国語テストの読解を通して,答えを選択する能力を育てる(本番)
*ダウンロード後にワードで縦書きにしてからお使いください。
お話を 読んで、問いに 答えましょう。(音読ならば 二四〇秒くらいで 読みましょう。声を 出さない 黙読でも よいです。)
天才とは、どのような 人を 言うのでしょうか。ここに 一人の 天才を 紹介しましょう。
その 人は イチロー選手です。みなさん、知っていますね。イチロー選手は、一九七三年一〇月二二日に 愛知県で 生まれました。
イチローは、小学三年生から スポーツ少年団の 野球部へ 入りました。少年団の 練習は 日曜日だけでした。しかも、三時間しか ありませんでした。それを 不満に 思った イチローは、お父さんに 野球の 練習を お願いしました。こうして お父さんと イチローの 野球の 練習が 始まったのです。
イチローは、グラウンドでの 練習の あと、バッティングセンターへ 通うように なりました。一年間の 三六五日のうち、三〇〇日くらい 通ったそうです。これほど 野球の 練習をしていた 小学生が 全国に いたでしょうか。いないでしょう。
今では 大リーグで 大活躍する イチロー選手です。彼は、野球の 天才と 言えるでしょう。その 天才は、小学生時代に 日本で 一番 練習して いたのです。つまり、イチロー選手は 誰にも 負けない 練習を したから 天才に なったのです。
このように 努力する ことで 天才に なった イチロー選手は、私たちに 希望を 与えてくれます。誰でも 努力する ことで 向上する ことが できるのです。
一 誰の お話ですか。( )です。
二 何の 練習を したのですか。( )の練習です。
三 いつから スポーツ少年団へ 入りましたか。( )からです。
四 どこへ 通うように なりましたか。( )です。
五 小学生時代に どのくらい 練習して いたのですか。日本で( )です。
六 なぜ、天才に なったのですか。( )した からです。
七 どうする ことが できるのですか。( )ことが できるのです。
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参考文献、佐藤健『イチロー』講談社、二〇〇〇年一一月。