2003.12.02UP

 国語テストの読解を通して,答えを選択する能力を育てる(本番)

 *ダウンロード後にワードで縦書きにしてからお使いください。


 

 お(はなし)を 読んで(よ  )問い(と )に (こた)えましょう。(音読(おんどく)ならば 二四〇(びょう)くらいで ()みましょう。(こえ)を 出さない(だ   ) 黙読(もくどく)でも よいです。)

天才(てんさい)とは、どのような (ひと)を 言う(い )のでしょうか。ここに 一人(ひとり)の 天才を 紹介(しょうかい)しましょう。

その 人は イチロー(いちろう)選手(せんしゅ)です。みなさん、()っていますね。イチロー選手は、一九七三(ねん)一〇月(   がつ)二二日(    にち)に 愛知県(あいちけん)で ()まれました。

イチローは、小学(しょうがく)三年生(   ねんせい)から スポーツ(すぽうつ)少年団(しょうねんだん)の 野球部(やきゅうぶ)へ (はい)りました。少年団の 練習(れんしゅう)は 日曜日(にちようび)だけでした。しかも、三時間(3じかん)しか ありませんでした。それを 不満(ふまん)に (おも)った イチローは、お(とう)さんに 野球(やきゅう)の 練習を お(ねが)いしました。こうして お父さんと イチローの 野球の 練習が (はじ)まったのです。

イチローは、グラウンドでの 練習の あと、バッティングセンターへ (かよ)うように なりました。一年間(ねんかん)の 三六五日のうち、三〇〇日くらい 通ったそうです。これほど 野球の 練習をしていた 小学生が 全国(ぜんこく)に いたでしょうか。いないでしょう。

今では 大リーグで 大活躍(   かつやく)する イチロー選手です。(かれ)は、野球の 天才と 言えるでしょう。その 天才は、小学生時代(じだい)に 日本(にほん)で 一番(いちばん) 練習して いたのです。つまり、イチロー選手は (だれ)にも 負けない 練習を したから 天才に なったのです。

 このように 努力(どりょく)する ことで 天才に なった イチロー選手は、(わたし)たちに 希望(きぼう)を (あた)えてくれます。誰でも 努力する ことで 向上(こうじょう)する ことが できるのです。

一 誰の お話ですか。(          )です。

二 (なん)の 練習を したのですか。(          )の練習です。

三 いつから スポーツ少年団へ 入りましたか。(              )からです。

四 どこへ 通うように なりましたか。(                    )です。

五 小学生時代に どのくらい 練習して いたのですか。日本で(        )です。

六 なぜ、天才に なったのですか。(            )した からです。

七 どうする ことが できるのですか。(            )ことが できるのです。

   参考(さんこう)文献(ぶんけん)佐藤(さとう)(けん)『イチロー』講談社(こうだんしゃ)、二〇〇〇年一一月。