開関係  投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月 5日(土)22時43分46秒

 今日も7時20分出勤。学級通信の印刷に時間がかかった。今週分をすべて今日発行した。今週は,なぜか家で仕事ができなかった。そこで通信も発行していなかった。ただし通信自体は書きためていたので,それを昨日整理して今日発行した。こんなに一度に通信をもらっても,保護者は読みたくないだろう。しかも内容は授業記録が多い。面白くない。しかし授業記録で子供たちの変容がわかる。時間がたつと価値が増す。更に半分は子供の作品なので,そちらの方には関心が高いだろう。10分間で運動会の作文を書かせた。学級の半数の子は10分間で200字以上を書くようになった。段落をきちんと使って,上手に書いている。今日は1組と2組で作文を書かせた。どちらの組でも20分もあれば,ほぼ全員が200字以上を完成させる。しかし形式的な文章なので,少し変化させたいと考えている。1時間目は,1組で作文指導をした。昨年度は補欠の係だったので他の学級での授業をよく行っていた。今年度は係が違うので,他の学級で授業をしたのは始めてである。2時間目は2組で漢字指導を行った。スキルの51ページ3回目と53ページ2回目である。平均点は89点と87点だった。ほとんど進歩していない。同じ子が同じ漢字で間違っている。間違った漢字を復習するシステムを指導していないことが原因である。間違った漢字を赤で3つ書く時間を保障しよう。そして,日を置いて再テストしてみる。3時間目は算数である。繰り下がりのひき算で,教科書3ページを進んだ。全員,教科書に解を書かせ,私が丸を付けた。4時間目は遠足の作文である。題材,書き方を指導した後,20分間でほぼ全員が書いた。5時間目は大学生と交流した。再来週授業を行う学生他3名が来校した。私のゲームと学生のゲームを6つくらい行った。子供たちは,かなり調子にのっていた。集団は善くもなり悪くもなる。気を付けたいものである。清掃指導後,個別指導を行っている。30分くらいで終了した。来週の大学の授業準備をして退勤した。14時30分から全道国語研究大会の初会合出席のため,コミュニティープラザへ行く。2時間くらいの会合だった。来年のことなので何年生担任になるのかが気掛かりである。早速授業公開を約束した。7月上旬で,ということなので,7月8日に決めた。7時過ぎに帰宅する。今日も仕事をする余力はない。最近,家で仕事をする気力というか余力がない。仕事がたまる。/ 6月10日(木)2校時目9時30分から総合的な学習の授業を公開する。課題を決定する場面である。校内研究会なので,教室があふれるだろう。大学の教官や大学院生も参観に来てくださる。保護者の方も,是非いらっしゃって頂きたい。6月14日(月)5校時目13時05分から大学生が行う国語の授業である。これまで私が指導した学生の一人が授業を行う。授業後は,大学生への授業を会議室で私が行う。本時の授業反省とこれまでの私の授業のまとめである。6月17日(木)1校時目から総合的な学習での探検へ行く。岩見沢駅,FMはまなす,中央バスでインタビューさせて頂く。9時20分スタートで40分ごと調査させて頂く。12時には帰校なので,忙しい。保護者の方も,是非参観して頂きたい。7月1日(木)5校時目,保護者参観である。総合の発表になるかな。まだ決定していない。7月8日(木)国語科「話すこと・聞くこと」の授業を公開する。来年の全道国語研究大会では「話すこと・聞くこと」の授業を公開する。来年10月,南小学校である。その一つのたたき台として全道国語研究大会に関わる先生方への公開授業である。もちろん保護者の方も,是非参観して頂きたい。7月12日(月)親子で江別へ行く。多くの保護者の方が参加してくださる。あゆみ提出が20日なので,あっという間に1学期が終わる。このような授業公開予定である。
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6月3日(木) 遠足,算数テスト平均点,漢字指導の実践 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月 4日(金)20時17分14秒

 今日は遠足だった。利根別原生林へ行った。よい場所である。大正池には,えびがたくさんいた。子供たちと楽しい一日を過ごした。/ 昨日の1時間目に算数の業者テストを実施した。表にする問題と時刻とくり上がりのたし算を筆算で行うものである。2年生第1回目の業者テストには表裏に問題がびっしり詰まっていた。進度はやや遅れているが,低学年は授業時数が標準時数より多い。だから,ゆっくり進めている。表の表の問題と時刻での平均点は90点丁度だった。裏の筆算は平均点91点だった。平均点が90点でも,時計を読めていない子が3人いた。平均点が90点を超えていても,安心できない。更にできなかった子のために努力する必要がある。評定を終えても指導が必要である。/ 昨日の2時間目は漢字指導を実習生に公開した。15分で新出漢字4題の読みと書きの指導を終え,最後に書きテストを実施することができた。新出漢字4題でスキルの5題テストができるから4つの指導で終えた。スキル45ページの2回目テストで平均点90点だった。続けて47ページの1回目テストを実施した。平均点93点だった。いずれも以前に指導を終えている漢字である。そして新しい漢字53ページの漢字指導を15分で行った。全員起立。教科書巻末の『すみれとあり』の漢字を読む練習をします。最初の漢字は何ですか。私がその漢字を板書しているうちに,何度か言って読みを覚える。4つの漢字を終えたら,こう言った。読みを手で隠して,この4つの漢字を読めたら座ります。座ったら座った子どうしで確かめます。全員が座ったら,スキルの読みテストをさせた。全員起立。下の読みを隠して,向かいの子に合ってるよと言われたら座ります。読み終了までで3分間だった。危ない子は,私がテストしている。全員合格。全員起立。黒板の漢字に筆順を入れならが空書きをさせる。空書き,さんはい。近いのちか,いち,に,さん,し,ご,ろおく,しち。掌書きで書けたら座ります。座ったら誰かに確かめてもらいます。合ってるよと言われたら,鉛筆を持って書いてよし。始め。漢字4つの全員完了まで10分間かかった。漢字テスト2分間,始め。速い子は1分間で終わった。終わったら丸を付けてノートを出します。これで終了した。全員のノートを点検し点数を記録してから返却した。全員のノートを持って来させて記録すると,それだけで10分間くらいかかる。そこで私ができた子のノートを見て合っているかどうかだけを確かめる。全員のノートを見て,出席番号順に点数を言わせて記録する方法だと5分間くらいで終わる。漢字テスト専用の紙を持たせるとよいかもしれない。それを点検して提出させる。すると提出完了まで3分くらいで終わるだろう。指導法は,これでよい。今後は記録方法の開発に努力しよう。授業は時間との勝負である。手遊びしている子を注意する余裕などない。スキル53ページの平均点は86点だった。1回目ということと15分のリズムに慣れていないので低かったのだろう。2回目の書きテストを次回の授業で行う。1回の指導で90点を超えたいものである。

6月2日 痛恨の日 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月 3日(木)16時40分51秒

 朝から涙が出て止まらなかった。結局,朝の学級指導でも話しているうちに涙が出て止まらなかった。私が感傷的なだけではない。かわいそうで仕方がない事件だからである。被害者が,とにかくかわいそうである。同じ学級担任として,どうして気づかなかったのかと憤りを覚える。給食準備時間は,ふらふらする子が多い。その時間に子供がいなくなったことを担任に気づいてほしかった。教室にいても他の仕事で錯綜する時間でもあるので難しいとも言えるが。朝の教職員の打ち合わせの時間,休み時間,給食準備時間,清掃時間は子供の気が緩む。気を付けなくてはいけない時間帯である。とにかく悲しい事件である。御手洗怜美さんの御冥福を心からお祈りさせて頂く。

6月1日 小学校教師の1日 投稿者:柳谷直明  投稿日: 6月 2日(水)20時38分47秒

 今日も激しい一日だった。朝7時20分出勤。書類整理,学生のレポート整理。授業準備。挨拶運動で校外へ。8時20分くらいに戻る。25分から打ち合わせ。40分には教室で学級指導。私の学級指導は3分くらいで終わる。今日は明日の生活科で遠足おやつを買いに行く話をした。1時間目は運動会の後片付け。教室や廊下をきれいにした。そんなに遊んでいる子はいなかった。早く終わらせて,作文を書かせた。10分間で運動会を書かせた。10分間で書いた子は半数くらいだった。まだ鍛える必要がある。2時間目は音楽だった。鍵盤で『ドレミのうた』を練習している。私は演奏できるようになった。子供たちも上達してきた。騒ぎ過ぎて,具合いが悪くなった子がいた。休み時間には,次回の大学での授業資料を印刷した。3時間目は算数だった。教科書の丸付けをした。テスト範囲の問題で残っていたところを全て終わらせた。全部,一応は終わっているのだが,教科書問題で残っていたところの丸付けを全員分した。4時間目は国語だった。国語では漢字テストをした。詳しくは別に書く。今日は弁当だったので,弁当をさっさと食べた。そして5時間目の前に席替えをした。いつも通りにお見合い式である。5時間目は生活科である。生活科ではジャガイモを植えた。長靴で通勤するわけにはいかないので,短靴で植えた。子供たちも,靴が汚れた子が多かった。1人2個ずつ植えた。厚意で起こしてくださった畑である。心から感謝したい。ようやく植えることができて安心した。そして教室に戻り,下校である。清掃指導をした。清掃途中から,私は校舎の周りの花壇整理に行った。先生方全員で行った。教室に戻り,放課後学習をしていた子の指導を行う。3時には全員が下校した。私も退勤した。これが小学校教師の一日である。お茶を飲む暇も少ししかない。しかし,授業時間をきちんと保障することは教師にとって当たり前のことである。授業時間に遅れるような教師になりたくない。学習日記を子供たちに書かせているが,自分で書いたらこんなに長くなった。(^_^)v /学生に指導案を書かせた。体裁はよくできていた。しかしA評定にできる指導案は少なかった。どうして言ったことを書かないのか。子供の実態から授業を始める。この必然性がわからない学生が多かった。来週は最終講義になる。何度でも繰り返して言う。子供の実態から授業を考えないから,子供にとって必要のないことを繰り返すことになる。必要のないことを繰り返しても,定着しない。1人の教師が36人全員の必要性に応えることはできない。しかし限りなく全員の必要性に応じる努力が教師には必要なのである。だから,速くできた子にも課題を与える。速くできない子も放置しない。1人で36通りの思考が必要になる。そんなことはできないので,学級集団の相乗的な効果を利用する。学習する集団に育てることにより,一人一人の必要性に応える授業に近づけることができる。『学級を学習集団に育てる』が間もなく発刊になる。60ページも書かせて頂いた。発刊が楽しみな本である。ここに個と集団を育てる実践を書いた。/漢字指導の試みを書く。教科書巻末を開く。漢字5つを読む。左手で読みを隠す。読めなかったら,読みを見る。見ないで読めるようになったら座る。座った子は,掌書きで書きを練習している。(ここまでで5分間。)漢字スキルの読みテストを行う。座ったら,もう一度隣の子に確かめてもらう。ここまでできたら鉛筆を持ってよい。なぞり書きをしていてよいことにする。(ここまでで5分間。)黒板に読みのときに板書しておいた漢字に筆順を入れる。やはり板書しておいて,その後いっしょに空書きをする方が覚えやすいだろう。覚えたら座る。座ってから,更に確かめてもらう。(5つの漢字指導終了まで10分間。)20分くらいで,新出漢字5つの指導を終えた。まだ速くできるだろう。そして51ページでテストした。速い子は,1分間でテストを終えた。全員のノートを提出させた。今回は自己採点が甘かった。「曜」をきちんと書いていない子が多かった。ふるとりは1年生から扱ってきた。しかし,まだきちんと全員に定着していない。平均点は89点だった。これは再度テストする必要がある。100点以外の子にだけ必要性があるテストと言える。100点だった子は,先に進ませる。